MENU

職業訓練の履歴書の書き方|採用担当者が見るポイントと記入例を解説

職業訓練の履歴書の書き方|採用担当者が見るポイントと記入例を解説

「職業訓練の経験、履歴書のどこに書けばいいのかわからない……」——そんな状態で手が止まっていませんか? 学歴欄? 職歴欄? 受講中でも書いていいの? と迷うのは当然です。しかし、書き方を間違えると採用担当者に「常識がない」と判断されるリスクがあります。この記事では、採用担当者が職業訓練の記載欄で実際にどこを見ているかを軸に、正しい記入例・志望動機例文・よくあるNG例を徹底解説します。これを読めば、自信を持って履歴書を完成させられます。

目次

職業訓練の経験は履歴書のどこに書く?学歴・職歴どちらが正解か

まず最初に多くの人が迷う「どの欄に書くか」問題を解決しておきましょう。結論からいえば、職業訓練の受講歴は「職歴欄」に記載するのが原則です。

職業訓練校(公共職業訓練・求職者支援訓練)は、厚生労働省が管轄する職業能力開発施設です。文部科学省が管轄する学校教育法に基づく「学校」ではないため、高校・大学・専門学校などと同列に「学歴欄」へ記載するのは誤りです。採用担当者の中には、「学歴欄に職業訓練が書いてある」だけで書類の基本ルールを知らない人と判断する方もいます。

👔 採用担当者はここを見ている

  • 「学歴欄に職業訓練が書いてある」→ 書類の基本的なルールを知らない人と判断されることがある
  • 多くの採用担当者は「職歴欄にきちんと記載されているか」を確認している
  • 職業訓練の記載欄を見て、就職への意欲と具体的なスキルを同時に読み取ろうとしている

「学歴欄」と「職歴欄」が一体になっているフォーマットの場合

市販や無料ダウンロードの履歴書フォーマットの多くは「学歴・職歴」欄が一体型になっています。この場合は、学歴の記載が終わったあとに「職歴」と書き、その下に職業訓練の受講歴を記載します。学歴パートの中に混ぜ込むのは絶対に避けてください。

フォーマットの種類記載場所
学歴欄・職歴欄が分かれているタイプ職歴欄に記載
学歴・職歴が一体型のタイプ学歴記載後に「職歴」と明記してから記載
ハローワーク所定フォーマット(訓練校選考用)職業訓練校専用欄がある場合はそこに記載

受講中の場合:就職活動中でも書き方は変わらない

「まだ訓練が終わっていないのに、就職活動をしていいの?」と不安に感じる方もいるでしょう。訓練を受けながら就職活動をすること自体は問題ありません。その場合は、「現在受講中」と正直に書くことが大切です。受講中であることを隠して後から発覚すると、信頼関係に大きな傷がつきます。正直に記載したうえで、志望動機欄で「修了見込み後すぐに勤務できる」旨を補足するとよいでしょう。

採用担当者が職業訓練欄でチェックする3つのポイント

競合記事の多くは「書き方のルール説明」に終始しています。しかし本当に重要なのは、採用担当者が実際にどこを見て、何を判断しているかを知ることです。3つのチェックポイントを採用担当者視点で解説します。

① 訓練校名・コース名が「正式名称」で記載されているか

採用担当者が最初に確認するのは「どんな訓練を、どこで受けたか」です。「職業訓練校に通いました」という曖昧な記載は印象が薄く、評価されません。訓練校の正式名称とコース名(科目名)を正確に書くことで、「どんなスキルを持っているか」が採用担当者に初めて伝わります。

✅ 正式名称の調べ方

  • ハローワークから受け取った「受講決定通知書」に記載されている
  • 訓練校の公式サイト・入校案内に正式名称が記載されている
  • 「都立」「県立」など設置主体の名称も含めて書く(例:東京都立城東職業能力開発センター)

② 入校・修了の「両方」が記載されているか

入校日だけ書いて修了日が抜けている履歴書は、採用担当者から見て「訓練を途中でやめたのか?」という疑問を生みます。修了している場合は必ず修了年月も記載し、受講中の場合は「現在受講中」と明記しましょう。

この入校・修了の2点セットが揃っていない履歴書は、それだけで選考に悪影響を与えます。採用担当者は「空白期間に何をしていたか」を非常に気にしており、記載の不完全さは「隠したいことがある?」という印象にもつながりかねません。

③ 訓練で得たスキル・資格が具体的に書かれているか

「ビジネス実務科を修了しました」だけでは情報が薄い。採用担当者は「それで何ができるようになったのか」を知りたいのです。訓練で取得した資格や習得スキルは、職歴欄の補足として同行に書くか、資格・免許欄に別途記載しましょう。

