英検準2級は、履歴書の免許・資格欄に「実用英語技能検定準2級 合格」と正式名称で書けば問題なく通用します。準2級だから資格欄が見劣りするということはなく、書き方さえ守れば学習意欲を伝える材料になります。この記事では記入例、状況別の書き方、採用担当者からの本音の評価まで具体的に確認できます。
英検準2級は履歴書に書ける?結論と正しい書き方
結論:英検準2級は履歴書に書いて問題ない
英検に「何級から書ける」という決まりはありません。準2級であっても、資格欄に記載して差し支えないというのが結論です。空欄にしてしまうより、正しい書き方で1行残したほうが評価の対象になります。
ただし「英検準2級」とだけ書くのは正式な記載ではありません。履歴書には日本英語検定協会が定める正式名称を使うのが基本ルールです。次の見出しで、資格欄に書く際の型を確認します。
正式名称と記入例(資格欄)
資格欄には「取得年月+実用英語技能検定+級+合格」の順で1行にまとめます。英検は略称であり、履歴書では正式名称の「実用英語技能検定」を使ってください。
良い例文
2025年10月 実用英語技能検定準2級 合格
NG例
2025年10月 英検準2級
2025年10月 英検準2級 取得
NG例(略称・「取得」表記など)
「英検」という略称、「取得」という表現の2点が典型的なNGです。英検は合否で結果が出る試験なので、末尾は「合格」と書きます。「取得」は運転免許のように登録・交付を伴う資格に使う表現で、英検には当てはまりません。
- 取得年月は合格証書に記載された日付を使う(試験を受けた日ではない)
- 英検S-CBT(従来型と同等の級・資格として扱われる方式)で合格した場合も、書き方は同じでよい
- 2級以上を持っている場合は、準2級を省略し上位級のみを記載する
日付の和暦・西暦は、学歴欄や職歴欄と統一してください。資格欄だけ表記がずれていると、書類全体の精度を疑われる原因になります。
「準2級だと恥ずかしい」は本当?採用担当者の本音
準2級でも評価されやすい理由
英語を専門的に使う職種でなければ、採用担当者は級そのものの高さより「目標を決めて努力を続けられる人か」を資格欄から読み取ろうとします。準2級は高校在学中に取得する人が多い級ですが、それは裏を返せば「学生のうちから英語学習に取り組んだ」事実の証明でもあります。
一般事務・接客・製造など、業務で英語を日常的に使わない求人であれば、準2級を書いたことがマイナスに働くケースはほとんどありません。むしろ資格欄が空欄になるより、学習意欲を示せる分プラスに働きます。
採用担当者はここを見ている
- 級の高さより、正式名称・取得年月まで正確に書けているか
- 取得後も英語学習を続けているか(自己PRや面接での補足で伝わるか)
- 応募職種と資格の関連を、本人がひと言でも説明できているか
評価されにくいケース(外資・英語必須職)
一方で、外資系企業や貿易事務、通訳・翻訳など英語力そのものを問われる職種では、準2級(英検協会の目安ではおおむね中学卒業〜高校中級程度の力)だけでは実務水準として物足りないと判断される場合があります。この場合は、資格欄に書きつつも、現在の学習状況や実務での使用経験を自己PR欄で補うことが必要です。
資格欄をどう扱うか迷ったときの判断軸は、他の資格の扱い方でも共通しています。級の高さより実務との接点を示す考え方は習字の資格は履歴書に書ける?段位の正式名称と書き分けの記事でも詳しく解説しています。

