履歴書のダウンロードでまず確認すべきは、自分の状況(転職・新卒・アルバイトなど)に合った用途別テンプレートを選ぶことです。この記事では、状況別のおすすめテンプレートと、採用担当者が実際にチェックしているフォーマット選びのポイント、印刷・保存時の注意点まで紹介します。
履歴書ダウンロードでまず選ぶべきは「用途別」のテンプレート
結論
履歴書テンプレートは「どれでも同じ」ではありません。転職・新卒・アルバイトのどれに当てはまるかで、必要な欄の広さやアピールすべき項目が変わります。まずは自分の状況に一致するテンプレートをダウンロードし、そこから記入を始めるのが最短ルートです。
企業から指定のフォーマットがない場合は、厚生労働省が推奨する様式をベースにしたテンプレートを選んでおけば、採用担当者に違和感を与えることはほとんどありません。
状況別|おすすめテンプレート早見表
| 状況 | 選ぶべきテンプレート | 重視すべき欄 |
|---|---|---|
| 転職活動中 | 職歴欄が広いタイプ | 学歴・職歴欄 |
| 新卒・就活中 | 志望動機・自己PR欄が大きいタイプ | 志望動機・自己PR欄 |
| アルバイト・パート | A4一枚のシンプルなタイプ | 本人希望(シフト)欄 |
| 企業からフォーマット指定なし | 厚生労働省様式 | 全体のバランス |
| 公的機関・ハローワーク提出 | JIS規格対応の様式 | 項目の標準性 |
迷ったときの選び方
複数のテンプレートで迷う場合は、次の順序で絞り込むと判断しやすくなります。
- ①企業から指定フォーマットがあるか確認する(指定があれば最優先)
- ②指定がなければ、自分の立場(転職・新卒・アルバイト)に合ったテンプレートを選ぶ
- ③職歴や資格の分量に応じて、欄の広さが足りているかを確認する
転職活動をしている方は転職用の履歴書テンプレートから、職歴欄の広さや志望動機の記入例を確認してみてください。
採用担当者はここを見ている
採用担当者は書類を受け取った最初の数秒で、フォーマットが応募者の状況に合っているかを確認します。職歴欄が空白だらけ、あるいは逆に欄が足りず窮屈になっている履歴書は、中身を読む前に「準備不足」という印象を与えてしまいます。
転職・新卒・アルバイトで選ぶべきテンプレートが違う理由
同じ「履歴書」でも、採用担当者が確認するポイントは応募者の立場によって異なります。ここでは状況別に、選ぶべきテンプレートの理由を解説します。
転職者向けテンプレートの選び方
転職活動では、これまでの職歴をどれだけ正確に伝えられるかが重要です。職歴欄が狭いテンプレートを使うと、在籍期間や担当業務を書ききれず、経験の全体像が伝わりません。転職回数が3回以上ある場合は、2ページ構成など職歴欄が広いタイプを選ぶと安心です。
就活を始めたばかりの方は新卒用の履歴書テンプレートもあわせて比較すると、欄構成の違いが把握しやすくなります。
新卒者向けテンプレートの選び方
新卒の場合は職歴がほぼないため、志望動機・自己PR欄が広いフォーマットのほうが有利に働きます。企業に伝えるべきは「意欲」と「人柄」が中心になるため、それを書ける欄が広いテンプレートを選んでください。学歴欄は高校卒業以降を時系列で正確に記載します。
アルバイト・パート向けテンプレートの選び方
アルバイト・パートの応募では、A4一枚に収まるシンプルなフォーマットが基本です。職歴欄は少なく、勤務可能な曜日・時間帯を書く本人希望欄が充実しているタイプが使いやすいです。
アルバイト向けのテンプレートはアルバイト用の履歴書テンプレートから確認できます。シフト希望欄の書き方例も掲載しています。
採用担当者はここを見ている
- 職歴・学歴・志望動機のうち、応募者の状況に合った欄が十分に活用されているか
- 欄が余りすぎたり、逆に詰め込みすぎたりしていないか(テンプレート選びの時点で差が出る)
- 本人希望欄に、勤務にあたって必要な情報(入社可能日・シフトなど)が明記されているか
厚生労働省様式とJIS規格、どちらのテンプレートを選ぶべきか
履歴書テンプレートを探していると「厚生労働省様式」と「JIS規格」という2つの言葉に出会います。どちらを選べばよいか迷う方も多いため、それぞれの特徴と違いを整理します。
厚生労働省様式の特徴
2021年4月に厚生労働省が公表した推奨様式は、性別欄が任意記載になり、通勤時間・扶養家族数・配偶者の有無などの項目が削除されています。企業から指定がない場合、最初の選択肢として最も安心できる様式です。ハローワークの窓口やWebサイトから無料でダウンロードできます。
厚生労働省規格のテンプレートは厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートからダウンロードできます。様式第1号・第2号の記入例も確認できます。
JIS規格との違い
JIS X 0301「履歴書の様式」は、項目構成・用紙サイズ・記載形式を標準化した日本工業規格です。厚生労働省様式もこのJIS規格を参考に策定されているため、項目の骨格はほぼ同じですが、細かな違いがあります。
| 項目 | 厚生労働省様式(2021年4月〜) | JIS規格(旧様式ベース) |
|---|---|---|
| 性別欄 | 任意記載 | 様式により必須の場合あり |
| 配偶者・扶養家族欄 | 削除 | 様式により残っている場合あり |
| 通勤時間・健康状態欄 | 削除 | 様式により残っている場合あり |
| 主な用途 | 企業提出・ハローワーク | 文房具店の市販用紙など |
NG例
文房具店で購入した市販の履歴書用紙に、性別欄・配偶者欄・扶養家族欄が印刷されたままの旧様式を使用している。2021年以降、これらの欄は不要とされており、古い様式のまま提出すると「情報のアップデートができていない」という印象につながることがあります。
迷った場合は、最新の厚生労働省様式かJIS規格対応の様式かを確認したうえで選ぶと安心です。詳しい選び方はJIS規格に沿った履歴書テンプレートでも解説しています。
用途別のテンプレートをまとめて比較したい方は、履歴書テンプレートの選び方完全ガイド|採用担当者が教える正しい使い方を徹底解説もあわせてご覧ください。

