バイトの履歴書は、基本情報→学歴・職歴→志望動機→自己PR・特技→本人希望欄の順に埋めれば迷いません。書く順番と各欄の書き方のポイントを、採用担当者が実際に見ている基準とあわせて解説します。学生からフリーター、主婦・主夫まで状況別の書き方の違いや、提出前に見直しておきたい注意点までまとめて紹介します。
履歴書の書き方【結論】バイトはこの順番で書けば迷わない
結論:6つの欄をこの順番で埋める
バイトの履歴書で手が止まる一番の原因は、書く順番を決めずに難しい欄から手をつけてしまうことです。以下の順番で埋めていけば、迷う時間そのものが減ります。
| 順番 | 欄 | 書く内容 |
|---|---|---|
| 1 | 基本情報 | 日付・氏名・写真・連絡先 |
| 2 | 学歴・職歴 | 中学卒業から、アルバイト経験の有無 |
| 3 | 志望動機 | なぜこの店・仕事を選んだか |
| 4 | 自己PR・特技 | 人柄が伝わる一言 |
| 5 | 本人希望欄 | シフトの曜日・時間帯 |
| 6 | 最終確認 | 誤字脱字・空欄の有無 |
全体の記入例(見本イメージ)
初めてだと、どの程度の分量を書けばいいのか感覚がつかみにくいものです。飲食店にアルバイト応募する場合を例に、各欄のボリューム感を確認しておきます。
良い記入例(飲食店アルバイト・大学生の場合)
職歴:なし
志望動機:以前から店内の雰囲気が好きで利用しており、接客の仕事を経験したいと考え応募しました。週3〜4日、長期で勤務できます。
自己PR:人と話すことが得意で、初対面の相手ともすぐに打ち解けられます。
本人希望欄:平日17時以降、土日は終日勤務可能です。
採用担当者はここを見ている
- 欄の順番通りに整理されているか(順序が乱れていると急いで書いた印象になる)
- 全欄が埋まっているか(バイトだからと空欄を残す応募者が多いため、それだけで差がつく)
学生・フリーター・主婦(夫)で書き方は変わるか
書く順番そのものは共通ですが、立場によって重点を置く欄が変わります。自分の状況に近いものを確認してください。
- 高校生・大学生:学歴欄と志望動機で学業との両立を伝える
- フリーター:職歴欄でこれまでのバイト経験を継続力としてアピールする
- 主婦・主夫:本人希望欄で家事や送迎と両立できる時間帯を明記する
勤務条件を書き込みやすい様式を使いたい場合は、パート用の履歴書テンプレートのような専用フォーマットを選ぶ方法もあります。
基本情報(日付・写真・連絡先)の書き方
基本情報は履歴書を開いて最初に目に入る部分です。ここでの小さなミスが、後の欄への印象にも影響します。
日付・氏名・連絡先の書き方
- 日付は提出日を書く(郵送なら投函日、持参なら面接当日)
- 住所は都道府県名から省略せずに記入する
- 電話番号はすぐに出られる番号を書く
- メールアドレスは普段確認しているものを使う
証明写真の撮り方と貼り方
バイト応募の証明写真は、正社員採用のようなスーツ姿である必要はありません。清潔感のある私服で問題ありません。サイズは縦4cm×横3cm、3か月以内に撮影したものを使います。
良い例文
胸から上が正面から写り、背景は白・水色・グレーなどの無地。髪が目にかからず、口角がやや上がった自然な表情。
NG例
自撮り写真をそのまま使う、私服が部屋着に近い、笑いすぎて目が細くなっている。写真は文章より先に目に入るため、第一印象を左右しやすい欄です。
採用担当者はここを見ている
- 写真の清潔感(服装・髪型が整っているか)
- 表情(無表情より、口角がやや上がった穏やかな表情)
- 貼り方(斜めに貼られていないか、端が剥がれかけていないか)
用紙選びに迷う場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、写真欄のサイズも標準的で迷いません。
学歴・職歴欄の書き方|アルバイト経験はどう書く?
学歴欄の書き方
学歴は中学校卒業から書き始めるのが基本です。小学校から書く必要はありません。「学歴」という見出し行のあと、入学・卒業を年月順に記入します。在学中の場合は入学年月のあとに「現在に至る」と書きます。
良い例文
令和〇年〇月 〇〇中学校 卒業
令和〇年〇月 〇〇高等学校 入学
現在に至る
職歴欄の書き方(アルバイト経験がある場合・ない場合)
アルバイト経験は職歴として記載できます。経験がない場合も空欄にせず「なし」と書くのが正解です。
| NG例 | 正しい書き方 | 理由 |
|---|---|---|
| 空欄のまま | 職歴 なし(右端に「以上」) | 書き忘れと判断される |
| 「バイトル入社」 | 実際の店名・会社名を正式名称で記載 | 求人媒体名は社名ではない |
| 年月が「2023年頃」 | 「2023年4月」のように正確に記入 | 曖昧な記載は確認不足の印象に直結する |
採用担当者はここを見ている
- 空欄になっていないか(他の欄も雑に埋めていないかを疑うきっかけになる)
- アルバイト経験がある場合、雇用形態が正しく区別されているか
- 短期の経験を何件も並べていないか(継続力の印象に関わる)
アルバイト経験を職歴欄にどこまで書くか、複数ある場合の優先順位まで詳しく知りたい場合は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