👔 採用担当者はここを見ている

  • 「MOS Word・Excel 取得」「日商簿記3級 取得」など固有名詞で書かれているか
  • 訓練内容が応募職種と一致または補完関係にあるか
  • 訓練期間の長さ(数ヶ月〜1年)から、真剣に就職を考えていた姿勢が伝わるか

完全無料の履歴書・職務経歴書作成ツール
「サクレキ」質問に答えるだけで、選考書類がカンタンに完成

  1. 自己PR・志望動機も例文付きで安心
  2. スマホからでもOK。たった3分で履歴書・職務経歴書が完成
  3. 自動フォーマットで書き間違いゼロ

\ 完全無料・簡単3分で完成! /

無料で履歴書・職務経歴書を作成する →

【記入例あり】職業訓練の履歴書の正しい書き方

正しいルールを理解したうえで、実際の記入例を確認しましょう。シチュエーション別に3パターンの例を紹介します。それぞれ良い例とNG例をセットで見ることで、正確な書き方が身につきます。

パターン①:訓練を修了している場合

✅ 良い記入例

令和〇年 4月 東京都立多摩職業能力開発センター ビジネスパソコン科 入校
令和〇年 9月 同校 修了(MOS Word・Excel 取得)

❌ NG例(採用担当者に刺さらない書き方)

令和〇年 4月 職業訓練校 パソコン科 入学
令和〇年 9月 卒業
「入学」「卒業」は学校教育法上の表現であり職業訓練には使わない。訓練校名も略称になっており、どこの何のコースか伝わらない。

パターン②:現在受講中の場合

受講中に就職活動をする場合は、入校年月と「現在受講中」の旨を正直に記載します。隠したり空欄にしたりすると、採用後に発覚した際に信頼を失います。修了予定時期が決まっている場合は補足として添えると親切です。

✅ 良い記入例(受講中)

令和〇年 10月 神奈川県立神奈川職業技術校 介護福祉科 入校(現在受講中・令和〇年3月修了見込み)

パターン③:ハローワーク経由で訓練校の選考を受ける場合

訓練校への入校選考では、就職先への応募とは異なる視点が求められます。選考用の履歴書では、「なぜその訓練を受けたいのか」「修了後どんな仕事に就きたいのか」を志望動機欄に明確に書くことが合否に直結します。採用担当者(訓練校の選考担当者)は就職意欲と訓練への本気度を最重視しています。

✅ 訓練校選考用の志望動機例文

「現在求職中であり、事務職への転職を目指しています。これまで接客業に従事してきましたが、PCスキルに不安を感じており、即戦力として活躍するためにExcel・Wordを体系的に学ぶ必要があると考え、貴校のビジネスパソコン科を志望しました。修了後はMOSを取得し、事務職として早期に就職することを目標にしています。」

就職用履歴書の志望動機欄で職業訓練をアピールする書き方

履歴書の職歴欄に職業訓練を記載するだけでは不十分です。志望動機欄でも必ず職業訓練に触れ、応募企業でどう活かすかを結びつけることが、採用担当者の心を動かすポイントです。

採用担当者に刺さる志望動機の「3ステップ構成」

  • ①なぜ訓練を受けたか(課題の明示):「〇〇スキルが不足していたため」「〇〇職に転換するために必要だったため」と動機を具体的に説明する
  • ②訓練で得たこと(成果の具体化):「〇〇の資格を取得した」「〇〇ができるようになった」と固有名詞・数字で示す
  • ③応募企業での活かし方(行動目標):「貴社の〇〇業務において即日から貢献できます」と前向きに結ぶ

✅ 良い例文(事務職への転換)

「前職では営業職として5年間勤務しましたが、事務職として長期的なキャリアを築きたいと考え転職を決意しました。PCスキルの向上を目的に〇〇職業能力開発センターのビジネスパソコン科を受講し、MOS Word・Excel(2019)を取得しました。貴社のバックオフィス業務において、Excelを用いたデータ管理や資料作成を即戦力として担えると確信しております。」

❌ NG例(採用担当者に刺さらない書き方)

「スキルアップのために職業訓練を受けました。さまざまなことを学んだので、御社でも活かしたいと思います。」
「スキルアップのため」は動機が曖昧。何を学んだかが不明で、企業への貢献イメージが湧かない。採用担当者の記憶に残らない最悪のパターン。

訓練内容と応募職種が一致しない場合のアピール方法

「介護の訓練を受けたけど製造業に応募したい」「IT系の訓練だったが営業職を探している」——そんな状況でも、職業訓練の経験を履歴書で活かす方法があります。ポイントは、訓練で身についた「汎用スキル・学習姿勢・行動習慣」にフォーカスすることです。

