履歴書の満年齢を間違えたら、提出前は新しい用紙に書き直し、提出後はメールか電話で正しい年齢を伝えます。修正テープや二重線は使わず、再提出は先方の指示に従います。誕生日前後の1歳違いは提出日の取り違えが原因になりやすく、生年月日が合っていれば記載ミスとして扱われることも多いです。連絡のタイミングと文例を、提出前・提出後に分けて整理します。

満年齢を間違えたときの結論|提出前と提出後
結論:提出前は書き直し、提出後は訂正連絡
履歴書の満年齢を間違えたときの対処は、まだ手元にあるか、すでに提出したかで分かれます。手元にあるなら新しい用紙へ書き直し、提出済みなら正しい満年齢を先方へ伝える、が基本です。
| 気づいた時点 | やるべきこと | やってはいけないこと |
|---|---|---|
| 提出前 | 新しい用紙に書き直す | 修正テープ・二重線での訂正 |
| 提出後 | メールか電話で誤りと正しい満年齢を伝える | 黙って様子を見る |
| 面接直前 | 面接の冒頭で口頭訂正する | 指摘されるまで黙る |
1歳違いは「単なる記載ミス」で済むこともあります。一方で、生年月日と満年齢が食い違ったまま残ると、数字の確認が雑だという印象につながります。不採用が決まる、と決めつける必要はありません。先に正しい数字を揃えて伝えることが先です。
連絡文の良い例とNG例
提出後に連絡するなら、謝るだけでは足りません。応募日・氏名・誤っていた満年齢・正しい満年齢・生年月日を一文で揃えます。再提出するかどうかは、先方が決める事項です。
良い例文
件名:履歴書の記載内容訂正のお願い(山田太郎)
株式会社〇〇
採用ご担当者様
お世話になっております。
〇月〇日に営業職へ応募いたしました山田太郎です。
提出した履歴書の満年齢に誤りがありました。生年月日は1996年9月10日で相違なく、提出日時点の正しい満年齢は29歳です。30歳と記載してしまいました。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。訂正後の履歴書が必要でしたら、ご指示ください。
NG例
履歴書の年齢、1歳違っていました。すみません。正しい数字も生年月日も書いていないため、担当者は何を直せばよいか判断できません。
ちょっと計算を間違えました。1歳くらいなら大丈夫だと思います。相手に判断を丸投げし、誤りを軽く見せている文面です。
採用担当者はここを見ている
- 生年月日と満年齢が一致しているか。矛盾があると、ほかの数字も疑われる
- 誤りに自分から気づいて、正しい満年齢を先に示しているか
- 修正跡のある用紙を出していないか。隠した印象は、1歳の誤記より残りやすい
面接の直前に気づいたとき
会場に向かう電車の中で気づいた、受付前に見返して見つかった、という場合は、面接の冒頭で訂正します。自己紹介のあとに回すと、担当者は誤った数字のまま話を進めてしまいます。
良い例文
本日お持ちした履歴書の満年齢に誤りがありました。正しくは満29歳で、生年月日は1996年9月10日です。お手元の書類と食い違っており申し訳ありません。
NG例
年齢の欄、後で直しますので。正しい数字を言わず、その場で終わらせようとしている言い方です。口頭でも、正しい満年齢と生年月日をセットで伝えます。
提出前の直し方|書き直す理由と手順
新しい用紙に書き直す理由
提出前なら、満年齢だけ直して使い回す必要はありません。履歴書は応募書類として見た目も評価対象になるため、修正跡のない用紙に書き直すのがいちばん早い対処です。
書き直すときは、満年齢だけでなく日付欄も提出日に合わせます。日付と年齢がずれたままでは、同じミスが残ります。転職活動なら転職用の履歴書テンプレートを使い、日付・生年月日・満年齢を同じ提出日でそろえてから清書します。
新卒の応募で用紙を用意し直す場合は、新卒用の履歴書テンプレートでも同じです。満年齢欄のある様式を選び、提出日を先に書いてから年齢を入れます。
修正テープや二重線を使わない理由
社内文書では二重線と訂正印で直すこともあります。履歴書では、その方法は向きません。採用担当者は「どこを直したか」より、「最初から確認して書けたか」を見ます。
- 修正テープ・修正液:何を隠したのかが見えず、記入の雑さが目立つ
