この記事では、履歴書を郵送する際の封筒に書く日付のルールと、封筒の表面・裏面の書き方を解説します。提出方法(郵送・手渡し・メール)によって日付の正解が変わるポイントと、採用担当者が実際に見ているチェックポイントも紹介します。
履歴書の封筒に書く日付の基本ルール
封筒に書く日付で迷ったとき、もっとも多い疑問が「書いた日(作成日)と投函する日、どちらを書くのか」という点です。答えは「投函する日=投函日」を書くのが正解です。理由も含めて順に確認します。
郵送・手渡し・メール別、正しい日付の決め方
日付は「書類が採用担当者の手元に届く(または届けられる)タイミング」に合わせて記入します。
| 提出方法 | 書く日付 | ポイント |
|---|---|---|
| 郵送 | ポストに投函する日 | 封筒・履歴書・送付状を同じ日付にそろえる |
| 手渡し(持参) | 企業に持参する日 | 封字(〆)は書かないのがマナー |
| メール添付 | メールを送信する日 | 送信直前に日付を確認してから送る |
注意したいのは、履歴書本体・送付状・封筒の3点すべての日付を同じ日付にそろえることです。封筒だけ日付が前後すると、書類全体の整合性が崩れて「雑な印象」を与えます。
「作成日」を書いてはいけない理由
「先週書き上げた履歴書を今日ポストに入れる」という場合、書いた日(作成日)を封筒に記入してしまう人がいます。これには明確なリスクがあります。
採用担当者はここを見ている
- 封筒の日付と履歴書の日付が一致しているかどうかを確認している
- 日付が古すぎると「他社に応募した書類を使い回していないか」と疑われる可能性がある
- 誤配などのトラブルが発生した際、投函日が明記されていれば「応募者のミスではない」と証明できる
採用担当者はこうした細部から「この人がどれだけ丁寧に書類を作ったか」を読み取ります。作成日と投函日が異なる場合は、封筒に記入するのは必ず投函する当日の日付にしてください。
和暦・西暦どちらでもよい、ただし全書類を統一する
封筒に書く日付は和暦(令和〇年)・西暦(20〇〇年)のどちらを使っても問題ありません。採用担当者から指定がある場合はそれに従い、指定がなければ自分で選択して構いません。
ただし、一度選んだ表記は履歴書・送付状・封筒のすべてに統一することが絶対条件です。書類によって和暦と西暦が混在していると、細部の確認が甘い印象を与えます。
NG例
封筒:令和7年5月20日 / 履歴書:2025年5月20日
→ 同じ日付でも和暦・西暦が混在すると、書類全体の統一感が崩れます。
封筒裏面の書き方:日付の位置と記入方法
封筒裏面に書く情報は「日付・住所・氏名・封字(〆)」の4つです。それぞれの位置と書き方を確認しましょう。
日付は「裏面の左上」に書く
封筒の裏面では、日付を左上に記入するのが基本です。裏面の左下には住所・氏名を書くのが一般的なため、日付だけが左上に単独で書かれる形になります。縦書き封筒でも横書き封筒でも、左上が標準と覚えておけば問題ありません。
書く場所が分からないまま空白にしてしまうケースがよく見られますが、日付がないと採用担当者が書類の管理をしにくくなります。位置を確認したうえで、必ず記入するようにしましょう。
縦書き封筒は漢数字、横書き封筒はアラビア数字
日付を書く際の数字の種類は、封筒の向き(縦・横)によって使い分けます。
| 封筒の向き | 使用する数字 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 縦書き | 漢数字 | 令和七年五月二十日 |
| 横書き | アラビア数字 | 2026年5月20日 |
縦書きの封筒で「2026年5月20日」のようにアラビア数字を書くと、見た目が不自然になります。封筒の向きに合わせた数字を使うことで、書類全体の丁寧さが際立ちます。
裏面に書くべき4つの情報と配置
封筒裏面の記載事項をまとめます。
- 日付:裏面の左上(投函日を記入)
- 住所:裏面の左下(都道府県から省略せず記入)
- 氏名:住所の右側または下に記入(住所よりひと回り大きな文字で)
