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既卒の職務経歴書の書き方|職歴なしでも通過する例文と採用担当者の本音

既卒の職務経歴書の書き方|職歴なしでも通過する例文と採用担当者の本音

この記事では、既卒の職務経歴書の書き方をアルバイト経験あり・なし別の例文つきで解説します。採用担当者が書類で本当に確認しているポイントと、書類選考で落とされやすいNG例もあわせて紹介します。

目次

既卒が職務経歴書を提出すべき理由と採用担当者の視点

既卒の就職活動で「職務経歴書は必要ですか?」という疑問をよく受けます。企業から明示的な指定がある場合はもちろん、指定がない場合でも積極的に提出するべきです。採用担当者が既卒の書類でどこを見ているかを先に押さえておきましょう。

採用担当者が既卒の書類で最初に確認すること

多くの既卒者は「職歴がないから書類は見てもらえない」と思っています。ただ、採用担当者の視点は少し違います。既卒の書類を受け取ったとき、最初に目が向くのは「職歴の有無」ではなく「卒業後の時間をどう使ったか」です。

正社員経験がないことは採用担当者もわかったうえで書類を読んでいます。職務経歴書は「自分の経験と成長意欲を証明する場」として機能します。何もない人間だという証明ではなく、どんな人間性と目的意識を持っているかを示す機会です。提出しない場合は「アピールの機会を自ら捨てた」とみなされるリスクもあります。

採用担当者はここを見ている

  • 卒業後の空白期間に何をしていたか(過ごし方・理由)
  • アルバイト・活動を通じて得たスキルや気づき
  • なぜ今この企業・職種に応募しているのかの一貫性

「アルバイト経験しかない」は書類上のハンディではない

「アルバイト経験しかないのに何を書けばいいのか」という声はよく聞きます。しかし採用担当者が書類選考で見ているのは、雇用形態ではなく「その経験で何を学んだか、どう仕事に向き合ってきたか」です。

飲食や接客のアルバイトを2〜3年継続した経験は、忍耐力や対人スキルの証拠として評価されます。短期のバイトが複数ある場合でも、業務内容・担当した役割・得たスキルを丁寧に記載すれば、採用担当者に「この人は仕事にきちんと向き合える人だ」と伝わります。書けることは必ずあります。問題は「どう書くか」だけです。

既卒の職務経歴書に書くべき5つの項目

既卒の職務経歴書に記載する内容は、基本的には一般の職務経歴書と同じ構成です。以下の5項目を押さえたうえで、「自分の経験をどう表現するか」に集中してください。

項目記載内容既卒の書き方のポイント
職務要約自分の経歴を3〜4行で要約アルバイト名・期間・応募先への活かし方をセットで書く
職務経歴アルバイト・インターンの詳細業務内容・担当規模・実績を具体的な数字で記載する
保有資格取得済み資格・ライセンス取得時期も記載。学習中のものは「勉強中」と記入する
PCスキル基本的なPCスキルOfficeソフトの操作レベルを明記(基本操作可・実務レベルなど)
自己PR強み・入社後の貢献意欲「強み→根拠となる経験→活かし方」の3ステップで構成する

上記5項目のうち、既卒が特に差をつけやすいのは「職務要約」と「自己PR」の2つです。ここを丁寧に作り込むことで、採用担当者の印象は大きく変わります。

【状況別】既卒の職務経歴書 例文と書き方

既卒者の状況はさまざまです。アルバイト経験の有無、空白期間の長さ、卒業後の活動内容によって職務経歴書の作り方は変わります。自分の状況に近いパターンを参考にしてください。

①アルバイト・パート経験がある場合

アルバイト経験がある場合は、それをそのまま職務経歴として記載できます。ポイントは「業務を箇条書きで具体的に書く」「数字を使う」「実績や工夫を添える」の3点です。

良い例文:職務要約(アルバイト経験あり)

大学卒業後、飲食チェーン店でアルバイトとして2年間勤務しました。ホール業務を中心に、ピーク時は1日100名以上の接客を担当。後半6ヶ月は新人スタッフの指導も担当し、接客マニュアルの更新にも携わりました。接客・コミュニケーション能力を活かして、貴社の営業職で貢献したいと考えています。

良い例文:職務経歴(業務内容・実績あり)

【会社名】〇〇株式会社(飲食チェーン店・全国50店舗展開)
【雇用形態】アルバイト
【在籍期間】2022年4月〜2024年3月(2年間)

【業務内容】

  • ホール業務(接客・注文受付・料理提供・会計対応)
  • ピーク時は1日最大120名超の接客を担当
  • 新人アルバイトスタッフ3名の業務指導(OJT担当)
  • 月次売上レポートの集計・店長へのデータ報告補助

