職務経歴書は、無料のワードテンプレートをダウンロードすれば十分に対応できます。会員登録が必要なサービスと不要なサービスがあり、選び方を間違えると余計な手間がかかります。この記事では、すぐ使える入手先の比較、編年体・逆編年体などフォーマットの違い、採用担当者に評価される埋め方までまとめて確認できます。
職務経歴書はワードの無料テンプレートをダウンロードすれば作れる【結論】
結論
職務経歴書は、市販ソフトを購入したり自作したりする必要はありません。ハローワークや転職サイトが無料で配布しているワードテンプレートをダウンロードし、自分の経歴に合わせて内容を埋めるだけで提出用の書類が完成します。
迷いやすいのは「どこからダウンロードするか」と「どの形式を選ぶか」の2点です。会員登録が必要なサイトと不要なサイトが混在しているため、急いでいるときほど選択を間違えやすい部分です。
今すぐダウンロードできる無料テンプレート3選
代表的な入手先を、会員登録の要否と形式で比較しました。急いでいる場合は登録不要のハローワークインターネットサービス、職種別の書き方見本まで欲しい場合はdoda・マイナビ転職を選ぶと迷いにくくなります。
| 提供元 | 会員登録 | 形式 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハローワークインターネットサービス | 不要 | Word・PDF | 公式の標準様式。シンプルで迷いが少ない |
| doda | 必要(無料) | Word・Excel・PDF | 編年体・逆編年体・キャリア式など形式が豊富 |
| マイナビ転職 | 必要(無料) | Word・Excel | 職種別の記入例つきで書き方に迷いにくい |
テンプレートの正しい使い方とNG例
テンプレートをダウンロードした後の埋め方で、書類選考の通過率は大きく変わります。良い例とNG例を比較して確認してください。
良い例文
ダウンロードしたテンプレートのサンプル文言をすべて削除し、「既存顧客50社を担当し、追加提案の成約率を18%から35%に改善」のように具体的な数字を入れて書き直した。
NG例
テンプレートの「株式会社〇〇にて営業職として従事」というサンプル文言を消し忘れたまま提出した。サンプル文言の消し忘れは採用担当者に一瞬で気づかれる。
採用担当者はここを見ている
- テンプレートの見た目より「具体的な数字で埋まっているか」を重視する
- サンプル文言の消し忘れやレイアウト崩れは、内容を読む前にマイナス印象を与える
職務経歴書のワードテンプレートを選ぶ前に知っておきたい3つの形式
ダウンロードしたテンプレートには主に3つの形式があります。自分の経歴に合わない形式を選ぶと、書きにくさだけでなく採用担当者への伝わり方も弱くなります。
採用担当者は形式そのものの良し悪しではなく、経歴の見せ方が状況に合っているかを見ています。転職回数が少ないのに逆編年体を選ぶなど、経歴とちぐはぐな形式を使うと読みにくさだけが目立ちます。
| 形式 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 編年体 | 古い順に経歴を記載。採用担当者が読み慣れている | 転職回数が少なく在籍期間が長い人 |
| 逆編年体 | 直近の経歴から記載。最新の実績を先に伝えられる | 転職回数が多い・直近の実績を強調したい人 |
| キャリア式 | 職種・スキル軸でまとめる | 複数職種の経験がありスキルを前面に出したい人 |
編年体形式
入社した順番に職務経歴を並べる形式です。履歴書と同じ時系列で読めるため、採用担当者が「いつ・どこで・何をしたか」を追いやすくなります。在籍期間が長い人ほど、定着性が伝わりやすい形式です。
逆編年体形式
最新の職務経歴を最上段に記載する形式です。採用担当者が最初に目にするのが直近の実績になるため、「今の自分に何ができるか」を最初に伝えたい場合に向いています。
キャリア式
時系列ではなく、職種や業務内容ごとに経歴をまとめる形式です。異業種への転職や、複数の会社で似た業務を担当してきた場合に、経験の一貫性を見せやすくなります。
状況別|職務経歴書テンプレートの選び方
働き方や応募先によって、選ぶべきテンプレートの構成は変わります。自分の状況に近いテンプレートを選ぶと、入力する項目に迷わずに済みます。
