この記事では、パート応募に適した履歴書テンプレートの選び方と、採用担当者が実際に確認する各項目の書き方を解説します。ブランクがある主婦や30代・40代・50代の年代別ポイントも合わせて紹介します。
パート用履歴書テンプレートの種類と選び方
一般型とパート特化型の違い
履歴書テンプレートには大きく分けて「一般型(転職・就活兼用)」と「パート・アルバイト特化型」の2種類があります。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 一般型(厚生労働省推奨様式) | 職歴欄が広め・資格欄充実 | 転職経験が多い・資格アピールしたい |
| パート・アルバイト特化型 | シフト希望欄あり・学歴欄コンパクト | 初めてのパート・ブランクあり主婦 |
パート特化型テンプレートはシフト希望欄が本人希望欄に組み込まれているため、勤務できる曜日・時間帯を整理しやすい点が利点です。ただし、どちらを使っても採用担当者の評価は変わりません。
採用担当者はここを見ている
- テンプレートの種類で合否を判断することはほぼない
- 採用担当者が最初に確認するのは「志望動機」と「本人希望欄」の中身
- 見た目より「続けて働ける状況か」が読み取れるかどうかが重要
まず手元にテンプレートを用意したい場合は、当サイトの履歴書テンプレートの選び方と無料ダウンロード先もあわせて確認してください。

Word・Excel・PDFどれを選ぶか
ファイル形式によって、完成後の使い勝手が変わります。
| 形式 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| Word | 文字量が多い・項目を少し調整したい | 環境によりレイアウトが崩れる |
| Excel | 表形式でキレイに整えたい | 文字数制限に引っかかりやすい |
| 入力後そのままメール送付したい | テキスト入力対応のPDFかを確認 |
パートの場合、郵送・持参が多いためWordかExcelで作成してから印刷する方法が最も使い勝手がよいです。メール添付で提出する場合はPDF変換してから送ると崩れません。
テンプレートを使ったパート履歴書の各項目の書き方
基本情報欄(日付・住所・連絡先)
基本情報欄は見落とされやすい「確認項目」ですが、ミスがあると採用担当者に細部への注意力を疑われます。
- 日付:郵送の場合は投函日、持参・面接当日に提出する場合は当日の日付を記入する
- 氏名のフリガナ:「フリガナ」ならカタカナ、「ふりがな」ならひらがなで記入する
- 現住所:都道府県名から記入し、マンション名・部屋番号まで省略しない
- 連絡先:現住所と異なる場合のみ記入(携帯番号のみの場合は現住所の下の連絡先欄に記入)
学歴・職歴欄(パート経験・ブランク期間の書き方)
パート応募で職歴欄に迷う方が多いポイントは「パート経験をどう書くか」と「ブランク期間をどう扱うか」の2点です。
パート・アルバイト経験は正式な職歴として記入します。職歴欄には「○○株式会社 パートタイム入社」と明記し、最後に「一身上の都合により退職」または「育児のため退職」と退職理由を添えます。
良い例(パート経験の職歴記入)
〇〇スーパー株式会社 パートタイム入社(レジ・品出し担当)
育児のため退職
NG例
主婦(パート経験省略・ブランク期間を空欄のまま)
→ ブランクの理由が不明で採用担当者が不安を感じる原因になる
志望動機欄(採用担当者が落とすパターンとは)
志望動機は採用担当者が最も重視する項目のひとつです。「近いから」「時間帯が合うから」という書き方が落とされる理由は、単に弱い印象だからではありません。
採用担当者が実際に感じるのは「別の職場で良い条件が出たらすぐ辞めるのでは」という不安です。つまり、「ここで続けて働く理由」が伝わらない志望動機は落とされます。
採用担当者はここを見ている
- 「なぜこの職場か」という具体的な理由があるか
- 「続けて働ける状況(家庭環境・勤務条件)」が読み取れるか
- 「何ができるか・どう貢献できるか」が書かれているか
良い例(主婦・育児一段落後のパート志望動機)
子どもの入学を機に再び働ける環境が整いました。以前の販売経験を活かして即戦力として貢献したいと考えています。貴社は通勤30分以内で長期的に勤務できる点も、子どもとの生活を安定させながら続けられると判断した理由のひとつです。
NG例
家から近く、勤務時間が都合に合うため応募しました。
→「近い・都合がいい」だけでは継続意志が採用担当者に伝わらない
年代・状況別の詳しい志望動機例文については、50代の方は50代パートの志望動機例文も参考にしてください。

自己PR欄(主婦・育児経験のアピール方法)
「特にありません」と書く方が多いですが、採用担当者は自己PR欄の空白を「自分を表現する準備ができていない」と受け取ります。家事・育児経験はビジネス言語に変換することで十分な強みになります。
| 日常の経験 | ビジネス言語への変換 |
|---|---|
| 毎日の家事を複数こなす | マルチタスクでの優先順位管理 |
| 子どものスケジュール管理 | 段取り力・先読み対応 |
| PTA・地域活動 | チームでの協力・コミュニケーション |
| 以前のパート経験 | 接客・レジ・品出し・業務効率化など具体的に記載 |
良い例(主婦の自己PR)
家事・育児との両立で身につけた段取り力と、前職の販売パートで培った接客経験を活かせると考えています。丁寧な対応と正確な作業を心がけており、教わったことをすぐ実践する姿勢があります。子どもも学校に通い始め、勤務時間・日数ともに安定した働き方ができます。
状況別の例文についてはパートの履歴書 自己PR例文(主婦・ブランクあり・未経験対応)で17パターン紹介しています。

