複数ページ・複数ファイルに分かれた履歴書PDFは、無料の標準機能だけで1つにまとめられます。写真ページと本文が別ファイルになった方、職務経歴書と結合すべきか迷っている方に向けて、Windows・Mac・スマホ別の具体的な手順と、採用担当者が見るページ順やファイル名の注意点まで解説します。
履歴書PDFを一枚にまとめる方法【結論】
結論|複数ページ・複数ファイルは無料の標準機能で結合できる
結論として、Windows・Mac・スマホのいずれも、追加ソフトを購入しなくても標準機能だけでPDFを1つに結合できます。次のような状況に心当たりがある方は、このあとの手順どおりに進めれば解決します。
- Word・スマホアプリで作った履歴書が、写真ページと本文ページの2ファイルに分かれてしまった
- 履歴書と職務経歴書がそれぞれ別のPDFファイルになっている
- 手書き書類をスマホで複数枚撮影したら、ページごとに別ファイルで保存された
- 応募先や転職サイトから「1つのファイルにまとめて提出してください」と指定された
採用担当者はここを見ている
- 管理のしやすさ:応募書類が1ファイルにまとまっていると、開く手間・保存先の管理が減り、他の応募者の書類と混ざりにくい
- ページの抜け漏れ防止:複数ファイルだと、印刷やアップロードの際に1ファイル分だけ提出し忘れるミスが起きやすい
- 第一印象:ファイルを開いた瞬間に必要な情報がすべて揃っていると、「準備が丁寧な人」という印象につながりやすい
なお、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートなどWord形式のファイルをお使いの場合は、結合の前にPDFへ変換しておく必要があります。変換手順で崩れやすいポイントは以下の記事で詳しく解説しています。

Windowsで履歴書PDFを1つにまとめる手順
Windowsには専用の結合ソフトは入っていませんが、「印刷」機能を応用することで無料のまま結合できます。エクスプローラーの操作だけで完結するため、新しいアプリを探す必要はありません。
- エクスプローラーで結合したいPDFファイルをすべて選択する(Ctrlキーを押しながらクリック)
- 選択したファイルの上で右クリックし、「印刷」を選ぶ
- 印刷ダイアログのプリンター欄で「Microsoft Print to PDF」を選択する
- プレビューでページの並び順に問題がないか確認する
- 「印刷」をクリックし、保存先とファイル名を指定して保存する
NG例
ファイルを選択する順番を確認せずに印刷を実行すると、履歴書より先に職務経歴書のページが来てしまうことがあります。この方法はファイル選択順に結合されるため、必ず印刷プレビューでページの並びを確認してから保存してください。
Macで履歴書PDFを1つにまとめる手順
Macは標準アプリの「プレビュー」だけで、ドラッグ操作のみでPDFを結合できます。Windowsより直感的に並び替えができるのが利点です。
- 1つ目のPDFを「プレビュー」アプリで開く
- ツールバーの「表示」→「サムネール」を選び、サイドバーにページ一覧を表示する
- 結合したい別のPDFファイルを開き、追加したいページのサムネールをドラッグしてサイドバーに移動する
- ドラッグ先で並び順を調整する(ページを掴んだまま上下に動かすだけでOK)
- 「ファイル」→「書き出す」からPDF形式で保存する
スマホで複数枚の履歴書PDFを1つにまとめる手順
iPhoneは標準の「ファイル」アプリだけで結合できます。Androidには結合専用の標準機能がないため、無料のオンラインツールを使うのが確実です。
良い例文(iPhoneで結合する手順)
- 「ファイル」アプリを開き、結合したいPDFを同じフォルダに保存する
- 右上の「選択」をタップし、結合したいファイルを順番どおりに選ぶ
- 共有アイコンから「PDFを作成」または「PDFを結合」をタップする
- 結合されたファイル名を、あとで分かりやすい名前に変更しておく
Androidの場合は、Adobe Acrobatの無料オンラインツールなどにブラウザからアクセスし、ファイルをアップロードするだけで結合できます。個人情報を含む書類のため、アップロード後は必ずファイルの自動削除ポリシーを確認してから利用してください。
| 環境 | 使う機能・ツール | 費用 |
|---|---|---|
| Windows | エクスプローラーの印刷機能(Microsoft Print to PDF) | 無料 |
| Mac | プレビューアプリ(サムネールのドラッグ) | 無料 |
| iPhone | ファイルアプリ(PDFを作成) | 無料 |
| Android | Adobe Acrobatなどの無料オンラインツール | 無料(一部回数制限あり) |
結合したファイルを紙で提出する場合は、コンビニのマルチコピー機で見開き印刷する方法も知っておくと安心です。

