職務経歴書はWordで作るのが基本で、5つのステップに沿えば迷わず完成します。新規作成からフォント設定、見出しと表の作成、本文入力、PDF保存まで、初めてWordを使う方でも迷わない具体的な操作手順を解説します。レイアウトが崩れないか不安な方も、この記事どおりに進めれば採用担当者に好印象な書類に仕上がります。
職務経歴書はワードでこう作る|結論は5ステップ
職務経歴書をワードで作る際は、次の5つのステップで進めると迷いません。まずは全体の流れをつかんでから、各項目を埋めていきましょう。
結論:新規作成→フォント設定→見出しと表の作成→本文入力→PDF保存の5ステップ
- 新規文書を作成し、用紙サイズをA4・縦向きに設定する
- フォントを統一する。明朝体またはゴシック体を選び、文字サイズは10.5〜11pt程度にする
- 見出しを先に配置する。タイトル・職務要約・職務経歴(表)・資格スキル・自己PRの順で骨組みを作る
- 本文を入力する。職務経歴は表機能を使い、期間・会社名・業務内容・実績を列で整理する
- PDFに変換して保存する。ファイル名は「氏名_職務経歴書」に統一し、応募先の指定形式を確認する
この順番で作業を進めると、途中で「どこから手をつければいいかわからない」状態になりにくく、経歴の抜け漏れも防げます。特にステップ3で見出しを先に配置しておくと、後から文章量を調整してもレイアウトが崩れにくくなります。
【良い例文】職務要約の書き方
良い例文
法人営業として5年間従事。既存顧客への提案営業を中心に担当し、前年比120%の売上を2期連続で達成しました。新規開拓では月平均3件の商談を創出し、チームリーダーとして後輩2名の育成も担当しています。
【NG例】職務要約の書き方
NG例
営業として様々な業務に携わってきました。お客様対応やチームでの仕事をしっかりと行い、日々努力してまいりました。今後もこの経験を活かして頑張りたいです。
採用担当者はここを見ている
採用担当者はここを見ている
- 「様々な」「しっかりと」のような抽象的な言葉だけの文章は、実際に何をしたのか伝わりません
- 数字や固有の業務内容が入っているだけで、読む側の理解度が大きく変わります
- 職務要約だけで経歴の全体像がつかめるかどうかを、最初の数秒で判断しています
なぜ職務経歴書はワードで作るべきか
職務経歴書の作成には手書き・エクセル・ワードなど複数の方法がありますが、転職活動ではワードが最も使いやすい選択肢です。理由は主に3つあります。
- レイアウトの自由度が高い:表・箇条書き・見出しを組み合わせて、経歴を見やすく整理できる
- 修正がしやすい:応募先ごとに内容を調整する際、文章の入れ替えや表の追加が簡単にできる
- PDF変換が容易:作成後にワンクリックでPDF化でき、応募先で指定される形式に対応しやすい
採用担当者はここを見ている
採用担当者は職務経歴書の中身だけでなく、体裁の整い方からも応募者の仕事の進め方を推測しています。フォントが統一され、表の列がそろっているだけで「情報を整理して伝える力がある」という印象につながります。逆に体裁が乱れていると、内容が良くても準備不足の印象を与えかねません。
【状況別】ワードでの職務経歴書の作り方のコツ
基本の5ステップに加えて、自分の状況に応じた工夫を加えると、ワードでの作成がさらにスムーズになります。ここでは転職が初めての場合と、アルバイト・パートから正社員を目指す場合を取り上げます。
転職が初めての場合
初めて職務経歴書を作る場合は、在籍期間が短くても業務内容と成果を具体的に書くことが重要です。ワードでは表の列を「期間」「業務内容」「成果」の3列にすると、経験が浅くても情報が整理されて見えます。
良い例文(初めての転職)
入社後3年間、店舗運営スタッフとして接客・在庫管理・新人指導を担当。売上目標を12ヶ月中9ヶ月達成し、新人スタッフ4名の教育マニュアルを作成しました。
NG例(初めての転職)
