営業事務・営業アシスタントの志望動機は、担当したい業務内容と自分の経験を具体的に結びつけて書くのが正解です。未経験の場合は前職の事務・接客経験との接点を、経験者の場合は担当してきた業務範囲を軸に組み立てます。状況別の例文とNG例、採用担当者が書類選考で見ているポイントをあわせて紹介します。
営業事務・営業アシスタントの志望動機の書き方と例文【状況別】
結論|業務理解と自分の経験をセットで書く
営業事務・営業アシスタントの志望動機で評価されるのは、営業への憧れの強さではありません。受発注処理や電話対応、スケジュール調整など具体的な業務理解と、その業務に自分のどんな経験が生かせるかが、両方そろって伝わっているかどうかです。
経験の有無にかかわらず、以下の3ステップで組み立てると文章が破綻しにくくなります。
- 事務処理や調整業務に近い経験を一つ挙げる
- その経験で得たスキルや姿勢を、営業事務・営業アシスタントのどの業務で活かせるかつなげる
- 応募企業の事業内容や営業スタイルを踏まえ、なぜその会社を選んだのかを添える
未経験から目指す場合の例文
未経験の場合は、受付・接客・一般事務など、これまでの経験の中から営業事務・営業アシスタントの業務につながる要素を具体的に示すことがポイントです。
良い例文
前職の受付では、来客対応と並行して電話取次ぎや資料の在庫管理を担当し、複数の業務を優先順位をつけて進めてまいりました。この経験を生かし、営業担当者が商談に集中できる環境を整える営業事務として、貴社の営業チームに貢献したいと考えております。
NG例
人と接することが好きで、社内の雰囲気にも魅力を感じたため応募いたしました。未経験ですが精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。業務内容への理解が伝わらず、意欲だけで終わってしまっています。
採用担当者はここを見ている
- 受付・接客経験を「調整力」など営業事務の業務に近い言葉に変換できているか
- 受発注や電話対応など、営業事務・営業アシスタントの具体的な業務に触れているか
- 精神論だけで終わらず、業務理解に基づいた志望理由になっているか
履歴書全体のフォーマットに迷う場合は、転職用の履歴書テンプレートを使うと項目に沿って整理しやすくなります。

事務経験者が挑戦する場合の例文
一般事務や経理事務など、他分野の事務経験がある場合は、担当してきた業務量や正確さを数字で示すと、即戦力としての印象を強められます。
良い例文
一般事務として3年間、伝票処理とデータ入力を担当し、月間200件以上の書類を期限内に処理してまいりました。営業事務では、この正確さとスピードを生かして受発注業務やクレーム一次対応を担い、営業担当者が外回りに専念できる体制を作りたいと考えております。
NG例
事務経験がありますので、営業事務でもすぐに即戦力になれると思います。前職と同じような仕事だと思いますので、早く慣れる自信があります。「同じような仕事」という思い込みが伝わり、営業事務特有の業務への理解不足を疑われてしまいます。
採用担当者はここを見ている
- 担当していた業務量や範囲を数字で具体的に示しているか
- 「同じような仕事」で片づけず、営業との連携や電話対応など営業事務特有の業務への理解を示しているか
- 前職の経験がなぜ営業事務で生きるのか、理由まで書かれているか
営業アシスタント・営業事務の経験者が転職する場合の例文
営業アシスタントや営業事務としての実務経験がある場合は、担当してきた営業担当者の人数や具体的な業務範囲を示し、貴社を選んだ理由まで書くと説得力が増します。
良い例文
前職の営業アシスタントでは、10名の営業担当者の見積書作成とスケジュール調整を担当し、急な依頼にも当日中に対応してまいりました。貴社でも複数の営業担当者を同時にサポートする体制で、これまでの経験を生かしたいと考えております。
NG例
営業アシスタントの経験がありますので、貴社でも同じように働けると思います。転職を考えた理由は、前職の人間関係がうまくいかなかったためです。ネガティブな転職理由がそのまま伝わり、貴社を選んだ理由も語られていません。
採用担当者はここを見ている
- 転職理由がネガティブな表現のまま書かれていないか
- 前職での実績を人数や件数など数字で示せているか
- 数ある求人の中でなぜ「その会社」なのかへの言及があるか
職務経歴書もあわせて準備する場合は、営業の職務経歴書テンプレートを使うと、担当してきた業務範囲を整理しやすくなります。
営業事務と営業アシスタントの違いとは
求人票によって「営業事務」「営業アシスタント」のどちらの表記になっているかで、期待される役割の範囲が微妙に異なります。志望動機の軸は共通していますが、強調するポイントを変えると採用担当者に伝わりやすくなります。
| 表記 | 主な業務 | 志望動機で強調するポイント |
|---|---|---|
| 営業事務 | 受発注処理・伝票作成・電話/来客対応など部署全体を支える業務 | 正確な事務処理力・優先順位をつける力 |
| 営業アシスタント | 特定の営業担当者への同行・資料作成・スケジュール管理 | 柔軟な対応力・コミュニケーション力 |
ただし、この分け方も会社によって異なります。求人票の業務内容欄を確認し、担当する営業の人数や業務範囲を志望動機に反映させることが、書類選考通過への近道です。
事務経験を中心に整理したい場合は、事務の職務経歴書テンプレートを土台にすると、業務内容を書き出しやすくなります。

