この記事では、バイト履歴書の希望勤務時間の書き方を、状況別例文と採用担当者が実際にチェックするポイントとあわせて解説します。大学生・扶養内・掛け持ちなど複数の状況に対応した例文も掲載しています。
希望勤務時間欄はバイト履歴書でも必ず記入すべき理由
バイトの履歴書に設けられている「本人希望記入欄」。「希望勤務時間はここに書くのか」「そもそも書いていいのか」と迷う方は少なくありません。結論を先に言うと、希望勤務時間は積極的に記入すべき欄です。
空欄・「特になし」では記入漏れと受け取られるリスク
希望勤務時間欄を空欄にしたり「特になし」と書いたりするだけでは、採用担当者に「記入を忘れた」「シフトに関する意識が低い」という印象を与えかねません。
特に希望がない場合でも、「貴社の規定に従います」「シフトについてはご要望に合わせて柔軟に対応できます」などの一文を添えることで、前向きな姿勢が伝わります。
希望を書いても採用に不利にはならない
「条件を書きすぎると落とされる」という不安を持つ方は多いですが、採用条件の範囲内で正直に書くことは不利になりません。むしろ、入社後にシフトのミスマッチが起きるほうが、採用担当者にとっては大きな問題です。
採用側が「一緒に働けるか」を判断するための材料として、希望欄の情報は重要な役割を果たします。正直に書くことで、条件が合う職場とだけつながれるというメリットもあります。
バイト履歴書の希望勤務時間を書く5つのルール
希望勤務時間を記入する際には、押さえておくべきルールが5つあります。これらを守るだけで、採用担当者の読みやすさと、あなたの働く意欲が格段に伝わりやすくなります。
ルール①:応募先のシフトパターンを事前確認する
記入前に、応募先の求人票に書かれているシフトパターンを必ず確認しましょう。「早番9:00〜15:00、遅番15:00〜21:00」のようなシフト区分がある職場では、その区分に沿った書き方が伝わりやすいです。
応募条件の範囲内で希望を伝えることが大前提です。求人に「週3日以上勤務できる方」と書いてある場合に「週1日のみ希望」と書けば、採用の可能性はほぼなくなります。
ルール②:具体的な時間帯を数字で書く
「昼頃」「午前中」のような曖昧な表現ではなく、「10:00〜15:00」のように時間を数字で書くことが重要です。採用担当者がシフトを組む際に、具体的な数字がないと判断材料になりません。
「何時から何時まで勤務可能か」を明記することで、採用後のシフトトラブルを未然に防げます。
ルール③:一言理由を添えると印象が変わる
「週3日以上、17:00以降を希望します」だけでも伝わりますが、「大学の講義が16:00までのため、週3日以上、17:00以降を希望します」と理由を添えるだけで、採用担当者の受け取り方が変わります。
理由があると「計画性がある」「ミスマッチを防ごうとしている」という好印象につながります。長い説明は不要で、1文で十分です。
ルール④:肯定表現でシフトの柔軟性を示す
「〇〇日はNG」「〇〇時以降は無理」のような否定表現ではなく、「〇〇曜日と〇〇曜日に勤務可能です」のように、できることを肯定的に表現しましょう。
「土日は基本的に出勤可能です。平日は授業のため17:00以降を希望します」のように、融通が利く部分を前に出すと、採用担当者に前向きな印象を与えられます。
ルール⑤:給与・待遇の希望はここに書かない
本人希望欄に「時給1,200円以上を希望します」「交通費全額支給を希望します」のような給与・待遇に関する記述は避けましょう。
給与・待遇の交渉は面接の場が適切です。履歴書に条件を書きすぎると、「条件にうるさい人」という印象を与えかねません。希望勤務時間欄はシフトに関する情報に絞るのが基本です。
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書き方のルールを押さえたうえで、実際に採用担当者が「シフトが組めない」「採用が難しい」と判断するNG例を確認しておきましょう。
NG①:条件が多すぎてシフトが組めないと判断される
❌ NG例
「月・水・金の13:00〜17:00のみ。火・木・土・日は不可。試験前2週間は休みを希望。長期休暇中は週5日勤務可能ですが、旅行の際はまとめて休みたいです。」
条件が細かすぎてシフトが組みにくく、採用担当者が「難しい」と感じる典型例です。制限事項が多いほど、他の候補者と比べて不利になります。
✅ 改善例
