職務経歴書の自己PRは履歴書と同じでNG?書き方と例文を徹底解説

職務経歴書の自己PRは履歴書と同じでNG?書き方と例文を徹底解説

職務経歴書の自己PRは、履歴書とまったく同じ文章をそのまま使うと選考で不利になることがあります。「強み→エピソード→貢献意欲」の3行構成で書き、文字数は300〜400文字を目安にすると採用担当者に伝わりやすくなります。職種別の例文とNG例、採用担当者が実際に見ているポイントを状況別に紹介します。

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目次

職務経歴書の自己PRの書き方と例文|結論から解説

結論:「強み→エピソード→貢献意欲」の3行構成が基本

職務経歴書の自己PRは、次の3ステップで組み立てると読みやすくなります。

  1. 強み(結論):「〇〇力」「〇〇できる」のように一言で言い切る
  2. エピソード(根拠):どんな課題に対し、どう行動し、どんな成果につながったかを数字で示す
  3. 貢献意欲:その強みを応募先でどう活かすかを1〜2文で添える

見出しに「〇〇力」を置き、本文で経験と数字を示す形式にすると、忙しい採用担当者でも要点をすぐにつかめます。営業の職務経歴書テンプレートのように職種別のフォーマットを使うと、自己PRを差し込む位置にも迷いません。

良い例文とNG例

良い例文

前職では法人営業として、既存顧客の解約率改善に取り組みました。訪問頻度を月1回から月2回に見直し、契約更新前の課題ヒアリングを徹底した結果、担当エリアの解約率を12%から6%に半減させました。貴社でも既存顧客との関係構築力を活かし、継続率の向上に貢献します。

NG例

私はコミュニケーション能力が高く、周囲と協力しながら仕事を進めることができます。前職でも多くのお客様と信頼関係を築き、営業成績にも貢献してきました。数字や具体的な行動が書かれておらず、他の応募者との違いが伝わりません

文字数の目安は300〜400文字

職務経歴書の自己PRは、A4用紙1枚の3分の1〜半分程度、文字数にして300〜400文字が目安です。長くても400文字を超えると、読み手の負担が増えて要点がぼやけます。

書類文字数の目安書く内容の深さ
履歴書100〜150文字人柄・姿勢を端的に
職務経歴書300〜400文字実績・数字まで具体的に

職務経歴書の自己PRは履歴書と同じ内容でいい?

結論として、伝えるアピールの軸は履歴書と職務経歴書で揃えて構いません。ただし、書く分量と具体性のレベルは変える必要があります。

履歴書と職務経歴書で変えるべき文字量・具体性

履歴書の自己PRは面接に進むための入口として、人柄や姿勢を短くまとめる欄です。一方、職務経歴書の自己PRは職務経歴の裏付けとなる部分のため、成果を数字で示すところまで踏み込みます。

  • 履歴書:「〇〇力を活かして貢献したい」という結論と姿勢を中心に
  • 職務経歴書:結論に加え、具体的な行動・数字・入社後の活かし方まで書き切る

同じ内容の使い回しが選考でどう見られるか

採用担当者はここを見ている

  • 履歴書と職務経歴書の内容が完全に一致していないか(一言一句同じだと使い回しの印象が強くなる)
  • 職務経歴書側で、履歴書に書けなかった数字や具体的な行動が補足されているか
  • アピールしている強みが、職務経歴の内容と矛盾していないか

結論を同じ言葉で書くこと自体は問題ありません。避けたいのは、履歴書の短い文章をそのまま職務経歴書に貼り付け、具体性を足さないまま提出することです。

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採用担当者が職務経歴書の自己PRで見ている3つのポイント

採用担当者は1日に何十通もの職務経歴書に目を通します。自己PRの欄では、職歴の事実だけでは伝わらない「入社後にどう活躍できそうか」という再現性を確認しています。

採用担当者はここを見ている

採用担当者はここを見ている

  • 再現性:前職の成果が、自社の業務でも再現できそうか
  • 一貫性:職務経歴の内容と自己PRの主張がずれていないか
  • 言語化力:自分の強みを、数字や具体例を使って簡潔に説明できるか

落とされやすい自己PRの共通点

NG例

  • 「コミュニケーション能力があります」など、数字も具体例もない抽象表現で終わる
  • アピールを3つ以上詰め込み、結局何が一番の強みか伝わらない
  • 職務経歴の内容と自己PRの強みが結びついていない