採用担当者が営業事務・営業アシスタントの志望動機で必ずチェックするポイント
営業事務・営業アシスタントの採用では、営業チームとの相性を見極めるため、志望動機を丁寧に読み込む担当者が多くいます。特に以下の3点は、経験の有無にかかわらず必ず確認されます。
採用担当者はここを見ている
- 業務内容への理解度:受発注やスケジュール管理などの言葉が具体的に出てくるか
- 営業チームとの連携イメージ:縁の下の力持ちとしての姿勢が伝わるか
- 数字やエピソードの裏付け:実績や経験が具体的に語られているか
この3点のうち一つでも書類から読み取れないと、他の応募者と横並びで比較されたときに印象に残らない志望動機になってしまいます。
落とされやすい志望動機のNGパターン
営業事務・営業アシスタントの志望動機では、内容自体は悪くなくても、書き方一つで印象を落としてしまうケースが目立ちます。代表的な3パターンを見ていきます。
NG例①:内容に具体性がない
「人と接するのが好きなので営業事務を志望しました」だけで終わると、どんな経験からそう感じたのかが伝わりません。エピソードと結びつけて具体的に書き直しましょう。
NG例②:営業への憧れだけが前面に出ている
「営業職にも興味はありますが、まずは営業事務から挑戦したいです」のように書くと、営業事務を経由点として見ている印象を与えてしまいます。営業事務・営業アシスタントの業務そのものへの関心を伝えましょう。
NG例③:条件面へのこだわりが前面に出ている
「残業が少なく土日休みだと伺い志望しました」のように、待遇面だけを理由にすると、仕事内容への関心が薄いと受け取られます。働きやすさへの関心は、業務内容への意欲とあわせて伝えるようにします。
「営業になれなかった」に見えない書き方のコツ
営業事務・営業アシスタントを志望する人の中には、営業職への応募がうまくいかなかった経験や、営業は自分に向かないと感じた経験を持つ人も少なくありません。そうした背景をそのまま書くと、消極的な印象を与えてしまいます。
| そのまま書くとNG | 言い換え例 |
|---|---|
| 営業は自分には向かないと感じたので | 営業担当者が成果を出せる環境を整える仕事に魅力を感じた |
| 人と話すのが得意ではないので事務系を選んだ | 正確な事務処理で人の役に立つ働き方をしたいと考えた |
大切なのは、営業を「諦めた理由」ではなく、営業事務・営業アシスタントという仕事そのものに前向きな理由を見出すことです。志望動機はその理由を軸に組み立てましょう。

まとめ
- 営業事務・営業アシスタントの志望動機は、業務理解と自分の経験を具体的に結びつけて書く
- 未経験・経験者それぞれの状況に合わせた例文を参考に、自分の言葉で書き直す
- 「営業になれなかったから」に見えない前向きな言い換えを意識する
自分の経験と応募先の業務内容を具体的に結びつけることが、書類選考通過への近道です。
営業事務・営業アシスタントの志望動機に関するよくある質問
- 営業事務と営業アシスタントで志望動機の書き方は変える必要がありますか?
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求人票に書かれた具体的な業務内容に合わせて表現を調整すれば、基本的な書き方の考え方は共通しています。担当する営業の人数や業務範囲など、求人票の記載を志望動機に反映することが大切です。
- 未経験でも営業事務・営業アシスタントの志望動機は書けますか?
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書けます。前職や学生時代の経験の中から、事務処理力やコミュニケーション力など営業事務・営業アシスタントの業務に生かせる要素を見つけ、具体的なエピソードとともに伝えることがポイントです。
- 志望動機はどれくらいの文字数で書けばいいですか?
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履歴書の志望動機欄は200〜300字程度が目安です。結論を先に書き、その理由となる経験を1〜2つ具体的に添える構成にすると、欄内に収まりやすくなります。
- 「営業になりたかったが営業事務を選んだ」という書き方はNGですか?
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そのままの表現は消極的な印象を与えるため避けたほうが安全です。営業担当者を支える仕事に前向きな理由を見出し、その理由を軸に書き直すことをおすすめします。

