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履歴書送付状テンプレート|医療事務・病院宛て例文と宛名マナー

履歴書送付状テンプレート|医療事務・病院宛て例文と宛名マナー

この記事では、医療事務の応募で使える履歴書送付状のテンプレートと書き方を解説します。「貴院」「貴法人」の使い分けや宛名の敬称マナー、未経験・経験者・ハローワーク経由の3パターン例文まで、そのままコピーして使える形式で紹介します。

目次

医療事務の履歴書に送付状は必要か

送付状(添え状)とは、書類を郵送するときに一番上に添える挨拶文のことです。誰が何の書類を何枚送ったのかを採用担当者が一目で把握できるよう、書類を整理する役割を担っています。

送付状をつける場面と省略できる場面

応募方法送付状の要否
郵送で応募書類を送る必要
直接持参・手渡し不要(あっても問題なし)
メールで書類を送付不要(メール本文が代わりになる)
Web応募フォームから送信不要

医療事務の求人では、病院やクリニックに直接郵送するケースが多く、郵送で送る場合は送付状を省略しないのが原則です。持参や面接時の手渡しであれば不要ですが、郵送なら必ず同封してください。

採用担当者が送付状を開けたときに確認していること

採用担当者が送付状を見るのは数十秒です。この短い時間に「書類を正確に準備できているか」「医療機関への理解があるか」を確認しています。

採用担当者はここを見ている

  • 「御社」「貴社」など一般企業向けの言葉をそのまま使っていないか
  • 宛名の敬称(御中・様など)が正しく使われているか
  • 同封書類の数が実物と一致しているか(記書きの内容と合っているか)
  • 日付・差出人情報が正確に記載されているか

書類全体がきれいに整っていても、送付状に「御社」と書いてあるだけで一気に印象が下がります。医療機関特有の言葉遣いは、後述するテンプレートで確認しておいてください。

医療事務の送付状の基本構成と書き方

送付状はA4白紙1枚・横書きで作成するのが基本です。下記の6項目を上から順に配置します。

送付状に書く6つの項目

項目書き方のポイント
①日付書類をポストに投函する日(右寄せ)。履歴書の日付と揃える
②宛名医療機関の正式名称+部署名+敬称(詳細は次節)
③差出人住所・電話番号・メールアドレス・氏名を右寄せで記入
④件名「応募書類のご送付について」(中央揃えで大きめフォント)
⑤本文「拝啓」で始まり「敬具」で終わる。時候の挨拶+応募の趣旨
⑥記書き「記」の下に同封書類を箇条書きし、最後に「以上」

時候の挨拶は月に合わせて選ぶ

本文の冒頭は「拝啓 ○○の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」の形式が基本です。「○○の候」の部分は応募する月に合わせて変えます。

時候の挨拶(候)
1月新春の候 / 厳冬の候
2月余寒の候 / 立春の候
3月早春の候 / 春暖の候
4月春陽の候 / 陽春の候
5月新緑の候 / 薫風の候
6月梅雨の候 / 初夏の候
7月盛夏の候 / 炎暑の候
8月晩夏の候 / 残暑の候
9月初秋の候 / 新秋の候
10月秋涼の候 / 錦秋の候
11月晩秋の候 / 深秋の候
12月師走の候 / 歳末の候

医療機関特有の言葉遣い——「貴院」「貴法人」「入職」

一般企業向けの送付状テンプレートとの最大の違いは、組織を指す言葉と「入社」「退社」の表現です。

場面一般企業医療機関
組織を指す書き言葉御社・貴社貴院(病院・クリニック)/貴法人(医療法人)/貴薬局(調剤薬局)
採用されて働き始めること入社入職
退職すること退社・退職退職(どちらも可)

「○○医院」や「○○クリニック」なら「貴院」、医療法人が母体の病院なら「貴院」または「貴法人」のどちらも使えます。調剤薬局への応募では「貴薬局」が正確な表現です。

医療機関の宛名マナー——「御中」「様」「御侍史」の使い分け

医療機関への送付状でとくに迷いやすいのが宛名の敬称です。間違えると書類全体の印象を下げるため、ここで整理しておきます。

採用担当者宛て・部署宛ての書き方

医療事務への応募では、宛先は採用担当者(人事・総務担当)になるのが一般的です。担当者の名前がわかる場合とわからない場合で書き分けます。

担当者名がわかる場合

○○病院 人事課 採用担当 ▲▲ ▲▲ 様

担当者名がわからない場合(最も多いケース)

