この記事では、履歴書テンプレート一枚タイプの無料ダウンロード先と、アルバイト・転職・新卒の用途別の選び方を採用担当者の視点から解説します。一枚でOKな場面とNGな場面の判断基準、書類選考を通過するための書き方のコツも紹介します。
履歴書テンプレート一枚でいい?採用担当者の本音
「一枚の履歴書テンプレートで失礼にならないか」という疑問は、アルバイト応募でも転職活動でも共通して生じます。採用担当者が実際に確認しているのは「一枚か二枚か」ではなく、記入されている内容の質と密度です。ただし、応募先の雇用形態によって適切なテンプレートは明確に異なります。
採用担当者はここを見ている
- 「一枚か二枚か」よりも、記入内容の充実度と空白のなさを優先して確認する
- アルバイト・パート採用では、A4一枚のシンプルな書式が現場標準として定着している
- 転職(正社員)では、一枚テンプレートでは職歴欄が不足し情報量不足と判断されるケースが多い
アルバイト・パートなら一枚で問題ない
アルバイト・パートの採用現場では、A4一枚タイプの履歴書テンプレートが広く使われています。採用担当者が確認するのは、氏名・連絡先・学歴・簡単な職歴・志望動機・希望シフトの6点が中心です。
これらの情報はA4一枚に収まるため、一枚テンプレートで十分な情報を伝えることができます。むしろ、記入欄が多い二枚タイプを選んで空白だらけになるほうが、採用担当者に「書くことがないのに欄を埋めようとした」という印象を与えます。
大手コンビニチェーンやスーパー・飲食チェーンの採用現場では、一枚のA4用紙に必要事項が収まるテンプレートが標準として定着しています。書く量が少ない分、「空白のない、密度の高い一枚」を仕上げることが通過の鍵になります。
転職活動(正社員)では一枚テンプレートが逆効果になる理由
転職で正社員・契約社員の求人に応募する場合、一枚テンプレートでは職歴欄の行数が2〜3行分しかなく、複数社の経験を正確に伝えられません。
たとえば、これまで2社で働いた経験がある方の場合、「入社・在職・退職」の3行×2社=最低6行が必要です。一枚テンプレートではこの職歴が収まらず、採用担当者が職歴の全容を把握できない状態になります。転職活動ではA4二枚かA3一枚(二つ折り)のテンプレートを選んでください。
| 状況 | 推奨テンプレート | 一枚でいい? |
|---|---|---|
| アルバイト・パート応募 | A4一枚タイプ | OK |
| 第二新卒(職歴1社のみ) | A4一枚でも可 | 条件付きOK |
| 新卒就活 | A4二枚 or A3一枚 | 二枚推奨 |
| 転職(正社員・複数社経験) | A4二枚 or A3一枚 | NG |
一枚タイプ履歴書テンプレートの無料ダウンロード先
一枚タイプの履歴書テンプレートは複数のサービスが無料で提供しています。信頼性・汎用性の高い順に紹介します。
厚生労働省公式サイト(最も信頼性が高い)
厚生労働省は2021年4月に履歴書の推奨様式を改定し、公式サイトで無料ダウンロードを提供しています。様式は4種類あり、このうち「A3判1枚印刷タイプ」と「B4判1枚印刷タイプ」が、物理的に一枚で完結する様式です(二つ折りにして使います)。
2021年の改定で大きく変わったのは、「通勤時間」「扶養家族数」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各欄が記入任意になった点です。プライバシーに配慮した設計になっており、これらは書かなくても問題ありません。応募先の企業に指定書式がない場合、この様式を使うのが最も安全な選択です。
厚生労働省様式の一枚タイプ一覧
- A3判1枚印刷(二つ折り):A4二枚と同じ記入量を一枚に収めた様式。自宅プリンターでA3印刷が必要
- B4判1枚印刷(二つ折り):B5二枚相当の記入量。コンビニ印刷でも対応しやすいサイズ
ただし、厚生労働省様式にはアルバイト向けのシンプルな一枚タイプ(本人希望欄・シフト欄付き)は含まれていません。アルバイト応募には、次に紹介する転職・就職サービスのテンプレートが適しています。
転職・就職サービスの一枚テンプレート
リクナビNEXT・タウンワーク・バイトルなど大手サービスは、アルバイト向けのA4一枚テンプレートを無料で提供しています。学歴欄・職歴欄・志望動機欄・シフト希望欄がバランスよく配置されており、採用担当者が知りたい情報を過不足なく記入できます。
これらのテンプレートはどのサービスのものを使っても問題ありません。「〇〇のテンプレートは△△の会社には使えない」という規則はなく、使いやすいものを一つ選んで使い回せます。テンプレート選びに迷っている場合は、採用担当者が評価する選び方をまとめた記事も参考にしてください。