【実績・取り組み】

  • 接客クレームをゼロにするための対応マニュアルを提案・作成し、店舗で採用
  • 繁忙期のシフト調整に参加し、人員不足による機会損失を月3件から0件に削減

「業務内容を箇条書きにする」「数字(人数・件数・期間)を使う」「取り組みと成果をセットで書く」この3点を守るだけで、アルバイト経験でも読み応えのある職務経歴書になります。採用担当者が評価するのは「正社員かどうか」ではなく「仕事にどう向き合ってきたかが伝わるか」です。

職務経歴書の作成に時間がかかる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用するとフォーマット作業の時間を短縮できます。

②アルバイト経験がほとんどない場合

アルバイト経験が少ない・ほとんどない場合でも、職務経歴書を提出することは可能です。この場合は「職務経歴書」を「自己PR書」に近い形で構成します。記載するのは以下の内容です。

  • 学生時代の活動:ゼミ・研究・部活・サークル・ボランティアなど
  • 卒業後の活動:自己学習・資格勉強・ボランティア・個人制作活動など
  • 保有スキル:PCスキル・語学力・特定のソフトウェアの操作経験など

良い例文:職務要約(アルバイト経験なし)

大学卒業後は就職活動を継続しながら、Webデザインの独学を続けています。AdobePhotoshop・Illustratorの基礎を習得し、個人でランディングページの制作を2件経験しました。現在はWeb制作の実務経験を積むため、貴社への応募を決めました。即戦力とはいえませんが、学習速度と積極的な姿勢で貢献できると考えています。

ポイントは「卒業後に何かを続けてきた事実」を具体的に書くことです。「就職活動をしていました」だけでは採用担当者には何も伝わりません。その期間に学んだこと・取り組んだことを一文加えるだけで印象は大きく変わります。

③空白期間に学習・資格取得をした場合

卒業後に資格取得や自己学習に取り組んだ経験は、職務経歴書の中で積極的にアピールできます。特に応募先の業種・職種に関連する資格や知識であれば、採用担当者に「この人は目的意識を持って準備してきた」という印象を与えられます。

空白期間の書き方 ポイント

  • 「〇〇の学習のため自己研鑽に努めていました」など目的を明記する
  • 取得済み・取得見込みの資格名と時期を記載する
  • 学習の成果(制作物・模擬試験の成績など)があれば具体的に示す
  • その学習が応募先の仕事にどう活きるかを一文添える

良い例文:保有資格・自己啓発欄(資格取得パターン)

【保有資格】
2024年6月 日商簿記2級 取得
2025年3月 MOS(Microsoft Office Specialist)Word・Excel 取得予定

【自己啓発】
2024年4月〜現在 経理・財務職を目指して簿記の学習を継続中。合格後は会計ソフト(freee)の操作習得にも取り組んでいます。

採用担当者が落とす既卒の職務経歴書 3つのNG

どれだけ丁寧に書いても、特定のパターンに当てはまると採用担当者の目には「選考が難しい」と映ります。既卒の職務経歴書でよく見るNG例を3つ紹介します。

NG①:空白期間を「なかったこと」にしようとする

NG例

大学卒業(2023年3月)と記載があるにもかかわらず、職務経歴欄を空白のまま「以上」と記載。または「卒業後は就職活動に専念していました」の一言だけで空白期間の説明がない。この書き方がNGな理由:採用担当者に「何か問題があるのでは」という疑念を与える。

空白期間を意図的に隠そうとすると逆効果です。採用担当者は学歴・経歴を見ながら時系列を追います。空白があれば必ず気づきます。正直に「その期間に何をしていたか」を一文添えて記載することで、むしろ誠実さを示せます。就職活動を継続していたなら「就職活動と並行して〇〇に取り組んでいた」と書けば、マイナスにはなりません。

NG②:アルバイト名の羅列だけで終わる

NG例

【職務経歴】
2021年4月〜2023年3月 〇〇飲食店 アルバイト勤務
以上

このNG例の問題:どこで働いたかしか伝わらず、何をしたのか・何を得たのかがまったくわからない。

「どこで働いたか」だけ書いて「何をしたか・何を学んだか」がない職務経歴書は、採用担当者にはほぼ読まれません。業務内容を箇条書きで書き、1つでも実績・工夫・学びを添えることが必須です。採用担当者が見ているのは「経歴の量」ではなく「経歴の説明の質」です。