- 二重線と訂正印:社内文書の作法であり、応募書類としては完成度が落ちる
- 数字だけ上書き:コピーやスキャンで読みにくくなり、別の数字に見える
手書きを指定されている場合も、同じです。空いた欄に小さく書き足すより、新しい用紙へ移したほうが、提出後の説明も不要になります。
書き直しの手順
- 提出日を決める。郵送なら投函日、持参なら面接日、Webなら送信日
- 提出日に、その年の誕生日を迎えているか確認して満年齢を出す
- 生年月日と日付欄の西暦・和暦を、書類全体でそろえる
- 清書後、生年月日と満年齢をもう一度突き合わせる
市販の用紙が手元にないときは、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートでも構いません。満年齢欄のある様式を選び、提出日を先に書いてから年齢を入れると、取り違えを減らせます。
提出後の連絡文例|メールで訂正を伝える
メールで訂正するときの型
提出後に気づいたら、面接日を待たずに連絡します。記録が残るメールが基本で、翌日が面接なら電話を併用します。伝える順番は次のとおりです。
- 応募日と氏名、応募職種
- 誤っていた満年齢と、正しい満年齢
- 生年月日(合っているなら「相違ない」と明記する)
- お詫びと、再提出の可否を伺う一文
良い例文
件名:履歴書記載事項の訂正について(佐藤花子)
株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様
お世話になっております。
2026年9月1日に企画職へ応募いたしました佐藤花子です。
履歴書の満年齢を30歳と記載しましたが、提出日時点の正しい満年齢は29歳でした。生年月日は1996年10月20日で、こちらに誤りはありません。
ご確認の手間をおかけし申し訳ありません。再提出が必要でしたら、データまたは書面のどちらでお送りすればよいかご指示ください。
NG例
先ほど送った履歴書、年齢が違っていたかもしれません。確認していただけますか。正しい満年齢を書いておらず、確認作業を先方に渡している文面です。
履歴書を再提出します。新しいファイルを添付しましたので差し替えてください。先方の許可なく差し替えを決めているため、受付方法と食い違うことがあります。
採用担当者はここを見ている
- 誤りを自分の言葉で特定できているか。曖昧な連絡は、確認不足が続いている印象になる
- 生年月日が正しいのか、生年月日も違うのか。対応の重さがここで変わる
- 再提出を急かしていないか。保管方法は企業側の運用に合わせる
電話で伝える場合
面接が翌日以内、またはメールアドレスが分からないときは電話です。要件を先に言い、正しい数字を読み上げます。通話後に、同じ内容をメールで残すと行き違いを防げます。
良い例文
お忙しいところ失礼いたします。〇月〇日に応募しました山田太郎です。提出した履歴書の満年齢に誤りがあり、正しくは満29歳、生年月日は1996年9月10日です。訂正のご連絡でした。再提出が必要でしたら、このままお伺いします。
生年月日も違っていた場合
典型なのは、生年月日は正しく満年齢だけが違うケースです。年号の変換ミスや月日の書き違いで両方ずれている場合は、連絡の粒度を上げます。満年齢だけでなく、正しい生年月日を和暦と西暦のどちらで書いたかも添えます。
良い例文
履歴書の生年月日を1996年8月10日、満年齢を30歳と記載しました。正しくは生年月日が1996年9月10日、提出日時点の満年齢は29歳です。年号は西暦で統一しています。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。訂正版の送付方法をご指示ください。
両方違うと、本人確認の数字が二つ動きます。慌てて新しいファイルだけ送るより、誤っていた箇所と正しい箇所を対で示し、再提出は指示を待つのが安全です。

なぜ1歳違いが起きるのか|提出日と誕生日
提出日と作成日を取り違える
履歴書の満年齢は、書いた日ではなく提出日時点で数えます。ハローワークの応募書類案内でも、日付は記載日ではなく提出日(郵送は投函日、持参は持参日)とされています。週末に書いて翌週の面接で渡すと、その間に誕生日をまたぐことがあります。
| 提出方法 | 満年齢の基準日 | ずれやすい例 |
|---|---|---|
