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ケアマネジャーの職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通過する書き方

ケアマネジャーの職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通過する書き方

この記事では、ケアマネジャー(介護支援専門員)の職務経歴書の書き方を採用担当者の視点で解説します。職務要約の作り方から担当件数の数値化・居宅ケアマネ・施設ケアマネ別の例文・自己PRまで、書類選考を通過するための実践的な内容をまとめています。

目次

採用担当者がケアマネの職務経歴書で最初に確認する3か所

介護事業所の採用担当者が書類選考で受け取る職務経歴書の数は、求人ひとつあたり数十件に及ぶこともあります。限られた時間で判断を下すため、全体を丁寧に読む前に「ここだけ見れば大体わかる」という確認ポイントがあります。

採用担当者はここを見ている

  • 冒頭の職務要約(150〜200字):誰が・何年・どんな経験をしたか。ここが弱いと本文を読まずに判断されることがある
  • 担当件数と業務の具体性:「担当件数35件」「困難ケース対応」などの数値が入っているか
  • 資格欄の記載の正確性:介護支援専門員証の取得年・更新状況が確認できるか

冒頭の職務要約が書類審査の分かれ目になる

採用担当者が職務経歴書を開いて最初に読むのが、冒頭に置く職務要約です。「ケアマネとして7年の経験があり、担当件数は常時35件前後、居宅では医療依存度の高いケースも多数担当してきました」という150〜200字の要約があるかどうかで、その後の印象が大きく変わります。

競合する応募書類と比べられる中で、「何ができる人なのか」を10秒で伝えられない書類は読み飛ばされるのが現実です。採用担当者は介護の専門家ではなく事業運営の視点で人を選びます。担当できる件数・対応できるケースの幅・即戦力かどうかが要約段階で伝わることが最初の関門です。

採用担当者が「即落とし」するケアマネの職務経歴書とは

経験が豊富なケアマネでも、書き方が原因で落とされるケースは少なくありません。次の3パターンは採用担当者が選考で特に問題視する書き方です。

  • 担当件数の記載なし:「ケアプランの作成・モニタリングを担当」という記述だけでは実力の判断ができない。何件担当していたかが不明な書類は信頼性が低く見える
  • 「丁寧な対応を心がけました」などの抽象表現:何をどう丁寧にしたのか、その結果どうなったのかが見えない。採用担当者は具体的な行動と成果を求めている
  • 資格欄が「介護支援専門員」のみ:取得年月・更新の有無が不明だと、免許の有効性を確認する手間が発生する。書き方が不正確な書類は書類全体の丁寧さを疑われる

NG例

「居宅介護支援事業所にて、利用者のケアプラン作成・モニタリング・担当者会議を担当しておりました。利用者・ご家族・関係機関との連携を大切に、丁寧な支援を心がけてまいりました。

→ 担当件数・実績・具体的な行動がすべて不在。どんな事業所でも使い回せる文章は採用担当者に「特徴のない応募者」と判断される。

ケアマネジャーの職務経歴書の基本フォーマットと書くべき内容

ケアマネジャーの職務経歴書は、職務要約・職務経歴・スキル・自己PRの4ブロックを基本とします。それぞれにケアマネ特有の情報を盛り込むことが書類通過のポイントです。

項目書くべき内容ポイント
職務要約経験年数・担当件数・得意なケース150〜200字でまとめる
職務経歴在籍期間・事業所名・担当件数・主な業務・担当ケースの特徴数値を必ず入れる
スキル・資格介護支援専門員証・取得年・保有資格更新年も記載する
自己PR強み・エピソード・今後の目標具体的な事例で語る

職務要約の書き方と例文

職務要約は「読んだ採用担当者が面接に呼びたくなる自己紹介文」です。「いつ・どこで・何件・どんな特徴のケースを担当してきたか」を150〜200字で伝えます。資格取得年・現職の在籍期間・得意な支援領域を盛り込むと読み手に刺さる要約になります。

書き方のコツは「数字」と「得意領域」の組み合わせです。「7年・35件・認知症ケース多数」というキーワードが入るだけで、同じ文字数の要約が持つ説得力が大きく変わります。

