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医療事務の講座修了|履歴書に正しく書く方法と採用担当者の本音

医療事務の講座修了|履歴書に正しく書く方法と採用担当者の本音

この記事では、医療事務の講座修了を履歴書に書く際の正式名称と書き方を解説します。ニチイ・ユーキャン・ヒューマンアカデミーなど講座別の記載例、採用担当者が修了証をどう評価するか、書類選考を通過するためのポイントをまとめています。

目次

医療事務の「講座修了」は履歴書に書いてよいのか

「講座を修了したけれど、これは資格として履歴書に書けるのか」「書き方を間違えると採用に響くのでは」と迷っている方は多いはずです。

結論として、医療事務の講座修了証は履歴書の資格・免許欄に記載できます。ただし、「資格を取得した」わけではなく「講座を修了した」という事実なので、表記の正確さが問われます。ここを誤ると、採用担当者に「基本的なマナーを知らない人」という印象を与えかねません。

「修了証」と「資格証」の違いを正確に理解する

医療事務に関する書類でよく混同されるのが、「修了証」と「資格証(合格証)」の違いです。採用担当者の目には明確に別物として映ります。

種類意味履歴書での正しい表記
修了証指定の講座プログラムを受講・完了した証明「〇〇講座 修了」
資格証(合格証)試験に合格して資格・称号を取得した証明「〇〇試験 合格」
免許証国家・公的機関が認める免許を取得した証明「〇〇免許 取得」

修了証は「学習した証明」であり、資格証は「能力を客観的に証明する書類」です。修了証を「取得」と書くと事実と異なる記載になります。また、試験に合格しているのに「修了」と書くのも正確ではありません。自分が手にしているのがどちらなのかを確認してから記載しましょう。

採用担当者はここを見ている

  • 「修了」「合格」「取得」の表記が事実と一致しているかどうか
  • 略称・通称ではなく正式名称で記載されているか
  • 医療事務への学習意欲が行動として示されているか(修了証でもアピールになる)

医療事務の講座修了を資格欄に正しく書く3つのルール

記載場所・正式名称・表記の区別、この3つを守るだけで採用担当者の印象が変わります。

ルール1:記載する場所は「免許・資格欄」

講座修了証は、履歴書の「免許・資格欄」に記載します。自己PR欄や特記事項に書く必要はありません。採用担当者は資格欄を必ず確認するので、見落としを防ぐためにも正しい場所に書きましょう。

同じ欄に複数の資格・修了証を記載する場合は、取得・修了した年月日の古い順に上から記載するのが原則です。直近のものを上に書きたくなりますが、これは誤りです。

ルール2:正式名称を確認して使う

履歴書では、受講した講座・合格した試験の正式名称を記載しなければなりません。「医療事務の資格を持っています」と口頭で伝えるのとは違い、書面での略称・通称の使用は採用担当者が何の資格かを特定できない原因になります。

正式名称の確認方法は、修了認定証または合格証書に記載されている名称をそのまま使うことです。手元に証書がない場合は、受講した機関の公式サイトで確認してください。年月日の記載は、学歴・職歴欄と同じ表記(西暦か和暦のどちらか)に統一します。

ルール3:「修了」「合格」「取得」を正確に使い分ける

医療事務の書類で最も混乱しやすいのが、この3つの表記の使い分けです。

  • 「修了」:講座プログラムを受講・完了したことを表す。試験の合否とは関係なく、受講を終えた事実を示す言葉
  • 「合格」:試験を受けて合否の判定があり、合格した場合に使う。資格試験の合否を明確に伝える際の表現
  • 「取得」:免許・資格を手にした際に使う。「普通自動車第一種運転免許 取得」のような形が代表的

ニチイやユーキャンの医療事務講座を受講した場合は「修了」が正解です。その後に医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)などの試験に合格した場合は「合格」と記載します。2つを同じ欄に書く場合は、それぞれ異なる行として記載してください。

医療法人や病院・クリニックへの履歴書では、「入職・退職」「貴院・貴法人」など業界固有の表記ルールもあります。資格欄以外の書き方については医療法人の履歴書で使う用語マナーと職種別例文も参考にしてください。

【講座・資格別】医療事務の正式名称と書き方の記載例

代表的な医療事務の講座・資格について、正式名称と履歴書への記載フォーマットをまとめます。受講・合格した講座に対応する項目を確認してください。

講座・資格名主催団体履歴書の正式表記
ニチイの医療事務講座(医科)株式会社ニチイ学館ニチイの医療事務講座(医科) 修了認定証取得
ユーキャン医療事務講座株式会社ユーキャンユーキャン医療事務講座 修了
ヒューマンアカデミー医療事務講座ヒューマンアカデミー株式会社ヒューマンアカデミー医療事務講座 修了
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)医科一般財団法人日本医療教育財団医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラーク®)合格
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)公益財団法人日本医療保険事務協会診療報酬請求事務能力認定試験(医科)合格
医療事務認定実務者試験全国医療福祉教育協会医療事務認定実務者試験 合格
医療事務管理士技能認定試験JSMA 技能認定振興協会医療事務管理士技能認定試験 合格

