履歴書を郵送するときの日付欄には、ポストに投函する日(郵便局の窓口に出す日)を記入します。書いた日ではありません。この記事では、投函日がズレてしまったときの対処法、封筒の消印との関係、送付状や封筒裏との日付の統一ルールまでをまとめます。
履歴書を郵送するときの日付は「投函日」を書くのが正解
結論:書類が自分の手を離れる日を書く
履歴書の日付欄に書くのは提出日です。郵送であれば、書類が自分の手を離れる日、つまりポストに投函する日がこれにあたります。速達などで郵便局の窓口から出す場合は、窓口に持ち込む日です。
提出方法によって書くべき日付は変わります。同じ「提出日」でも指す日が違うため、郵送で出すと決まっているなら投函予定日を先に決めてから日付欄を埋めるのが確実です。
| 提出方法 | 日付欄に書く日 |
|---|---|
| 郵送(ポスト投函) | ポストに入れる日 |
| 郵送(郵便局の窓口) | 窓口に持ち込む日 |
| 面接に持参 | 面接日 |
| メール添付 | 送信日 |
作成日を書くのは避けてください。土日に書いて月曜に出す、というスケジュールはよくありますが、その場合に書くのは月曜の日付です。手書きで仕上げる場合は、日付欄だけを最後に残しておき、投函する日の朝に書き入れると迷いません。
日付欄の記載例
2026年7月17日(金)にポストへ投函する場合の記載例です。
良い例文
2026年7月17日 現在
投函する当日の日付を、算用数字で省略せずに記入しています。市販の履歴書は「年 月 日 現在」と枠が印刷されているものが多いため、その枠に沿って数字だけを入れれば問題ありません。
NG例
R8.7.3 現在
問題が3つ重なっています。元号を「R」と略していること、2週間前の作成日のまま放置していること、そして生年月日欄が西暦なのに提出日だけ和暦になっていることです。元号は「令和」と書き切ってください。
採用担当者が日付欄を見る理由
日付は、応募書類のなかで最も短時間で「この会社のために準備されたものか」を判断できる場所です。志望動機は読み込まないと質がわかりませんが、日付は一目で古さがわかります。
採用担当者はここを見ている
- 日付が2週間以上前になっていないか(他社に落ちた履歴書の使い回しを疑う入口になります)
- 日付欄だけ修正テープで直した跡がないか(使い回しの印象が最も強く出ます)
- 履歴書・職務経歴書・送付状で日付が食い違っていないか
- そもそも空欄になっていないか(記入漏れは確認不足と受け取られます)
逆に言えば、日付が投函日で揃っているだけで減点材料が1つ消えます。書式が整った転職用の履歴書テンプレートを使えば、日付欄の位置や表記の形式で迷う時間も減らせます。
予定日に出せず日付がズレたときの対処法
「17日に出すつもりで書いたのに、結局19日になってしまった」という状況は珍しくありません。書き直すべきかどうかは、ズレの大きさで判断します。
| ズレの日数 | 対応 |
|---|---|
| 1〜2日 | そのまま提出して問題ありません |
| 3〜6日 | 書き直しが望ましい(手書きなら1枚書き直す) |
| 1週間以上 | 書き直してください |
1〜2日のズレなら書き直さなくてよい
採用担当者は投函日を1日単位で照合しているわけではありません。数日程度の差であれば、選考に影響することはまずないと考えて大丈夫です。手書きの履歴書を1枚仕上げるには時間がかかりますし、その焦りで住所や職歴を書き間違えるほうがよほど痛手になります。
ただし、ズレたぶんだけ送付状や封筒の日付も同じ日にしておいてください。履歴書だけ17日、送付状だけ19日という状態が、最も不自然に見えます。
1週間以上ズレたら書き直す
2週間前の日付が入った履歴書は、「他社に出したものを流用したのでは」という疑いを持たれます。実際にその会社のために書いたものであっても、担当者にはその区別がつきません。応募が遅れた事情があるなら、書き直したうえで送付状に一言添えるほうが伝わります。
修正テープ・二重線での訂正はNG
NG例