良い例文

居宅介護支援事業所にてケアマネジャー(介護支援専門員)として7年勤務。常時35〜40件の担当を維持しながら、医療依存度の高い独居高齢者・認知症を抱える家族支援を中心に担当してきました。訪問診療医・地域包括支援センター・行政との多職種連携を通じ、在宅継続が困難とされたケースでも安心した環境を整えてきた実績があります。

職務内容欄の書き方|担当件数・業務・工夫の3点で整理する

職務内容は「在籍期間・担当件数・具体的な業務内容」の3点を軸に書きます。複数の事業所を経験している場合は、事業所ごとに分けて記載します。

業務内容はケアマネの仕事をひとつずつ羅列するのではなく、「何件・何を・どう工夫したか」のセットで書くことで採用担当者の目に止まりやすくなります。「モニタリングを月1回実施」だけでは当たり前の記述で終わります。「医療依存度の高い利用者については月2回実施し、早期に状態変化を把握することで緊急入院を回避したケースが複数ある」まで書いて初めて差別化できます。

採用担当者はここを見ている

  • 担当件数の幅:「35〜40件」のように幅を持たせた記述が実態を正確に伝えられる
  • 対応してきたケースの種類:医療依存度の高いケース・認知症ケース・独居高齢者・退院支援連携など
  • 多職種連携の具体性:「医療機関と連携」ではなく「訪問診療医・病院MSWとの退院調整を月◯件対応」のレベルが理想

資格・スキル欄の正しい記載方法

介護支援専門員の資格欄は、正式名称の記載と有効性の確認ができる情報が必要です。採用担当者が資格欄で確認するのは「今も有効な資格か」「更新研修を受けているか」の2点です。

  • 正式名称:「介護支援専門員(ケアマネジャー)」と記載(都道府県認定の公的資格)
  • 登録日と更新年:「取得:○○年○月 / 最終更新:○○年」の形式で記載する
  • 保有する更新研修:主任介護支援専門員研修・専門研修I・IIなどを修了している場合は別途記載する
  • 関連資格:介護福祉士・社会福祉士・看護師など保有資格はすべて記載する

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採用担当者が通過させたくなるケアマネの職務経歴書の書き方

ケアマネジャーの職務経歴書で一番難しいのが「日常業務の言語化」です。毎日こなしているルーティン業務を、採用担当者の目に止まる実績として書き直す方法を解説します。

実績を数値で表現する具体的な方法

「担当件数○件」以外にも、ケアマネの業務には数値化できる要素が複数あります。意識して整理すると書ける内容が増えます。

業務数値化の例
担当件数「常時35〜40件(うち要介護4・5が約40%)」
ケアプラン作成「新規受け入れ月平均4件、変更含む月平均8件」
多職種連携「訪問診療医・病院MSWなど月20件以上の調整対応」
困難ケース「独居・認知症・医療依存度の高いケースが全担当の30%以上」
担当者会議「月平均8〜10件の担当者会議を主催」

正確な数字が思い出せない場合は「約35件」「月平均4件程度」のように「約・程度」をつければ問題ありません。在職中に確認できる場合は転職活動前に整理しておくと書類作成がスムーズになります。

「調整力」「アセスメント力」を言語化する3つのコツ

「調整力があります」「アセスメント力が強みです」という書き方は、採用担当者には何も伝えていないのと同じです。抽象的な強みを具体的なエピソードに落とし込む3つのコツを紹介します。

  • ①「誰と・何について・どう動いたか」の形式で書く:「訪問診療医・訪問看護・家族の3者調整が難航した認知症ケースで、月2回の合同カンファレンスを提案・実施し、在宅移行を実現した」のように構造化する
  • ②「他の人にはできなかったことを自分がやった」視点:通常よりも困難だったケース、複雑な家族関係・多問題家族への支援経験は積極的に記載する
  • ③工夫と結果をセットで書く:「〜を工夫した」だけでなく「その結果、〜が改善された/利用者家族から〜という反応があった」まで書くことで採用担当者が成果をイメージできる