○○病院 採用ご担当者様
または
○○病院 人事課 御中

院長・医師宛ての「御侍史」——応募書類では使う場面を判断する

「御侍史(おんじし)」は医師宛ての書状に用いる脇付けで、「先生に直接お渡しするほどではありませんが」という謙遜の意味があります。紹介状など医療機関同士のやりとりで使われる表現です。

採用担当者はここを見ている

  • 「御侍史」は医師(ドクター)宛ての書状に使う言葉。採用担当者や人事部門への送付状には使わない
  • 個人クリニックで院長が採用を兼ねている場合:「院長 ○○ ○○先生 御侍史」が正式
  • 病院の採用担当部署宛ては「採用ご担当者様」または「人事課 御中」が適切

「院長先生様」は二重敬称のNG表現

NG例

○○クリニック 院長先生様
「先生」と「様」が二重敬称になっている。「院長 ○○ ○○先生 御侍史」または「○○院長 様」のどちらかに統一する。

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医療事務の送付状テンプレート(コピー可)

下記の3パターンをそのままコピーして使えます。【 】内を自分の情報に書き換えてください。テンプレートはWordまたはGoogleドキュメントに貼り付け、A4縦1枚に収めて印刷します。

テンプレート①:未経験で応募する場合

未経験・横書きテンプレート

令和【 】年【 】月【 】日

【医療機関の正式名称】
採用ご担当者様

〒【郵便番号】
【住所】
電話:【電話番号】
メール:【メールアドレス】
【氏名】

応募書類のご送付について

拝啓 梅雨の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたびは医療事務の募集を拝見し、応募書類をご送付申し上げます。現在、医療事務の資格取得に向けて勉強を続けており、貴院での勤務を通じて患者様に安心していただける窓口対応を実現したいと考え、応募いたしました。ご多忙のところ恐縮ですが、ご選考のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

                記

  • 履歴書 1通
  • 資格証明書(写し) 1通(※お持ちの方のみ)

以上

未経験の場合、本文に資格取得への取り組みや医療業界への志望動機を1〜2文添えると、採用担当者の記憶に残りやすくなります。「他と同じ文章に見える」という状況を防ぐための一工夫です。

テンプレート②:経験者・転職の場合

経験者・横書きテンプレート

令和【 】年【 】月【 】日

【医療機関の正式名称】
採用ご担当者様

〒【郵便番号】
【住所】
電話:【電話番号】
メール:【メールアドレス】
【氏名】

応募書類のご送付について

拝啓 梅雨の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたびは医療事務の募集を拝見し、応募書類をご送付申し上げます。現職では【前職の医療機関名(例:○○クリニック)】にて医療事務として【経験年数】年間、受付・診療報酬請求業務に従事してまいりました。貴院の【応募理由(例:地域医療への取り組み・診療科の特色など)】に共感し、これまでの経験を活かして貢献したいと考え、応募いたしました。ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

敬具

                記

  • 履歴書 1通
  • 職務経歴書 1通

以上

経験者の場合は、前職での業務内容を一文で示してから応募先を選んだ理由につなげる構成が有効です。採用担当者は「即戦力かどうか」を送付状の段階から確認しています。

テンプレート③:ハローワーク経由で応募する場合

ハローワーク経由の場合は、紹介状(職業紹介票)も同封します。同封書類の欄に紹介状を忘れずに追記してください。

ハローワーク経由・横書きテンプレート

令和【 】年【 】月【 】日

【医療機関の正式名称】
採用ご担当者様

〒【郵便番号】
【住所】
電話:【電話番号】
メール:【メールアドレス】
【氏名】

応募書類のご送付について

拝啓 梅雨の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたびは公共職業安定所(ハローワーク)のご紹介により、医療事務の募集に応募いたしたく、応募書類をご送付申し上げます。ご選考のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

