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教員の職務内容 履歴書の書き方|担当科目・担任・部活の例文付き

教員の職務内容 履歴書の書き方|担当科目・担任・部活の例文付き

この記事では、教員が転職活動で作成する履歴書・職務経歴書の「職務内容」の書き方を解説します。担当科目・担任業務・校務分掌・部活動のカテゴリ別に、採用担当者が評価する書き方と良い例・NG例を例文付きで紹介します。民間企業への転職と教員から教員への転職、どちらにも対応した内容です。

目次

教員の職務内容は「履歴書」と「職務経歴書」で書き分ける

教員が転職活動で提出する書類は、履歴書と職務経歴書の2種類です。どちらにも「職務内容」に関する記述が求められますが、役割がまったく異なります。混同したまま書くと、採用担当者に「書類の質が低い」と判断されます。

書類の種類職務内容で書くこと文量の目安
履歴書(職歴欄)学校名・在籍期間・担当科目・職位(担任/非担任)1校につき1〜2行
職務経歴書担当業務の詳細・実績・工夫した点・学校規模1校につき200〜400文字

履歴書の職歴欄に書く情報

履歴書の職歴欄は「事実の記録」です。学校名の正式名称・着任年月・担当科目・担任の有無を1〜2行でまとめます。ここで詳細な業務内容を書き込む必要はありません。

  • 学校名は正式名称で記載する(「○○高校」ではなく「○○県立○○高等学校」)
  • 教員の場合は「着任」「退職」が正しい表記(「入社」「退社」は使わない)
  • 担当科目・担当学年・担任の有無を1行で添える

職務経歴書に書く情報

職務経歴書は「どんな仕事をどれだけ担当し、どんな成果を出したか」を伝える書類です。転職活動では、民間企業への転職であっても教員採用試験への再挑戦であっても、職務経歴書の提出を求められるケースが増えています。

採用担当者が職務経歴書を読む時間は平均30秒以下とされています。この短時間で判断してもらうために、職務経歴書の構成と文章の読みやすさは最優先で整える必要があります。

採用担当者が職務内容で確認する4つの軸

採用担当者が教員の職務経歴書で確認しているのは「何の授業をしたか」だけではありません。以下の4つの軸から「この人はどれだけの業務量・責任を担っていたか」を判断しています。

採用担当者はここを見ている

  • 学校の規模と種別:生徒数・学年数・公立/私立の別。規模によって業務の複雑さが変わります
  • 担当科目と授業コマ数:週何コマ・何学年・何クラスを担当していたか
  • 担任・校務分掌の有無:学級担任の経験年数、校務分掌での役割(教務主任・学年主任など)
  • 具体的な実績や工夫:数値で表せる成果(部活の成績・合格実績・前年比での変化など)

この4軸を意識して書くことで、「授業をしました」だけの抽象的な職務内容から脱却できます。特に「週○コマ」「生徒○名」「進学率○%」といった数値が入ることで、採用担当者は業務量をリアルにイメージできるようになります。

業務カテゴリ別の書き方と例文

授業・担当科目の書き方

担当科目の記述は、科目名だけでなく「学年・クラス数・週間コマ数」をセットで書くと採用担当者に伝わります。受験指導であれば難度レベル(国公立二次試験レベルなど)を添えるとさらに効果的です。

良い例文

数学(1〜3学年担当・週18コマ)
大学受験指導(数学IA・IIB)、国公立二次試験対策クラスを3年間担当。授業内の演習時間を従来比15分拡大し、生徒の理解定着率向上に取り組んだ。

NG例

数学の授業を担当していました。
どの学年・何コマを担当したかが不明なため、業務量がまったく伝わりません。

担任業務・学級経営の書き方

担任経験は「学級規模(生徒数)」と「担任した学年・通算年数」を明示します。進路指導・保護者対応の実績を添えると、マネジメント能力として民間企業の採用担当者にも伝わります。