状況別の書き方例文(新卒・アルバイト・転職)
同じ英検準2級でも、応募の立場によって資格欄の見せ方は変わります。自分の状況に近い例文を確認してください。
新卒・大学生の場合
新卒の場合、準2級は「高校時代から英語に取り組んできた」経緯として書けます。取得年月を明記し、他の資格と並べて書きましょう。
良い例文(新卒の場合)
2023年11月 実用英語技能検定準2級 合格
2026年6月 普通自動車第一種運転免許 取得
NG例
英検準2級
高校時代に取得
取得年月があいまいなまま書くと、面接で年数を確認された際に印象を下げます。新卒向けの用紙で資格欄の行数を確認したい場合は新卒用の履歴書テンプレートを使うと配置に迷いません。
アルバイト・パートの場合
アルバイト・パート応募では、他に書ける資格が少ない人ほど準2級は貴重な1行になります。接客や販売など英語を直接使わない求人でも、書いておいて損はありません。
良い例文(アルバイトの場合)
2024年6月 実用英語技能検定準2級 合格
NG例
資格:特になし(実際は英検準2級を持っている)
資格欄が埋まらないからと空欄のままにするのはもったいない書き方です。アルバイト応募の書式はアルバイト用の履歴書テンプレートで確認できます。
転職・社会人の場合
転職では、準2級を単体で書くより、現在の学習状況や実務での英語使用経験と組み合わせるほうが効果的です。取得から年数が経っている場合は、その後の学習継続を自己PRで補います。
良い例文(転職の場合)
2016年11月 実用英語技能検定準2級 合格
自己PR欄:現在はオンライン英会話を継続し、実務レベルの英語対応を目指して学習しています。
NG例
英検準2級(学生時代)
10年以上前の取得であっても、隠さず年月を明記するほうが誠実な印象になります。転職用の書式は転職用の履歴書テンプレートで職歴欄との配置バランスを確認してください。
英検準2級のレベルとTOEIC換算の目安
英検準2級がどの程度の英語力にあたるか、資格欄に書く前に把握しておくと、面接での受け答えにも一貫性が出ます。
| 級 | CEFR | 目安となる英語力 |
|---|---|---|
| 3級 | A1 | 中学卒業程度 |
| 準2級 | A2 | 高校中級程度 |
| 2級 | B1 | 高校卒業程度 |
| 準1級 | B2 | 大学中級程度 |
出典:日本英語検定協会が公表するCEFR対応表をもとに作成
日本英語検定協会が公表するCEFR対応表では、準2級はCEFR A2レベルに相当し、TOEIC L&Rでは225点以上のレンジに対応するとされています。英検とTOEICを直接換算する公式の対応表は存在しないため、民間の学習サイトで紹介される「400点前後」といった数値はあくまで参考値の一つです。試験の出題形式や測る技能が異なるため、履歴書には英検の級をそのまま書き、TOEICのスコアに読み替えて記載する必要はありません。
- TOEICも持っている場合は、応募先が英語力を重視するならTOEICのスコアを優先して書く
- 英検とTOEICの両方を持っている場合は、2行に分けてそれぞれ正式名称で記載する
採用担当者は、換算した点数の高さよりも「自分の英語力を正しく説明できているか」を見ています。無理にTOEIC換算値へ書き換えず、実際に合格した資格の名称で伝えるほうが信頼されます。
資格の級と評価の関係は、色や検定など他分野の資格でも似た考え方が使えます。級ごとの記入例の整理方法は色彩検定の正式名称は?履歴書の資格欄の書き方と級別記入例でも確認できます。

学習を継続している場合のアピールの仕方
準2級を取得したあと、2級や準1級を目指して学習を続けている場合は、その姿勢を資格欄や自己PR欄に添えると評価が上がりやすくなります。級そのものより「今も伸びている途中か」を見せることが差になります。
良い例文(学習継続中の場合)
2024年6月 実用英語技能検定準2級 合格
自己PR欄:現在は2級取得に向けて週3回オンライン英会話を受講しています。
採用担当者はここを見ている
- 取得後に学習が止まっていないか(継続の具体的な行動があるか)
- 次の目標(2級・準1級など)を自分の言葉で言えるか
英検を書くときの共通ルール(正式名称・合格年月・有効期限)
ここまでの内容を踏まえ、英検を資格欄に書く際に共通して押さえておきたいルールを整理します。
- 正式名称は「実用英語技能検定」。「英検」の略称は使わない
- 末尾は「合格」。「取得」は使わない
- 取得年月は合格証書に記載された年月を書く
- 英検そのものに有効期限はなく、何年前の合格でも記載できる。ただし古い場合は取得年月を隠さず明記する
- 複数級を持っている場合は、上位級のみを1行で書けば足りる
合格証明書の提出を求められた場合は、日本英語検定協会に申請すれば発行されます。手元に証書がなくても、履歴書の記載自体は取得の記録があれば問題ありません。用紙のフォーマットで資格欄の行数を確認したい場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートも参考にしてください。
級による書き方の違いを一覧で確認したい場合は商業高校の資格一覧|履歴書に書ける級と正式名称もあわせて確認しておくと、他の検定の扱い方との違いが整理できます。

まとめ
- 英検準2級は履歴書に書いて問題ない。「実用英語技能検定準2級 合格」と正式名称で記載する
- 級の高さより、正確な書き方と学習継続の姿勢が評価される
- 新卒・アルバイト・転職で見せ方は変わるが、取得年月を隠さないことが共通の基本
正式名称と取得年月をそろえて書けば、英検準2級は資格欄で十分に評価対象になります。
英検準2級の履歴書記載に関するよくある質問
- 英検準2級は履歴書に書いても恥ずかしくないですか?
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恥ずかしいことはありません。英語を専門的に使う職種でなければ、級の高さより正式名称で正確に書けているか、学習を継続しているかが評価の対象になります。空欄にするより書いたほうが評価につながりやすい資格です。
- 英検準2級はいつまでに取得したものでも書けますか?
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英検そのものに有効期限はなく、何年前の合格でも記載できます。ただし取得から年数が経っている場合は、取得年月を隠さず明記し、現在の学習状況を自己PR欄や面接で補足すると印象が安定します。
- 英検準2級とTOEICはどちらを書くべきですか?
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両方持っている場合は両方書いて構いません。応募先が英語力を重視する場合はTOEICのスコアを優先し、そうでない場合は英検準2級だけでも学習意欲を示す材料になります。TOEICへの換算値を計算して書く必要はなく、それぞれの正式名称で記載してください。
- 英検3級しかない場合や勉強中の場合はどう書けばいいですか?
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3級でも記載して問題ありません。現在準2級以上を勉強中であれば「実用英語技能検定準2級 受験予定」のように取得見込みとして書くこともできます。受験月まで書くと、面接で学習状況を具体的に聞かれることを想定しておいてください。

