エントリーシートのテンプレートは、自己PR・志望動機・ガクチカなど項目ごとの穴埋め式に沿って書くと短時間で仕上がります。ただし丸ごと使い回すと採用担当者に見抜かれやすいため、自分の言葉に書き換えるコツも押さえておく必要があります。この記事では項目別の無料テンプレートと例文、使い回しがバレない書き換え方を紹介します。
エントリーシートのテンプレート|項目別の無料例文
結論:まず「型」に当てはめてから自分の言葉に直す
テンプレートは、文章の骨組みを提供してくれる便利なツールです。結論・エピソード・企業への再現性という3つの要素を型に当てはめてから、自分の経験の数字や固有名詞に置き換えていくと、短時間で説得力のある文章に仕上がります。空欄のまま提出しない限り、テンプレートの利用自体が評価を下げることはありません。
自己PRのテンプレート
良い例文
私の強みは【強みを一言で】です。【状況】において【課題】が生じた際、【行動・工夫】を行った結果、【数字・変化】という成果につながりました。この経験で培った強みは、貴社の【職種・業務】でも活かせると考えています。
NG例
私の強みは責任感があることです。学生時代からどんなことにも一生懸命取り組んできました。具体的なエピソードや数字がなく、他の応募者との違いが伝わりません。「責任感」で終わらせず、何をどう改善したのかまで書く必要があります。
志望動機のテンプレート
良い例文
貴社を志望する理由は、【企業の特徴・強み】に惹かれたためです。【自分の経験】を通じて【課題・気づき】を感じており、貴社が【企業独自の取り組み】を実践している点に、その答えを見出しました。入社後は【貢献したいこと】に取り組みたいと考えています。
NG例
貴社の将来性の高さに魅力を感じ、志望しました。どの企業にも当てはまる理由では、なぜその会社を選んだのかが伝わりません。その企業でしか得られない理由まで具体化することが必要です。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)のテンプレート
良い例文
学生時代に力を入れたのは【活動名】です。【背景・課題】という状況の中で、【自分の役割・行動】に取り組みました。結果として【具体的な数字・変化】という成果が生まれ、この経験で得た学びを貴社の業務でも発揮したいと考えています。
NG例
サークル活動に力を入れ、多くの仲間と協力しました。「協力した」という結果だけでは、自分が何をしたのかが見えません。自分の役割と、その行動がもたらした変化を書きましょう。
基本情報欄のテンプレート
基本情報欄は自由記述が少ない分、細かいミスが目立ちやすい項目です。以下のポイントを確認しながら記入してください。
| 項目 | 記入のポイント |
|---|---|
| 日付 | 提出日(郵送の場合は投函日)を記入する |
| 氏名・フリガナ | 「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナで統一する |
| 学校名 | 省略せず正式名称で記入する(〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科) |
| 連絡先 | メールアドレスは数字とアルファベットの読み間違いがないよう記入する |
| 写真 | 企業指定のサイズ・撮影時期の条件を確認してから貼付する |

テンプレートを使うと選考に不利になる?採用担当者の本音
テンプレート利用そのものは問題にならない理由
採用担当者の多くは、テンプレートを使うこと自体を問題視していません。構成や型を活用するのは、限られた時間で読みやすい文章を作るための一般的な手段だからです。評価が下がるのは、テンプレートを使ったことではなく、内容が薄いまま提出されたときに限られます。
採用担当者が「使い回し」を一瞬で見抜く3つのサイン
年間数百枚のエントリーシートに目を通す採用担当者は、以下のようなサインから使い回しをすぐに見抜きます。
- 社名・職種名の書き換え忘れ:本文中に応募していない企業名が残っている
- 文体の不統一:段落ごとに「です・ます調」と「だ・である調」が混在している
- エピソードの抽象度が高すぎる:数字や固有名詞がなく、どの企業に出しても成立する内容になっている
採用担当者はここを見ている
- 設問に対して結論から答えているか
- エピソードが「その人にしか書けない」具体性を持っているか
- 企業名や職種名が本文中で正しく書き換えられているか

