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配偶者の扶養義務とは?履歴書の有・無の判断と正しい書き方

配偶者の扶養義務とは?履歴書の有・無の判断と正しい書き方

この記事では、履歴書にある「配偶者の扶養義務」欄の意味と、有・無どちらに○をつければよいかの判断基準を解説します。共働き・独身・専業主婦など状況別の書き方と記入例、2026年4月の制度改正の影響もまとめました。

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目次

配偶者の扶養義務とは?

履歴書に登場する「配偶者の扶養義務」とは、あなたが配偶者を健康保険上の被扶養者として養っているかどうかを指します。民法上の「夫婦の相互扶助義務」とは意味が異なるため、混同しないよう注意が必要です。

配偶者の意味(法律婚と事実婚の違い)

配偶者とは、婚姻届を提出した法律上の夫または妻のことです。事実婚(内縁関係)のパートナーは法律上の配偶者には該当しないため、履歴書の「配偶者の有無」欄では「無」を選びます。

関係性配偶者の有無備考
法律婚(婚姻届あり)戸籍上の配偶者
事実婚・内縁関係社会保険上は扶養に入れるケースもある
独身

「扶養義務」が指す内容

履歴書における「扶養義務」とは、健康保険制度で配偶者をあなたの被扶養者として届け出ているかどうかです。具体的には、配偶者の年間収入が130万円未満(60歳以上は180万円未満)で、あなたの勤務先の健康保険に被扶養者として加入していれば「扶養義務あり」と判断します。

採用担当者はここを見ている

  • この欄は入社後の社会保険手続きに使う情報で、選考の合否には影響しない
  • 「有」にしたから不利になることはない
  • 仮に間違えても入社時に訂正できるため、深刻に考えすぎなくてよい

履歴書に配偶者の扶養義務欄がある理由

企業が確認する目的

企業が扶養義務欄を設けるのは、入社後の社会保険(健康保険・厚生年金)手続きをスムーズに行うためです。扶養家族がいる場合は被扶養者届の提出が必要になり、家族手当の支給判定にも使われることがあります。

  • 健康保険の被扶養者届に反映する
  • 家族手当・扶養手当の支給判定に使う場合がある
  • 住民税の扶養控除の参考にする

新様式(厚労省推奨)では欄が削除されている

2021年4月に厚生労働省が発表した新しい履歴書様式例では、「配偶者の有無」「配偶者の扶養義務」「扶養家族数」の欄がすべて削除されています。プライバシー保護の観点から不要と判断されたためです。

ただし、市販の履歴書や企業独自のフォーマットには今でもこの欄が残っている場合が多いです。欄がある履歴書を使っている場合は、空欄にせず正しく記入してください。

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配偶者の扶養義務「有」「無」の判断基準

「有」「無」の判断は、配偶者があなたの健康保険の被扶養者かどうかで決まります。以下の条件に当てはめてください。

「有」になる条件

次の2つを両方満たす場合に「有」へ○をつけます。

  • 配偶者の年間収入が130万円未満(60歳以上または障害者は180万円未満)
  • 配偶者が自分の勤務先で社会保険に加入していない(あなたの被扶養者として届け出ている)

「無」になる条件

次のいずれかに該当すれば「無」です。

  • 配偶者がいない(独身)
  • 配偶者の年間収入が130万円以上ある
  • 配偶者が自分の勤務先で社会保険に加入している

判断フローチャート

① 配偶者はいるか → いない → 「無」
② 配偶者の年間収入は130万円未満か → いいえ → 「無」
③ 配偶者は自分の勤務先で社保に加入していないか → 加入している → 「無」
④ ①〜③すべてYes → 「有」

2026年4月改正|130万円の壁が変わる

2026年4月から、健康保険の被扶養者認定における年間収入の判定方法が変更されます。これまでは実際の収入(残業代込み)で判定していましたが、改正後は雇用契約書に記載された予定年収をもとに判定されます。

つまり、契約上の基本給が130万円未満であれば、一時的に残業が増えて実収入が130万円を超えても、即座に扶養から外れる扱いにはなりません。パートで繁忙期に多く働いた方にとっては、扶養を外れる心配が減る改正です。

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【ケース別】配偶者の扶養義務の書き方

自分の状況に当てはまるケースを確認し、記入してください。

独身の場合

項目記入内容
配偶者の有無
配偶者の扶養義務
扶養家族数(配偶者を除く)0人(親などを養っている場合はその人数)

共働き夫婦の場合

配偶者が自身の勤務先で社会保険に加入しているケースです。あなたの被扶養者ではないため、扶養義務は「無」になります。

項目記入内容
配偶者の有無
配偶者の扶養義務
扶養家族数(配偶者を除く)子どもなど扶養している人数

配偶者が専業主婦(夫)の場合

配偶者に収入がない、またはパート収入が年間130万円未満で、あなたの健康保険に被扶養者として入っている場合です。

項目記入内容
配偶者の有無
配偶者の扶養義務
扶養家族数(配偶者を除く)子どもなど扶養している人数

事実婚・内縁関係の場合

事実婚のパートナーは法律上の配偶者ではないため、履歴書の「配偶者の有無」は「無」を選びます。ただし、本人希望欄の書き方を工夫すれば、家族手当の対象になる可能性を企業に伝えることはできます。