「週3日以上、13:00〜17:00を希望します(大学の講義スケジュールによります)。試験前後のシフト調整については都度ご相談できます。」
制限を列挙するより、「できること」と「相談できること」を端的に伝えるほうが採用担当者には親切です。
NG②:「〇〇以外はNG」などネガティブ表現を使う
❌ NG例
「土日祝日は絶対に無理です。夜遅い時間は嫌です。残業もできません。」
「無理」「嫌」「できません」のような否定語は、採用担当者に拒絶感を与えマイナス評価につながります。
✅ 改善例
「平日の10:00〜17:00を中心に勤務できます。勤務時間の詳細については面接でご相談できれば幸いです。」
NG③:採用条件に合わない内容を書く
求人票に「週3日以上・1日5時間以上」と記載がある職場に、「週1〜2日、1日3時間程度希望」と書くのは採用対象外となる可能性が高いです。
応募前に必ず求人票の勤務条件を確認し、条件の範囲内で希望を伝えることが基本です。条件が合わない場合は、別の求人を探す判断も必要です。
【状況別例文5選】そのまま使えるバイト希望勤務時間の書き方
状況別に使いやすい例文を5パターン用意しました。自分の状況に近いものを選び、時間帯・曜日・理由の部分を調整してそのまま使えます。
| 状況 | 記入のポイント |
|---|---|
| 大学生・授業あり | 講義終わりの時間を起点に記載。試験前の調整も一言添える |
| 扶養内希望(主婦・夫) | 週の上限時間数を具体的に明記。「家庭の事情」の一言で理由はOK |
| フリーター・フルタイム | 「貴社の規定に合わせます」で即戦力感をアピール |
| 日によって時間が変わる | 曜日別の時間を箇条書き。「詳細は面接で」と締める |
| 掛け持ちバイトあり | 週の合計時間の上限を明示。掛け持ちを先に伝えてトラブル防止 |
①大学生・授業と両立したい場合
✅ 例文
「大学の講義が月〜金の16:00までのため、平日は17:00以降を希望します。土・日は終日勤務可能です。週3〜4日を希望しますが、シフトのご要望に合わせて調整できます。試験期間(6月・12月頃)のシフト調整については、事前にご相談させてください。」
採用担当者はここを見ている
- 「講義が〇〇時まで」という理由があることで、シフト組みの見通しが立てやすくなる
- 土日が出られる旨を書くと、週末に人手が必要な飲食・小売では特に評価されやすい
- 試験期間の調整を先に伝えておくことで、採用後のトラブルを未然に防げる
②扶養内で働きたい主婦(夫)の場合
配偶者の扶養に入ったまま働く場合は、年収の上限(103万円・130万円など)があるため、週の勤務時間に制約があります。希望欄には週の上限時間数を具体的に明記するのがポイントです。
✅ 例文(103万円の壁を意識する場合)
「家庭の事情により、週20時間以内での勤務を希望します。勤務時間帯は9:00〜15:00を基本としていますが、ご要望に応じて相談できます。土日も出勤可能です。」
✅ 例文(130万円の壁を意識する場合)
「扶養内での勤務を希望します。週25時間以内を目安に、9:00〜14:00の時間帯でシフトに入ることができます。子供の学校行事がある際は事前にお知らせします。」
「扶養内」という言葉だけでは採用担当者が時間数を把握しにくいため、週の上限時間数とあわせて記載することが重要です。
③フリーターでしっかり稼ぎたい場合
✅ 例文
「週5日以上の勤務が可能です。シフトや勤務時間については貴社の規定に合わせます。土日祝日も出勤できます。長時間勤務にも対応できますので、お気軽にご相談ください。」
フリーターにとって「シフトに多く入れる」ことは最大のアピールポイントです。「貴社の規定に合わせます」という一言が、採用担当者に即戦力感と柔軟性を同時に伝えます。
④日によって勤務時間が変わる場合
週によって、日によって出られる時間が異なる場合は、曜日ごとの時間を簡潔に記載し、「詳細は面接でご相談」と締めると読みやすくまとまります。
✅ 例文
「曜日によって勤務可能な時間が異なります。
・月・水・金:10:00〜15:00
・火・木:15:00〜20:00
・土・日:応相談
詳細については面接でご相談できれば幸いです。」
すべての曜日を細かく記載する必要はありません。「週3日程度、1日5時間前後を希望。詳細は面接にてご確認ください」のようにシンプルにまとめる書き方も有効です。
