アルバイトの履歴書の本人希望記入欄は、シフト希望と連絡可能な時間帯を具体的に書くのが正解です。何を書けばいいか分からず手が止まる方も少なくありませんが、書き方には明確なコツがあります。この記事では、状況別の例文と採用担当者が本人希望記入欄で確認しているポイント、書いてはいけない内容までまとめて解説します。
アルバイトの本人希望記入欄の書き方と記入例
結論:まず書くべき3つのこと
アルバイトの本人希望記入欄に書くべき内容は、大きく分けて①シフト(勤務可能な曜日・日数)②連絡がとりやすい時間帯③特別な希望の有無の3つです。給与や待遇の希望は書かず、面接で直接伝えるのがマナーとされています。
- シフト希望:週何日、何曜日に働けるかを大まかに記入
- 連絡可能な時間帯:電話がつながりやすい曜日・時間を記入
- 特別な希望:扶養内勤務・通勤方法など、譲れない条件のみ記入
アルバイト用の履歴書を用意する段階であれば、アルバイト用の履歴書テンプレートから本人希望記入欄のフォーマットを確認しておくとスムーズです。
【状況別】アルバイト本人希望記入欄の例文
シフト希望がある場合
良い例文
週3〜4日程度の勤務を希望いたします。平日は17時以降、土日は終日勤務可能です。ご連絡は平日18時以降であればいつでも対応いたします。
NG例
月曜17〜20時、水曜18〜21時、金曜17〜19時のみ勤務可能。それ以外の曜日・時間は一切対応できません。曜日と時間を細かく限定しすぎると、シフトを組みにくい人という印象を与えます。
採用担当者はここを見ている
- 希望と募集要項のシフト条件が合っているか
- 週の勤務日数に幅があり、調整の余地があるか
特に希望がない場合
良い例文
特にございません。貴社の規定に従います。
NG例
特になし(空欄のまま提出する)空欄や「特になし」の一言だけでは、記入漏れと誤解される場合があります。
扶養内希望がある場合
配偶者や親の扶養範囲内で働きたい場合は、年収の上限を具体的な金額で記入するのが基本です。「年収130万円以内での勤務を希望いたします。シフトはご相談に応じます。」のように、金額と柔軟性をセットで伝えます。扶養の壁の基準額や状況別の詳しい例文は、以下の記事で詳しく解説しています。

採用担当者は本人希望記入欄のここを見ている
本人希望記入欄は、採用担当者が「シフトを組めるかどうか」を判断する材料として読まれています。空欄や曖昧な記載のままだと、面接で改めて確認する手間が発生し、選考のテンポが悪くなることもあります。
採用担当者はここを見ている
- 募集要項のシフト条件と希望が食い違っていないか
- 連絡可能な時間帯が書かれており、選考連絡がスムーズにとれるか
- 「相談可能」など柔軟性を示す一言があるか
条件を細かく書くこと自体が悪いわけではありません。ただし、条件だけを並べて柔軟性を示す一言がないと、「融通が利かない人」という印象につながりやすくなります。希望を伝えたうえで「ご相談に応じます」と添えるだけで、受け取られ方は大きく変わります。
本人希望記入欄に書くべき内容・書かないほうがいい内容
本人希望記入欄には書いてよい内容と、避けたほうがよい内容があります。まずは全体像を表で確認しておきましょう。
| 書くべき内容 | 避けたほうがいい内容 |
|---|---|
| 希望のシフト(曜日・日数の目安) | 希望の時給・給与額 |
| 連絡がとりやすい曜日・時間帯 | 細かすぎる勤務条件の羅列 |
| 希望職種(複数職種を募集している場合) | 「〜はできません」などの否定的な表現 |
| 扶養内勤務・通勤方法などの譲れない条件 | 面接や内定後に相談すべき待遇面の希望 |
給与や待遇の具体的な希望は、本人希望記入欄ではなく面接の場で直接伝えるのが基本です。書類の段階で条件を書きすぎると、働く意欲よりも条件面を優先している印象を与えてしまいます。パート用の履歴書テンプレートを使う場合も、本人希望記入欄の書き方の基本は同じです。
シフト・勤務可能時間帯の書き方のコツ
シフト希望の書き方は、本人希望記入欄の中でもとくに印象を左右しやすい項目です。「働ける日を正確に伝えたい」という気持ちから条件を細かく書きすぎると、かえって逆効果になることがあります。
| 避けるべき書き方 | 好印象な書き方 |
|---|---|
| 月・水・金の17〜19時のみ、それ以外は不可 | 週3日程度、平日夕方以降を希望します |
| 土日は絶対に出られません | 平日中心の勤務を希望しますが、土曜は相談可能です |
| 1日4時間以上は無理です | 1日4〜6時間程度の勤務を希望します |
ポイントは、「週3日程度」「平日中心」のように幅を持たせて書くことです。固定の曜日・時間だけを列挙すると、採用担当者がシフトを組む際の選択肢が狭くなり、不採用の要因になることもあります。JIS規格に沿った履歴書テンプレートを使う場合でも、本人希望記入欄のスペースに合わせて簡潔にまとめてください。
「特になし」はNG?欄を空欄にしないための正しい書き方
特に希望する条件がない場合でも、本人希望記入欄を空欄のまま提出するのは避けたほうが無難です。空欄は「記入を忘れた」と受け取られる可能性があり、「特になし」の一言だけでも同様に誤解されることがあります。
良い例文
特にございません。貴社の規定に従います。
NG例
特になし/空欄のまま提出一言だけでは記入漏れと区別がつきにくく、丁寧さに欠ける印象を与えます。
希望職種の欄で「特になし」と書いてよいか迷う場合は、以下の記事もあわせて確認しておくと判断しやすくなります。