良い例文

学級担任(3年生・生徒38名)
学級経営・進路面談(年4回・生徒1人あたり30分)・保護者懇談会の運営を担当。担任クラスの大学進学希望達成率92%(前年比+8%)。

NG例

担任として生徒の指導に努めました。
「努めました」は努力の姿勢は伝わりますが、何を・どの程度行ったかが採用担当者には見えません。

校務分掌・委員会活動の書き方

校務分掌は、教育現場で使われる用語をそのまま書くのではなく、業務内容を一言で補足します。民間企業への転職の場合は特に「その業務が何に相当するか」がわかるように書く必要があります。略語(「学指」「教研」など)は避けてください。

良い例文

教務部(授業時間割・成績管理担当)
年間授業時数の管理、定期試験の問題収集・印刷・採点集計の調整を担当。教職員15名との連携業務を3年間継続。

部活動・課外指導の書き方

部活動の指導実績は、成績(大会出場・入賞)と指導期間・部員数をセットで記載します。成績がない場合でも「部員数の増加」「初心者を入賞レベルに育てた」など、定量的な変化として書ける内容を探してください。

良い例文

バスケットボール部 顧問(3年間・部員22名)
週5日の練習指導。就任1年目に県大会ベスト16、3年目に関東大会出場。入部時に未経験者12名を翌年度の主力選手として育成。

よくある書き方のNGパターン

教員の職務経歴書で採用担当者が「書類の質が低い」と判断する典型的なパターンが3つあります。自分の書類に当てはまっていないか確認してください。

NGパターン問題点改善の方向性
「〜に努めました」「〜に取り組みました」のみ努力の姿勢は伝わるが、具体的に何をしたか不明行動の内容と結果を数値で補足する
校内用語をそのまま記載(「学指」「教研」など略語)教育現場の外の人には意味が通じない略語の後に( )で内容を補足する
業務の羅列のみで「工夫や実績」がない「ただこなしていた」という印象になる各業務に「工夫した点」または「数値の変化」を添える

特に「生徒の成長を見守りました」「生徒一人ひとりに丁寧に向き合いました」のような感情的な表現は、民間企業の採用担当者には伝わりにくい文章です。「何を・どのくらい・どんな結果で」の3点セットに変換する意識を持ちましょう。

状況別の記入例文

高校教諭(担任あり)の職務内容例文

良い例文

【勤務先】○○県立△△高等学校(生徒数750名・普通科)
【期間】20XX年4月〜20XX年3月(5年間)
【担当科目】国語(現代文・古典、1〜3年生・週16コマ)
【学級担任】2・3年次担任(各35〜38名)通算3年
【校務分掌】進路指導部(大学受験資料管理・模試の運営調整担当)
【実績】担任クラスの大学進学率95%(全校平均比+7%)、年3回の進学ガイダンスを企画・運営

中学校教諭(部活指導あり)の職務内容例文

良い例文

【勤務先】○○市立△△中学校(生徒数420名)
【期間】20XX年4月〜現在(7年間)
【担当科目】英語(1〜3年生全クラス・週20コマ)
【学級担任】3年生担任を4年間担当(生徒数30〜34名)
【校務分掌】生徒指導部(保護者対応窓口を3年間担当・年間対応件数50〜80件)
【部活動】バドミントン部顧問(部員18名)・県大会出場2回
【実績】英語定期試験の学年平均点を3年連続向上(68点→74点→79点)

教員から民間企業へ転職する場合の例文

民間企業へ転職する場合、教育用語をビジネス言語に変換することが最大のポイントです。採用担当者は教育現場の慣習を知らないため、「学級担任」「校務分掌」をそのまま書いても業務の実態が伝わりません。

教員の言葉ビジネス言語への変換例
学級担任(40名)チームマネジメント(メンバー40名の目標管理・個別面談・保護者対応)
校務分掌(教務部)調整・管理業務(教職員15名との業務調整、年間行事計画の立案)
部活動顧問プロジェクトリーダー経験(チーム目標設定・週次振り返り・外部大会への準備)
進路指導個別面談・キャリア支援(年4〜8回の個別面談、進路実現率の管理)

