この記事では、iPhoneで履歴書テンプレートを使う3つの方法と、採用担当者に通じる書類が作れるアプリを厳選して解説します。Pagesアプリの使い方から専用アプリの選び方、コンビニ印刷でスマホだけで完結する手順まで、採用担当者が実際に確認するNGポイントとあわせて紹介します。
iPhoneで履歴書テンプレートを使う方法は3つある
iPhoneで履歴書のテンプレートを使う方法は、大きく3つに分かれます。最もスムーズなのは専用アプリを使う方法ですが、目的や手持ちの環境によって最適な選択肢は異なります。それぞれの特徴を把握したうえで選んでください。
方法①:履歴書専用アプリのテンプレートを使う(最速・推奨)
App Storeにある履歴書専用アプリは、JIS規格や厚生労働省推奨の様式に対応したテンプレートが最初から用意されており、iPhoneだけで入力からPDF出力・コンビニ印刷まで完結できます。採用担当者が審査する書類フォーマットに適合しているため、最初から専用アプリを選ぶのが最も確実です。
テンプレートの選択肢も豊富で、転職用・新卒用・アルバイト用など状況に応じた書式を選べます。証明写真の撮影・編集機能を内蔵しているアプリもあり、書類作成から印刷準備までスマホ一台で対応できます。
iPhoneを含むスマホで利用できる履歴書作成サービスの全体像は、こちらの記事で詳しく比較しています。

方法②:iPhoneのPagesアプリでWordテンプレートを使う
iPhone・iPadに無料でインストールできる「Pages」アプリには、履歴書(Resume)テンプレートが内蔵されています。Microsoft Word形式(.docx)のファイルも読み込めるため、転職サイトからダウンロードしたWordテンプレートをiPhone上で編集することも可能です。
ただし、Pages標準テンプレートの多くは欧米式のCVフォーマットです。日本の採用で一般的に使われるJIS規格(A4用紙・2面構成)の様式を使いたい場合は、転職サイトからWord形式の日本式テンプレートをダウンロードしてPagesで開くか、後述の専用アプリを使う方法を選んでください。タウンワークやdodaなどがPages形式のテンプレートを無料提供しており、こちらも選択肢に入ります。
方法③:Webブラウザで履歴書作成サービスを使う
dodaやマイナビ転職などが提供するWeb型の履歴書作成サービスも、iPhoneのSafariから利用できます。入力から出力まで全てブラウザ上で完結するサービスも多く、アプリをインストールしたくない場合や手軽に試したい場合に向いています。
PDF形式のテンプレートをダウンロードするだけのページは、ダウンロード後にiPhoneから直接記入欄へ入力することができません。内容を書き込むには別途PDF編集アプリが必要になるため注意してください。
iPhoneで使える履歴書テンプレートアプリ4選
採用担当者はここを見ている
- テンプレートがJIS規格または厚生労働省推奨様式に準拠しているか(様式が違うと形式不備になるリスクがある)
- PDF出力機能が標準搭載されているか(採用担当者へのメール送付はWord・Pages形式ではなくPDF必須)
- コンビニ印刷に対応しているか(紙の提出を求める企業も多く、A4印刷まで一貫して行えるかが判断基準になる)
①Yagish(ヤギッシュ)|テンプレートが最も豊富
累計1,400万人以上が利用する国内最大級の履歴書作成サービスです。iPhoneアプリ版では、12種類の履歴書テンプレートと28種類の職務経歴書テンプレートを無料で利用できます。転職用・新卒用・アルバイト用・パート用・インターン用のほか、職種別のテンプレートも用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応OS | iOS / Android |
| テンプレート数 | 履歴書12種・職務経歴書28種 |
| 証明写真機能 | あり(背景除去・コンビニ印刷対応) |
| PDF出力 | 無料で対応 |
| コンビニ印刷 | セブン・ローソン・ファミマ対応 |
| AI入力支援 | 志望動機・自己PRの自動生成あり |
内蔵のカメラ機能で証明写真を撮影でき、背景を自動除去してコンビニで印刷するまでアプリ内で完結します。OCR機能で既存の紙の履歴書を読み取って再編集することもでき、紙の提出が求められる企業への応募でもスマホ一台で対応できます。
②履歴書作成アプリ(厚生労働省様式対応)|様式への忠実さが強み
