履歴書の免許取得予定は、「普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年9月取得予定)」と、正式名称に取得時期を添えて書くのが正解です。まだ手元に免許証がなくても、教習が進んでいれば記載して問題ありません。この記事では教習の進捗段階ごとの記入例、取得見込みとの使い分け、予定日までに取れなかった場合の対処法をまとめます。
履歴書の免許取得予定の書き方【結論と記入例】
結論:取得前でも書いてよい。時期を添えるのが正解
免許・資格欄には、取得済みのものだけでなく取得予定のものも記載できます。重要なのは、取得済みと未取得が一目で見分けられる状態にすることです。取得済みの免許と同じ体裁で並べてしまうと、採用担当者は「もう持っている」と誤解します。この誤解が後から発覚すると、悪意がなくても不信感につながります。
書き方は次の2パターンです。左の年月欄の扱いが変わる点に注意してください。
| パターン | 年月欄 | 記載内容 |
|---|---|---|
| 取得時期が確定している | 空欄 | 普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年9月取得予定) |
| 時期が読めない | 空欄 | 普通自動車第一種運転免許 取得に向けて教習中 |
左の年月欄を空欄にするのは、そこが「取得した年月」を書く欄だからです。まだ取得していない以上、予定日を年月欄に入れると取得済みと同じ見え方になります。予定日はあくまで資格名の後ろにカッコ書きで添えてください。
そのまま使える記入例
良い例文
2022年3月 普通自動車第二種運転免許 取得
普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年9月取得予定)
取得済みの行には年月が入り、取得予定の行は年月が空欄。この差だけで、採用担当者は一瞬で状況を把握できます。
NG例
2026年9月 普通免許 取得予定
問題は3つあります。年月欄に未来の日付を入れているため取得済みと紛らわしいこと、「普通免許」が略称であること、そして「普通免許」だけでは第一種か第二種かが判別できないことです。
採用担当者はここを見ている
- 入社日の時点で免許が使える状態か(配属や業務の割り振りに直結する)
- 予定日が具体的か。月まで書かれていないと進捗の実態が疑われる
- 取得済みと未取得が混同しない書き方になっているか
免許・資格欄の書式そのものに迷う場合は、転職用の履歴書テンプレートを使うと、年月欄と記載欄の区切りが最初から整った状態で書き始められます。
取得予定日が未定のときの書き方
教習所には申し込んだものの、仕事の都合で通えるペースが読めない。この状態で無理に「2026年9月取得予定」と断定するのは避けてください。予定日は一度書けば約束として扱われます。
良い例文(時期が読めない場合)
普通自動車第一種運転免許 取得に向けて教習中
そのうえで本人希望記入欄に「普通自動車第一種運転免許を取得中です。入社日までの取得を予定しております」と一文添えると、時期を断定せずに意欲と見通しの両方を伝えられます。
「取得予定」と「取得見込み」はどう使い分けるのか
この2つは似た言葉ですが、採用担当者が受け取る確度が違います。使い分けの基準は「もう結果が出ることが決まっているかどうか」です。
| 表現 | 使う場面 | 担当者が受け取る確度 |
|---|---|---|
| 取得見込み | 卒業検定に合格済み、または試験を受け終えて結果待ち | ほぼ確定 |
| 取得予定 | 教習中・受験申込済みで、これから結果が出る | 予定段階 |
| 教習中/勉強中 | 着手はしているが完了時期が読めない | 意欲の表明 |
運転免許の場合、教習所の卒業検定に合格した後は運転免許試験場での学科試験が残っています。学科試験を受ける日程まで決まっているなら「取得見込み(2026年9月取得予定)」が実態に合います。まだ第一段階の教習中であれば「取得予定」または「教習中」が適切です。
実務上は「取得見込み(○年○月取得予定)」と両方を組み合わせる書き方が最も誤解が少なく、上位の転職サイトの記入例でも広く採用されています。確度と時期を同時に伝えられるためです。
避けたい表現
- 「取得予定あり」:時期がなく、何も情報を与えていない
- 「近日取得」:曖昧で、いつ使えるようになるか逆算できない
- 教習所に申し込む前の「取得見込み」:実態と乖離しており、確認された際に説明できない
教習の進捗別|免許取得予定の書き分け
