履歴書の満年齢は、書いた日ではなく提出日時点の実年齢を「満○歳」と書くのが正解です。誕生日前なら1歳引き、郵送は投函日、持参は面接日で数えます。初めて書くときや誕生日前後は、数字を1歳間違えて雑な印象を持たれないかと手が止まりやすい欄です。提出日の決め方と記載例を、計算手順つきでこのあと確認できます。

履歴書の満年齢とは|結論と記載例
結論
履歴書の満年齢とは、出生を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳加える実年齢です。日常で「何歳ですか」と聞かれたときに答える数字と同じ数え方です。
欄に書くのは、下書きした日の年齢ではありません。提出日時点で数えた満○歳です。郵送なら投函日、持参なら面接日、メールなら送信日を提出日にします。
JIS規格の履歴書でも、厚生労働省の様式でも、生年月日の横に「満○歳」がある点は同じです。空欄のまま出すと、基本情報を確認していない印象になります。
記載例
提出日を2026年4月10日、生年月日を1996年6月15日(平成8年6月15日)としたときの書き方です。この年の誕生日はまだ来ていないので、引き算の30から1を引いて29歳になります。
良い例文
日付 2026年4月10日
生年月日 1996年6月15日生 満29歳
日付 令和8年4月10日
生年月日 平成8年6月15日生 満29歳
西暦と和暦のどちらでも、満年齢の数字は29で揃います。生年月日欄と日付欄の暦だけを、用紙全体で統一します。
NG例
日付 2026年4月10日
生年月日 1996年6月15日生 満30歳
書いた日が3月でも、提出日が4月10日なら誕生日前です。年の引き算だけで30と書くと、生年月日と満年齢が食い違います。
日付 2026年4月10日
生年月日 平成8年6月15日生 満31歳
生まれた時点を1歳とし、元日で加算する数え年です。七五三や還暦の話では使いますが、履歴書では使いません。
採用担当者はここを見ている
- 満年齢そのものより、生年月日と満○歳が一致しているかを見ます
- 日付欄の提出日と、満年齢の基準日がずれていないかを照合します
- 1歳の誤記は、能力不足というより確認漏れに見えます
初めて履歴書を書く場合は、新卒用の履歴書テンプレートで「満○歳」の位置を先に確認すると、数字だけを埋める作業に集中できます。
提出日で数える計算方法
計算の手順
満年齢の計算は、次の2段階です。暦の種類は関係しません。西暦でも和暦でも、最後に残るのは同じ数字です。
- 提出年の西暦 − 生年の西暦を出す
- 提出日が、その年の誕生日より前ならさらに1を引く
- 提出日が誕生日当日以降なら、引き算の結果をそのまま書く
根拠は、年齢計算ニ関スル法律(明治35年法律第50号)と、同法が準用する民法第143条です。法律上は出生の日から起算し、誕生日前日の終了で1年が満了します。履歴書の実務では、提出日にその年の誕生日を迎えているかで書いて差し支えありません。
提出日の決め方
提出方法で基準日が変わります。日付欄に書いた日と、満年齢の基準日を揃えます。
| 提出方法 | 満年齢の基準日 |
|---|---|
| 郵送 | 投函日 |
| 持参 | 面接日(持参する日) |
| メール・Web応募 | 送信日 |
下書きを先に済ませ、投函や面接が数日後になるときは、提出日が誕生日をまたがないかを必ず見ます。またいだ場合は、満○歳だけ書き直します。
2026年提出の計算例
生年月日が1996年6月15日の人が、2026年に提出する場合です。引き算は2026−1996で30です。
| 提出日 | その年の誕生日 | 書く満年齢 |
|---|---|---|
| 2026年4月10日 | まだ前 | 29歳 |
| 2026年6月15日 | 当日 | 30歳 |
| 2026年7月1日 | すでに後 | 30歳 |
基準年は2026年。生年月日は1996年6月15日の例
生年月日を和暦で書く場合も、年の引き算は西暦に直してから行います。厚生労働省の履歴書様式に西暦・和暦の指定はありません。用紙の日付欄と生年月日欄だけを、同じ暦で揃えます。