「7月17日」の「17」だけを修正テープで消し、上から「19」と書き直す
応募書類は公的な提出物にあたるため、修正液・修正テープ・二重線+訂正印のいずれも使えません。とくに日付欄の修正跡は「使い回しの日付を直した」という読み方をされやすく、他の欄の訂正より印象を損ないます。1枚書き直してください。
書き直しの手間を減らしたいなら、パソコンで作成する方法に切り替えるのが現実的です。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートであれば、日付だけ打ち替えて印刷し直すだけで済みます。
投函日を決める前に確認したい消印と配達日数
ここが、日付欄を正しく書いた人でもつまずくところです。履歴書に投函日を書いても、封筒に押される消印がその翌日になることがあります。採用担当者が封筒を開けるとき、消印は必ず目に入ります。
最終集荷を過ぎると消印は翌日になる
消印の日付は、投函した時刻ではなくその日の最終集荷に間に合ったかどうかで決まります。集荷時刻を過ぎて入れた郵便物は、翌日の集荷分として扱われ、消印も翌日の日付になります。
集荷時刻はポストごとに違い、街中のポストでは夕方から18時前後が最終というケースが多くなっています。ポストの投函口の下や側面に集荷時刻の表示があるので、投函前に確認してください。日曜・祝日は集荷が午前の1回だけということもあります。
消印を日付とそろえる3つの方法
- その日の最終集荷までにポストへ入れる(時刻は投函口の表示で確認)
- 郵便局の窓口に持ち込む(その場で当日の消印が押されるため確実です)
- 夜に投函するなら、日付欄は翌日の日付にしておく
3つ目は覚えておくと役に立ちます。仕事帰りの21時にポストへ入れるなら、消印は翌日になります。その場合、履歴書の日付を翌日にしておくほうが、消印と一致して自然です。
普通郵便は土日祝に配達されない
普通郵便の翌日配達は2021年10月に廃止され、同時に土曜日の配達も休止されました。現在、普通郵便は土曜・日曜・祝日には配達されません。土日を挟まない平日の差出でも、届くのは差出日の翌々日が目安です。
締切が「〇月〇日必着」の求人では、この2日間の読み違えがそのまま失格につながります。曜日別の目安は次のとおりです。
| 投函日(最終集荷に間に合った場合) | 到着の目安 |
|---|---|
| 月曜 | 水曜 |
| 水曜 | 金曜 |
| 木曜 | 翌週月曜(土日は配達なし) |
| 金曜 | 翌週月曜〜火曜 |
| 土曜・日曜 | 翌週火曜以降 |
日本郵便の目安をもとにした概算です。地域や差出時刻で前後するため、正確な日数は日本郵便の「お届け日数検索」で確認してください。
必着指定なら速達を使う
締切まで日数がないときは、迷わず速達にしてください。速達は普通郵便の料金に300円を加えるだけで、日曜・祝日も配達されます。A4の履歴書を折らずに角形2号の封筒で送る場合、応募書類一式(履歴書・職務経歴書・送付状)はおおむね100g以内に収まり、定形外規格内の180円です。速達にしても480円程度で済みます。
数百円を惜しんで締切に間に合わないほうが損失は大きくなります。封筒の選び方や折り方まで含めた手順は、新卒用の履歴書テンプレートとあわせて次の記事にまとめています。

履歴書・送付状・封筒の日付はすべてそろえる
郵送で送る書類には、日付を書く場所が複数あります。担当者は封筒を開けて書類を並べるため、食い違いはすぐに目につきます。すべて投函日で統一してください。
| 書類 | 日付を書く場所 | 書く日 |
|---|---|---|
| 履歴書 | 右上の日付欄 | 投函日 |
| 職務経歴書 | 右上 | 投函日 |
| 送付状(添え状) | 右上 | 投函日 |
| 封筒 | 裏面の左下 | 投函日 |
西暦・和暦はどちらでもよいが統一する
西暦と和暦のどちらを選んでも評価は変わりません。決めるべきは、選んだあとに1枚の書類のなかで混在させないことです。提出日は西暦、生年月日は和暦、学歴・職歴欄は西暦、という状態は読みにくく、確認に時間がかかります。