志望動機の書き方|「家が近いから」で終わらせない
通いやすさや時給の良さは正直な応募理由ですが、それだけで文章を終えると、採用担当者には「どの店でもよかったのでは」と受け取られます。応募先を選んだ理由を一言添えるだけで印象は変わります。
NG例
「自宅から近く、通いやすいため応募しました。」
良い例文
「以前から貴店をよく利用しており、スタッフの方の丁寧な対応に好印象を持っていました。自宅からも近く長期で安定して勤務できるため、今回応募しました。週3日以上、長期で貢献できるよう努めます。」
採用担当者はここを見ている
- 応募理由が「自分のメリット」だけで終わっていないか
- 長く安定して働いてくれそうかが文章から読み取れるか
- なぜ他の店ではなくここに応募したのかが伝わるか
バイト未経験の場合や、職種別に使える例文をもっと知りたい場合は、以下の記事で状況別の例文をまとめています。

自己PR・特技・本人希望欄の書き方
自己PRの書き方
バイト未経験でも、自己PRで書けることはあります。採用担当者が見ているのは経験の量より、一緒に働きやすい人柄かどうかです。
- 性格・長所(明るい、まじめ、継続力があるなど)
- 学校生活での経験(部活・サークル・委員会で身についたこと)
- 継続している趣味・習い事
特技欄の書き方
特技名だけで終わらせず、その特技が仕事にどう活かせるかを一言添えると印象に残ります。
良い例文
暗算:そろばんを6年間習っており、簡単な計算なら電卓を使わずに対応できます。レジ業務でも活かせると思います。
本人希望欄の書き方
本人希望欄は、志望動機よりも合否に直結しやすい欄です。採用担当者はここでシフトの穴を埋められるかを確認しています。曜日・時間帯を具体的に書くことが何より重要です。
良い例文
週3〜4日(月・水・金、17時〜22時、土日は終日可)勤務を希望します。試験期間中はシフトのご相談をお願いいたします。
NG例
「特にありません。」曜日・時間が読めず、シフト表に当てはめられません。条件がなくても働ける枠を明記します。
採用担当者はここを見ている
- 自己PR・特技が具体的なエピソードを伴っているか
- 本人希望欄のシフト希望が曜日・時間まで具体的か
「バイトだから」で気を抜くと落ちる注意点
バイトの選考は正社員より気軽に見えますが、書類にかける手間を省く人が多いからこそ、空欄なく書き上げた履歴書はそれだけで目立ちます。逆に、雑に見える箇所があると一気に印象を落とします。
- 手書きの場合、消えるボールペンや修正液は使わない(書き間違えたら書き直す)
- 別の応募先で使った履歴書のコピーや使い回しをしない
- 郵送する場合は封筒に入れ、手渡しの場合はクリアファイルに挟んで渡す
- 提出前に誤字脱字・空欄・年月のずれを見直す
採用担当者はここを見ている
- 空欄や記入漏れがないか(「バイトだから省略していい」と考える応募者が一定数いるため、埋まっているだけで差がつく)
- 使い回しの跡がないか(日付だけ変えたコピーはすぐに分かる)
- 全体を通して確認したうえで提出されているか
使う様式によって記載できる項目が異なります。性別欄や通勤時間欄の扱いが気になる場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートと、通勤時間欄が残っているJIS規格に沿った履歴書テンプレートを見比べて選ぶと迷いません。
大学生ならではのNG例と改善例をさらに詳しく確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

まとめ
- 基本情報→学歴・職歴→志望動機→自己PR・特技→本人希望欄の順に埋めると迷わない
- 証明写真は私服でよいが、清潔感と貼り方の丁寧さが見られている
- アルバイト経験は職歴として書ける。経験がなくても空欄にせず「なし」と記入する
- 志望動機は「家が近いから」だけで終わらせず、応募先を選んだ理由を一言加える
- 本人希望欄は曜日・時間帯を具体的に書くと採用担当者に伝わりやすい
順番通りに一つずつ埋めていけば、思っているより短い時間で仕上がります。
バイトの履歴書の書き方に関するよくある質問
- バイトの履歴書は手書きとパソコンのどちらがいいですか?
-
応募先から指定がなければ、どちらでも選考への影響は変わりません。手書きの場合は黒の油性ボールペンを使い、修正液や修正テープは使わずに書き直します。求人に「手書き」の指定がある場合はそれに従ってください。
- アルバイトが初めての場合、職歴欄はどう書けばいいですか?
-
「職歴」の見出し行の次に「なし」と書き、1行あけて右端に「以上」と記入します。空欄のまま提出すると書き忘れと判断されるため、経験がない場合も必ず「なし」と明記してください。
- 志望動機に「時給がいいから」と書いてもいいですか?
-
そのままでは避けたほうが無難です。時給の良さをそのまま書くと「条件が変われば辞める人」という印象を与えかねません。「安定して長期で働きたい」など前向きな理由に言い換え、応募先を選んだ理由を一言添えてください。
- 証明写真はスマホで撮影したものでも大丈夫ですか?
-
バイト応募であれば、スマホ撮影の証明写真で問題ありません。背景が無地で、清潔感のある私服であれば、写真店で撮影したものとの差はほとんどありません。3か月以内に撮影したものを使ってください。

