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IT営業の職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通過する書き方

この記事では、IT営業の職務経歴書で採用担当者が必ず確認する4つのポイントと、書類を落とされやすいNG例5選を解説します。SaaS・SIer・通信など業態別の書き方例文と、採用担当者に響く自己PRの組み立て方も紹介します。

目次

IT営業の職務経歴書「4つの必須情報」採用担当者はここを見ている

IT営業の職務経歴書を見る採用担当者は、最初の30秒で「4つの情報が揃っているか」を確認します。この4点が明確に書かれていれば、書類選考を通過する確率は大きく上がります。

採用担当者はここを見ている

  • 顧客の規模・業界(どんな相手に営業していたか)
  • 商材のカテゴリと単価(何を・いくらで売っていたか)
  • 営業プロセスの型(アウトバウンド型かインサイドセールス型かなど)
  • 結果の数字(絶対値と達成率の両方)

誰に売ったか(顧客規模・業界)

顧客の規模(中小企業か大手か)と業界が書かれていない職務経歴書は、採用担当者が評価の基準を持てません。転職先が「中堅製造業を開拓できる人材」を求めているとき、「法人営業担当」という記載だけでは選考から外れます。

「大手製造業20社を担当(年商500億円以上)」「従業員100名未満の中小企業を新規開拓」など、顧客属性を具体的に記載することが必要です。

何を売ったか(商品カテゴリと単価)

IT営業の幅は広く、SaaS・SIer・通信・ハードウェアなど商材のカテゴリによって求められるスキルが大きく異なります。採用担当者は「自社商材と近い経験があるか」を最初に確認します。

「SaaS型のBtoB向け勤怠管理ソフト(月額30〜100万円規模)」のように、商材の性質と単価の規模感を書くと採用担当者が評価しやすくなります。単価の記載は「自分が担当していた商談の重さ」を示す指標にもなります。

どう売ったか(商談プロセス・アプローチ方法)

「100件/月のテレアポから始まるアウトバウンド型」と「既存顧客のアップセルを中心とするカスタマーサクセス連携型」では、採用担当者が見るポイントがまったく異なります。

商談の発生から契約締結・フォローまでのプロセスを簡潔に記載すると、採用担当者に「自社の営業スタイルに合うか」が伝わります。特にSaaS系企業への転職では、「インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスのどこを担当したか」が重要な評価ポイントになります。

結果はどうだったか(数値と達成率)

「前年比120%達成」だけでは不十分です。採用担当者は数字から「この候補者が担当していた商談の規模」を判断します。絶対値のない達成率は、目標が小さかった可能性を排除できません。

数字の書き方のポイント

  • 正解:「年間目標6,000万円に対し7,200万円達成(120%)」
  • 不十分:「目標達成率120%」(絶対値が不明)
  • NG:「チームの業績向上に貢献しました」(個人の数字なし)

個人目標が設定されていない職場の場合は、チーム目標に対する自分の貢献割合・担当顧客数・新規獲得件数などの代替指標を使うと伝わりやすくなります。

採用担当者が30秒で落とすIT営業のNG例5選

IT営業の書類選考は競合が多く、採用担当者は短時間で候補者を選別します。以下の5パターンは、書類選考で即座に「次へ」と判断される典型的なNGです。自分の職務経歴書と照らし合わせて確認してください。

NG①「〜に貢献しました」だけで数字がない

IT営業の書類で最も多いNGが、実績の数値化ができていないことです。採用担当者は職務経歴書から「この人の営業力は数字でどのくらいか」を判断しようとしています。個人の実績を示す数字がない記述は、評価の根拠を与えません。

NG例

「チームの売上目標達成に貢献し、顧客満足度の向上に取り組みました。
→ 個人の実績がまったくわからない。採用担当者には評価する基準がない。

改善例

「担当顧客45社(大手製造業中心)のルート営業。年間目標5,500万円に対し7,200万円達成(131%)。うち新規顧客からの受注が3,000万円。」

NG②技術用語の羅列で業務の流れが見えない

「クラウドインフラ・セキュリティソリューション・API連携提案・SLA交渉」のように技術用語を並べても、採用担当者には何を担当したかが伝わりません。

採用担当者が知りたいのは「何をどうやって売ったか」というプロセスです。技術用語は「どんな課題を持つ顧客に、どんな手段で提案したか」という文脈で使うと初めて意味を持ちます。