同じ「取得前」でも、教習の進み具合によって書くべき言葉は変わります。実態より強く書くと後で説明に窮し、弱く書くと応募条件を満たさないと判断されます。
教習所に申し込んだ段階
良い書き方(申込済み・入校前後)
普通自動車第一種運転免許 取得に向けて教習中
この段階で「取得見込み」と書くのは実態より一段強い表現です。面接で進捗を聞かれたときに答えられる範囲で書くのが原則になります。
教習中・仮免許を取得済み
仮免許を取得していれば第二段階に進んでおり、卒業までの見通しが立ちます。ここからは具体的な月を書ける段階です。
良い書き方(仮免取得済み)
普通自動車第一種運転免許 取得予定(2026年9月取得予定・現在第二段階教習中)
進捗を一言添えると、予定日の根拠が伝わります。担当者が最も知りたいのは「なぜその日付なのか」です。
卒業検定に合格し免許交付待ち
良い書き方(卒検合格済み)
普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年8月学科試験受験予定)
ここまで来れば「取得見込み」を使って問題ありません。残っている手続きを明記すると、確度の高さがそのまま伝わります。
新卒の就職活動で在学中に免許を取る場合は、学歴欄の卒業見込みと表記の年号を揃える必要があります。新卒用の履歴書テンプレートで全体のバランスを確認しながら書き進めてください。
採用担当者は免許取得予定をどう見ているのか
取得予定の記載そのものがマイナス評価になることは、まずありません。むしろ書かずに空欄のまま出すほうが、応募条件に免許が含まれる求人では不利になります。
ただし評価が分かれるポイントがあります。担当者が知りたいのは意欲そのものではなく、いつから業務に使えるのかという運用上の情報だからです。営業や配送、訪問介護のように車の使用が前提の職種では、入社日と免許取得日の前後関係が配属計画に直接影響します。
| 評価が上がる書き方 | 評価が下がる書き方 |
|---|---|
| 取得予定月まで明記している | 「取得予定」のみで時期がない |
| 正式名称で書いている | 「普通免許」などの略称 |
| 取得済みと未取得が区別できる | 年月欄に未来の日付を入れている |
| 進捗の裏付けが一言ある | 教習に着手していないのに見込みと書く |
免許以外の資格についても考え方は同じです。資格全般の取得見込みの扱いについては、以下の記事で採用担当者の判断基準を詳しくまとめています。

応募条件が「要普通免許」のとき取得予定で応募していいのか
応募して問題ありません。求人票の「要普通自動車免許」は、多くの場合入社時点で保有していることを求める条件であり、応募時点での保有を必須としているケースは限られます。
判断の分かれ目は、取得予定日が入社予定日より前かどうかです。ここが逆転していると、条件を満たさないと判断される可能性が高くなります。逆に取得予定日のほうが早ければ、選考で不利に扱われる理由はほとんどありません。
応募前に確認しておくこと
- 求人票に「入社時までに取得」「応募時点で保有」のどちらが書かれているか
- 取得予定日が、想定される入社日より前に来ているか
- AT限定で応募条件を満たすか(配送・運送職ではMTが条件のことがあります)
取得予定日が入社日に間に合わない見通しなら、応募書類の段階で正直に書いたうえで、面接で相談する形が現実的です。隠して進めても入社前の免許証確認で必ず判明します。
アルバイトへの応募でも書き方の考え方は変わりません。書式だけコンパクトなものに差し替えたい場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートが使えます。
免許が予定日までに取れなかったらどうなるのか
教習が実際に進んでいた状態で書いた「取得見込み」が結果的に外れただけであれば、経歴詐称にはあたりません。経歴詐称として問題になるのは、着手していない免許を取得見込みと書いた場合や、取れなかった事実を隠し続けた場合です。
内定取り消しについても、企業が自由に行えるわけではありません。内定は労働契約が成立した状態と扱われ、取り消すには客観的に合理的な理由と社会通念上の相当性が必要とされます。誠実に記載したうえで予定がずれたケースが、直ちに取り消し事由になるとは考えにくいのが実情です。
取れないと分かった時点でやること
- 判明した時点で採用担当者へ連絡する(結果発表や卒検の日を待たない)
- 現在の進捗と、あらためての取得見込み時期を具体的に伝える
- 免許が必要な業務がある場合、それまでの代替案を自分から提示する