| 郵送 | 投函日 | 家で書いた日で年齢を出し、投函が誕生日後になる |
| 持参 | 面接日(持参日) | 作成時点の年齢のまま持っていき、面接日に誕生日を迎えている |
| Web送信 | 送信日 | 下書き保存日で計算し、送信だけ後日になる |
出典:厚生労働省ハローワーク「応募書類の作り方」(提出日は記載日ではなく投函日・持参日)
誕生日前後の計算ミス
西暦の提出年から生年を引いただけでは足りません。提出日時点で、その年の誕生日を迎えていなければ1歳引きます。2026年を基準にすると、次のようなズレが起きます。
| 生年月日 | 提出日 | 正しい満年齢 | よくある誤記 |
|---|---|---|---|
| 1996年9月10日 | 2026年9月6日 | 29歳 | 30歳(年の引き算だけ) |
| 1996年9月10日 | 2026年9月10日 | 30歳 | 29歳(作成日のまま) |
| 1996年4月1日 | 2026年3月31日 | 29歳 | 30歳(年度と混同) |
早生まれでも計算方法は変わりません。学年の区切りと満年齢は別物です。4月1日生まれを「もう30歳」と思い込むと、提出日が3月のうちは29歳のままです。
法律上の満年齢と履歴書の書き方
満年齢は、生まれた日を0歳とし、誕生日ごとに1歳加える数え方です。根拠は年齢計算ニ関スル法律(明治35年法律第50号)と、民法第143条の準用です。法律上は、誕生日前日の終了で1年が満了します。
履歴書の実務では、そこまで時刻単位で考えません。提出日に、その年の誕生日を迎えているかどうかで書きます。数え年(生まれた時点を1歳とし、元日で足す数え方)は使いません。
西暦と和暦の変換を誤ると、生年月日までずれます。年号は書類全体で統一し、略称のH・R・Sは使いません。変換に迷うときはJIS規格に沿った履歴書テンプレートなど、生年月日欄の形式がはっきりした用紙を選ぶと確認しやすいです。

まとめ
- 提出前に履歴書の満年齢を間違えたら、修正せず新しい用紙へ書き直す
- 提出後は、誤っていた年齢と正しい満年齢、生年月日をメールか電話で伝える
- 再提出するかどうかは企業の指示に従う。先に差し替えを決めない
- 満年齢は提出日時点。郵送は投函日、持参は面接日、Webは送信日
- 1歳違いは記載ミスとして扱われることもある。生年月日との矛盾を残さない
誤記に気づいた時点で動き、正しい満年齢と生年月日を揃えて伝えることが先です。
履歴書の満年齢を間違えたときに関するよくある質問
- 履歴書の満年齢を1歳間違えると不採用になりますか?
-
1歳違いだけで不採用と決まる、という決まりはありません。生年月日が正しく、提出後すぐに訂正を伝えた場合は、記載ミスとして受け止める企業もあります。残るのは年齢そのものより、数字の突き合わせを怠った印象です。黙ったまま面接に進むほうが、説明の余地を狭めます。
- 修正テープで直して提出してもよいですか?
-
提出前なら使いません。修正跡のある履歴書は、何を直したかが見えず、確認不足の印象が残ります。新しい用紙に書き直し、提出日時点の満年齢を入れ直します。すでに提出したあとに手元の控えへテープを貼っても、先方の書類は変わりません。訂正連絡が先です。
- 面接当日に満年齢の誤りに気づいたらどうしますか?
-
面接の冒頭で訂正します。正しい満年齢と生年月日をセットで伝え、お詫びを短く添えます。自己PRのあとや退出間際に言うと、担当者は誤った数字のままメモを取っていることがあります。終了後にメールでも同じ内容を残すと、記録がそろいます。
- 生年月日も満年齢も間違えていた場合は?
-
誤っていた生年月日と満年齢、正しい生年月日と満年齢を対で伝えます。年号を西暦と和暦のどちらで書いたかも添えます。満年齢だけの誤記より確認項目が増えるため、再提出の可否は先方の指示を待ちます。新しいファイルだけを先に送り、何が違うのかを書かない連絡は避けます。
- 数え年で書いてしまった場合も同じ連絡でよいですか?
-
履歴書に書くのは満年齢です。数え年は生まれた時点を1歳とし、元日で足すため、満年齢より大きく出ます。連絡では「数え年で記載した」と理由を短く添え、提出日時点の満年齢を数字で示します。生年月日が正しければ、訂正の型は1歳違いと同じです。

