職務経歴書のテンプレートは厚生労働省や大手転職サービスの公式サイトから無料でダウンロードできます。ただし同じテンプレートを使う応募者が多いため、入手先より記入の中身で差がつきます。入手先の比較から提出形式の選び方、テンプレをそのまま使うと落ちる理由まで採用担当者の視点で解説します。
職務経歴書テンプレートを無料でダウンロードする方法【結論】
結論:目的に合わせて2つの入手先を使い分ける
職務経歴書のテンプレートを無料で入手する方法は、大きく2つに分かれます。転職サイトや転職エージェントが配布している職種別テンプレートと、厚生労働省が公式に用意している様式です。転職サイト系のテンプレートは職種別の記入例が付いているものが多く、初めて職務経歴書を書く方でも書き進めやすい構成になっています。厚生労働省の様式は会員登録が不要で、様式だけをすぐに確認したい方に向いています。
無料テンプレート入手先の比較
代表的な入手先を形式・登録要否・特徴で比較しました。自分の状況に合わせて選んでください。
| 入手先 | 形式 | 登録 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| doda | Word・Excel・PDF | 無料登録が必要 | 職種別・形式別(編年体・キャリア式など)に分かれ選びやすい |
| マイナビ転職 | Word・Excel | 無料登録が必要 | 職種別の記入例つきで書き方に迷いにくい |
| リクナビNEXT | 無料登録が必要 | 110職種の記入例を見ながら入力できる | |
| 厚生労働省(ジョブ・カード) | Word・PDF | 不要 | 公式様式のためフォーマットの正誤を気にせず使える |
| Googleドキュメント | Google形式→PDF・Word | Googleアカウントのみ | ブラウザだけで作成でき、複数端末から編集できる |
各サービスの提供内容は変更される場合があるため、最新の情報は各公式サイトで確認してください
ダウンロード直後に確認すべき3つのこと
テンプレートを入手したら、書き始める前に必ず確認しておきたい点があります。
採用担当者はここを見ている
- サンプルの社名や文章が消し忘れのまま残っていないか
- フォントが本文10.5〜11pt、見出し12〜13pt程度で統一されているか
- 提出前にPDF形式へ変換し、レイアウト崩れがないか確認したか
提出形式はWord・Excel・PDFのどれを選ぶべきか
形式ごとの特徴と向き・不向き
職務経歴書の作成にはWordとExcelのどちらも広く使われています。どちらで作成しても問題はありませんが、提出時はPDF形式に変換するのが基本のマナーです。
| 形式 | 作成のしやすさ | 提出時の注意点 |
|---|---|---|
| Word | 文章量の調整がしやすい | バージョン差でレイアウトが崩れる場合がある |
| Excel | 表やセル幅の調整がしやすい | 相手の環境によって表示が崩れることがある |
| 他形式から変換して作る | どの環境でも表示が崩れず提出形式の標準になっている |
Excel形式のテンプレートを使う場合の注意点
項目を一覧化しやすいIT・エンジニア職などでは、Excel形式のテンプレートが使われる場合もあります。ただしExcelのまま送信すると、相手のバージョンによってセル幅がずれることがあるため、入力後は必ずPDFに変換してから提出してください。

Mac・Pagesユーザーが提出前に気をつけること
Macで作成する場合、Pages標準の「.pages」形式のまま送ってしまうと、Windows環境の採用担当者は開くことができません。PDFへ書き出してから提出すれば、Windowsと比べて不利になることはありません。