数え年との違い
履歴書で1歳多く書いてしまう人の多くは、満年齢と数え年を混ぜています。数え年は、生まれた時点を1歳とし、以降は元日に1歳加えます。誕生日では増えません。
| 項目 | 満年齢 | 数え年 |
|---|---|---|
| 生まれたとき | 0歳 | 1歳 |
| 増える日 | 誕生日 | 元日 |
| 履歴書 | これを書く | 使わない |
| 使われる場面 | 日常の年齢、公的な届出 | 七五三、還暦など |
年齢のとなえ方に関する法律(昭和24年法律第96号)は、日常の年齢を満年齢で言い表すよう求めています。応募書類も同じです。親戚の話で「数えで還暦」と聞いても、履歴書の満○歳には入れません。
NG例
1996年6月15日生まれ、提出日2026年4月10日なのに満31歳と書く
数え年は、元日を2回またいでいるため満年齢より最大2歳大きくなります。生年月日と並べると、採用担当者はすぐ気づきます。
誕生日前後・早生まれで間違えやすい点
誕生日の前後で書き直す場合
失敗しやすいのは、書いた日と出す日が違うときです。日曜に印刷し、翌週の面接に持参するあいだに誕生日をまたぐと、印刷時点の数字が古くなります。
- 提出日が誕生日より前なら、年の引き算から1を引く
- 提出日が誕生日当日なら、引き算の結果をそのまま書く
- 下書きのあとに提出日が遅れたら、満○歳だけ見直す
良い書き方(誕生日直前に持参する場合)
生年月日 1996年4月12日生
面接日 2026年4月10日 満29歳
面接が4月12日に延びたときは、同じ生年月日でも満30歳に直します。日付欄の面接日も同じ12日に揃えます。
早生まれでも計算は同じ
1月1日から4月1日生まれを早生まれと呼ぶのは、学年の区切りの話です。履歴書の満年齢は学年では決まりません。早生まれでも、提出日とその年の誕生日で数えます。
「早生まれだから1歳若く書く」は誤りです。1996年3月1日生まれでも、1996年9月1日生まれでも、提出年が2026年で誕生日前なら29歳、誕生日当日以降なら30歳です。
2月29日生まれの書き方
2月29日生まれは、平年に応当日がありません。民法第143条第2項ただし書では、応当日がないときはその月の末日に期間が満了します。法律上は、平年の2月28日の終了で1年が満了します。
履歴書では次のとおり書きます。
- 提出日が2月28日以前なら、その年の誕生日前として1を引く
- 提出日が3月1日以降なら、誕生日後として引き算の結果を書く
- うるう年に2月29日そのものを提出日にするなら、誕生日当日として扱ってよい

採用担当者が満年齢で見ていること
満○歳欄は、自己PRのような評価欄ではありません。採用担当者が見ているのは、年齢の大きさより数字の一致です。生年月日を見て自分で計算できる以上、ずれた数字は内容以前の確認漏れに見えます。
採用担当者はここを見ている
- 生年月日と満年齢が、提出日で矛盾していないか
- 日付欄の提出日と、満年齢の基準日が同じか
- 応募条件に年齢の上限・下限があるとき、提出日時点で条件内か
1歳の誤記で不採用が決まる、とまでは限りません。ただし同じ書類のなかで日付・生年月日・満年齢が食い違うと、職歴や志望動機まで雑に読まれやすくなります。手が止まる理由が「正解の数字がわからない」なら、計算を1回やってから提出したほうが損失は小さいです。
転職活動用に用紙を選ぶときは、転職用の履歴書テンプレートで基本情報欄の並びを確認し、日付・生年月日・満年齢を一度に埋めるとずれを防げます。
まとめ
- 履歴書の満年齢は、出生0歳・誕生日ごとに1歳加える実年齢です
- 書く基準は書いた日ではなく、提出日時点です
- 郵送は投函日、持参は面接日、メールは送信日で数えます
- 計算は「提出年−生年」。その年の誕生日前なら1を引きます
- 数え年は使いません。早生まれでも計算方法は同じです
- 2月29日生まれは、平年なら2月28日以前を誕生日前、3月1日以降を誕生日後とします
満年齢は提出日の実年齢です。生年月日と食い違わない数字を書いてから提出してください。
履歴書の満年齢に関するよくある質問
- 書いた日と提出日が違う場合、どちらの満年齢を書けばよいですか
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提出日時点の満年齢を書きます。郵送なら投函日、持参なら面接日、メールなら送信日です。下書きのあとに誕生日をまたぐときは、満○歳だけ直します。
- 早生まれは満年齢を1歳若く書きますか
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書きません。早生まれは学年の呼び方であり、履歴書の計算は誕生日基準のままです。提出年の西暦から生年を引き、その年の誕生日前なら1を引きます。
- 2月29日生まれの場合、平年の履歴書はどう書けばよいですか
-
法律上は平年の2月28日終了で1年が満了します。履歴書では、提出日が2月28日以前なら誕生日前、3月1日以降なら誕生日後として書いてよいです。
- 西暦と和暦のどちらで書くと、満年齢は変わりますか
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変わりません。満○歳の数字は暦に依存しません。生年月日欄と日付欄を西暦か和暦で統一し、年の引き算だけ西暦で行うと誤りが減ります。