App Storeで配信されているiPhone専用の履歴書作成アプリです。厚生労働省推奨様式とJIS規格様式の両方に対応しており、最もオーソドックスなフォーマットで書類を作成できます。大企業・公的機関・様式を指定してくる企業への応募に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応OS | iOS |
| テンプレート | JIS規格・厚生労働省様式 |
| PDF出力 | 対応 |
| アプリ内保存 | PDF形式で保存可能 |
| 料金 | 無料 |
無料で使える履歴書テンプレートの選び方と注意点については、こちらの記事もあわせて確認してください。

③Indeed 履歴書作成|求人への即応募に特化
Indeedが提供する公式iPhoneアプリです。Indeed上の求人を検索しながら、同一アプリ内で履歴書を作成して即座に応募できます。「気に入った求人をすぐ押さえたい」という状況に最も適したアプリです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応OS | iOS / Android |
| Indeed求人との連携 | 作成した履歴書で即応募が可能 |
| PDF出力 | 対応 |
| 料金 | 無料 |
紙での提出が必要な求人には別途印刷対応が必要ですが、Web応募が中心の転職活動では書類作成から応募まで最も効率的に進めることができます。
④らくらく履歴書|アプリ不要のWebサービス
スマホでの利用を前提に設計された履歴書作成Webサービスです。iPhoneのSafariから直接アクセスでき、会員登録なしでも利用を始められます。転職・就活・アルバイトといった状況別のテンプレートを選んで入力し、PDF出力まで完結できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応デバイス | スマホ・PC(ブラウザ対応) |
| 会員登録 | 不要(一部機能は要登録) |
| PDF出力 | 対応 |
| 料金 | 無料 |
iPhoneのPagesで履歴書テンプレートを使う手順
Pagesに内蔵されたテンプレートは欧米式のCVフォーマットが中心です。日本の採用現場で使われるJIS規格の様式で作成したい場合は、以下の手順でWord形式のテンプレートをPagesで編集するのが確実です。
Word形式の日本式テンプレートをPagesで開く手順
- dodaやマイナビ転職などのサイトからWord形式(.docx)の履歴書テンプレートをダウンロードする
- 「ファイル」アプリ内に保存されたテンプレートを長押し→「別のAppで開く」→「Pages」を選択する
- 各項目を入力する(フォントはヒラギノ角ゴシックなどiOSシステムフォントを使用)
- 右上の「…」→「書き出し」→「PDF」を選択してPDF形式で出力する
- 出力したPDFをiPhone上で開き、レイアウトの崩れや記入漏れがないことを確認する
Pagesを使うときに採用担当者が気にするポイント
Pagesで作成した履歴書そのものが不利になることはありません。採用担当者が審査するのは提出されたPDFまたは紙の書類であり、作成ツールの種類は評価の対象になりません。ただし、以下の落とし穴は把握しておく必要があります。
NG例
- .pages形式のままメールに添付する →採用担当者がWindowsで開けない。必ずPDF変換すること
- Wordテンプレートを編集した後、再度Wordで開くとレイアウトがずれることがある →PDF出力後に必ず表示を確認すること
- 文字が枠外にはみ出した状態でPDF化してしまう →出力後に印刷プレビューで1ページ全体を確認すること
iPhoneで作った履歴書を提出する前に確認すべき3つのこと
採用担当者はここを見ている
- フォーマットの崩れ:どのツールで作成しても、提出前のPDF確認は必須。崩れた書類は「注意力が低い」と判断される
- 証明写真の品質:書類を手に取った瞬間の第一印象を左右する。暗い・ピンボケ・背景が不適切な写真は内容を読む前に印象を下げる
- 記入漏れ:氏名・住所・日付・学歴・職歴欄の記入漏れは書類選考で最も多い落とし穴。書類の体裁が崩れているより悪い印象を与えるケースがある
①PDF形式で出力してから提出する
iPhoneで作成した履歴書は、必ずPDF形式に変換してから送付してください。Word形式やPages形式のままでは、採用担当者がWindowsで開いたときにレイアウトが崩れる場合があります。「正しく作ったはずなのにフォントが変わっていた」「表が崩れていた」というトラブルの多くは、PDF変換前の確認不足が原因です。