無料テンプレートをダウンロードする際に見落としやすい注意点
テンプレートを無料でダウンロードできるサイトは数多くありますが、選び方を誤ると採用担当者に読みにくい印象を与えてしまうことがあります。ここでは見落としがちな3つの注意点を紹介します。
- デザイン重視のカラフルなテンプレートは、コピー機でスキャンした際に背景色や枠線がつぶれることがある
- WordやExcelのまま提出すると、受信環境によってレイアウトが崩れることがある
- 職歴の分量に対して欄が狭すぎる(または広すぎて空白が目立つ)テンプレートを選んでしまう
NG例
海外の無料テンプレートサービスで見つけた、背景にグラデーションが入ったおしゃれなデザインの履歴書をそのまま使用。印刷するとインクのムラが目立ち、コピー機でスキャンした際に文字がつぶれて読みにくくなる。採用担当者は一日に数十〜数百枚の書類を確認するため、読む手間がかかる書類は後回しにされやすくなります。
採用担当者はここを見ている
- 印刷・スキャン時に文字や罫線がつぶれず、読みやすい状態を保てているか
- PDF形式で提出されており、レイアウト崩れが起きていないか
- 本文フォントサイズが10〜11pt程度で、極端に小さくなっていないか
スマホで無料テンプレートを探している方は、フォーマット崩れを防ぐ選び方を履歴書テンプレートをスマホで無料入手|崩れない出力と印刷まで解説で確認しておくと安心です。

スマホ・PCでの記入から印刷までの手順
テンプレートをダウンロードした後は、記入からPDF変換、印刷までの流れを押さえておくとスムーズです。パソコン・スマホどちらでも基本の流れは共通しています。
- ①用途に合ったテンプレートをダウンロードする(Word・Excel・PDFの形式を確認)
- ②基本情報・学歴・職歴・志望動機を入力する(和暦・西暦の表記は統一する)
- ③証明写真を規定サイズ(縦4cm×横3cm)に合わせて貼り付ける
- ④PDF形式に変換し、印刷プレビューでレイアウト崩れがないか確認する
- ⑤コンビニのマルチコピー機、または自宅のプリンターでA4サイズに印刷する
Word・Excel・PDFの使い分け
| 形式 | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| Word | レイアウトを細かく編集したい場合 | 環境によって印刷時に崩れることがある |
| Excel | セルで整列させたい場合 | 印刷時に列幅がずれることがある |
| メール送付・Web応募フォームへの添付 | 提出前は必ずこの形式に変換する |
メール送付や応募フォームへのアップロードでは、WordやExcelのまま送るとレイアウトが崩れる可能性があるため、必ずPDFに変換してから提出することを徹底してください。ファイル名も「履歴書_氏名.pdf」のように整えておくと、採用担当者が管理しやすくなります。
スマホだけで作成から印刷まで完結させたい方は、履歴書スマホ作成おすすめ7選|採用担当者に通じる使い方を徹底解説で紹介しているサービスも参考にしてください。

まとめ
- 履歴書テンプレートは、転職・新卒・アルバイトなど自分の状況に合った用途別のものを選ぶ
- 企業から指定がない場合は、2021年以降の厚生労働省推奨様式を選ぶと安心
- デザイン重視のテンプレートは印刷・スキャン時に崩れやすいため避ける
- 提出はPDF形式に統一し、印刷プレビューでレイアウト崩れを必ず確認する
テンプレートを選んだ後は、記入する内容の具体性が書類選考の結果を左右します。自分の状況に合ったフォーマットで、丁寧に記入を進めてください。
履歴書ダウンロードに関するよくある質問
- 履歴書テンプレートはどこから無料でダウンロードできますか?
-
厚生労働省の公式サイトやハローワークの窓口のほか、転職・求人サイトが提供する無料テンプレートから入手できます。用途別(転職・新卒・アルバイトなど)に分かれたテンプレートを選ぶと、記入がスムーズに進みます。
- 厚生労働省様式とJIS規格、どちらをダウンロードすればいいですか?
-
企業から指定がない場合は、2021年4月以降の厚生労働省推奨様式を選ぶのが基本です。性別欄が任意化され、配偶者・扶養家族に関する欄が削除されており、幅広い場面で違和感なく使用できます。
- ダウンロードしたテンプレートはWord・Excelどちらで記入すればいいですか?
-
レイアウトを自由に調整したい場合はWord、表形式で整えたい場合はExcelが向いています。ただし、提出時はどちらの形式で作成しても、レイアウト崩れを防ぐためにPDFへ変換してから送付してください。
- スマホだけでテンプレートのダウンロードから印刷まで完結できますか?
-
可能です。スマホ対応のテンプレート作成サービスを使えば、入力からPDF出力までスマホ一台で完結し、コンビニのマルチコピー機を使えば印刷まで対応できます。提出前はPDFの印刷プレビューで崩れがないか確認してください。