ニチイの医療事務講座(医科)修了の書き方

ニチイの医療事務講座(医科)は、修了すると「修了認定証」が発行されます。これは試験の合格証ではないため、「合格」ではなく「修了認定証取得」と記載します。

良い例文

令和6年9月 ニチイの医療事務講座(医科) 修了認定証取得

NG例

令和6年9月 医療事務資格 取得
「医療事務資格」は職種名であり正式な資格名ではない。かつ「取得」ではなく「修了」が正しい表記

ニチイの医療事務講座(医科)は、修了後に「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)」の受験資格が得られます。修了証だけでなく、その後に試験にも合格した場合は、修了証と合格の2行をセットで記載することで、採用担当者へのアピール力が高まります。

ユーキャン・ヒューマンアカデミー等の通信講座修了

ユーキャンやヒューマンアカデミーの医療事務通信講座も、修了すると修了証が発行されます。記載方法はニチイと同様で、受講した講座の正式名称+「修了」で記載します。

良い例文

令和6年11月 ユーキャン医療事務講座 修了

受講先の修了証書・認定証に記載されている正式名称を必ず確認してください。スクール名や講座名を略称で記載すると、採用担当者がどの機関のものか判断できない場合があります。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)合格の書き方

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)は、一般財団法人日本医療教育財団が主催する国内最大規模の医療事務試験です。昭和49年度から実施されており、総受験者数が171万人を超えています。採用担当者への認知度も高く、書類選考での評価が確実な資格です。

試験には「医科」と「歯科」の2種類があります。「メディカルクラーク」は合格者に付与される称号名なので、正式名称(医療事務技能審査試験〈医科〉)も記載することが推奨されます。登録商標記号(®)も含めて記載しましょう。

良い例文

令和6年12月 医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラーク®)合格

NG例

令和6年12月 メディカルクラーク 取得
「メディカルクラーク」は称号名であり正式試験名ではない。かつ「取得」ではなく「合格」を使う

診療報酬請求事務能力認定試験合格の書き方

診療報酬請求事務能力認定試験は、公益財団法人日本医療保険事務協会が主催する試験で、医療事務関連の資格の中で医療機関からの評価が最も高い資格です。メディカルクラークと比べて難易度が高い分、病院・大規模クリニックへの転職を目指す場合、この資格の取得が他候補者との大きな差別化になります。

良い例文

令和7年3月 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)合格

医療事務の各資格の正式名称や書き方の詳細については、医療事務の資格を履歴書に書く方法と採用担当者が見るポイントもあわせて確認してください。

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採用担当者は「講座修了のみ」の応募者をどう見るか

修了証だけで応募して大丈夫か、という不安は多くの方が持っています。採用担当者の本音を整理します。

採用担当者はここを見ている

  • 医療現場では採用担当者が医事課の職員であることが多い。資格名を見れば実力の程度がほぼわかる
  • 「修了証」は学習への取り組みを示すものとして評価される。ただし試験合格とは明確に区別して見ている
  • 少人数で即戦力を求める職場ほど、修了証より試験合格を重視する傾向がある
  • 「修了証+試験受験予定(取得見込み)」の組み合わせは、意欲と方向性が見えてポジティブに評価される

「講座修了のみ」で応募するか、資格取得を待つかの判断基準

修了だけで応募するかどうかは、応募先の規模と求人の要件によって判断します。

応募先の状況判断
小規模クリニック・調剤薬局で「未経験者歓迎」「資格不問」の求人修了証のみでも十分に応募可能
大規模病院・急性期病院での求人診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指してから応募する方が有利
「資格必須」と明記されている求人応募要件を満たす資格を取得してから応募する(修了証では要件を満たさない)
「資格不問」「経験不問」の求人修了証でも応募可能。志望動機で学習意欲を補足する

急いで就職を決める必要がある場合は、「資格不問」の求人に修了証で応募しながら並行して試験勉強を続けるという方法も現実的です。入職後に資格を取得することで、手当や評価につながる職場も多くあります。

「修了証+取得見込み」で最大限アピールする書き方

現在試験の受験を申し込んでいる場合、修了証の記載に「取得見込み」を組み合わせることで、採用担当者への印象が変わります。この書き方は、学習状況と今後の方向性を同時に伝えられる有効な方法です。

良い例文(修了証+試験受験予定を組み合わせる場合)