- ハローワーク経由での応募を予定している場合は、ハローワーク用の職務経歴書テンプレートを使うと、窓口指定のフォーマットとの齟齬が起きにくくなります。
- パート勤務からの応募であれば、勤務時間や扶養内での働き方を記載しやすいパート用の職務経歴書テンプレートが適しています。
- 派遣社員としての経歴が中心の場合は、派遣先と派遣元を分けて記載できる派遣の職務経歴書テンプレートを選ぶと経歴の整理がしやすくなります。
- アルバイト経験しかない場合でも、担当業務や工夫を具体的に書けるアルバイト用の職務経歴書テンプレートを使えば書く内容に迷いにくくなります。
採用担当者は、応募先の雇用形態に合った項目が記載されているかを確認しています。状況に合わないテンプレートをそのまま使うと、必要な情報が抜け落ちやすくなる点に注意してください。
採用担当者はテンプレートのどこを見ているか
「テンプレートを使うと他の応募者と同じになるのでは」と考える人もいますが、採用担当者はテンプレートの種類ではなく、埋められた中身を見ています。
採用担当者はここを見ている
- 職務要約の冒頭数行だけで「続きを読む価値があるか」を判断している
- 「担当しました」で終わる記述より、規模・人数・成果の数字が入っているかを見る
- 同じテンプレートを使っていても、内容の具体性で書類の印象は大きく変わる
テンプレートをそのまま使って落ちる人の多くは、フォーマットではなく記述の抽象度に原因があります。「業務に真摯に取り組んだ」ではなく、「月間30件の商談を担当し、成約率を15%から28%に改善した」のように書き換えるだけで印象は変わります。
職務経歴書テンプレートで失敗しない3つの注意点
テンプレートに内容を入力した後、提出前に必ず確認すべき点が3つあります。ここを見落とすと、内容がどれほど良くても書類の印象が下がってしまいます。
- ファイル形式:提出前に必ずPDFに変換する。ワード形式のまま送ると相手の環境でレイアウトが崩れることがある
- ファイル名:「職務経歴書_氏名.pdf」のように誰の書類かわかる名前を付ける
- レイアウト確認:PDF変換後に表のズレや余白ページがないか目視で確認する
採用担当者はここを見ている
採用担当者が書類を開いた瞬間に確認するのは、指定形式で届いているか、レイアウトが崩れていないかの2点です。中身を読む前に判断される部分のため、提出直前の確認を省略しないでください。



まとめ
- 職務経歴書はハローワークや転職サイトの無料ワードテンプレートで十分作成できる
- 会員登録が不要なのはハローワークインターネットサービス。doda・マイナビ転職は無料登録が必要
- 形式は編年体・逆編年体・キャリア式の3種類。自分の経歴に合ったものを選ぶ
- サンプル文言の消し忘れとレイアウト崩れは、内容以前に印象を下げる原因になる
テンプレートは書類の骨格にすぎません。数字を使った具体的な記述で埋めることが、書類選考の通過率を左右します。
職務経歴書のワードテンプレートに関するよくある質問
- 職務経歴書のワードテンプレートは会員登録なしでダウンロードできますか?
-
ハローワークインターネットサービスの様式であれば会員登録なしでダウンロードできます。doda・マイナビ転職などの転職サイトは無料の会員登録が必要ですが、職種別の書き方見本が付いている点がメリットです。
- ダウンロードしたテンプレートをそのまま提出しても大丈夫ですか?
-
サンプル文言をすべて自分の経歴に書き直してから提出してください。サンプル文言が残ったままの書類は、採用担当者に「テンプレートのコピー」だとすぐに気づかれてしまいます。
- ワードのテンプレートはMacでも編集できますか?
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Mac版のWordやPagesで開いて編集できます。ただしPagesで開くとレイアウトが崩れる場合があるため、編集後は必ずPDFに変換し、全ページのレイアウトを確認してから提出してください。
- 職務経歴書はワードとエクセルのどちらを使うべきですか?
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どちらで作成しても提出時の評価に差はありません。表を使った項目管理をしたい場合はエクセル、文章量の調整を重視する場合はワードが向いています。いずれの場合も提出前にPDFへ変換してください。