アピールする強みは1つ、多くても3つまでに絞り込みます。応募先の求人票を読み、企業が求める人物像に近い強みから優先して選ぶと、内容がぶれません。

【状況別】職務経歴書の自己PRの例文集

未経験の職種に挑戦する場合

良い例文

前職の接客業務では、来店客のアンケート回収率を月20%から45%に引き上げるため、声かけのタイミングと質問内容を見直しました。課題を発見し、仮説を立てて改善する姿勢は、未経験の分野でも活かせると考えています。

NG例

未経験の分野ですが、やる気は誰にも負けません。新しいことを覚えるのも得意なので、早く一人前になれるよう頑張ります。行動の裏付けがなく、意欲だけが強調されています。

実績を数字で示しにくい仕事の場合

良い例文

総務として社内問い合わせ対応を担当し、よくある質問をまとめたマニュアルを作成しました。導入後は同じ内容の問い合わせが月平均30件から10件に減少し、担当者の対応時間を確保できるようになりました。

NG例

総務として日々の問い合わせ対応を行い、社内の円滑な業務運営に貢献してきました。数値化しにくい業務でも、「件数」「時間」「回数」など計測できる要素を1つ探すと説得力が増します。

事務の職務経歴書テンプレートには、業務内容を数字で棚卸しする欄も用意されているため、自己PRのネタ探しにも活用できます。

ブランク・離職期間がある場合

良い例文

前職を退職後、家族の介護のため1年間離職していました。この間、通院の付き添いや服薬管理を通じてスケジュール調整力を磨きました。複数の予定を優先順位づけして調整する力は、業務の並行対応にも活かせると考えています。

NG例

事情により1年ほどブランクがあります。ブランクはありますが、仕事への意欲は変わっていません。ブランクの理由や期間中の行動に触れておらず、不安を払拭できていません。

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自己PRのネタが見つからないときの棚卸し手順

強みが思い浮かばないときは、次の手順で職務経歴を振り返ると材料が見つかります。

  1. 業務を細かく書き出す:担当業務を「対応した」ではなく、具体的な作業単位まで分解する
  2. 変化した数字を探す:件数・時間・金額・回数など、着任前後で変わった数値を洗い出す
  3. 求人票と照らし合わせる:応募先が求める人物像に近い強みを優先し、1つに絞る

ハローワーク用の職務経歴書テンプレートには業務経験の棚卸し欄が含まれているため、書き出しの下書きに使うと自己PRの材料整理がしやすくなります。

職務経歴書の自己PRにAIを使ってもいい?

生成AIで自己PRの下書きを作ること自体は問題ありません。ただし、AIが出した文章をそのまま提出すると、実際のエピソードと矛盾したり、他の応募者と似た表現になったりすることがあります。

  • AIには構成の壁打ちや言い回しの整理を任せる
  • 数字・固有名詞・具体的なエピソードは自分の経験から入力する
  • 完成後は面接で同じ内容を自分の言葉で話せるか確認する

エンジニアの職務経歴書テンプレートのように専門用語が多い職種ほど、AIで整えた文章に自分の実務経験を具体的に足す作業が欠かせません。

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まとめ

  • 職務経歴書の自己PRは「強み→エピソード→貢献意欲」の3行構成、文字数は300〜400文字が目安
  • 履歴書と同じ結論でよいが、職務経歴書では数字と具体的な行動まで踏み込む
  • アピールする強みは1〜3個に絞り、求人票が求める人物像に寄せる

状況別の例文を土台に、数字と固有名詞を自分の経験に置き換えると、他の応募者と重ならない自己PRに仕上がります。

職務経歴書の自己PRに関するよくある質問

職務経歴書に自己PR欄がない場合は書かなくてもいいですか?

フォーマットに自己PR欄がなくても、職務要約や経歴の末尾に3〜5行で追記して構いません。自己PRを省略すると、職歴の事実だけでは伝わらない再現性や人柄が採用担当者に届きにくくなります。

職務経歴書と履歴書の自己PRは同じ文章で提出してもいいですか?

結論となる強みは揃えて構いません。ただし文字数と具体性は変える必要があります。履歴書は100〜150文字で人柄を中心に、職務経歴書は300〜400文字で数字と行動まで書き込みます。

自己PRでアピールする強みは何個まで書いていいですか?

1個、多くても3個までが目安です。強みを詰め込みすぎると、結局どこが一番の強みなのか採用担当者に伝わらなくなります。応募先の求人票に近い強みから優先して選んでください。

実績を数字で示せない仕事でも自己PRは書けますか?

件数・時間・回数・金額など、業務の中で変化した数値を1つ探すことで数字を示せます。数値化が難しい場合は、対応した件数や改善前後の変化を具体的な言葉で表すだけでも説得力が増します。

この記事を書いた人

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 著者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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