NG例

「関係機関との連携を密にし、利用者のニーズに応えるよう日々努力してきました。

→ 何を・誰と・どのように連携したのかが見えない。全員が書ける内容で差別化できない。

良い例文

退院後の在宅移行において、訪問診療医・病院MSW・訪問看護師・家族の4者が方針で対立したケースを担当。月2回のカンファレンスを設定し、各関係者の懸念点を整理した調整案を提示することで、3か月後に在宅復帰を実現しました。

ケアマネジャーの職務経歴書 状況別例文

ケアマネジャーの転職では、「居宅から居宅への転職」「施設への転職」「転職回数が多い」「相談員との兼務経験がある」など状況が異なります。それぞれの書き方のポイントと例文を解説します。

居宅ケアマネの例文

居宅ケアマネ(居宅介護支援事業所)は利用者の自宅を訪問して支援を行うため、「訪問での状況把握力」「多職種連携の幅広さ」「医療・福祉の両面からのアセスメント力」が訴求ポイントになります。担当件数は法定上限が44件(緩和措置で最大50件)であるため、常時35〜40件を担当していた事実は即戦力の証明として有効です。

例文(居宅ケアマネ・経験7年)

【職務要約】
居宅介護支援事業所にて介護支援専門員として7年勤務。常時35〜40件(要介護4・5が約40%)を担当し、独居高齢者・認知症・医療依存度の高いケースを中心に担当してきました。多職種との調整を通じ、在宅継続困難とされたケースの在宅移行実績が複数あります。

【職務内容(主なもの)】
・アセスメント・ケアプラン作成・モニタリング(担当件数:常時35〜40件)
・新規ケース受け入れ・担当者会議の主催(月平均8〜10件)
・訪問診療医・病院MSW・地域包括支援センターとの退院調整・連絡調整(月20件以上)
・認知症ケース(レビー小体型・前頭側頭型含む)・独居高齢者への安全確保支援
・介護給付管理・介護保険認定調査への立ち合い

施設ケアマネの例文

施設ケアマネ(特別養護老人ホーム・老健など)は居宅ケアマネとは業務の性質が異なります。担当件数は法定上限が100件と多く、施設内での生活全般を支援する視点が必要です。施設ケアマネの場合は「施設の種別(特養・老健・グループホームなど)」「入退所支援の経験」「看取りケアの経験」を職務内容に盛り込むと具体性が高まります。

例文(特別養護老人ホーム・施設ケアマネ・経験5年)

【職務要約】
特別養護老人ホーム(定員90名)にて施設ケアマネとして5年勤務。担当100件のケアプラン作成・モニタリング・担当者会議を主担当で行ってきました。看取りケアの経験あり(年間10〜15件)、家族説明・ターミナルケアプランの策定を担当してきました。

【職務内容(主なもの)】
・入居者全員分のケアプラン作成・更新・モニタリング(担当100件)
・担当者会議の主催・議事録作成(月平均15〜20件)
・入退所に関する家族対応・医療機関との退院調整
・看取りケアにおける家族説明・ケアプランの策定(年間10〜15件)
・介護給付管理・行政への各種書類提出

介護職・福祉職の書類作成全般については、介護職の職業欄の書き方も合わせて参考にしてください。

転職回数が多い・兼務経験がある場合の書き方

ケアマネの転職では「転職回数が多い」「相談員との兼務経験がある」場合の書き方に迷う方が多くいます。それぞれのポイントを解説します。

転職回数が多い場合:転職ごとに「その事業所で得た経験・担当ケースの種類」を記載します。複数の事業所を経験してきたことは「多様な環境でのケースマネジメント経験」という強みに言い換えられます。採用担当者が心配するのは「またすぐ辞めないか」という点なので、各転職に前向きな理由(キャリアアップ・より困難なケースへの挑戦など)をセットで書くことが重要です。

相談員との兼務経験がある場合:「相談員 兼 ケアマネジャー」として実績を分けて記載します。相談員としての入退所相談・ショートステイ調整の経験は、施設系への転職で大きな強みになります。兼務経験を書かずに転職するのは、採用担当者が評価できる強みを捨てているのと同じです。