採用担当者はここを見ている

  • 教員→民間の転職で評価されやすいのは「多様な人と関わってきた対人経験」と「PDCAを繰り返してきた実績」
  • 「なぜ教員から民間なのか」の志望動機が弱い場合、職務内容をどれだけ丁寧に書いても書類通過は難しい
  • 教員経験そのものを価値として示すには「自分の強みがどの業務で発揮されたか」を軸に書き直すことが重要

塾講師・非常勤講師の場合も、学校種別・担当科目・時間数・在籍期間を必ず記載します。塾講師の職歴欄の書き方も参考にしてください。

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教員免許の正式名称と履歴書への書き方

教員免許は履歴書の「免許・資格欄」に記載します。免許の種類(一種・二種・専修)と教科名をセットで書くことが正確な記載です。「数学の教員免許を取得」のような省略した表現は採用担当者には不正確に見えます。

免許の種類履歴書への正式な記載例
高等学校教諭(数学)高等学校教諭一種免許状(数学)取得
中学校教諭(英語)中学校教諭一種免許状(英語)取得
小学校教諭小学校教諭一種免許状 取得
特別支援学校教諭特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者)取得
幼稚園教諭幼稚園教諭一種免許状 取得

採用担当者はここを見ている

  • 免許の種別(一種・二種・専修)を省略しないこと。「高等学校教諭一種」と「二種」では取得要件が異なります
  • 「取得見込み」の場合は「取得見込み」と明記する(記載なしは取得済みと判断されます)
  • 複数の免許を持つ場合は取得年月の古い順に記載する

なお、2022年7月に教員免許更新制が廃止されたため、更新手続きをしないまま有効期間が切れていた免許の多くが自動的に有効に戻っています。ただし状況によって異なるため、確認が必要な場合は都道府県教育委員会に問い合わせてください。

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まとめ

  • 履歴書の職歴欄には「学校名(正式名称)・在籍期間・担当科目・職位」を簡潔に記載する
  • 職務経歴書では「担当コマ数・クラス数・生徒数・実績数値」を使って業務量を具体的に示す
  • 「担任・校務分掌・部活動」はカテゴリ別に書き、感情表現・略語は避ける
  • 民間転職の場合は教育用語をビジネス言語に変換し、マネジメント・対人経験として再表現する
  • 教員免許は「○○教諭一種免許状(教科)取得」と種別・教科を省略せずに記載する

教員の職務内容は「正確に・具体的に・数字で」の3点を意識して書くことで、採用担当者の目に止まる書類になります。

教員の職務内容に関するよくある質問

教員から民間転職するとき、職務経歴書は必要ですか?

多くの民間企業では職務経歴書の提出が求められます。教員の場合も「これまでどんな業務をどのくらいの規模で担当したか」を伝えるために職務経歴書を用意することをおすすめします。採用担当者が30秒で判断することを意識し、見やすい構成と数値を使った具体的な記述を心がけてください。

非常勤講師・塾講師の経験は職歴欄に書けますか?

書けます。「非常勤講師(週○コマ)」として記載し、担当科目・学校名・在籍期間を明記します。アルバイトとして扱うケースもありますが、教員免許を用いた専門業務として積極的に職歴として記載してください。塾講師の場合も「○○塾 講師(担当科目:英語・数学、週○コマ)」の形で記載できます。

採用担当者が「この教員はいい」と判断する職務内容の書き方はありますか?

「何を・どのくらい・どんな結果で」の3点セットで書くことが最も評価されます。たとえば「国語の授業担当」だけでなく「国語(現代文・古典)1〜3年生・週16コマ、担任クラスの大学進学率95%」のように書くと、業務量と実績が一目で伝わります。採用担当者は書類から「この人が入職後にどう動くか」をイメージしながら読んでいます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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