- 封字(〆):封筒の綴じ目の中央に書く。「×」は「誤り」の意味に取られる場合があるため注意
採用担当者はここを見ている
- 封字が「〆」ではなく「×」になっていないか
- 住所が都道府県から省略なく書かれているか(履歴書本体と一致しているか)
- 氏名が住所よりも視認しやすい大きさで書かれているか
封筒表面の正しい書き方
封筒の裏面と同様に、表面の書き方も採用担当者の目に触れる第一印象です。宛名・住所・「履歴書在中」の3点を正確に書きましょう。
宛名は「御中」と「様」を使い分ける
宛名の敬称は相手が「組織」か「個人」かによって使い分けます。
| 宛先の種類 | 使う敬称 | 記入例 |
|---|---|---|
| 企業名・部署名あて | 御中 | 株式会社〇〇 人事部 御中 |
| 個人名あて | 様 | 株式会社〇〇 人事部 田中太郎 様 |
NG例
「株式会社〇〇 人事部 御中 田中太郎 様」
→ 「御中」と「様」を同時に使うのは誤りです。どちらか一方のみを使います。採用担当者に個人名が分かっている場合は「様」、分からない場合は「御中」を選びます。
「履歴書在中」は赤字で左下に書く
「履歴書在中」の文字を封筒の表面に書くことで、採用担当者が書類の種類を封を開ける前に把握できます。
- 色は赤で書く
- 書く位置は封筒表面の左下(縦書き封筒の場合は右下)
- 赤ペンまたは赤スタンプを使い、文字の周囲を赤枠で囲む
- 「応募書類在中」でも代用可能
「履歴書在中」の記載は義務ではありませんが、書いておくと採用担当者が大量の書類を仕分けする際に一目で識別できます。書かない場合でも減点にはなりませんが、書いておく方が採用担当者への配慮として好印象につながります。
住所の書き方(都道府県から省略しない)
表面の送付先(企業)の住所は、都道府県から省略せずに書くのが正式マナーです。郵便番号を記入していても住所を省略することはマナー違反になります。ビル名・フロア・号室がある場合も省略せず記入します。
ペンは太さ0.7〜1.0mm程度の油性サインペンが宛名書きに適しています。細すぎると読みにくく、太すぎると文字がつぶれるため、事前にテスト書きをして確認しましょう。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →日付まわりでよくあるミスと書き損じの対処法
封筒は1枚しか手元にない場合も多く、書き損じると焦ります。ミスの種類別に正しい対処法を確認しておきましょう。
書き損じたら修正液はNG、1枚丸ごと書き直し
封筒に書き損じが発生した場合、修正液・修正テープ・二重線での訂正はすべてNGです。どんな小さなミスでも新しい封筒に1から書き直すことが鉄則です。
「この程度なら大丈夫」という判断は禁物です。修正液を使った封筒を送ると、採用担当者に「細部を大切にしない人」という印象を与えかねません。郵便局やコンビニで同じサイズの封筒を購入し、必ず書き直してください。
良い例:書き損じたときの正しい対処
- 新しい封筒を購入して最初から書き直す
- 書き直す前に、改めて投函日・宛名・住所を確認してから書き始める
- 書き損じ防止のために、先に鉛筆で下書きしてから油性ペンでなぞる方法も有効
封筒と書類の日付がズレていたときのリスク
たとえば「履歴書の日付:5月18日」「封筒の日付:5月20日」のようにズレがあると、採用担当者から見て書類の整合性が取れていないように映ります。
採用担当者はここを見ている
- 封筒・履歴書・送付状の3点すべての日付が一致しているかどうか
- 書類全体を「セット」として管理できているかどうかを見ている
- 日付が一致していない場合、注意力や丁寧さへの疑問につながることがある
封筒を書く前に、まず履歴書と送付状の日付を確定させてから封筒を書く手順にすることで、この問題を防げます。郵送当日の朝に「封筒・履歴書・送付状」の3点の日付を声に出して確認する習慣をつけると確実です。
日付を書き忘れた場合の対応
封筒の裏面に日付を書くことは「マナーとして推奨」されていますが、必須事項ではありません。日付の記入がなくても、採用担当者が書類を受け付けないということはありません。