項目記入内容
配偶者の有無
配偶者の扶養義務
扶養家族数(配偶者を除く)0人(事実婚相手は含めない)

離婚した場合

離婚が成立していれば配偶者は「無」、扶養義務も「無」です。子どもを引き取って扶養している場合は、扶養家族数にカウントします。

採用担当者はここを見ている

  • ケース別で最も間違いが多いのは「共働き夫婦」のパターン。配偶者がいるからといって自動的に「有」にしないこと
  • 独身で「有」に○をしてしまう書き間違いも多い。提出前に一度確認すれば防げる
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扶養家族数の正しい数え方

「配偶者の扶養義務」欄の隣にある「扶養家族数(配偶者を除く)」も、セットで書き方を押さえておきましょう。

扶養家族にカウントする条件

扶養家族としてカウントできるのは、以下の条件をすべて満たす人です。

  • 年間収入が130万円未満(60歳以上は180万円未満)
  • 自分の勤務先で社会保険に加入していない
  • 3親等以内の親族であること
  • 主にあなたの収入で生活していること

たとえば同居する母親(年金収入180万円未満・75歳未満)を養っている場合は、扶養家族数に1人とカウントします。扶養家族数の数え方についてさらに詳しく知りたい方は関連記事をご確認ください。

配偶者は扶養家族数に含めない

履歴書の「扶養家族数」は配偶者を除いた人数を書きます。配偶者の扶養状況は隣の「配偶者の扶養義務」欄で示すため、二重にカウントしない点に注意してください。

数え方の早見表

独身・扶養なし → 扶養家族数:0人
既婚・子ども2人を扶養 → 扶養家族数:2人(配偶者は数えない)
独身・母親を扶養 → 扶養家族数:1人

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書き間違えたらどうなる?採用担当者のホンネ

「有」と「無」を間違えてしまった場合、選考に影響するのか不安に感じる方は多いです。結論から言えば、この欄の記入ミスだけで不採用になることはまずありません

選考に影響するのか

配偶者の扶養義務欄は人事・労務が入社手続き用に確認する項目です。採用担当者が書類選考で合否を決める際、この欄を理由に落とすことはありません。仮に間違いがあった場合も「確認事項」として扱われるだけです。

訂正が必要な場合の対応方法

提出前に間違いに気づいた場合は、二重線を引いて訂正印を押すか、新しい用紙に書き直してください。提出後に気づいた場合は、面接時に口頭で伝えるか、入社手続きの際に正しい情報を申告すれば問題ありません。

NG例

独身なのに「配偶者:有」「扶養義務:有」にしてしまうケース。焦って書くと意外とやりがちなミスです。提出前に「自分は結婚しているか」「配偶者を自分の社保で養っているか」の2点だけ確認する習慣をつけましょう。

また、配偶者とは何かをもっと詳しく知りたい方は、関連記事で学生向けの記入例とあわせて確認できます。

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まとめ

  • 「配偶者の扶養義務」とは、配偶者をあなたの健康保険の被扶養者として養っているかどうかのこと
  • 判断基準は「配偶者の年収130万円未満」かつ「配偶者が自分の社保に加入していない」の2点
  • 独身・共働きなら「無」、配偶者が専業主婦(夫)やパート(年収130万円未満)で自分の被扶養者なら「有」
  • 書き間違えても選考に直接影響しないが、提出前の確認で簡単に防げる
  • 2026年4月から残業代を含めず判定される改正があり、パート勤務の配偶者は扶養に留まりやすくなる

履歴書の扶養欄は、提出前に「配偶者がいるか」「その人を自分の社保で養っているか」を確認するだけで正しく記入できます。

配偶者の扶養義務に関するよくある質問

配偶者の扶養義務と扶養家族数の違いは何ですか?

「配偶者の扶養義務」は配偶者を養っているかを示す欄で、「扶養家族数」は配偶者を除いた被扶養者の人数を記入する欄です。配偶者を扶養家族数に含めないよう注意してください。

パート収入が年130万円ギリギリの配偶者は「有」「無」どちらですか?

年間収入が130万円未満で、配偶者が自分の勤務先で社会保険に加入していなければ「有」です。130万円以上になっている、または配偶者自身が社保に加入済みであれば「無」を選んでください。2026年4月以降は雇用契約上の予定年収で判定されるため、残業代で一時的に超えた場合は「有」のままで構いません。

厚労省の新様式にはこの欄がありません。空欄の履歴書で提出してもよいですか?

厚生労働省が2021年4月に公表した新様式には配偶者・扶養義務欄がないため、新様式で提出すれば記入不要です。一方、企業指定の用紙や市販の履歴書に欄がある場合は空欄にせず正しく記入してください。

事実婚のパートナーがいる場合はどう書けばよいですか?

事実婚(内縁関係)は法律上の配偶者に該当しないため、「配偶者の有無:無」「扶養義務:無」と記入します。ただし健康保険では内縁の配偶者も被扶養者に認められるケースがあるため、入社手続き時に人事に相談すると家族手当等の対象になる可能性があります。

参考:身上書の家族欄の書き方と注意点

参考:履歴書 社会保険加入希望の書き方

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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