介護職への転職の履歴書は、職歴・志望動機・自己PRを「転職理由の一貫性」でつなげて書くことが基本です。転職回数が多い方やブランクがある方も、書き方次第で採用担当者の印象は大きく変わります。この記事では、介護職への転職に特化した職歴欄・志望動機の書き方と、採用担当者が実際に見ているポイントを状況別の例文とともに紹介します。
介護職の転職履歴書はこう書く|結論と基本の型
結論:職歴・志望動機・自己PRを「転職理由の一貫性」でつなぐ
介護職への転職で書類選考を通過する履歴書は、職歴欄・志望動機・自己PRの内容がバラバラではなく、ひとつの転職理由でつながっています。前職を辞めた理由と介護職を選んだ理由、入社後にどう活かすかを同じ軸で説明することで、応募者の考え方に一貫性があると採用担当者に伝わります。
【記入例】介護職への転職 履歴書サンプル文例
職歴欄・志望動機・自己PRをどうつなげるか、良い例とNG例で比較します。
良い例文
前職(〇〇株式会社・営業職)を退職後、家族の介護をきっかけに人の生活を支える仕事に関心を持ち、介護職への転職を決意しました。前職で培った傾聴力と粘り強い対応力は、利用者様やご家族との信頼関係づくりに活かせると考えています。
NG例
介護の仕事は将来性があると思い応募しました。人と接することが好きなので頑張りたいです。前職での経験や退職理由との関連が書かれていないため、なぜ介護職なのかが伝わりません。
採用担当者はここを見ている
- 前職の退職理由と志望動機に矛盾がないか
- 前職の経験が介護の仕事にどう活きるか具体的に書かれているか
- 「なぜ介護職か」「なぜこの施設か」の両方に答えているか
職歴欄の書き方|転職回数・ブランクがあっても通る書き方
転職回数が多い場合の書き方
転職回数が多いこと自体は、マイナス評価に直結しません。採用担当者が見ているのは、転職のたびに何を学び、次の職場でどう活かしてきたかという一貫性です。それぞれの職歴に一言ずつ学びを添えるだけで、印象は変わります。
良い例文
2020年4月 〇〇株式会社入社(接客業務に従事)
2022年3月 同社退職
2022年5月 △△訪問介護ステーション入職(初任者研修取得後、訪問介護業務に従事)
2024年6月 一身上の都合により退職
2社目で得た介護の実務経験を、次の職場でも継続して活かしたいと考えています。
NG例
職歴を年月と社名のみで羅列し、退職理由や学びを一切書かない書き方です。転職回数が目立つだけで、何を積み重ねてきたのかが採用担当者に伝わりません。
ブランク(空白期間)がある場合の書き方
1〜2ヶ月程度のブランクであれば、詳しい説明は不要です。半年以上空いている場合は、理由を簡潔に書き、現在は就業できる状態であることを添えるのが基本です。
良い例文
2023年8月 体調管理のため一時休職
2024年2月 体調が回復し、就業可能な状態です
介護職では体力面の自己管理も重要と考え、生活リズムを整えたうえで転職活動を始めました。
NG例
空白期間の欄を何も書かずに空けたままにする書き方です。理由が分からないままだと、採用担当者は「説明を避けている」という印象を持ちます。

志望動機の書き方|未経験・異業種転職でも通る例文
未経験から介護職へ転職する場合の例文
未経験の場合は「なぜ介護の仕事を選んだか」に加え、前職の経験のうち介護に活かせる要素を具体的に示すと説得力が増します。
良い例文
前職では販売員として、幅広い年代のお客様と接する中で、相手の状況に合わせた対応を心がけてきました。この経験を活かし、利用者様お一人おひとりに寄り添った対応ができる介護職を目指したいと考え、初任者研修の取得を進めています。
NG例
体力に自信があるので介護の仕事に挑戦したいです。未経験ですが頑張ります。前職の経験との接点がなく、意欲だけが先行している印象を与えます。
同業界内で施設を変える場合の例文
すでに介護の経験がある場合は、なぜ「その施設」なのかを具体的に書くことが重要です。施設形態や理念への共感を、自分の経験と結びつけて説明します。
良い例文
特別養護老人ホームで3年間、身体介護を中心に経験を積んできました。貴施設が力を入れているレクリエーションを通じたケアに共感し、これまでの介護経験に加えて新しい関わり方を学びたいと考え志望しました。
NG例
家から近く、給料も良さそうなので応募しました。施設を選んだ理由が待遇面のみだと、長く続けてもらえるか不安に思われます。
採用担当者はここを見ている
- 志望動機が待遇面だけで終わっていないか
- 施設の特徴やケア方針に触れているか
- 入職後にどう貢献したいかまで書かれているか
資格・自己PR欄で差をつけるポイント
資格欄と自己PR欄は、志望動機と並んで採用担当者がよく見る項目です。以下の点を押さえるだけで、他の応募者との差がつきやすくなります。
- 資格は正式名称で記載する:「初任者研修」「介護福祉士実務者研修」など略さずに書く
- 取得年月が早い順に並べる:資格が複数ある場合は時系列を守る
- 自己PRは数字やエピソードを添える:「担当利用者〇名」「〇年間従事」など具体性を持たせる
履歴書のフォーマットに迷う場合は、転職用の履歴書テンプレートを使うと、項目の抜け漏れを防げます。職務経歴書も合わせて提出する場合は、介護業界の職務経歴書テンプレートも参考にしてください。

提出前に見落としがちな介護職ならではのチェックポイント
介護職の履歴書は、他業種以上に「清潔感」「体力面の安定」が見られやすい傾向があります。提出前に以下の項目を確認してください。
提出前チェックリスト
- 証明写真に清潔感があるか(襟元・髪型を確認)
- 資格の正式名称と取得年月に誤りがないか
- 本人希望欄に夜勤対応の可否など勤務条件を明記したか
- 職歴欄と志望動機の内容に矛盾がないか
指定様式がない施設への応募では、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、フォーマットで迷わずに済みます。
まとめ
- 職歴・志望動機・自己PRは「転職理由の一貫性」でつなげる
- 転職回数やブランクは隠さず、学びや現在の状態を添えて書く
- 志望動機は待遇面だけでなく、施設の特徴と自分の経験を結びつける
介護職への転職は、書き方次第で職歴やブランクへの見え方が変わります。この記事の例文を参考に、自分の状況に合わせた履歴書を作成してください。

介護職の転職履歴書に関するよくある質問
- 介護職への転職で転職回数が多い場合、履歴書でどう説明すればいいですか?
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転職回数の多さより、各職歴で何を学び次に活かしたかを一言添えることが重要です。年月と社名を並べるだけでなく、それぞれの経験が現在の応募にどうつながるかを簡潔に書きましょう。
- ブランク期間はどこまで詳しく書くべきですか?
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1〜2ヶ月程度であれば詳細な説明は不要です。半年以上の場合は、理由を一言添えたうえで、現在は就業できる状態であることを明記すると安心感につながります。
- 未経験から介護職に転職する場合、資格がなくても書ける志望動機はありますか?
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資格の有無より、前職の経験のうち介護の仕事に活かせる要素を具体的に書くことが評価されます。あわせて初任者研修の取得予定を書くと、学ぶ意欲も伝わります。
- 履歴書は手書きとパソコンのどちらで作成すべきですか?
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どちらでも問題ありません。パソコンで作成すると修正がしやすく、複数施設への応募にも対応しやすいというメリットがあります。応募先から指定がある場合はそちらに従ってください。