- 提出日・生年月日・学歴・職歴・免許欄まで、すべて同じ表記に揃える
- 履歴書と職務経歴書・送付状の表記も合わせる
- 元号は略さない(「令和8年」と書き、「R8」としない)
- 数字は算用数字を使う
迷ったら西暦をおすすめします。学歴の年を計算しやすく、担当者が経歴の年数を追いやすいためです。
封筒の裏に書く日付も投函日
封筒の裏面、左下の差出人住所の上あたりに日付を書きます。ここも投函日です。封をしてから書こうとすると書き損じたときに封筒ごと交換になるので、宛名と差出人を書いた段階で日付まで入れておき、投函当日に中身を入れて封をする流れが安全です。

状況別の日付の書き方
応募のルートによって、投函日の決め方に少し違いが出ます。
ハローワーク経由で応募する場合
紹介状を受け取った日ではなく、履歴書をポストに入れる日を書きます。紹介状には有効期限があるため、期限内に届くよう投函日から逆算してください。紹介状と履歴書を同封するときも、日付を合わせる必要はありません。紹介状はハローワークが発行した日付のままで問題ありません。
アルバイト・パートに応募する場合
ルールは正社員と同じで、投函日を書きます。アルバイトの応募では郵送より持参や写真送付が多いため、店舗に持参するなら訪問日、面接時に渡すなら面接日です。応募先ごとに提出方法が変わりやすいので、日付を入れる前に募集要項を読み返してください。アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、日付欄の位置も含めて形式で悩まずに済みます。
複数社に同時に応募する場合
同じ日に3社へ投函するなら、3枚とも同じ日付で構いません。使い回しが疑われるのは日付が古いときであって、同日に複数社へ出すこと自体は何の問題もありません。避けたいのは、1社目に出したときの日付のまま2社目を1週間後に出すことです。
投函前の最終チェック
- 日付欄が空欄になっていない
- 履歴書・職務経歴書・送付状・封筒裏の4か所が同じ日付
- 西暦・和暦が書類全体で統一されている
- その日の最終集荷に間に合う時刻に投函できる
- 必着指定なら土日祝を除いて到着日を計算した
投函後に応募先へメールで一報を入れると、書類が届く前に応募の意思が伝わります。文面の作り方は次の記事にまとめています。

まとめ
- 郵送の日付欄には、ポストに投函する日(窓口なら持ち込む日)を書く
- 1〜2日のズレはそのまま提出してよい。1週間以上ズレたら書き直す
- 修正テープ・二重線での訂正は使えない
- 最終集荷を過ぎた投函は消印が翌日になるため、夜に出すなら日付は翌日にする
- 普通郵便は土日祝に配達されない。必着なら速達(+300円)を使う
- 履歴書・職務経歴書・送付状・封筒裏の4か所を同じ日付で統一する
日付欄は最後に書く。この一手間だけで、使い回しを疑われる余地がなくなります。
履歴書の郵送と日付に関するよくある質問
- 履歴書の日付は到着日を書くべきですか?
-
到着日ではなく投函日を書きます。到着日は郵便事情で前後するため、応募者側では確定できません。書類が自分の手を離れた日を書くのが原則です。
- 日付を空欄のまま投函してしまいました。どうすればいいですか?
-
投函後に取り戻すことは原則できないため、まずは応募先へ電話かメールで連絡し、記入漏れをお詫びしたうえで指示を仰いでください。多くの場合は面接時に補記するか、そのまま選考が進みます。連絡せずに放置するより、自分から申し出るほうが誠実さは伝わります。
- 封筒の消印と履歴書の日付が1日ずれていても大丈夫ですか?
-
1日程度の差であれば選考に影響しません。最終集荷を過ぎた投函では消印が翌日になるため、このズレは自然に起こります。気になる場合は、郵便局の窓口に持ち込めば当日の消印が押されます。
- 履歴書と送付状の日付は違っていてもいいですか?
-
同じ日にそろえてください。同封する書類はすべて同じ日に提出したものとして扱われるため、日付が食い違っていると使い回しや確認不足を疑われます。西暦・和暦の表記も統一します。