履歴書と職務経歴書を1つのPDFにまとめるべきケース
企業が「1ファイルで」と指定している場合の対処法
募集要項やメールで「履歴書・職務経歴書を1つのファイルにまとめてお送りください」と指定されている場合は、指示のとおりに結合するのが正解です。先に履歴書と職務経歴書をそれぞれ完成させてから、前述の手順で1ファイルにまとめるのが最も崩れにくい進め方です。
転職活動用の書類をこれから作る場合は転職用の履歴書テンプレート、ハローワーク経由での応募ならハローワーク用の職務経歴書テンプレートを使うと、書式の統一が取れて結合後のレイアウトも安定しやすくなります。
指定がない場合はどうすべきか(採用担当者の本音)
指定がない場合は、無理に1ファイルへまとめる必要はありません。むしろそれぞれ独立したPDFのまま、ファイル名で書類の種類を分けて送るほうが管理しやすいという採用担当者は多いです。
良い例
指定がない場合:「山田太郎_履歴書.pdf」「山田太郎_職務経歴書.pdf」の2ファイルで送付する
NG例
指定がないのに無理やり結合し、ファイル名が「新規結合.pdf」など無関係な名前のまま送ってしまう。何ページ目が履歴書で何ページ目が職務経歴書か、開くまでわからない状態は管理の手間を増やしてしまいます。
採用担当者はここを見ている|まとめる際の注意点
ページ順・向き・ファイルサイズのチェックポイント
PDFを結合したら、送付・印刷の前に必ず全ページを見直してください。結合作業そのものより、結合後の見直しを省略することの方がトラブルの原因になりやすいです。
- ページ順:1ページ目が履歴書の基本情報、続いて学歴・職歴、職務経歴書という順番になっているか
- 向き:縦向き・横向きのページが混在していないか
- ファイルサイズ:証明写真を含めても2MB以内に収まっているか(超える場合は写真を圧縮する)
- 透かし:無料オンラインツールを使った場合、ウォーターマーク(透かし)が入っていないか
採用担当者はここを見ている
- 結合後のファイルを開いた最初の数秒で、書類全体の印象が決まる
- ページ順が乱れていると、内容を確認する前に「確認不足」という評価につながることがある
- ファイル名に氏名が入っているだけで、他の応募者の書類と混ざらず管理しやすくなる
状況別|写真ページ・手書きスキャンを一枚にまとめる方法
スマホで撮影した複数枚を1つのPDFにする
証明写真だけ別で撮影し、本文と写真が別ファイルになるケースは多いです。この場合も前述のiPhone・Android向けの結合手順で問題なく1つにまとめられます。撮影は明るい場所で真上から行うと、結合後も文字や写真が鮮明に保たれます。
手書き履歴書をスキャンして1つにまとめる
手書きの履歴書は、表面・裏面を別々にスキャンすると2つのファイルに分かれがちです。「Adobe Scan」「Microsoft Lens」などのスキャンアプリには複数ページを1つのPDFとして続けて保存する機能があるため、最初から連続スキャンを選ぶと結合の手間を省けます。
採用担当者は、スキャンの継ぎ目や向きの乱れも「提出前の確認を怠っていないか」という視点で見ています。結合後は必ず全ページを開き、傾き・切れ・濃淡のムラがないか確認してから提出してください。
良い例
スキャンアプリで表面を撮影後、「ページを追加」を選んで続けて裏面を撮影し、1つのPDFとして保存する
NG例
表面と裏面をそれぞれ別々に「新規スキャン」として保存してしまい、後から2つのPDFファイルを結合する二度手間が発生する。最初にアプリの連続スキャン機能を確認しておくのがおすすめです。
履歴書PDFを一枚にまとめた後のファイル名・提出マナー
結合が終わったら、提出前にファイル名を整えます。「日付+書類の種類+氏名」の形式にすると、採用担当者が複数の応募者を管理する際にもわかりやすくなります。
良い例
20260722_履歴書職務経歴書_山田太郎.pdf
NG例
結合.pdf/PDF1.pdf/新規ドキュメント.pdf
誰の何の書類かがファイル名からわからず、採用担当者の管理の手間を増やしてしまいます。
メール送付時の件名の書き方やパスワード設定の要否など、提出マナー全般については以下の記事も参考にしてください。

まとめ
- 複数ページ・複数ファイルの履歴書PDFは無料の標準機能で1つにまとめられる:Windowsは印刷機能、Macはプレビュー、iPhoneはファイルアプリで完結する
- 履歴書と職務経歴書の結合は指定の有無で判断する:企業からの指定があれば結合、なければ書類ごとに分けて送るのが無難
- 結合後は必ず見直す:ページ順・向き・ファイルサイズ・透かしの4点を確認してから提出する
- ファイル名を整える:「日付+書類の種類+氏名」の形式にすると採用担当者に管理しやすい印象を与えられる
結合の手順自体は数分で終わる作業です。焦らず一つずつ手順を確認しながら、提出前の最終チェックまで済ませておきましょう。
履歴書PDFを一枚にまとめる方法に関するよくある質問
- 履歴書PDFを無料で1つにまとめる方法はありますか?
-
あります。Windowsはエクスプローラーで対象ファイルを選択し「印刷」から「Microsoft Print to PDF」を使う方法、Macはプレビューアプリでサムネールをドラッグする方法、iPhoneは標準の「ファイル」アプリでいずれも無料かつ標準機能だけで結合できます。追加ソフトの購入は不要です。
- 履歴書と職務経歴書は必ず1つのPDFにまとめるべきですか?
-
企業や転職サイトから「1つのファイルで」と指定がある場合のみ結合してください。指定がない場合は、無理にまとめる必要はなく、それぞれ独立したPDFのままファイル名で書類の種類を分けて送るほうが、採用担当者にとって管理しやすいケースが多いです。
- 結合すると印刷したときのページ順はどうなりますか?
-
結合方法によってはファイルを選択した順番がそのままページ順になります。特にWindowsの印刷機能を使う方法は、選択順に結合されるため、印刷プレビューで並び順を必ず確認してから保存してください。Macのプレビューアプリはサムネール上でドラッグして自由に並び替えられます。
- スマホだけで履歴書PDFを結合できますか?
-
できます。iPhoneは標準の「ファイル」アプリで複数のPDFを選択し「PDFを作成」を選ぶだけで結合できます。Androidには標準の結合機能がないため、Adobe Acrobatなどの無料オンラインツールにブラウザからアクセスしてファイルをアップロードする方法が確実です。

