履歴書の下書きはH・2Hの薄い鉛筆で、消しゴムの跡が残らないよう軽い筆圧で書くのが正解です。ボールペンで清書したあとにきれいに消すには、手順にもコツがあります。下書きが必要な理由や正しい手順、跡を残さず消すコツを、採用担当者が下書き跡から何を判断しているかとあわせて解説します。
履歴書の下書きはH・2Hの鉛筆で薄く書くのが正解です
結論:H〜2Hの鉛筆で、筆圧はできるだけ弱く
履歴書の下書きに向いているのは、H〜2H程度の薄い鉛筆です。芯が柔らかいシャープペンシルや2B以上の濃い鉛筆は、消しゴムで消しても紙の凹凸に色が残りやすく、清書後にうっすら跡が見えてしまいます。筆圧はできるだけ弱く、文字の形と行のバランスが分かる程度の濃さで十分です。
正しい下書きの手順【4ステップ】
- 志望動機や自己PRなど文字数の多い欄は、先に別紙やメモで文章を完成させておく
- 罫線のない自由記入欄には、定規を使って薄く横線を引いておく
- H〜2Hの鉛筆で、軽い筆圧のまま文字を書き込む
- 文字の大きさ・行間・欄からのはみ出しがないかを見直す
下書きの段階で1枚失敗しても慌てないよう、清書用と同じ用紙をあらかじめ1〜2枚多く用意しておくと安心です。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使えば、規格を気にせず何枚でも印刷できます。

良い下書きとNG下書きの違い
良い下書きの仕方
- H〜2Hの鉛筆を使い、筆圧は文字がかろうじて読める程度に抑える
- 定規で欄の中心に軽く当たりをつけてから文字を置く
- 書き終えたら声に出して読み、誤字がないか確認してから清書に移る
NG下書き(跡が残る失敗例)
2B以上の濃い鉛筆やシャープペンシルで力を込めて書くと、消しゴムで消したあとも紙の繊維に色素が入り込み、光に透かすと文字の跡が見えてしまいます。「消したつもり」が一番危険で、提出直前に気づいても手遅れになりがちです。
採用担当者はここを見ている
- 下書きの跡が残っている書類は「提出前の見直しをしていない」という印象につながる
- 消しゴムのカスが挟まったまま提出される履歴書は、実際に一定数見受けられる
- 跡のない整った書類は、準備を怠らない人という印象につながりやすい
なぜ履歴書は下書きしてから清書すべきなのか
履歴書は公的な書類に準じた扱いを受けるため、修正液や修正テープでの訂正が認められていません。書き間違えたら原則は書き直しになるため、清書前の下書きで誤字脱字とレイアウトを確認しておく意味は大きいといえます。
- 誤字脱字を清書前の段階で発見できる
- 文字の大きさや行間のバランスを事前に確認できる
- 志望動機や自己PRの文章量が欄に収まるかを把握できる
採用担当者はここを見ている
- 下書きの跡が濃く残っている書類は、かえって「詰めが甘い」という印象になりやすい
- 下書きをしていないと分かる文字のはみ出しや行の乱れは、内容以前の段階で読みにくいと判断されやすい
状況別|下書きが役立つ場面と自由記述欄のコツ
転職活動の場合
転職活動では職務経歴書とあわせて作成するため、履歴書の下書きに十分な時間を取れないことがあります。志望動機欄が長くなりがちなので、先に文章を固めてから下書きに進むと手戻りが減ります。転職用の履歴書テンプレートを使えば、下書き用の用紙もすぐに用意できます。
新卒・就活の場合
大学指定の用紙がある場合、下書き用にコピーを取っておくと本番用紙を汚さずに練習できます。指定用紙がなければ新卒用の履歴書テンプレートを印刷して使う方法もあります。
アルバイト・パートの場合
短期の応募だからと下書きを省略すると、証明写真欄やシフト希望欄の位置がずれて欄からはみ出しやすくなります。アルバイト用の履歴書テンプレートで欄の大きさを確認してから下書きすると、文字の詰め込みすぎを防げます。
志望動機や自己PRなど文章量の多い欄は、鉛筆でいきなり下書きするより、先にスマートフォンやパソコンのメモで文章を完成させてから書き写す方が効率的です。手書き指定がない求人であれば、パソコンでの作成に切り替える選択肢もあります。