店舗スタッフとして働いていました。接客や在庫管理など幅広い業務を担当し、頑張って取り組みました。
アルバイト・パートから正社員を目指す場合
アルバイトやパートの経験しかない場合も、職務経歴書は作成できます。業務の中で身につけたスキルを、正社員として活かせる形に言い換えて記載することがポイントです。求人票の求める人物像に合わせて、ワードの職務要約欄で経験を要約すると伝わりやすくなります。アルバイト用の職務経歴書テンプレートを使うと、項目の抜け漏れを防ぎながら作成できます。
良い例文(アルバイト・パート経験)
飲食店にてホールスタッフとして3年間勤務。ピーク時の顧客対応とシフト調整を任され、アルバイトリーダーとして10名のシフト管理を担当しました。
NG例(アルバイト・パート経験)
アルバイトとして接客業務をしていました。正社員経験がないため詳しく書けませんが、頑張りたいと思います。
パートから正社員を目指す方はパート用の職務経歴書テンプレート、事務職への転換を考えている方は事務の職務経歴書テンプレートも参考にすると、記載項目のイメージがつかみやすくなります。
ワードで作成する際によくある失敗と対処法
ワードでの作成に慣れていないと、次のような失敗が起きやすくなります。あらかじめ知っておくことで、提出前に防げるものばかりです。
| よくある失敗 | 対処法 |
|---|---|
| フォントやサイズが途中で変わっている | 全文を選択し、フォント・サイズを一括で統一する |
| 表の列がずれて文字が改行される | 列幅を手動で調整し、印刷プレビューで確認する |
| ワードのまま提出してしまう | 「名前を付けて保存」でファイル形式をPDFに変更する |
| ファイル名が「履歴書.docx」のまま | 保存時に「氏名_職務経歴書」へ変更する |
採用担当者はここを見ている
PDF変換を忘れてワード形式のまま提出された場合、環境によってはレイアウトが崩れて表示されることがあります。採用担当者の端末で正しく開けるかどうかは、応募者側では確認できません。作成後は必ずPDFに変換し、別の端末やスマートフォンでも開いて表示崩れがないか確認しておくと安心です。
テンプレートを使えばもっと早く作れる
ゼロからワードの表や見出しを組み立てるのが難しい場合は、職種や状況に合わせたテンプレートを活用すると作成時間を大幅に減らせます。
- ハローワーク経由で応募する場合はハローワーク用の職務経歴書テンプレートが形式に合っています
- 営業実績を数字で示したい場合は営業の職務経歴書テンプレートが使いやすい構成です
テンプレートを使う場合も、例文をそのまま流用せず、自分の経験に置き換えて書き直すことが通過率を左右します。



まとめ
- 職務経歴書はワードで、新規作成→フォント設定→見出しと表の作成→本文入力→PDF保存の5ステップで作成する
- 職務要約は数字と具体的な業務内容で示し、抽象的な言葉だけで終わらせない
- 提出前は必ずPDFに変換し、ファイル名を統一してから応募先に送る
手順どおりに進めれば、初めてワードで作成する場合でも、体裁の整った職務経歴書に仕上がります。
職務経歴書の作り方に関するよくある質問
- 職務経歴書はワードとエクセル、どちらで作るべきですか?
-
表計算が中心のエクセルより、文章と表を組み合わせやすいワードのほうが職務経歴書には向いています。レイアウトの自由度が高く、修正や応募先ごとの調整もしやすいためです。
- ワードで作成した職務経歴書はPDFで提出すべきですか?
-
基本的にはPDFでの提出をおすすめします。ワード形式のまま送ると、相手の環境によってレイアウトが崩れて表示される可能性があるためです。作成後は「名前を付けて保存」からPDF形式に変換してください。
- ワードのテンプレートをそのまま使っても大丈夫ですか?
-
テンプレートの活用自体は問題ありませんが、例文をそのまま流用すると内容が薄く見えます。項目の骨組みだけを借りて、本文は自分の経歴・実績に書き換えて使用してください。

