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大学教員の履歴書フォーマット|指定様式の選び方と書き方の正解

大学教員の履歴書フォーマット|指定様式の選び方と書き方の正解

この記事では、大学教員の公募に応募するときの履歴書フォーマットの選び方と書き方を、採用側の視点でまとめます。大学の指定様式・文部科学省様式・JREC-INのどれを使うか、学歴や職歴の記載ルール、教育研究業績書との違い、そして書式不備で門前払いされないための注意点まで解説します。

目次

大学教員の履歴書は一般的な履歴書と何が違うのか

大学教員の公募で求められる履歴書は、コンビニや文具店で売っているJIS規格の市販履歴書とは別物です。企業の中途採用なら自己PRや志望動機の欄が重視されますが、大学教員の履歴書で問われるのは経歴の正確さと、研究者としての歩みが追えるかどうかです。

項目市販の一般履歴書大学教員の履歴書
学歴欄最終学歴中心で数行学位・称号を含め詳細に記載
学会・社会活動欄原則なし必須項目として設けられる
賞罰欄簡易または省略独立した欄として記載
自己PR・志望動機大きな欄がある履歴書では扱わず別書類で提出
セットで出す書類職務経歴書程度教育研究業績書・研究計画書など

市販の履歴書では通用しない理由

市販の履歴書には「学会及び社会における活動」や「賞罰」を書く欄がありません。研究者としての活動歴を示せないフォーマットを提出した時点で、応募先に「公募の作法を知らない人」という印象を与えてしまいます。応募書類の様式は、選考の入口で最初に見られる部分です。

採用担当者はここを見ている

  • 履歴書は加点書類ではなく、経歴に虚偽や矛盾がないかを確認する書類として読まれる
  • 学歴・職歴の年月に空白や辻褄の合わない箇所がないか
  • 研究テーマと応募分野が経歴上つながって見えるか

研究者としての強みは教育研究業績書と研究計画書で評価されます。だからこそ履歴書側で減点されるのは避けたいところです。書式そのものや学歴欄の整え方は、履歴書テンプレートの選び方もあわせて確認しておくと安心です。

履歴書・教育研究業績書・研究計画書の役割分担

大学教員の公募は、複数の書類をセットで提出するのが基本です。それぞれ役割が分かれており、どの情報をどこに書くかを取り違えると、内容が重複したり抜け落ちたりします。

書類役割主な記載内容
履歴書経歴の事実確認学歴・職歴・資格・学会活動・賞罰
教育研究業績書研究・教育の実績提示著書・学術論文・学会発表・担当科目
研究計画書着任後の展望今後の研究テーマ・教育方針

論文や著書のリストは履歴書ではなく教育研究業績書に書きます。履歴書の学会活動欄に業績を延々と並べてしまうのは、役割分担を理解していないサインと受け取られかねません。

大学教員の履歴書フォーマットは3パターンで選ぶ

フォーマットは自由に選べるわけではなく、応募先の指示によって使うべきものが決まります。判断の順番はシンプルで、指定様式があればそれを最優先、なければ標準様式に準拠するという流れです。

①大学が様式を指定している場合(最優先)

募集要項に「本学指定の様式を使用すること」と書かれているケースが多くあります。この場合は迷う余地はなく、JREC-INの求人ページや大学の採用ページからWordまたはExcelの様式をダウンロードして使います。指定があるのに別の様式で出すと、書式不備として扱われます。

②指定がない場合は文部科学省「個人調書」様式

「自由様式」「特に指定なし」とされている場合は、文部科学省の「大学教員個人調書」の様式に準拠するのが無難です。多くの大学の独自様式も、この個人調書をベースに作られています。文部科学省の「申請・届出書類作成の手引」からExcel形式で入手できます。

自由様式と書かれていても、採用側は標準的な様式での提出を想定していることがほとんどです。市販履歴書を持ち出すのではなく、個人調書様式に合わせるのが安全な判断です。

③JREC-IN Portalの作成ツール(researchmap連携)

研究者向け求人サイトのJREC-IN Portalには、応募書類作成ツールが用意されています。ユーザー登録後に履歴書と業績リストを作成でき、researchmapに登録済みの学歴・職歴・業績データを取り込めるため、入力の手間を大きく減らせます。Web応募でJREC-IN所定の履歴書を使う公募では、この機能がそのまま使えます。

フォーマット使う場面入手先
大学指定様式要項に指定がある(最優先)JREC-IN求人ページ・大学採用ページ
文科省 個人調書様式指定なし・自由様式文部科学省サイト(Excel)
JREC-IN作成ツールJREC-INでWeb応募JREC-IN Portal(researchmap連携)

どの様式を使う場合でも、応募ごとに正しいフォーマットを取り直すのが鉄則です。前回の応募で使ったファイルを使い回すと、思わぬミスにつながります。様式そのものを手元で整えたい場合は履歴書作成ツールの比較も参考になります。

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大学教員の履歴書フォーマットの項目と書き方

大学教員の履歴書は、氏名・生年月日などの基本情報に続いて、学歴・職歴・資格・学会及び社会における活動・賞罰という項目で構成されます。記入のルールは様式の注記に従うのが原則ですが、共通する基本の作法があります。