令和6年9月 ニチイの医療事務講座(医科) 修了認定証取得
令和7年3月 医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラーク®)取得見込み

「取得見込み」と書く場合は、試験日が確定しており、受験申込済みであることが前提です。試験の予定がない状態で「取得見込み」と記載するのは虚偽記載にあたるため注意してください。

医療法人の採用に向けた志望動機の書き方については、採用担当者が通過させる医療法人の志望動機の書き方と例文8選も参考にしてください。

医療事務の資格欄でよくある5つのNG記載

書類選考で見落とされやすい、資格欄の典型的なミスを5つ紹介します。採用担当者の目には「基本を知らない人」と映ることがあるため、提出前に必ず確認してください。

NG1:通称・略称で書く

NG例

医療事務 資格 取得
「医療事務」は資格名ではなく職種名。どの試験・講座なのかが特定できず、評価の対象にならない

NG2:修了証に「取得」と書く

NG例

令和6年9月 ニチイの医療事務講座(医科) 取得
「取得」は免許・資格を手にした際に使う表記。講座修了には「修了」が正しい

NG3:年号表記が学歴欄と混在している

NG例

2024年9月 ニチイの医療事務講座(医科) 修了認定証取得
令和7年3月 医療事務技能審査試験〈医科〉 合格
学歴・職歴欄を和暦で書いているのに資格欄が西暦、もしくはその逆。必ず全体を統一する

NG4:「メディカルクラーク」のみで正式試験名を省略する

NG例

令和6年12月 メディカルクラーク 合格
「メディカルクラーク」は合格者に付与される称号名。正式には「医療事務技能審査試験〈医科〉(メディカルクラーク®)」と記載する

NG5:資格欄を空白のままにする

「修了証はあるが、資格として書いてよいのか迷って空白にした」というケースです。修了証は記載できる実績です。「なし」や空白のままにするよりも、修了証を正確に記載した方が必ずプラスの評価につながります。書けることは書く、これが資格欄の基本姿勢です。

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まとめ

  • 医療事務の講座修了証は履歴書の資格・免許欄に記載できる。「取得」ではなく「修了」と書く
  • 講座名は正式名称(修了証書に記載されている名称)を使う。略称・通称では評価対象にならない場合がある
  • 試験に合格した場合は「合格」、修了のみの場合は「修了」と明確に使い分ける
  • 受験申込済みであれば「取得見込み」を組み合わせて記載することで、採用担当者への訴求力が高まる
  • 診療報酬請求事務能力認定試験は医療機関からの評価が最も高く、病院・大規模クリニックを目指すなら取得を優先する

資格欄の1行で、採用担当者の印象は大きく変わります。正式名称と正確な表記を守ることで、書類選考での土台を固めましょう。

医療事務の講座修了と履歴書に関するよくある質問

医療事務の通信講座を修了しましたが、資格欄に書いてよいですか?

書いて問題ありません。ただし「取得」ではなく「修了」という表記を使い、講座の正式名称を記載してください。例:「ニチイの医療事務講座(医科) 修了認定証取得」のように、受講先が発行した修了証書の名称に従って記載します。

医療事務の講座修了だけで、資格なしでも就職できますか?

応募先によります。「未経験者歓迎」「資格不問」の求人を出している小規模クリニックや調剤薬局では、講座修了証のみでも選考を通過するケースがあります。一方、大規模病院や「資格必須」の求人では、試験合格が求められます。現在受験を予定している場合は「取得見込み」として記載し、志望動機で学習意欲を補足することをお勧めします。

メディカルクラークと診療報酬請求事務能力認定試験、どちらを先に取るべきですか?

就職を急いでいる場合はメディカルクラーク(医療事務技能審査試験)がおすすめです。毎月試験が実施されており、比較的取得しやすいという特徴があります。一方、診療報酬請求事務能力認定試験は難易度が高い分、大規模病院での評価も高く、長期的なキャリアを考えるなら目指す価値があります。まずメディカルクラークで就職の土台を作り、働きながら診療報酬の資格を取得するという順序が現実的です。

医療事務の資格欄に年号は西暦と和暦どちらで書くべきですか?

どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一することが原則です。学歴・職歴欄を西暦で書いている場合は資格欄も西暦、和暦で書いている場合は資格欄も和暦に揃えてください。混在しているとマイナス評価につながる可能性があります。

ニチイ以外の医療事務講座でも、修了証は履歴書に書けますか?

書けます。ユーキャン・ヒューマンアカデミー・日本医療事務協会など、どの機関の講座でも修了証は記載できます。受講した機関が発行した修了証書に記載されている正式名称を確認し、「〇〇講座 修了」の形式で記載してください。正式名称が不明な場合は、受講した機関の公式サイトや問い合わせ窓口で確認するのが確実です。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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