NG③:自己PRが「頑張ります」で終わる

NG例

採用していただければ、一生懸命精一杯頑張ります。未経験ではありますが、熱意を持って仕事に取り組む自信があります。

このNG例の問題:どの候補者も「頑張る」と言う。強みも根拠も活かし方も何も伝わっていない。

自己PRで伝えるべきは「自分の強みが何で、その根拠となる経験がどれで、入社後にどう活かせるか」の3点です。以下の構成で書き直してください。

採用担当者に刺さる自己PRの構成

  • 強み:「私の強みは〇〇です。」と一言で明示する
  • 根拠:「アルバイト・学生活動での〇〇という経験でその強みが発揮されました。」
  • 活かし方:「貴社では〇〇の場面でこの強みを活かせると考えています。」

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採用担当者が通したくなる既卒の職務経歴書 3つの条件

NG例を回避するだけでも書類選考の通過率は変わります。さらに踏み込んで「採用担当者が思わず次の選考に進めたくなる」書き方の条件を整理します。

条件①:数字で実績を見せる

「たくさんの経験をしました」と「1日100名以上の接客を担当しました」では、採用担当者の受ける印象がまったく違います。数字は読み手に具体的なイメージを与え、信頼感を生みます。アルバイト経験でも、以下のような数字は必ず記載してください。

  • 在籍期間(〇年〇ヶ月)
  • 担当した業務の規模(1日〇名の接客・週〇時間勤務など)
  • 指導した人数・担当したスタッフ数
  • 改善した件数・削減できた数値(クレーム件数・エラー回数など)

条件②:応募先との接点を意識して書く

同じアルバイト経験でも、応募先によって「どの経験を強調するか」は変わります。接客スキルを活かしたい営業職なら接客場面での主体的な行動を前に出す。事務職への応募なら正確性・ルーティンワークへの対応力を強調する。

職務経歴書は応募先に合わせて強調するポイントを変えることで、採用担当者への刺さり方が変わります。1つの職歴でも、応募先ごとに「何を前面に出すか」を調整することが通過率向上につながります。

条件③:卒業後の成長を正直に示す

採用担当者が既卒者に対して最も感じる不安は「なぜ今まで就職できなかったのか」という点です。この不安を消すために有効なのが「卒業後に何かに取り組んでいた事実を書くこと」です。就職活動の継続、資格の学習、インターンへの参加、ボランティア活動、個人制作など、内容は問いません。

大切なのは「止まっていない」という証拠です。その活動が応募先と直接関係なくても、主体的に動き続けてきた人間だという事実が伝われば、採用担当者の不安は大幅に軽減されます。

アルバイト期間が長い場合は、フリーターとして履歴書を書く際のポイントも参考になります。

職務経歴書の書き方に自信がなく、プロのサポートを求める場合は職務経歴書の代行サービスを利用するという選択肢もあります。

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まとめ

  • 既卒でも職務経歴書は必ず提出する。採用担当者は「職歴の有無」より「空白期間の使い方と成長意欲」を見ている
  • アルバイト経験は業務内容・数字・実績をセットで記載することで、立派な職務経歴として機能する
  • 空白期間は隠さず正直に書く。その期間に何をしていたかを一文添えるだけでネガティブな印象にはならない
  • 自己PRは「強み→根拠となる経験→活かし方」の3ステップで構成し、「頑張ります」で終わる書き方を避ける
  • 応募先ごとに強調するポイントを変えることで、同じ経験でも採用担当者への刺さり方が大きく変わる

書類選考は「経歴の量」ではなく「経歴の見せ方」で決まります。今日から書き方を変えれば、結果は変わります。

既卒の職務経歴書に関するよくある質問

既卒の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

1枚にまとめるのが基本です。アルバイト経験や空白期間の活動が複数あっても、要点を絞って1枚〜1.5枚に収めてください。内容が薄い場合でも2枚以上にするより、1枚で内容を充実させることを優先しましょう。

短期のアルバイト経験しかない場合でも職務経歴書に書けますか?

書けます。短期のアルバイトでも、業務内容・担当した業務・そこで得たスキルを明記すれば問題ありません。ただし短期を繰り返した理由を面接で聞かれる可能性があるため、「自分の志望業界を模索していた」など答えられる準備をしておくことを勧めます。

職務経歴書の書き方に自信がない場合はどうすればいいですか?

転職エージェントに無料で添削を依頼する方法が最も効率的です。既卒・第二新卒に強いエージェントは書類作成サポートが充実しており、プロの視点でフィードバックをもらえます。1人で悩み続けるよりも、書類の質が短期間で大幅に向上します。

新卒採用と既卒採用で職務経歴書の書き方は変わりますか?

基本的な構成は同じですが、既卒の場合は「空白期間の説明」を必ず加える点が違います。新卒採用では職務経歴書を求められないことが多いですが、既卒では積極的に提出することで誠実さと積極性を示せます。空白期間を丁寧に説明した職務経歴書は、採用担当者の不安を取り除く効果があります。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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