無料テンプレートのおすすめ比較と選び方の注意点はこちらでも解説しています。

Word・Excel・PDF形式の選び方
同じ一枚テンプレートでも、ファイル形式によって使い勝手が変わります。自分の作業環境に合わせて選んでください。
| 形式 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| Word(.docx) | テキスト編集が多い・Officeに慣れている | PCが必須。スマホからの編集はレイアウトが崩れやすい |
| Excel(.xlsx) | 表のセル幅を細かく調整したい | 印刷時のレイアウトずれに注意が必要 |
| 手書き入力・メール添付が多い | 入力できないPDFは印刷後に手書き |
PCで作成・印刷する場合はWordかExcelが使いやすく、メール提出の場合はPDF変換してから送るのが標準的なマナーです。スマホだけで完結させたい場合は、スマホ対応の履歴書作成ツールを活用するのが効率的です。
採用担当者視点で選んだ履歴書作成ツールの比較も参考にしてください。

用途別・おすすめ一枚テンプレートの選び方
一枚テンプレートには複数の種類があり、記入欄の配置と量が異なります。自分の状況に合ったものを選ぶことが、書類選考通過への第一歩です。
アルバイト・パート応募向けテンプレートの特徴
アルバイト・パート向けの一枚テンプレートには、一般的に以下の欄が設けられています。
- 氏名・連絡先:フリガナ、住所、電話番号、メールアドレス
- 学歴欄:最終学歴の在学・卒業年月のみ記入できるコンパクトな行数
- 職歴欄:アルバイト経験を2〜3件記入できる行数
- 志望動機欄:5〜8行程度のスペース
- 本人希望欄:希望勤務日・時間帯・曜日などを記入するアルバイト特有の欄
なかでも本人希望欄がある一枚テンプレートを選ぶと、採用担当者がシフト調整をスムーズに行えるため、採用可否の判断が早まります。希望条件が採用側の求める条件に合えば、書類選考の段階で有利に働きます。
第二新卒・社会人経験が少ない人向けの一枚テンプレート
第二新卒(社会人経験1〜3年)や転職回数が1回で職歴が1社のみという方は、状況によって一枚テンプレートが正社員応募でも選択肢に入ります。ただし、以下の条件をすべて満たしている場合に限ります。
- 職歴が1社のみで、在職期間が1〜3年程度
- 学歴が高校・大学の2行で収まる
- 資格・免許欄に書く内容が2〜3行以内
これらすべてに当てはまる場合は、一枚テンプレートでも職歴・学歴・資格・志望動機のすべてを過不足なく記入できます。迷う場合は実際に記入してみてバランスを確認し、空白が目立つようであれば二枚タイプに切り替えてください。
転職で一枚を使う場合の注意点
転職で複数社の職歴がある場合、一枚テンプレートは原則として避けてください。ただし、応募先が指定した書式が一枚型だった場合など、やむを得ず一枚を使う場面もあります。その際の対処法を確認しておきましょう。
NG例
職歴が4行以上必要なのに、一枚テンプレートの2行しかない職歴欄に「以上2社略」と書いて省略した。採用担当者には「経歴を隠しているのでは」という疑念を与えます。
良い対処法
- 一枚テンプレートの指定がある場合、直近の在職歴2社を職歴欄に記入し、「職務経歴書に詳細を記載」と書き添える
- 職務経歴書を別途添付して、全職歴の詳細を補う
一枚テンプレートで書類選考を通過するコツ
一枚テンプレートを使う場合、記入スペースが限られているだけに、一行一行の内容が選考結果に直結します。採用担当者が必ず確認するポイントを押さえておいてください。
採用担当者はここを見ている
- 志望動機欄に空白がないか:「特にありません」「いろいろあります」は問答無用で不採用候補に入る
- 写真の印象:履歴書の写真は「この人と一緒に働けるか」を判断する最初の材料
- 日付・捺印の有無:基本的な記入漏れは「注意力がない」という判断につながる
- 字の丁寧さ(手書きの場合):うまい字より、丁寧に書かれた字のほうが採用担当者の印象が良い
志望動機欄を空白にしない
一枚テンプレートでは、志望動機欄のスペースが5〜8行程度に限られています。この限られたスペースで採用担当者の目を引くには、「なぜここで働きたいのか」を具体的に1点絞って書くことが最も効果的です。複数のことを詰め込もうとすると、どれも薄い内容になります。
NG例
「御社の雰囲気が良く、ぜひ働きたいと思い応募しました。精一杯頑張ります。」なぜ「御社」なのかの具体性がなく、採用担当者には「どこにでも同じことを書いている」と判断されます。