転職回数が多い場合の職務経歴書の整理方法については、複数社の職務経歴書の書き方も合わせて確認してください。

ケアマネジャーの自己PR|採用担当者に刺さる書き方と例文

自己PRは「私はこんな人間です」という紹介文ではなく、「この人を採用したらこういう貢献が見込める」という予告です。採用担当者にとっては「担当件数を維持してくれるか」「新しい事業所にすぐ馴染めるか」が最大の関心事です。

採用担当者が評価する自己PRの3つの要素

採用担当者はここを見ている

  • ①即戦力性:担当件数・対応できるケースの幅・単独で業務を回せる経験があるかどうか
  • ②チームへの貢献:後輩への指導経験・チームリーダー経験・事業所の課題解決に動いた実績
  • ③今後の意欲:なぜこの事業所を選んだか・自分の経験を活かして何に取り組みたいか

自己PRでやりがちなNG例は「利用者のために全力で支援してきました」という内容だけで終わることです。それは「当然のこと」であり、採用担当者が知りたい「この人が来たらどんないいことがあるか」に答えていません。自己PRは「私の経験がどうあなたの事業所の課題解決に役立つか」を語る場所です。

タイプ別・自己PR例文

強みの種類や経験年数によって、自己PRの方向性が変わります。自分の経験に近いタイプを参考にしてください。

例文1:医療連携・困難ケース対応を強みにしたいタイプ

在宅での生活継続が困難とされた医療依存度の高い独居高齢者を複数担当してきた経験が私の最大の強みです。訪問診療医・MSW・地域包括支援センターとの3者間調整で方針が対立するケースも多く経験しており、各関係者の懸念点を言語化し、合意形成に向けたプロセスを設計することを得意としています。貴事業所の医療連携強化の取り組みに、この経験を直接活かしたいと考えています。

例文2:後輩育成・チームマネジメントを強みにしたいタイプ

現職では後輩ケアマネ2名のOJTを担当し、アセスメントシートの書き方・担当者会議のファシリテーション方法について実務指導を行ってきました。スタッフの書類確認を週1回定例化することで、ケアプランの質のばらつきを抑えた経験があります。事業所全体のサービスの質向上に取り組みたいという貴事業所の方針に共感し、マネジメント経験を活かして貢献したいと考えています。

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まとめ

  • 採用担当者が最初に見るのは「職務要約・担当件数・資格欄」の3か所
  • 担当件数・対応ケースの種類・多職種連携の件数は必ず数値で記載する
  • 「調整力」「アセスメント力」は「誰と・何を・どう動いたか」の形式で具体化する
  • 居宅ケアマネと施設ケアマネでは強みの訴求ポイントが異なる
  • 自己PRは「この人が来たらどんないいことがあるか」を採用担当者に予告する文章として書く

職務経歴書は過去の説明書ではなく、採用担当者への提案書です。数値と具体的なエピソードを組み合わせることで、他の応募者との差をつけることができます。

ケアマネジャーの職務経歴書に関するよくある質問

ケアマネジャーの職務経歴書にはどんな内容を書けばいいですか?

「職務要約・職務経歴・スキル・自己PR」の4項目が基本です。職務経歴には担当件数・在籍期間・業務内容を具体的に記載します。担当件数(居宅は法定上限44件・施設は100件)や対応してきたケースの種類(医療依存・認知症・独居高齢者等)を数値とともに書くことが書類通過のポイントです。

介護支援専門員の資格欄に何を書けばいいですか?

「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の正式名称・取得年月・最終更新年を記載してください。主任介護支援専門員研修・専門研修I・IIなどを修了している場合は別途記載します。資格の有効性と更新状況を採用担当者が確認できるよう、できるだけ詳細に書くことが重要です。

転職回数が多くてもケアマネの職務経歴書で書類選考を通過できますか?

通過できます。転職ごとに「その事業所で得た経験・担当ケースの種類・転職に至った前向きな理由」をセットで記載することが重要です。複数の事業所を経験してきたことを「多様な環境でのケースマネジメント経験」として言い換えると、転職回数の多さを強みとして伝えることができます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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