カフェの職務経歴書は、来客数や担当業務を数字で示す「規模感」の書き方が正解です。アルバイト・パート経験しかない人、未経験からの転職、店長・シフトリーダー経験者まで、状況別の良い例文とNG例、そして採用担当者が実際に見ている3つのポイントを、職務要約・志望動機・自己PRの例文とあわせて具体的に紹介します。
カフェの職務経歴書の書き方【結論】経験別の例文
結論:「規模感」と「担当業務の具体性」で書くのが正解
カフェの職務経歴書で採用担当者が最初に確認するのは、「どのくらいの規模の店舗で、何を担当していたか」です。「接客業務全般」「レジ業務担当」とだけ書いても、仕事の実態は伝わりません。
正社員経験がなくても、アルバイト・パート経験を正社員と同じ詳しさで書くことで、職歴として十分に機能します。以下では、経験パターン別に良い例文とNG例を紹介します。
【アルバイト・パート経験】良い例文とNG例
良い例文
2022年4月 株式会社〇〇(△△カフェ□□店) アルバイト入店
日平均来客数150〜200名規模の店舗にて、ドリンク・フード提供、レジ会計、新人スタッフへの業務説明を担当。週4日・1日6時間勤務のなか、混雑時のオーダー整理を提案し、提供までの待ち時間短縮に貢献した。
2024年3月 退職
NG例
〇〇カフェにてアルバイトとして勤務。接客・レジ・清掃などを担当。「など」でまとめると業務の実態が伝わらず、規模感も不明のままになる。
働いていた店舗の正式な運営会社名がわからない場合は、店頭表示や求人票で確認できます。アルバイト経験を職務経歴書としてまとめる際は、アルバイト用の職務経歴書テンプレートを使うと項目の抜け漏れを防げます。

【未経験・異業種からの転職】良い例文とNG例
接客経験がなくても、前職で人と関わる場面があれば職歴欄で言い換えられます。「何を身につけ、カフェ業務にどう活かせるか」を具体的に書くことが重要です。
良い例文(未経験・異業種転職)
前職の事務職では、来客対応と電話でのお問い合わせ対応を兼任し、限られた時間で正確に用件を把握する力を身につけた。カフェ業務は未経験だが、この対応力をドリンク提供のスピードと接客の丁寧さに活かし、早期に戦力となることを目指す。
NG例
接客業は未経験ですが、コーヒーが好きで一生懸命頑張りたいと思います。「好き」「頑張る」だけでは、前職の経験がどう活きるかが伝わらない。
異業種からの転職では、これまでの職歴を一度棚卸ししてから書くと項目が整理しやすくなります。転職用の履歴書テンプレートもあわせて活用してください。
【店長・シフトリーダー経験】良い例文とNG例
良い例文
2021年6月 株式会社〇〇(△△カフェ□□店) シフトリーダーに昇格
アルバイト・パートスタッフ12名のシフト作成、新人3名の教育、発注業務を担当。ドリンクメニューの提供時間を見直し、ピーク時の待ち時間を平均2分短縮した。
NG例
店長としてスタッフの管理や店舗運営全般を担当していました。管理人数・担当業務の範囲・具体的な成果が書かれておらず、マネジメント経験の大きさが伝わらない。
採用担当者がカフェの職務経歴書で必ず見る3つのポイント
書類選考で採用担当者が1枚の職務経歴書にかける時間は、決して長くありません。短時間で判断されるからこそ、以下の3点を意識して書く必要があります。
採用担当者はここを見ている
- 規模感:日平均来客数、席数、スタッフ人数など店舗の規模が伝わる情報
- 担当業務の具体性:ドリンク提供・フード調理・レジ・発注・教育など、担当範囲の明確さ
- 数値で示せる成果:待ち時間の短縮、リピーター対応、売上目標の達成状況など
カフェ業務は数字が思い浮かびにくいと感じる人も多いですが、「1日に対応した客数の目安」「担当したシフトの人数」など、振り返れば数字化できる経験は意外と多くあります。正確な数値が思い出せない場合は「約〇〇名」「月次〇件程度」のように概算で記載しても問題ありません。
職務要約の書き方とカフェ経験別の例文
職務要約は、職務経歴書の冒頭に置く3〜5行の自己紹介文です。「どこで・何をしていたか・何が得意か」を凝縮して書くことで、採用担当者は続きを読む前に全体像をつかめます。
職務要約の例文(アルバイト経験)
△△カフェ□□店にて、アルバイトスタッフとして約2年間勤務。日平均来客数150〜200名規模の店舗にて、ドリンク提供・レジ会計・新人指導を担当。混雑時の業務改善提案を通じて、提供スピードと接客品質の両立に取り組んできた。
