履歴書の自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」のように正式名称で書き、最後に「取得」と記入するのが基本です。略称のまま書くと、書類作成が雑という印象につながることもあります。AT限定の明記や複数免許がある場合の順番、取得時期によって正式名称が変わるケースまで、採用担当者が実際に確認しているポイントとあわせて解説します。
履歴書の自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」と正式名称で書くのが正解
結論|「取得年月→正式名称→取得」の順で書く
履歴書の免許・資格欄に自動車免許を書くときは、運転免許証に記載された内容をもとに正式名称で書くのが原則です。日常会話で使う「普通免許」「車の免許」といった略称や、免許証にない自己流の表現は避けてください。
自動車免許の記載フォーマット
| 記載欄の項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 年月 | 取得年月(例:2022年4月) |
| 正式名称 | 普通自動車第一種運転免許 |
| 末尾 | 取得 |
年号は履歴書全体で和暦・西暦のどちらかに統一します。免許・資格欄の中でも、取得年月が古いものから順に並べるのが基本です。応募先の書式に指定がなく形式に迷う場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使うと免許欄の位置やスペースで迷わずに済みます。
良い例文・NG例
良い例文
2022年4月 普通自動車第一種運転免許 取得
NG例
- 「普通免許」取得 → 略称であり正式名称ではない
- 「自動車運転免許」取得 → 「普通」「第一種」が抜けている
- 「普通自動車免許」取得(AT限定なのに省略)→ MT車も運転できると誤解される
免許・資格をすべて書き終えたら、行を変えて右詰めで「以上」と記入して締めます。この基本形が押さえられていれば、応募先の職種を問わず自動車免許は正しく評価されます。
採用担当者は免許欄の「書き方」で何を見ているか
自動車免許は多くの応募者が保有しているため、免許欄そのものが合否を左右することはほとんどありません。ただし採用担当者は、免許の有無ではなく「正式名称を正確に書けているか」という書類作成の丁寧さを見ています。略称や省略表記が多いと、他の欄の記載も雑なのではと疑われることがあります。
採用担当者はここを見ている
- 免許名を正式名称で書けているか(事務処理の正確さの指標として見られる)
- 応募先の業務で使う車種と、免許で運転できる範囲が合っているか
- AT限定など運転条件を隠さず開示できているか
とくに運転業務がある求人では、入社手続きの段階で免許証のコピー提出を求める会社が多く、履歴書の記載と免許証の内容が食い違っていると印象が悪くなります。最初から免許証の記載どおりに正確に書くことが、遠回りに見えて一番の近道です。
免許の状況別の書き方|AT限定・他の免許との併記・複数免許の順番
AT限定の場合の正式名称と注意点
AT限定で免許を取得した方は、正式名称の後ろに条件を書き加えます。免許証の条件欄には「普通車はAT車に限る」と記載されており、これをもとに「(AT車に限る)」または一般的な表記の「(AT限定)」と書けば、どちらも採用担当者に正しく伝わります。
AT限定の良い例文
2022年4月 普通自動車第一種運転免許(AT車に限る) 取得
AT限定を省略して「普通自動車第一種運転免許」とだけ書くと、MT車も運転できると誤解されます。入社後にAT限定と判明すると経歴詐称とみなされることもあるため、AT限定は必ず明記してください。運転業務がない事務・接客・IT系の職種であれば、AT限定を正直に書いても選考への影響はほぼありません。アルバイト応募でも同様で、アルバイト用の履歴書テンプレートを使えば免許欄を含めた項目を簡潔にまとめられます。
バイク免許など他の免許と一緒に書く場合
自動車免許のほかに原付・バイクの免許を持っている場合も、同じ免許・資格欄にまとめて記載します。原付免許は自動車免許を取得すると自動的に付帯しますが、履歴書に書く際は自動車免許とは別に正式名称で分けて書くのが基本です。原付免許を単独で書くべきかどうか迷う場合は、履歴書の原付免許は書くべき?正式名称と記入例を徹底解説もあわせて確認してください。