  • 年月は西暦か和暦のどちらかに統一する(混在させない)
  • フォントはMS明朝など明朝体が基本、数字や記号は半角
  • 署名した日付の時点での満年齢を記入する

明朝体が基本である理由や読みやすいサイズの目安は、履歴書のフォント選びで詳しく整理しています。

学歴の書き方(記載範囲・学位)

大学・高等専門学校以上の学歴がある場合は、授与された学位や称号を含めてすべての学歴を記載します。学士・修士・博士の課程を、入学と卒業(修了)に分けて時系列で書くのが基本です。学部・研究科・専攻まで正式名称で記載すると、専門分野が一目で伝わります。

良い例文

2018年3月 〇〇大学大学院△△研究科□□専攻 博士後期課程 修了(博士(〇〇))

高校以前の学歴をどこまで書くかは様式の指示によります。校種の正式名称や記載範囲の判断は、履歴書の校種の書き方を確認すると迷いません。

職歴の書き方(すべての職歴・現職に至る)

職歴はすべて記載するのが原則です。常勤・非常勤、任期付きのポストも含め、在職期間を明確にして時系列で並べます。職名や職位も書き添え、現職には末尾に「現職に至る」と記します。ポスドクや特任のポストも省略せず、空白期間が生まれないように書くことが信頼性につながります。

良い例文

2021年4月 〇〇大学△△学部 助教(2024年3月まで)
2024年4月 □□大学◇◇研究所 特任講師 現職に至る

役割の細かい説明を職歴欄に書き込む必要はありません。担当業務の詳細や研究内容は業績書側で示すため、履歴書では所属と職位を正確に伝えることに徹します。

資格・学会及び社会における活動・賞罰

資格欄には教員免許や専門資格を正式名称で記載します。学会及び社会における活動には、所属学会、委員や役員の経験、外部委員などを書きます。賞罰は受賞歴を中心に記載し、該当がなければ「賞罰なし」と明記します。

NG例

学会活動欄に論文タイトルを20件並べる。業績は教育研究業績書に書くべき情報で、履歴書に持ち込むと役割分担を理解していないと見なされる。

フォーマット作成で採用担当者に嫌われるNGパターン

内容が十分でも、フォーマットの扱いひとつで印象を落とすことがあります。選考委員は多数の応募書類に目を通すため、形式面のミスは目立ちます。

NG例

  • 他大学に出した様式を使い回し、別の大学名が文中に残っている
  • Excel様式の行ズレや文字切れに気づかず印刷・PDF化している
  • 西暦と和暦が混在し、在職期間の対応が読み取りにくい
  • 市販の一般履歴書を提出し、学会活動欄や賞罰欄がない

採用担当者はここを見ている

  • 応募先ごとに正しい様式を使い、宛先や名称のミスがないか
  • 提出前に印刷・PDFで全ページのレイアウト崩れを確認したか
  • 履歴書と業績書で経歴の年月に食い違いがないか

提出前に紙とPDFの両方で全ページを見直し、第三者にも一度チェックしてもらうとミスを大きく減らせます。様式の使い回しは禁物で、応募のたびにダウンロードし直してください。

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まとめ

  • 大学教員の履歴書は学会活動・賞罰欄を含む専用様式で、市販履歴書は使わない
  • 指定様式が最優先、なければ文部科学省の個人調書様式かJREC-INの作成ツールを使う
  • 学歴は学位を含めすべて、職歴はすべての在職期間を明確にし「現職に至る」で締める
  • 論文・著書は履歴書ではなく教育研究業績書に書く
  • 様式の使い回しと印刷崩れ、西暦和暦の混在が最も嫌われるミス

履歴書で評価を稼ぐのではなく、正確さで減点をなくし、業績書と研究計画書で勝負する。これが大学教員の公募で書類を通すための土台になります。

大学教員の履歴書フォーマットに関するよくある質問

大学教員の履歴書は手書きとパソコンのどちらが良いですか

大学教員の応募書類は、ExcelやWordの様式に入力して提出するのが一般的です。様式自体がデジタル前提で配布されるため、特に指定がなければパソコンで作成して問題ありません。指定様式の注記に作成方法の指示がある場合はそれに従ってください。

様式が指定されていない場合は何を使えばよいですか

文部科学省の「大学教員個人調書」の様式に準拠するのが無難です。多くの大学の独自様式もこれをベースにしています。JREC-INでWeb応募する場合は、JREC-IN Portalの応募書類作成ツールで履歴書を作る方法もあります。

履歴書に論文や研究業績は書くのですか

論文・著書・学会発表などの業績は履歴書ではなく、教育研究業績書に記載します。履歴書の学会活動欄は所属学会や委員歴などを書く欄で、業績一覧を並べる場所ではありません。書類ごとの役割を分けて記入してください。

年号は西暦と和暦のどちらで書きますか

どちらでも構いませんが、履歴書全体でどちらかに統一することが重要です。様式の記入要領で西暦と指定されている大学もあるため、まず注記を確認してください。学歴と職歴で表記が混在すると在職期間が読み取りにくくなります。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
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