看護師の職務経歴書は、応募先から特に指定がない限りパソコンで作成するのが正解です。ただし応募先から手書き指定がある場合は対応が必要です。この記事では手書きとパソコンの使い分け、手書き指定時の正しい書き方、採用担当者が実際に見ているポイントを解説します。
看護師の職務経歴書は手書きとパソコン、どちらが正解?
結論:基本はパソコン作成、手書き指定があるときだけ手書きで対応
職務経歴書に手書き・パソコンのルールはありませんが、看護師の場合は資格や研修歴、所属病棟の経験など記載する情報量が多く、パソコンで作成したほうが読みやすく仕上がります。応募先の求人票や採用担当者から「手書きで提出してください」と案内があった場合のみ、手書きに切り替えれば問題ありません。
結論の整理
- 指定なし → パソコン作成が基本(読みやすさ・修正のしやすさで有利)
- 「手書きで」と案内あり → 黒の油性ボールペンで丁寧に作成
- 迷ったときは応募先(病院・クリニック・エージェント)に確認しても失礼にならない
手書きが不利になりやすい3つの理由
看護師の職務経歴書を手書きで作成すると、以下の3点でパソコン作成より不利になりやすい傾向があります。
- 記載量が多い:取得資格・研修受講歴・所属病棟の異動歴など項目が多く、手書きだと文字が詰まって読みにくくなりやすい
- 修正がきかない:一文字でも書き間違えると最初から書き直しになり、提出までの時間がかかる
- 複数病院への使い回しが難しい:応募先ごとに自己PRや志望動機を調整したい場合、パソコンなら数分で編集できるが手書きは都度書き直しが必要
手書き指定・持参指定がある場合の書き方と例文
手書き指定がある場合は、下書きを一度パソコンやメモ用紙で作ってから清書すると、文字量の配分に失敗しにくくなります。以下は職務要約欄の記載例です。
良い例文(手書き・職務要約欄)
看護専門学校卒業後、〇〇病院に入職し、内科病棟にて5年間勤務いたしました。急性期病棟での患者対応、多職種連携によるチーム医療、新人指導を経験しております。患者様一人ひとりの状態変化を早期に察知し、医師・他職種と連携しながら安全な看護の提供に努めてまいりました。
NG例
〇〇病院で5年間看護師として働いていました。色々な患者さんを担当し、いろいろな経験を積みました。「色々」「いろいろ」といった曖昧な言葉が続くと、経験内容が採用担当者に伝わりません。担当した診療科・具体的な業務内容まで書き込むことが必要です。
採用担当者はここを見ている
- 字の上手さより、読みやすさ(文字の大きさ・行間・余白)を優先しているか
- 診療科・病棟名・経験年数といった具体的な情報が入っているか
- 修正液や二重線での訂正がなく、清書として仕上げられているか
手書きで職務経歴書を書くときの基本ルール
手書きで作成する場合も、履歴書と同じくビジネス文書としてのルールがあります。あらかじめ確認しておくと、清書の途中でやり直す事態を防げます。
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 用紙 | A4無地・白の用紙(罫線入りは避ける) |
| 筆記具 | 黒の油性ボールペンまたは万年筆(消えるボールペンは不可) |
| 文字の大きさ | 枠内に収まる範囲でやや大きめ・均一な大きさ |
| 訂正方法 | 修正液・修正テープは使用不可。書き間違えたら最初から書き直す |
| 数字・年号 | 西暦・和暦のどちらかに統一する |
用紙を一から用意するのが手間な場合は、看護師の職務経歴書テンプレートを使うと、資格欄や職歴欄の項目に迷わず記入を進められます。看護師以外の医療職と共通する書式を確認したい場合は、医療業界の職務経歴書テンプレートも参考になります。
採用担当者はここを見ている
採用担当者は、手書きの職務経歴書を「達筆かどうか」ではなく「最後まで丁寧に仕上げられているか」で見ています。書き出しは整っていても後半で文字が崩れている書類は、業務中の集中力の持続を疑われることがあります。
看護師ならではの記載項目|資格・所属病棟・スキルの手書きの書き方
看護師の職務経歴書は、資格欄と職歴欄の書き方で印象が大きく変わります。勤務先の種類によって強調すべき経験も異なるため、状況別に確認しておきましょう。
病棟看護師の場合
良い例文
看護師免許取得後、〇〇病院 内科病棟に配属。急性期患者の療養支援、点滴・与薬管理、多職種カンファレンスへの参加を担当。3年目からは新人看護師2名の指導も担当いたしました。
クリニック看護師の場合
良い例文
〇〇内科クリニックにて外来看護業務に従事。採血・処置介助のほか、受付対応や患者様への説明も含めた幅広い業務を経験いたしました。少人数体制のため、医師・スタッフとの連携を意識して対応しております。
NG例
看護師免許を持っています。病院やクリニックで働いた経験があります。「看護師免許」だけでは取得時期や登録番号の記載が抜けており、正式な資格記載として不十分です。資格名は正式名称と取得年月を必ず記入します。
複数の勤務先を経験している場合は、時系列が伝わるように書くことが大切です。書式そのものに迷ったときは、JIS規格に沿った履歴書テンプレートを職務経歴書とあわせて使うと、書類全体の体裁を統一しやすくなります。

「丁寧に書いたのに通らない」を防ぐチェックポイント
時間をかけて手書きで仕上げても、書類選考で結果につながらないケースがあります。原因の多くは字の上手さではなく、内容の具体性と提出前の見直し不足にあります。
- 診療科・病棟名・経験年数など、応募先が知りたい具体的な情報が入っているか
- 履歴書の職歴と職務経歴書の内容にズレがないか(在籍期間・病院名の表記など)
- 提出直前に第三者に読んでもらい、誤字や意味の通りにくい箇所がないか確認したか
手書きにするか迷ったまま提出期限が近づいている場合は、判断基準を先に確認しておくと迷いが減ります。

職務内容の書き方そのものに不安がある場合は、箇条書きを使った整理の仕方も確認しておくと手書きでも情報が伝わりやすくなります。

まとめ
- 看護師の職務経歴書は指定がなければパソコン作成が基本
- 手書き指定があるときは黒ボールペンで、下書き→清書の順で仕上げる
- 資格・所属病棟・経験年数など具体的な情報を盛り込むことが通過率を左右する
手書きかパソコンかという形式面よりも、採用担当者に伝わる内容になっているかを優先して仕上げてください。
看護師の職務経歴書の手書きに関するよくある質問
- 看護師の職務経歴書はパソコンで作成しても失礼にあたりませんか?
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応募先から手書き指定がない限り、パソコンでの作成が一般的で失礼にはあたりません。むしろ情報量の多い職務経歴書は、パソコンで作成したほうが読みやすく仕上がります。
- 手書き指定がある場合、下書きはパソコンで作っても問題ないですか?
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問題ありません。パソコンやメモ用紙で下書きを作り、文字量と配置を確認してから清書用紙に手書きすると、途中で書き直しになるリスクを減らせます。
- 手書きで字に自信がない場合はどうすればいいですか?
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達筆さよりも、文字の大きさをそろえて丁寧に書くことが重視されます。行間や余白を意識して枠内に収め、最後まで崩れずに書き切ることを優先してください。
- 履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンという組み合わせでも大丈夫ですか?
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大丈夫です。履歴書と職務経歴書で作成方法を統一する決まりはなく、履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンという組み合わせで提出しても問題ありません。