NG例

「クラウドインフラ、セキュリティ、API連携、IT戦略コンサルティング、SLA交渉を担当。」
→ 用語の羅列で、実際に何をどのくらいやったかが不明。

改善例

「製造業向けクラウドストレージ(月額50〜200万円規模)の新規提案営業。問い合わせリードへのインサイドセールスから技術部門同席でのクローズまでを一貫担当。月平均4〜6件の成約。」

NG③担当顧客の規模・業界が書かれていない

「法人営業担当として顧客対応を行いました」という記述では、中小企業への飛び込み営業なのか大手向けの提案型営業なのかが分かりません。転職先が求めるターゲット顧客像と自分の経験が合致しているかを採用担当者が判断できないため、通過しにくくなります。

「担当顧客:中堅IT企業・製造業(年商50〜500億円規模)30社」のように、業界と規模感を明記するだけで採用担当者の印象が大きく変わります。

NG④「達成率〇〇%」だけで絶対値がない

「年間目標達成率150%」という数字は一見優秀に見えますが、目標の絶対値がなければ評価できません。目標が200万円で300万円達成したケースと、3,000万円で4,500万円達成したケースでは、求められる経験がまったく異なります。

採用担当者は絶対値から「候補者が扱ってきた商談の重さ」を測っています。達成率だけでなく、絶対値と達成率の両方を必ず記載してください。

NG⑤テンプレートをそのまま埋めた薄い記述

ダウンロードしたWordテンプレートに必要最低限の情報を埋めただけの職務経歴書は、採用担当者に「準備不足」と映ります。フォーマットは参考にしつつ、自分の経験に合わせた具体的な記述が必要です。

実績の数字がどうしても書けない場合は、担当顧客数・月次訪問件数・提案書作成数など行動量の指標を代替として使うことができます。また、IT営業では「扱った案件の技術的な複雑さ」や「顧客の意思決定層へのアプローチ経験」も評価対象になります。

実績の書き方に困っている方は、数字がなくても通過する職務経歴書の書き方も参考にしてください。

IT営業の職務経歴書|業態別の書き方例文

IT営業は業態によって採用担当者が評価するポイントが異なります。自分の経験した業態の例文を確認し、職務経歴書の記述と照らし合わせてください。

SaaS・クラウドサービス系

SaaS営業では「新規開拓か既存アップセルか」「解約率への意識」「カスタマーサクセスとの連携経験」が特に評価されます。単純な新規契約件数だけでなく、顧客の定着(チャーン率の維持・改善)への取り組みが書ける候補者は採用担当者から高評価を得やすい傾向があります。

SaaS営業の職務経歴書 例文

【業務内容】SaaS型営業支援ツールの法人向け新規開拓営業。問い合わせリードを中心に月30〜40件の商談を実施。
【担当顧客】従業員100〜1,000名規模の中堅企業(製造業・小売業中心)
【実績】年間目標4,000万円に対し5,200万円達成(130%)。3期連続で目標超過。導入後はカスタマーサクセス担当と連携し、年間解約率を前年3.8%→2.1%に改善。
【自己PR要素】初回商談から導入後フォローまでを一貫担当した経験から、解約リスクが高い顧客の早期発見と対策が強み。

SIer・システム受託開発系

SIer営業では「案件規模」「上流工程への関与度」「ベンダーコントロール経験」が評価されます。単純な売上よりも、「顧客の意思決定に近い立場でどこまで提案できたか」が重視される傾向があります。

SIer営業の職務経歴書 例文

【業務内容】製造業・流通業の基幹システム導入提案を担当。RFP対応から契約締結・ベンダー選定まで一貫担当。
【案件規模】平均3,000万〜1億円規模(最大案件2.5億円)
【実績】年間5〜7件の大型案件成約(達成率108〜115%)。ITコーディネーター資格を活かし、顧客のIT戦略立案段階からの参入で競合他社との差別化を実現。
【自己PR要素】技術部門・経営層・現場担当者それぞれの視点で提案書を作り分けた経験が強み。

通信・インフラ系

通信系IT営業では「既存顧客の解約防止実績」「新規開拓とルート営業の両立」「キャリア競合との差別化提案経験」が評価されます。既存顧客の維持は数値化しにくいですが、解約率の改善や担当顧客の継続率として表現できます。