ただし、郵便事故などで書類の到着が遅れた際に、投函日の証明ができなくなるリスクはあります。封筒を封する直前に裏面の記載事項を確認するチェックリストを作っておくと、書き忘れを防げます。
封筒の選び方と郵送時のマナー
書き方が正しくても、封筒のサイズや送り方にミスがあると台なしになります。基本事項を整理しておきましょう。
封筒のサイズと色の選び方
履歴書を入れる封筒は、A4サイズが折らずに入るサイズを選びます。
| 封筒の種類 | サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 角形2号 | 240mm × 332mm | 最もスタンダード。A4・B5両対応 |
| 角形A4号 | 228mm × 312mm | A4専用。スリムで持ち運びしやすい |
色は白色の封筒を選ぶのが基本です。茶封筒(クラフト封筒)は事務用として使われることが多く、就職・転職の書類送付にはやや格式が下がる印象を与えます。文具店や郵便局で「履歴書用」と記載された封筒を選ぶと間違いがありません。
折り方・クリアファイルの使い方
角形2号・角形A4号サイズの封筒を使えば、A4書類を折らずに入れられます。書類を折る必要がないため、採用担当者が読みやすい状態で届きます。
- クリアファイルに入れる:書類の汚れや湿気を防ぐため、クリアファイルにまとめてから封筒に入れる
- 書類の順番:上から「送付状・履歴書・職務経歴書・その他書類」の順で重ねる
- 書類の向き:封筒を開けたときに表面が上になるように入れる
切手代と貼り方のマナー
切手の料金は書類の総重量で決まります。一般的な履歴書・送付状・職務経歴書の組み合わせでは110〜140円程度が目安ですが、書類の枚数によって変わります。面倒でも郵便局の窓口で計量してもらい、正確な料金の切手を貼るのが確実です。料金不足で書類が返送されてしまうと、採用機会を失うことに直結します。
切手を貼る位置は、封筒の表面・左上(縦書き封筒の場合は右上)です。慶弔用の切手や記念切手は避け、通常の切手を使用します。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
- 封筒に書く日付は投函日(郵送)・持参日(手渡し)・送信日(メール)と提出方法で決まる
- 封筒・履歴書・送付状の3点の日付はすべて一致させること
- 和暦・西暦はどちらでもよいが書類全体で統一する
- 封筒裏面の日付は左上に書き、縦書きなら漢数字・横書きならアラビア数字を使う
- 書き損じは修正液NG。必ず新しい封筒に書き直す
- 封筒のサイズは角形2号または角形A4号、色は白を選ぶ
書類選考では内容と同じくらい、封筒の丁寧さも見られています。日付1つの整合性が、採用担当者の印象を左右します。
履歴書の封筒と日付に関するよくある質問
- 封筒に日付を書くのは必須ですか?
-
必須ではありませんが、書くことを強くおすすめします。採用担当者が書類の管理をしやすくなるほか、郵便トラブルが起きた際に「いつ投函したか」を証明できる役割もあります。
- 封筒の日付を書き間違えた場合、修正液を使っていいですか?
-
使えません。修正液・修正テープ・二重線での訂正はすべてNGです。どんな小さなミスでも必ず新しい封筒に書き直してください。
- 封筒の日付と履歴書の日付が1日ずれてしまいました。どうすればいいですか?
-
どちらかに合わせて書き直すのが理想です。封筒をまだ書いていない状態であれば、履歴書の日付に合わせて封筒を書けば問題ありません。すでに封筒を書いてしまった場合は、履歴書を書き直して日付を一致させてください。
- 履歴書を手渡しする場合も、封筒に日付を書きますか?
-
書きます。持参する日の日付を記入してください。ただし手渡しの場合、封筒はそのまま開けてもらうケースも多いため、封字(〆)は書かないのがマナーです。


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