無料テンプレートをそのまま使うと落ちる理由
採用担当者は1日に数十枚の職務経歴書に目を通しています。同じ無料テンプレートを使う応募者が多いため、サンプル文章を書き換えただけの書類はすぐに見抜かれます。特に差が出やすいのが、テンプレート冒頭の職務要約欄です。
良い例文
法人向けIT製品の営業として8年間従事。年間20件以上の新規開拓を担当し、入社3年目に担当エリアの売上を前年比130%に改善しました。直近2年はチームリーダーとして5名のメンバーをマネジメントしています。
NG例
営業として様々な業務を経験し、お客様のニーズに応えることを大切に取り組んでまいりました。「様々な」「大切に」は具体性がなく、何年・何を担当し何を達成したのかが伝わりません。
採用担当者はここを見ている
- 職務要約に業界・年数・数値の3要素が入っているか
- 「様々な」「しっかりと」など抽象的な言葉だけで終わっていないか
- 応募先の求人内容に合わせて自己PRを書き換えているか
職種・状況別のテンプレート一覧
一般的なテンプレートに職種特有の項目を加えたい場合は、以下のような職種・状況別のテンプレートも参考になります。
登録不要ですぐ様式を確認したい場合はハローワーク用の職務経歴書テンプレートが参考になります。
経験を項目ごとに整理したいエンジニア職の方はエンジニアの職務経歴書テンプレートを使うと項目の抜け漏れを防げます。
PCスキルや業務範囲を伝えたい事務職の方は事務の職務経歴書テンプレートから作成すると項目に迷いません。
資格・研修歴を整理して伝えたい方は介護業界の職務経歴書テンプレートのような業界特化型の様式も選択肢になります。
診療科・部署の情報を詳しく記載したい場合は医療業界の職務経歴書テンプレートも無料でダウンロードできます。
無料テンプレートで本当に選考を通過できるか不安な人へ
「無料のテンプレートを使っていることが採用担当者に伝わって不利になるのでは」と気にする方もいますが、その心配は不要です。採用担当者が確認しているのは、テンプレートの入手先ではなく書かれている内容の具体性と読みやすさです。
ファイル形式やフォントの整え方に問題がなければ、有料の添削サービスや自動作成ツールを使っていなくても選考の土台には十分立てます。むしろ、テンプレートの体裁だけを整えて中身が薄いまま提出する方が、通過率を下げる原因になります。
採用担当者はここを見ている
- 使用ツールではなく、職務経歴に数値や役割の変化が書かれているか
- PDF変換後にレイアウトが崩れていないか
- 応募先の求人内容に合わせて自己PRの一文が調整されているか
厚生労働省が提供する様式の使い方や、ジョブ・カードとの違いをさらに詳しく知りたい場合は以下も参考にしてください。

まとめ
- 職務経歴書のテンプレートはdoda・マイナビ転職・リクナビNEXTなどの転職サービスと、厚生労働省の公式様式から無料で入手できる
- 提出形式はPDFが基本。WordやExcelで作成した場合も、送付前に必ずPDFへ変換する
- 同じテンプレートを使う応募者が多いため、サンプル文をそのまま残すと採用担当者に見抜かれる
- 職種・状況に合ったテンプレートを選ぶと、項目の抜け漏れを防ぎやすい
テンプレートは書類の骨格に過ぎません。入手した後にどれだけ自分の経験を数値と具体例で埋められるかが、書類選考の結果を左右します。
職務経歴書テンプレート無料ダウンロードに関するよくある質問
- 職務経歴書のテンプレートはどこで無料ダウンロードできますか?
-
doda・マイナビ転職・リクナビNEXTなどの転職サービスが無料登録のうえで職種別テンプレートを配布しています。登録せずに公式様式だけを使いたい場合は、厚生労働省のジョブ・カードサイトから直接ダウンロードできます。
- 職務経歴書はWordとExcel、どちらの形式を選べばいいですか?
-
どちらで作成しても問題ありません。文章量の調整がしやすいWord、表やスキルの一覧化がしやすいExcelという特徴があります。どちらを選んだ場合も、提出前には必ずPDF形式に変換してください。
- 無料のテンプレートをそのまま使っても選考に通りますか?
-
テンプレートの入手先自体は選考に影響しません。ただしサンプル文章を書き換えずに残したまま提出すると、採用担当者にすぐ見抜かれます。職務要約や自己PRは自分の実績と数値で書き直してください。
- 職務経歴書は手書きとパソコン作成のどちらがいいですか?
-
手書きでも受理されますが、パソコンで作成する方が修正のしやすさや見やすさの面で有利です。テンプレートを使って作成する場合は、パソコン作成が前提になります。