通信・インフラ系の職務経歴書 例文

【業務内容】法人向けモバイル・クラウドPBXの提案営業。既存顧客のアップグレード提案と新規開拓を並行担当。
【担当顧客】企業200社(既存150社・新規開拓50社)、担当エリア:関東圏
【実績】年間目標8,000万円に対し9,500万円達成(119%)。解約防止のための定期訪問を月30件実施し、担当顧客の解約率を前年比40%削減。
【自己PR要素】機能比較での提案敗北を機に「コスト削減試算+業務効率化シミュレーション」の独自提案手法を開発し、競合との差別化を実現。

自己PR欄で差がつくIT営業の書き方

IT営業の職務経歴書の自己PR欄は、「実績の裏にある思考プロセス」を伝える場所です。数字は職務経歴のセクションに書くもので、自己PRには「なぜその成果が出せたか」という再現性を書きます。

IT知識と営業力を両立して伝えるコツ

IT営業の自己PRで最も差がつくのは「ITが分かる営業」であることの証明です。資格がなくても、「顧客の技術担当者と対等に話せる」「要件定義フェーズから関与できる」という経験があれば、それが最大の強みになります。

採用担当者はここを見ている

  • 技術的な質問に自分で答えられる範囲(SE同席なしで商談を進められるか)
  • 顧客課題の整理から提案書作成まで一人で担当できるか
  • 商談後の社内調整(エンジニア・PMとの連携)経験の有無

転職先で活かせる経験として言語化する方法

自己PRで失敗するパターンは「A社でこんな実績を出しました」という過去形の記述だけで終わることです。採用担当者が期待しているのは「この経験が自社でも再現できるか」という確信です。

「〇〇の手法は業界・商材が変わっても応用できます。具体的には〜」という書き方にすると、採用担当者に「うちでも活躍できそう」という印象を与えられます。

自己PR 例文

「IT営業として7年間、SaaS製品の新規開拓から既存深耕まで担当しました。月20〜30件の商談管理を通じて培ったヒアリング力と課題整理力は、扱う商材が変わっても再現できると考えています。特に導入前の「業務フロー可視化提案」は顧客の意思決定を早める効果があり、前職では商談期間を平均2割短縮しました。」

自己PRの書き方に自信がない場合は、転職エージェントに職務経歴書の添削を依頼するのも効果的です。第三者の目で「採用担当者に伝わりにくい部分」を指摘してもらえます。

添削サービスの選び方については職務経歴書の有料添削サービス比較を参考にしてください。

まとめ

  • IT営業の職務経歴書は「誰に・何を・どう売ったか・いくら売ったか」の4点を揃えることが基本
  • 数字は絶対値と達成率の両方を記載する。「達成率〇〇%」だけでは採用担当者に規模感が伝わらない
  • 顧客の業界・規模は具体的に書く。「法人営業担当」だけでは評価できない
  • 業態(SaaS・SIer・通信)によって採用担当者が見るポイントが異なる。業態に合わせた記述が必要
  • 自己PRは「過去の実績」だけでなく「転職先でも再現できる根拠」まで書く

職務経歴書の骨格を素早く作りたい場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用して枠を作り、採用担当者に刺さる部分だけを加筆する方法も検討してください。

IT営業の職務経歴書に関するよくある質問

IT営業の職務経歴書にIT系の技術資格がなくても大丈夫ですか?

問題ありません。採用担当者が重視するのは資格の有無よりも「商談プロセスと成果の数字」です。担当商材に関連する基礎的な知識(ITパスポートや販売製品の仕様理解など)があれば記載すると評価につながりますが、必須ではありません。「SE同席なしで技術的な質問に答えられた経験」があれば、資格がなくても自己PRに書けます。

IT営業の職務経歴書は何枚が適切ですか?

A4用紙2枚が一般的な目安です。1枚では情報が不足し、3枚以上だと読み飛ばされるリスクが高まります。経験が短い場合でも無理に埋めず、1〜2枚にまとめる方が採用担当者に好印象を与えます。枚数より「4つの必須情報が揃っているか」の方が重要です。

SIerからSaaS系企業に転職する場合、職務経歴書の書き方はどう変えるべきですか?

SaaS転職では「解約率への意識」「顧客定着への取り組み」「カスタマーサクセスとの連携経験」が評価されます。SIerの経験は「顧客課題のヒアリング力」「要件定義段階からの提案経験」として言い換えると、SaaS商材でも応用できる強みとして伝えられます。「受注して終わり」ではなく「導入後の顧客の状態まで意識した営業経験」があれば積極的に記載してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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