採用担当者はここを見ている
- 状況にかかわらず、欄の大きさに文字が収まっているかを最初に見ている
- 自由記述欄で文章が欄からはみ出している場合、下書きの準備不足と判断されやすい
下書きの跡を残さず消すコツ
清書はボールペンで行い、インクが完全に乾いてから消しゴムをかけるのが鉄則です。乾く前に消すと、インクがにじんで清書の文字まで汚れてしまいます。
- 清書後は最低でも数十分、できれば一晩置いてインクを完全に乾かす
- 消しゴムは汚れていない白い面を使う
- 1文字ずつ、軽い力で叩くように消す
- 消しゴムのカスは手で払わず、用紙を斜めにして落とす
NG例
清書した直後に急いで消しゴムをかけ、インクがにじんで文字が読めなくなる。汚れた消しゴムをそのまま使い続け、紙面に黒ずみが広がる。どちらも提出直前に発覚しやすい失敗です。
履歴書の下書きでやりがちな失敗と対処法
濃い鉛筆を使ってしまい、消しても跡がうっすら残ることがあります。光にかざして確認し、跡が見える場合は新しい用紙に書き直すのが安全です。跡を隠そうと何度も消しゴムをかけると、紙が毛羽立ってかえって目立ちます。
- 光に透かして文字の跡が見える → 新しい用紙に書き直す
- 消しゴムのカスや黒ずみが紙面に残っている → 新しい用紙に書き直す
- うっすら跡はあるが清書の文字にほぼ隠れている → 最終確認のうえ許容範囲
消しゴムのカスで用紙が汚れた場合は、手で払わず乾いたブラシや布で軽く払ってください。黒ずみが取れないときは、無理に使い続けず新しい用紙に切り替えるほうが、結果的にきれいに仕上がります。清書に使うペンの太さや色に迷う場合は、以下の記事もあわせて確認してください。

まとめ
- 履歴書の下書きはH〜2Hの鉛筆で、筆圧を弱めて薄く書くのが正解
- 自由記述欄は先に文章を完成させてから下書きすると手戻りが減る
- 消しゴムはインクが完全に乾いてから、1文字ずつ丁寧にかける
- 跡が消えない場合は隠そうとせず、新しい用紙に書き直す
下書きの手順を押さえておけば、清書での失敗を大きく減らせます。今回のポイントを参考に、書類を仕上げてください。
履歴書の下書きに関するよくある質問
- 下書きにシャープペンシルを使ってもいいですか?
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おすすめできません。シャープペンシルの芯は鉛筆より硬く濃いものが多く、消しゴムで消しても紙の繊維に色が残りやすいためです。下書きにはH〜2H程度の薄い鉛筆を使ってください。
- 下書きの跡がうっすら残ってしまいました。書き直すべきですか?
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光に透かして文字の跡が見える場合や、消しゴムのカスによる黒ずみが残っている場合は、新しい用紙に書き直してください。清書の文字にほぼ隠れる程度の薄い跡であれば、最終確認のうえ許容範囲です。
- 自由記述欄が長い場合、どう下書きすればいいですか?
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志望動機や自己PRのようにボリュームのある欄は、いきなり鉛筆で下書きせず、先にスマートフォンやパソコンのメモで文章を完成させてください。文字数を欄に合わせて調整してから下書きに移ると、書き直しの回数を減らせます。
- 下書きをせずにいきなりボールペンで書いても大丈夫ですか?
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時間に余裕があれば下書きをおすすめします。履歴書は修正液や修正テープが使えず、書き間違えると原則は書き直しになるため、下書きで誤字とレイアウトを確認しておくほうが結果的に早く仕上がります。