職務要約に何を書けばいいか迷う場合は、パート経験者向けの書き方も参考になります。パート用の職務経歴書テンプレートには要約欄の書き方例も含まれています。

志望動機・自己PRの書き方と例文
志望動機で最も多く見られる書き出しが「人と接することが好きなので」ですが、この表現だけでは他の応募者と差がつきません。「なぜこのカフェでなければならないか」の根拠まで書くことが通過の分かれ目になります。
良い例文(志望動機・未経験)
お客様として利用した際、スタッフの方が一人ひとりの好みを覚えて提案してくれたことに感銘を受けた。前職の接客業務で培った気配りを活かし、貴店が大切にしている「顔の見える接客」を実践したいと考え応募した。
NG例
カフェの雰囲気が好きで、ぜひ働かせていただきたいと思い志望しました。「好き」だけで完結しており、他店でも通用する内容になっている。
自己PRでは、「コミュニケーション能力があります」で終わらせず、エピソードと数字をセットにすることが評価につながります。
| 表現の強さ | 書き方の例 |
|---|---|
| 弱い表現(NG) | 臨機応変に対応できます |
| 強い表現(OK) | ピーク時に人員が急に減った際、業務の優先順位を組み直し、提供時間を通常時と変わらない水準に保った |
カフェの職務経歴書でありがちなNGと対処法
ここまでの例文に加えて、カフェの職務経歴書を作る際に多くの人がつまずくポイントを整理します。
- 在籍期間が短い:正直に記載したうえで、その期間に担当した業務を具体的に書く。隠すと経歴に不自然な空白が生まれる
- 複数店舗を掛け持ちしていた:それぞれの店舗名・期間・業務内容を分けて記載し、まとめて書かない
- 正式な運営会社名がわからない:店舗の求人票や公式サイトで確認し、略称ではなく法人名で記載する
履歴書とあわせて準備したい場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートも活用してください。応募先の求人票に「職務経歴書は不要」と書かれている場合の判断基準は、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
- カフェの職務経歴書は「規模感」と「担当業務の具体性」を書くのが正解
- アルバイト・パート経験も、雇用形態を明記したうえで正社員と同じ詳しさで書けば職歴として機能する
- 採用担当者は「規模感」「担当業務の具体性」「数値で示せる成果」の3点を見ている
- 志望動機・自己PRは「好き」だけで終わらせず、エピソードと根拠をセットにする
自分の経験を数字と具体的な業務内容に置き換えることが、書類選考通過の一番の近道です。
カフェの職務経歴書に関するよくある質問
- カフェのアルバイト経験しかなくても職務経歴書は必要ですか?
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正社員経験がなくても、アルバイト・パート経験を職務経歴書として提出することは有効です。雇用形態を明記したうえで、担当業務・店舗規模・成果を正社員と同じ詳しさで書けば、採用担当者に経験の中身が伝わります。
- カフェ経験の数字が思い出せない場合はどうすればいいですか?
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シフト表や勤務時のメモを手がかりに振り返ってみてください。来客数・担当したシフトの人数・発注品目数など、正確な数値が出なくても「約〇〇名」「月次〇件程度」と概算で記載すれば問題ありません。
- 店舗の正式な会社名がわからない場合はどう書けばいいですか?
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店頭の掲示や求人票、企業の公式サイトで確認できます。チェーン店の場合はフランチャイズ加盟店であることが多いため、本部の法人名を記載したうえで「(FC加盟店 〇〇店)」と補足すると、採用担当者に正確に伝わります。
- 未経験からカフェへ転職する場合、志望動機はどう書けばいいですか?
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「接客が好き」だけで終わらせず、前職で身につけたスキルがカフェ業務にどう活きるかを具体的に書いてください。あわせて「なぜ他店ではなくこの店なのか」という根拠を添えると、採用担当者に本気度が伝わります。