本人希望記入欄でやりがちなNG例と改善ポイント
本人希望記入欄でつまずきやすいパターンを3つ紹介します。自分の書き方が当てはまっていないか確認してください。
NG例①:条件を詰め込みすぎる
NG例
勤務日は月・水・金のみ。時間は17〜19時限定。残業不可。土日祝不可。交通費は別途支給を希望。
条件が多すぎると、すべてを満たさないと働けない人という印象になります。必須の希望は1〜2点に絞り、それ以外は「相談可能」とまとめるのが改善のポイントです。
NG例②:否定形ばかりで書く
NG例
土日は出られません。遅番は無理です。残業は一切できません。
「できません」「無理です」という表現が続くと、採用担当者に壁を感じさせてしまいます。同じ内容でも「平日勤務を希望しますが、土曜は相談可能です」のように肯定形に言い換えるだけで印象が変わります。
NG例③:給与や待遇の希望を書いてしまう
NG例
時給1,200円以上を希望します。交通費全額支給を希望します。
給与や待遇の希望は、書類の段階では書かず面接で相談するのが一般的なマナーです。書いてしまうと、条件面を優先しているという印象につながりやすいため注意してください。ほかの記入例もあわせて確認しておくと、履歴書全体の完成度が上がります。

複数の職種に応募する予定がある場合は、志望動機なしの履歴書テンプレートを活用しながら、本人希望記入欄だけを応募先ごとに書き分ける方法もあります。
まとめ
- 本人希望記入欄には、シフト希望・連絡可能な時間帯・特別な希望の有無を書く
- 給与や待遇の希望は書かず、面接で直接相談する
- シフト希望は「週3日程度」のように幅を持たせて書く
- 特に希望がない場合は「貴社の規定に従います」と一言添える
本人希望記入欄は、条件を伝えるだけでなく採用担当者に働きやすさを判断してもらうための欄です。今回の例文を参考に、自分の状況に合わせて書き換えてみてください。
アルバイトの本人希望記入欄に関するよくある質問
- アルバイトの履歴書で本人希望記入欄が空欄はダメですか?
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空欄のままの提出は避けたほうが無難です。「特にございません。貴社の規定に従います。」のように一言記入しておきましょう。空欄のままだと記入漏れと受け取られることがあります。
- シフト希望は具体的な曜日・時間まで書くべきですか?
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細かく書きすぎると「融通が利かない人」という印象を与えることがあります。「週3〜4日程度、平日中心」のように幅を持たせ、詳細は面接で相談する形にすると好印象です。
- 給料の希望は本人希望記入欄に書いていいですか?
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給与や待遇に関する具体的な希望は本人希望記入欄には書かず、面接で直接相談するのが一般的です。書いてしまうと条件面を優先する人という印象になりやすいため注意してください。
- 扶養内で働きたい場合はどう書けばいいですか?
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「年収130万円以内での勤務を希望いたします」のように具体的な金額を明記し、シフトの柔軟性を一言添えるのがポイントです。扶養の壁の詳しい基準や状況別の例文は別記事で解説しています。