良い例文
「週3日・10〜18時のシフト希望に対応いただける点が、現在通学中の自分のスケジュールと合致しています。接客のアルバイト経験が1年半あり、レジ操作とクレーム対応は即日から担当できます。できれば2年以上の長期勤務を希望しており、安定して働ける環境を求めて応募しました。」
良い例は「なぜここか(シフト適合)」「何ができるか(即戦力)」「どれだけ働けるか(長期)」の3点を100字以内に収めています。採用担当者が知りたい情報が明確に伝わるため、面接に進みやすくなります。
写真・日付・押印の確認
書類選考で落ちる原因の一つに、基本的な記入漏れがあります。一枚テンプレートを提出する前に以下の3点を必ず確認してください。
- 写真の貼付:縦4cm×横3cmが標準サイズ。3ヶ月以内に撮影したもの。私服OKの求人以外はスーツ着用が基本
- 日付:提出日(郵送なら投函日、手渡しなら面接当日)を記入。履歴書本体の日付と封筒の日付が一致しているか確認する
- 押印:捺印欄がある場合は必ず押印。シャチハタは不可、認め印が原則
記入漏れを防ぐには、履歴書作成ツールを使うのが効果的です。主要なツールは必須項目の入力チェック機能を備えており、提出前の確認作業を大幅に省力化できます。

まとめ
- アルバイト・パート応募には一枚テンプレートで十分。採用担当者は「一枚か二枚か」より内容の質を見ている
- 転職(正社員)で複数社の職歴がある場合は、A4二枚またはA3一枚(二つ折り)が標準
- 信頼性の高い一枚テンプレートは、厚生労働省公式サイト・リクナビNEXT・タウンワーク等で無料ダウンロードできる
- ファイル形式はWord・Excel・PDFから自分の作業環境に合ったものを選ぶ
- 書類選考通過には、志望動機の具体性・写真・日付・押印の3点確認が不可欠
一枚テンプレートは「シンプルで手抜き」ではなく、「状況に適した選択肢」です。自分の応募状況に合ったテンプレートを選び、限られたスペースで採用担当者に伝わる内容を書くことが通過への最短経路です。
履歴書テンプレート一枚に関するよくある質問
- 履歴書テンプレート一枚はどこでダウンロードできますか?
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厚生労働省公式サイト・リクナビNEXT・タウンワーク・バイトルなどで無料ダウンロードできます。厚生労働省の推奨様式を使う場合、アルバイト向けのシンプルな一枚型は民間サービスのテンプレートが適しています。厚生労働省様式の一枚タイプはA3判1枚またはB4判1枚の二つ折りタイプです。
- 転職活動でも履歴書テンプレート一枚を使っていいですか?
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原則として、転職(正社員・契約社員への応募)では一枚テンプレートではなくA4二枚またはA3一枚(二つ折り)の使用を推奨します。一枚テンプレートでは職歴欄が不足し、複数社の経験を正確に伝えられません。ただし、職歴が1社のみで在職期間が短い第二新卒の場合は、一枚で情報が収まることもあります。記入後に空白が目立たないかを確認してから提出してください。
- 厚生労働省の履歴書テンプレートと民間サービスのテンプレートの違いは何ですか?
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最大の違いは2021年4月の改定で、厚生労働省様式では「通勤時間」「扶養家族数」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各欄が記入任意となった点です。民間サービスのテンプレートにはこれらの欄が残っているものもあります。応募先が任意記入を強制していない限り、厚生労働省様式を使うほうが不要な個人情報の提出を避けられます。
- 履歴書テンプレートはWordとPDFどちらがいいですか?
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PCで記入して印刷・郵送する場合はWord(またはExcel)が編集しやすく、メールで送付する場合はPDFに変換してから送るのが標準的なマナーです。スマホのみで完結させたい場合は、PDF入力対応のアプリか、ブラウザで入力できる履歴書作成ツールが便利です。いずれの形式も無料で使えるサービスが多数あります。


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