ヤギッシュなどの専用アプリはPDF出力が標準機能として搭載されています。PagesからPDFに変換する場合は、出力後に必ずiPhone上でレイアウトが崩れていないかを確認してください。記入漏れのチェックもこのタイミングで行うと効率的です。
②証明写真は専用機能で適切な品質に仕上げる
スマホカメラで撮影した写真をそのまま貼り付けると、背景の適切さと規格サイズ(縦4cm×横3cm)が守られているかどうかが問題になります。採用担当者が書類を手に取ったとき最初に視界に入るのが証明写真です。
ヤギッシュのような証明写真機能内蔵のアプリを使うか、履歴書写真専用の撮影アプリを別途利用することを推奨します。白または明るいグレーの壁を背景に、胸から上が写るよう正面から撮影し、アプリの切り取り機能で規格サイズに仕上げてください。
iPhoneで証明写真を仕上げるアプリの比較は、こちらの記事で解説しています。

③コンビニ印刷で提出する場合の流れ
紙での提出が必要な場合は、PDF化した履歴書をコンビニで印刷します。用紙サイズは必ずA4を指定してください。B5やA3で印刷すると様式のサイズが規格外になり、ファイリングもできなくなります。
| コンビニ | 印刷アプリ・方法 | 主な対応形式 |
|---|---|---|
| セブンイレブン | ネットプリント(専用アプリ) | PDF・JPEGなど |
| ローソン・ファミマ | PrintSmash(専用アプリ)またはWi-Fi転送 | PDF・JPEGなど |
| ファミリーマート | マルチコピーアプリ | PDF・JPEGなど |
ヤギッシュなどの履歴書専用アプリはコンビニ印刷アプリと連携しており、アプリ内から直接セブンイレブンやローソン・ファミマへ印刷データを送信できます。印刷後は縦横のサイズと余白が正常かを確認してから封筒に入れてください。
まとめ
- iPhoneで履歴書テンプレートを使う方法は「専用アプリ」「Pages+Word形式テンプレート」「Web型サービス」の3種類
- 採用担当者に通じる書類を確実に作るなら、JIS規格対応の専用アプリ(ヤギッシュなど)を選ぶのが最速かつ最も確実
- iPhoneで作った履歴書も審査基準に影響しない。問題になるのはフォーマットの崩れと証明写真の品質
- 提出前に「PDF出力後の表示確認」「証明写真の規格確認」「記入漏れの確認」の3点を必ず行うこと
iPhoneだけで履歴書テンプレートを使い、採用担当者に通じる書類を作ることは十分可能です。ツールの選択よりも、フォーマットの整合性と内容の正確さを優先してください。
iPhoneの履歴書テンプレートに関するよくある質問
- iPhoneのPagesに日本式の履歴書テンプレートはありますか?
-
Pagesアプリには履歴書テンプレートが内蔵されていますが、多くは欧米式のCVフォーマットです。日本の転職・就活で使われるJIS規格様式を使いたい場合は、転職サイトからWord形式またはPages形式の日本式テンプレートをダウンロードしてPagesで開く方法か、ヤギッシュなどの専用アプリを使う方法を推奨します。タウンワーク・dodaなどがPages形式テンプレートを無料提供しています。
- iPhoneで作った履歴書を採用担当者に送るとき、ファイル形式は何が正しいですか?
-
必ずPDF形式で送付してください。Word形式やPages形式のままでは、採用担当者が使うPC環境によってレイアウトが崩れる場合があります。ヤギッシュなどの専用アプリはPDF出力が標準搭載されています。Pages・Wordで編集した場合は「書き出し→PDF」の操作を行い、出力後に表示を確認してから送付してください。
- iPhoneで履歴書テンプレートを使う場合、証明写真はどうすればいいですか?
-
ヤギッシュのような証明写真機能内蔵のアプリを使うか、専用の証明写真アプリを別途利用することを推奨します。スマホカメラで撮影する場合は、白または明るいグレーの壁を背景に胸から上が写るよう正面から撮影し、規格サイズ(縦4cm×横3cm)に合わせてトリミングしてください。加工・背景除去はアプリ機能を活用すると品質を保てます。
- iPhoneで作った履歴書テンプレートはコンビニで印刷できますか?
-
可能です。ヤギッシュなどのアプリはセブンイレブン・ローソン・ファミマへの直接印刷に対応しています。アプリを使わない場合は、PDFをコンビニの印刷アプリ(ネットプリント・PrintSmashなど)に転送し、A4サイズで印刷してください。B5やA3などの誤ったサイズで印刷すると様式が規格外になるため注意が必要です。


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