  • 自律的な学習姿勢:数ヶ月間、独自の努力でスキルを高めたこと自体が就職意欲の証明になる
  • 汎用的なPCスキル:どの訓練コースでもWord・Excel・報告書作成は習得していることが多く、多くの職種で即戦力になる
  • 業界の周辺知識:訓練で学んだ業界知識が応募先の周辺領域と重なる場合は積極的に言及する

✅ ミスマッチ時の例文(介護訓練 → 一般事務応募)

「介護職員初任者研修科を修了し、利用者への丁寧な対応や記録・報告業務を学びました。報告書作成を通じてWord・Excelの実務スキルも習得しており、貴社の一般事務業務においてもこれらの経験を活かせると考えております。また、人と丁寧に関わる接遇姿勢は、社内外のコミュニケーションにも貢献できると確信しています。」

これをやると落とされる!職業訓練の履歴書でよくあるNG例5選

正しい書き方を知るだけでなく、「これをやると選考で損をする」という失敗パターンを押さえておくことも重要です。以下の5つは、採用担当者が実際に履歴書を見て「惜しい」と感じるNG例です。

NG例なぜ落とされるか正しい対処法
①訓練校名を「職業訓練校」とだけ書くどこで何を学んだかが伝わらない正式名称+コース名を記載
②「入校」日のみで「修了」日を書かない「途中退校?」と疑念を持たれる入校・修了の両方を必ず記載
③「入学」「卒業」と書く学校教育法上の表現で無知を露呈する「入校」「修了」に統一する
④志望動機欄で訓練に一切触れない空白期間として映り、意欲が伝わらない訓練と応募企業を必ず結びつけて記述
⑤「スキルアップのため」だけで終わる目的意識が不明確で他の候補者に埋もれる具体的なスキル・資格・ビジョンを付記する

スマホで最短3分!履歴書作成ツール【サクレキ】で今すぐ履歴書を作成

完全無料の履歴書・職務経歴書作成ツール
「サクレキ」質問に答えるだけで、選考書類がカンタンに完成

  1. 自己PR・志望動機も例文付きで安心
  2. スマホからでもOK。たった3分で履歴書・職務経歴書が完成
  3. 自動フォーマットで書き間違いゼロ

\ 完全無料・簡単3分で完成! /

無料で履歴書・職務経歴書を作成する →

まとめ

職業訓練の履歴書への記載は、正しいルールと採用担当者視点を押さえれば、ほかの候補者と大きく差をつけるチャンスです。

  • 職業訓練の受講歴は「職歴欄」に記載するのが基本ルール(学歴欄はNG)
  • 訓練校の正式名称・コース名・入校年月・修了年月をセットで記載する
  • 取得資格・習得スキルを固有名詞で具体的に添える
  • 受講中の場合は「現在受講中」と正直に明記する(隠すのはNG)
  • 志望動機欄でも必ず訓練経験に触れ、応募企業でどう活かすかを3ステップで結びつける

履歴書は「事実を並べる書類」ではなく「採用担当者を動かすプレゼン資料」です。職業訓練の経験を正しく・戦略的に伝えて、内定への一歩を踏み出しましょう。

職業訓練の履歴書に関するよくある質問

職業訓練の経験は履歴書に書かないと不利になりますか?

はい、書かない方が不利です。特に離職後に数ヶ月の空白期間がある場合、職業訓練を受講していたことを記載しないと「その期間何をしていたのか」という疑問を採用担当者に持たせてしまいます。職業訓練の受講歴は就職意欲の高さを示す有力なアピール材料です。積極的に記載しましょう。

訓練を途中退校した場合は履歴書に書くべきですか?

途中退校した場合でも、入校の事実は書いた方がよいケースがほとんどです。「令和〇年〇月 〇〇職業能力開発センター 〇〇科 入校」「令和〇年〇月 同校 中途退校」と正直に記載しましょう。退校理由は面接で聞かれた際に誠実に説明できれば問題ありません。隠すと経歴詐称になる可能性があります。

訓練内容と応募する職種が異なる場合でも書くべきですか?

はい、書くべきです。職業訓練の受講歴は就職意欲と学習姿勢の証明になります。職種が異なる場合は、訓練で身についた汎用スキル(PCスキル・ビジネスマナー・コミュニケーション能力など)や応募職種との接点を志望動機欄で説明するとよいでしょう。「なぜ職種が変わったか」を論理的に説明できれば、マイナスにはなりません。

ハローワーク提出用の訓練校選考の履歴書と就職用の履歴書は分けて書くべきですか?

はい、目的が異なるため志望動機の内容を分けて書きましょう。訓練校選考用の志望動機は「なぜその訓練を受けたいか・修了後の就職目標」を中心に記載します。就職用の履歴書では「訓練で得たスキル・資格を応募企業でどう活かすか」を中心にします。フォーマット自体は同じものを使用しても構いません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

コメント

コメントする

目次