最も避けるべきは、取れていないと分かったまま黙っていることです。免許の有無より、報告の誠実さのほうが信頼を左右します。入社直前に発覚するより、選考中に自分から伝えたほうが企業側も調整の余地を持てます。
免許取得予定を書くときの注意点
正式名称で書く
運転免許は正式名称での記載が原則です。取得予定の場合も同じで、略称のまま書くと確認の手間を増やします。
| 略称(NG) | 正式名称(OK) |
|---|---|
| 普通免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
| 中型免許 | 中型自動車第一種運転免許 |
| 大型免許 | 大型自動車第一種運転免許 |
| 二種免許 | 普通自動車第二種運転免許 |
| バイクの免許 | 普通自動二輪車免許 |
AT限定は必ず明記する
AT限定で取得予定なら「普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得見込み」と限定条件まで書いてください。入社後にMT車の運転を想定されていた場合、記載がないと業務開始後に食い違いが起きます。
西暦・和暦は書類全体で統一する
学歴欄を和暦で書いているのに免許欄だけ西暦になっている履歴書は、細部の管理が甘い印象を与えます。取得予定日も同じ表記に揃えてください。

本人希望記入欄で補足する
免許・資格欄は行数が限られており、事情を書ききれないことがあります。取得時期が入社日と近い場合や、教習の進捗を説明したい場合は本人希望記入欄を使ってください。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートにも本人希望記入欄が設けられています。
免許以外に勉強中の資格がある場合の書き分けは、次の記事で例文とあわせて整理しています。

まとめ
- 免許取得予定は「普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年9月取得予定)」と、正式名称に時期を添えて書く
- 左の年月欄は空欄にし、取得済みの免許と見え方を分ける
- 卒業検定に合格していれば「取得見込み」、教習中なら「取得予定」「教習中」と実態に合わせる
- 「要普通免許」の求人でも、取得予定日が入社日より前なら応募して差し支えない
- 予定日に間に合わないと分かったら、結果を待たずその時点で採用担当者へ連絡する
免許を持っていないことより、状況を正確に伝えられるかどうかが選考では見られています。手元の履歴書の年月欄が空欄になっているか、まず確認してみてください。
履歴書の免許取得予定に関するよくある質問
- 教習所にまだ申し込んでいない状態でも「取得予定」と書いていいですか?
-
おすすめしません。面接で「いつから通っていますか」と聞かれた際に答えられず、かえって印象を損ねます。申込前の段階であれば、本人希望記入欄に「入社までに普通自動車第一種運転免許の取得を予定しております」と意欲として書くにとどめてください。
- 取得予定日は月まで書けば十分ですか?
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月まで書けば十分です。日付まで確定していない段階で特定の日を書くと、ずれたときに説明が必要になります。学科試験の受験日が決まっている場合のみ、その日を添えると確度が伝わります。
- 免許・資格欄が狭くて取得予定まで書ききれません。
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免許・資格欄には正式名称と「取得見込み」までを書き、取得予定時期や教習の進捗は本人希望記入欄に回してください。欄をはみ出して小さな文字を詰め込むより読みやすくなります。
- AT限定で取得予定ですが、限定であることは伏せたほうが有利ですか?
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必ず明記してください。伏せたまま入社してMT車の運転を求められると、その場で対応できません。AT限定が応募条件に影響する職種は配送・運送など一部に限られ、多くの職種では不利になりません。
- 取得予定と書いた免許を、面接までに取得できました。何か伝えるべきですか?
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面接の冒頭か、免許の話題が出たタイミングで「書類提出後に取得いたしました」と伝えてください。免許証を持参できるとより確実です。書類の内容が更新された事実を自分から共有する姿勢は、そのまま報告の丁寧さとして評価されます。