                記

  • 履歴書 1通
  • 職業紹介票(紹介状) 1通

以上

送付状でやってしまいがちな3つのNG

テンプレートをそのまま使う場合でも、最後に下記のNGパターンを確認してから送ってください。採用担当者が実際に気にする失敗です。

NG① 「御社」「貴社」をそのまま使う

医療事務への応募で最も多い間違いです。一般企業向けのテンプレートをそのまま転用すると起きます。

NG例

「このたびは貴社の医療事務の求人に応募いたします…」
「貴社」は一般企業向けの表現。病院・クリニック宛ては必ず「貴院」に変更する。

NG② 「先生様」など敬称が重複する

NG例

「○○クリニック 院長 △△先生様」
「先生」と「様」が二重敬称になっている。院長・医師宛てなら「△△院長先生 御侍史」か「△△院長 様」のいずれかに統一する。

NG③ 定型文だけで終わり、志望動機に触れない

「拝啓〜書類を送付いたします。敬具」のみの送付状は、採用担当者に何も印象を残しません。1〜2文でよいので、応募先を選んだ理由や自分の経験を加えると他の応募者と差がつきます。

良い例(応募理由を1文加えるだけで変わる)

「貴院が地域の高齢者医療に力を入れていることに共感し、患者様に寄り添える窓口対応で貢献したいと考え応募いたしました。」

封筒への入れ方と同封書類の順番

送付状の内容が完成したら、封筒への入れ方も確認しておきます。書類の順番が乱れていると、採用担当者が確認に手間取るうえに、丁寧さのなさという印象を与えることがあります。

書類を重ねる順番

重ねる順書類名
最上段(1枚目)送付状
2枚目履歴書
3枚目職務経歴書(経験者のみ)
4枚目以降資格証明書の写し・職業紹介票など

封筒と梱包のマナー

  • 封筒のサイズ:A4書類を折らずに入れられる「角形2号(33×24cm)」を使用する
  • 色:白い封筒が基本。茶封筒(クラフト封筒)はできるだけ避ける
  • クリアファイル:書類をまとめてクリアファイルに入れてから封筒に収める(水濡れ・折れ防止)
  • 表書き:宛名の下に赤字で「応募書類在中」と記入し、定規で四角く囲む
  • 折り方:書類は折らないのが原則。A4のままクリアファイルに入れて角形2号へ

郵送料金は重量で変わります。書類をすべて封筒に入れた状態でコンビニや郵便局に持ち込み、その場で計量してもらうと切手の貼り付け漏れを防げます。

スマートフォンだけで送付状を作成してコンビニ印刷まで完結させたい場合は、スマホで作ってコンビニ印刷する手順も参考にしてください。

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まとめ

  • 医療事務の履歴書を郵送する場合、送付状は必須。持参・メール応募は不要
  • 「御社」「貴社」禁止——病院・クリニック宛ては「貴院」、医療法人は「貴法人」、調剤薬局は「貴薬局」
  • 採用担当者宛ては「採用ご担当者様」または「人事課 御中」。「御侍史」は医師宛て専用
  • 本文には応募先を選んだ理由を1〜2文加えると、採用担当者の印象に残る送付状になる
  • 書類は送付状→履歴書→職務経歴書の順でクリアファイルにまとめ、白い角形2号封筒で郵送する

送付状の完成度が採用の可否を直接左右するわけではありませんが、丁寧に準備された書類は採用担当者に伝わります。医療機関特有の言葉遣いを押さえた上で、自分の言葉で1文加えることを意識してください。

医療事務の送付状に関するよくある質問

送付状はWordとGoogleドキュメントのどちらで作ればいいですか?

どちらでも問題ありません。Googleドキュメントはスマートフォンだけで作成からPDF出力まで完結できるため、パソコンを持っていない場合に便利です。どちらも最終的にPDF形式で保存し、コンビニや自宅プリンターで印刷します。

送付状は手書きとパソコン作成のどちらが正式ですか?

どちらでも問題ありません。現在はパソコン作成が主流です。手書きの場合は黒のボールペンを使用し、訂正液は使わずに書き直すのが原則です。内容の正確さと読みやすさを優先してください。

送付状に書く日付は履歴書の日付と揃えるべきですか?

揃えるのが基本です。送付状・履歴書・職務経歴書の日付がそれぞれ異なると、採用担当者が混乱することがあります。すべての書類を準備し終えた当日または投函日に日付を統一してください。

調剤薬局に応募する場合も「貴院」を使いますか?

調剤薬局の場合は「貴薬局」を使うのが正確です。「貴院」は病院やクリニックなどの医療機関を指す言葉のため、薬局には使いません。保険薬局・門前薬局への応募では「貴薬局」に統一してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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