テンプレートを「自分の言葉」に書き換える3つのコツ
企業名・社名を毎回確認する
複数社に応募する際は、本文中の企業名・部署名・職種名を提出前に必ず確認してください。コピー&ペーストで作成した場合、見出しは書き換えていても本文中に前の企業名が残っているケースが少なくありません。
自分だけの数字・エピソードを入れる
テンプレートの空欄部分には、できる限り具体的な数字や固有名詞を入れることが重要です。「多くの」「たくさんの」といった曖昧な表現を、「3人から8人」「32%から58%」のような数字に置き換えるだけで、説得力は大きく変わります。
文体を統一する(テンプレの継ぎ接ぎはNG)
複数のテンプレートや例文サイトを組み合わせて作成すると、段落ごとに文体や語尾のトーンが変わってしまうことがあります。提出前に全文を通しで読み直し、「です・ます調」で統一されているか、一人称の表記が揺れていないかを確認してください。
状況別のテンプレート活用例(新卒・転職・アルバイト)
新卒者の場合
新卒者は、学業やサークル、アルバイトでの経験を「学生時代に力を入れたこと」として整理するのが基本です。大学指定のフォーマットがない場合は、新卒用の履歴書テンプレートの項目構成を参考にすると、記入漏れを防ぎやすくなります。
転職・第二新卒の場合
転職や第二新卒でエントリーシートを求められた場合は、職務経験を成果ベースで書くことが評価につながります。書き方に迷ったときは転職用の履歴書テンプレートの項目立てを流用すると、職歴の抜け漏れを防げます。
アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの選考でエントリーシートを求められるケースでは、志望動機を「働きやすさ」だけで終わらせず、シフトへの対応力や接客での工夫など具体的な行動を盛り込むと評価されやすくなります。アルバイト用の履歴書テンプレートの項目も参考にしてください。
提出形式別の注意点(Web入力・PDF・手書き)
エントリーシートの提出方法は企業ごとに指定されており、それぞれ気をつけるポイントが異なります。
| 提出方法 | 注意点 |
|---|---|
| Webフォーム入力 | 保存機能がない場合があるため、別ファイルで文章を作成してから貼り付ける |
| PDF・Wordのアップロード | ファイル名に氏名を入れ、提出前にPDF変換してフォント崩れを確認する |
| 郵送・手書き指定 | 誤字は修正液を使わず書き直し、締切が必着か消印有効かを事前に確認する |
厚生労働省の様式に準じた指定がある場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートの項目配置も参考にすると、記入欄の過不足を確認しやすくなります。
採用担当者はここを見ている
- 提出形式の指定を守れているか(PDF指定なのにWord形式のままなど)
- ファイル名や件名に氏名が入っているか

まとめ
- エントリーシートのテンプレートは、自己PR・志望動機・ガクチカなど項目ごとの型として活用する
- テンプレート利用自体は問題にならず、社名の書き換え忘れや文体の不統一が使い回しを見抜かれる原因になる
- 数字や固有名詞を入れて自分の言葉に書き換えることで、テンプレートでも説得力のある文章になる
項目ごとのテンプレートを土台に、自分自身のエピソードで肉付けしながら仕上げていきましょう。
エントリーシートのテンプレートに関するよくある質問
- エントリーシートのテンプレートを使うと不利になりますか?
-
テンプレートの利用自体が不利になることはありません。構成や型として活用し、エピソードや数字を自分の経験に置き換えれば、むしろ読みやすい文章に仕上がります。
- 志望動機の使い回しはどこまで許容されますか?
-
構成を使い回すこと自体は問題ありませんが、企業名や志望理由の具体的な部分まで使い回すと矛盾が生じやすくなります。応募企業ごとに「なぜその会社なのか」の部分は書き直してください。
- 手書き指定のエントリーシートにもテンプレートは使えますか?
-
使えます。下書き段階でテンプレートを使って文章を組み立て、文字数と内容を確定させてから清書すると、書き直しの回数を減らせます。
- テンプレートの空欄が埋まらないときはどうすればいいですか?
-
大きな実績である必要はありません。アルバイトや授業のグループワークなど、日常の中で自分から工夫した経験を振り返ると、空欄に当てはまるエピソードが見つかりやすくなります。