複数免許がある場合の順番
自動車免許と二輪免許など複数の免許を持っている場合は、取得年月が古い順に記載するのが基本ルールです。応募先の業務に直結する免許があるときは、多少順番が前後しても構いません。採用担当者の目に留まりやすいよう、関連性の高いものを上に配置してください。
複数免許の記載例
2018年5月 普通自動車第一種運転免許 取得
2022年3月 普通自動二輪車免許(小型二輪) 取得
免許を取得した時期で正式名称が変わる場合がある|法改正の早見表
道路交通法の改正で普通自動車免許の区分が2度変わっているため、免許を取得した時期によって履歴書に書く正式名称が異なります。自分が取得した当時の名称ではなく、今手元にある免許証に記載された種別を確認することが最優先です。
| 取得時期 | 現在の免許区分 | 履歴書の記載例 |
|---|---|---|
| 2017年3月12日以降 | 普通自動車免許 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
| 2007年6月2日〜2017年3月11日 | 準中型自動車(5トン限定) | 準中型自動車第一種運転免許(5トン限定) 取得 |
| 2007年6月1日以前 | 普通自動車(旧規格) | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
免許証のどこを見れば正式名称がわかるか
自分がどの区分にあたるかは、運転免許証の表面で確認できます。「種類」の欄に記載された免許の名称と、「免許の条件等」の欄に書かれた条件を照らし合わせれば、履歴書に書くべき正式名称が特定できます。取得年月日も、免許証の交付日ではなく種類ごとの取得日を転記してください。古い名称のまま書いていると、採用担当者に確認不足という印象を与えることもあるため注意が必要です。2007〜2017年に取得して現在「準中型」区分になっている方は、準中型自動車免許の履歴書への書き方で記入例を詳しく確認できます。

ペーパードライバー・取得見込み・免許なしの場合の書き方
ペーパードライバーの場合
運転にブランクがあっても、免許を保有している事実は変わらないため、免許・資格欄には通常どおり「普通自動車第一種運転免許 取得」と記載します。ペーパードライバーであることをわざわざ欄内に書く必要はありません。運転業務が想定される応募先では、面接で正直に伝えたうえで、必要なら入社までに運転講習を受ける意思を示すと印象が良くなります。
教習所に通っている・取得見込みの場合
教習所に通っている段階なら「取得見込み」と書けます。卒業検定や本免許試験の予定から逆算し、見込みの時期が応募先の入社時期に間に合うかを確認したうえで記載してください。
取得見込みの記載例
2026年10月 普通自動車第一種運転免許 取得見込み
取得見込みと取得予定の書き分けで迷う場合は、履歴書の免許取得予定の書き方で違いと記入例を確認できます。

自動車免許がない場合は書かなくてよいのか
自動車免許を持っていない場合は、免許・資格欄に無理に書く必要はなく、他に資格がなければ「特になし」と記載すれば問題ありません。運転を必須としない事務・接客・IT系の求人であれば、免許の有無が選考に影響することはほとんどないため、正直に空欄にせず「特になし」と書く姿勢のほうが評価されます。
初めて履歴書を作成する新卒の方は、新卒用の履歴書テンプレートを使うと、免許欄を含めた項目のバランスを崩さずに作成できます。転職で何度も書き直す場合は、転職用の履歴書テンプレートを使うと、免許欄以外の職歴欄の書式もあわせて統一できます。
まとめ
- 自動車免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」。略称や省略表記はNG
- AT限定は「(AT車に限る)」または「(AT限定)」で必ず明記する。省略は入社後のトラブルにつながる
- 2017年・2007年より前に取得した人は正式名称が変わっている場合があるため、免許証の記載を確認する
- 複数免許は取得年月の古い順、応募先に関連する免許は前に出してよい
- ペーパードライバー・取得見込み・免許なしのいずれも、事実をそのまま正確に書けば問題ない
免許証の「種類」と「条件等」の欄を確認し、取得時期に合った正式名称を正確に書けば、自動車免許の記載で選考に不利になることはほとんどありません。
履歴書の自動車免許に関するよくある質問
- 自動車免許は履歴書に書かなくてもいいですか?
-
応募先の業務に運転が含まれない場合でも、保有している免許は基本的に記載します。運転を必要としない職種であっても、免許の保有はプラスに評価されることが多く、あえて書かない理由はありません。免許自体を持っていない場合は、資格欄に「特になし」と記載すれば問題ありません。
- AT限定は書かなくてもばれませんか?
-
高い確率で発覚します。入社手続きで免許証のコピー提出を求める会社は多く、条件欄の「AT車に限る」の記載で判明します。社用車を運転する場面でMT車が運転できないことが分かるケースもあるため、最初から正式名称で明記しておくのが安全です。
- 複数の免許を持っている場合はすべて書くべきですか?
-
基本的にはすべて記載して問題ありません。応募先の業務に直結する免許がある場合は、取得年月の順番を多少調整して前に出しても構いません。免許・資格欄が窮屈になる場合は、関連度の低いものから優先順位をつけて調整してください。
- 免許取得見込みの場合、いつまで「取得見込み」と書けますか?
-
教習所に通っている、または卒業検定・本免許試験の予定が決まっている段階であれば「取得見込み」と記載できます。取得予定の時期が応募先の入社時期に間に合うかどうかを確認したうえで記載してください。