⑤掛け持ちバイトをしている場合
掛け持ちバイトをしている場合、正直に記載しておくことで採用後のトラブルを防げます。週の合計勤務時間の上限を明記しておくと採用担当者が判断しやすくなります。
✅ 例文
「別のアルバイトとの兼務を前提として、週3日・1日5時間程度を希望します。勤務可能な曜日・時間帯は柔軟に調整できます。詳細は面接でご確認ください。」
採用担当者が後から掛け持ちを知るよりも、事前に伝えておくほうが信頼につながります。週の合計勤務可能時間を示しておくと、シフトの上限が明確になり判断しやすくなります。
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書き方のルールと例文を押さえたうえで、採用担当者がどのような目線で希望欄を読んでいるかを理解しておきましょう。知っているかどうかで、書き方のクオリティが変わります。
採用担当者がシフト組みで見ているポイント3つ
採用担当者が希望欄で確認していること
- 週のシフトが組めるか:「最低週何日・何時間入れるか」がシフト組みの最重要情報。これが不明だと採用判断が難しくなる
- 繁忙期・閑散期に対応できるか:土日・祝日・長期休暇に出られるかどうかは、飲食・小売・観光など多くの業態で非常に重視される
- 採用後にミスマッチが起きないか:希望欄の内容と実際の勤務がずれると双方にとって損失。採用側は事前に条件確認をしてトラブルを防ごうとしている
「柔軟に対応できます」を具体的に書く方法
「シフトは柔軟に対応できます」という一文は魅力的に見えますが、採用担当者には判断材料として機能しません。「柔軟」の中身を具体化することが重要です。
❌ NG例(曖昧な柔軟性)
「シフトは柔軟に対応できます。」
「柔軟」の範囲がわからず、採用担当者はシフトが組めるかどうか判断できません。
✅ 良い例(具体的な柔軟性)
「週3〜5日、10:00〜18:00の範囲で勤務できます。土日も対応可能で、繁忙期はシフトを増やすことも可能です。」
「どの時間帯に・何日・どのくらい入れるか」を3点セットで伝えると、採用担当者が即座に判断できる情報になります。書き方に迷ったら、この3点を意識してみてください。
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- 希望勤務時間欄は空欄にせず、希望がなくても「貴社の規定に従います」などの一文を記入する
- 時間帯は「昼頃」ではなく「10:00〜15:00」のように数字で具体的に書く
- 「〇〇以外はNG」のようなネガティブ表現は避け、できることを肯定的に伝える
- 理由を一言添えると採用担当者の印象が良くなり、シフトの計画も立てやすくなる
- 大学生・扶養内・掛け持ちなど状況に応じた例文を参考に、自分の状況に合った書き方をする
希望を正直に書くことは、採用後のミスマッチを防ぐための大切なステップです。ルールを押さえて、自分の働き方を具体的に伝えましょう。
希望勤務時間に関するよくある質問
- 希望勤務時間欄は空欄でもいいですか?
-
空欄は「記入漏れ」と受け取られる可能性があります。特に希望がない場合でも「貴社の規定に従います」や「シフトの詳細については面接でご相談できれば幸いです」と一文書いておくことをおすすめします。
- 扶養内で働きたい場合、希望欄にどう書けばいいですか?
-
「週20時間以内」「週25時間以内」のように、週の上限時間数を明記するのが伝わりやすいです。「扶養内」という言葉だけでは採用担当者が時間数を把握しにくいため、具体的な数字とあわせて記載しましょう。
- 日によって勤務できる時間が違う場合はどう書きますか?
-
曜日ごとに勤務可能な時間帯を箇条書きで記載し、「詳細は面接でご相談できれば幸いです」と締める形が読みやすくまとまります。全曜日の記載が難しい場合は「週3日程度、1日5時間前後を希望。詳細は面接にてご確認ください」のようにまとめることもできます。
- 掛け持ちバイトをしていることは書いた方がいいですか?
-
書いておくことをおすすめします。採用後に発覚するよりも、事前に正直に伝えておくほうがトラブルを防げます。「別のアルバイトとの兼務を前提として、週3日・1日5時間程度を希望します」のように、希望する勤務時間とあわせて記載しましょう。


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