本人希望欄(シフト希望の書き方)
本人希望欄はパート応募において最も重要な項目のひとつです。採用担当者は「この人が実際に勤務できるか」を本人希望欄で最初に判断します。
NG例
「特になし」「何でも可」「相談できます」
→ 漠然として採用担当者が「本当に条件が合うかわからない」と判断しにくくなる
良い例(具体的なシフト希望の書き方)
週3〜4日、9時〜15時での勤務を希望します。月1〜2回の土曜出勤も対応可能です。子どもの学校行事(年4〜5回)の際は事前にご相談させていただきます。
勤務時間・希望の書き方の詳細については履歴書の勤務時間の書き方(パート・育児・在宅希望8パターン)も参考になります。

ブランクがある主婦のテンプレート活用術
育児・介護でブランクがある場合、多くの方が「空白期間をどう書けばよいか」で手が止まります。ここでは採用担当者の本音から考えた、ブランク期間の正しい扱い方を解説します。
採用担当者はここを見ている
- 育児・介護によるブランクは「仕方ない理由」として受け入れられやすい
- 採用担当者が不安を感じるのは「理由が書かれていない空白期間」
- ブランク中の取り組み(資格取得・PTA・地域活動など)を1行添えると印象が上がる
職歴欄の最後に「育児に専念するため退職」と記載し、その後に「育児が落ち着いたため、〇〇年より再就職を希望」と添えるだけで採用担当者の不安は大きく軽減されます。
ブランク期間は隠すより正直に書いた方が採用担当者は安心します。採用面接では「ブランク中に何をしていたか」を必ず聞かれます。履歴書と面接の内容が一致していることが信頼の土台になります。
良い例(ブランクありの職歴欄)
20XX年 第一子出産のため退職
育児に専念
20XX年 子どもの小学校入学を機に職場復帰を希望
(ブランク中:ホームヘルパー2級取得)
年代別のブランクへの対処法は40代パートの履歴書の書き方でも詳しく解説しています。

採用担当者が最初の30秒で確認する3か所
テンプレートを丁寧に書き上げても、採用担当者が最初の30秒で確認するのは特定の3か所です。この3か所を押さえておくだけで、書類選考の通過率は大きく変わります。
| 確認順 | 確認箇所 | 採用担当者が見ているポイント |
|---|---|---|
| ① | 写真 | 表情・清潔感・服装(第一印象) |
| ② | 本人希望欄 | 勤務可能な日数・時間帯が求人条件と合うか |
| ③ | 志望動機 | なぜここで働きたいか・続けられる状況か |
採用担当者はここを見ている
- 写真は白背景・スーツ(またはビジネスカジュアル)・口角が上がった表情が基本
- 本人希望欄で「週○日・○時〜○時」が記載されていれば面接に進みやすい
- この3か所がクリアされていれば、詳細は面接で確認できると採用担当者は判断する
年代別(30代・40代・50代・60代)の書き方のポイント
パート応募の履歴書は年代によって強みのアピール方法が変わります。テンプレートは共通でも、書く内容を年代に合わせることで採用担当者への印象は大きく変わります。
| 年代 | 強みのアピール方向 | 注意点 |
|---|---|---|
| 30代 | 体力・即戦力・育児との両立実績 | 育児による勤務制限は具体的な数字で示す(週3日・9〜15時など) |
| 40代 | 経験の幅広さ・マネジメント経験・判断力 | ブランクがある場合は復帰への意欲を具体的に書く |
| 50代 | 継続力・丁寧さ・豊富な実務経験 | 健康状態や長期勤務への意欲を添えると安心感が増す |
| 60代 | 人生経験・人との接し方・落ち着いた対応 | フルタイム不要な柔軟性と、健康管理・体力面への言及を添える |
40代・50代・60代の方は年代別の詳しい書き方ガイドも用意しています。


まとめ
- テンプレートの種類(一般型・パート特化型)は合否に影響しない。採用担当者が見るのは中身
- 志望動機は「なぜここで働きたいか」と「続けて働ける状況」の両方が伝わる内容にする
- 本人希望欄は「週○日・○時〜○時」と具体的に書く。「特になし」「何でも可」は逆効果
- ブランク期間(育児・介護)は正直に書いた方が採用担当者は安心する
- 採用担当者が30秒で見る3か所は「写真・本人希望欄・志望動機」
テンプレートを入手した後は、この記事で解説した書き方で各項目を丁寧に埋めていくことが採用への近道です。
パート用履歴書テンプレートに関するよくある質問
- 手書きとパソコン入力、パート履歴書はどちらがよいですか?
-
採用担当者の評価はどちらでも変わりません。ただし、パソコン入力の方が読みやすく修正もしやすいため、作成の手間を減らしたい場合はパソコン入力がおすすめです。手書きを選ぶ場合は消えるボールペンの使用を避け、黒のボールペンで丁寧に記入してください。
- 厚生労働省推奨の様式を使わないといけませんか?
-
必須ではありません。企業から指定がなければ、パート特化型テンプレートやシフト希望欄のある様式を使っても問題ありません。ただし、求人票や応募案内に「厚生労働省様式を使用すること」と記載されている場合は指示に従ってください。
- パート応募で送付状(添え状)は必要ですか?
-
郵送で提出する場合は添え状を同封するのがマナーです。持参・手渡しの場合は不要です。添え状には「応募書類在中」と封筒に記載し、宛名・氏名・応募職種・提出書類一覧を簡潔にまとめます。パートの場合は1枚でシンプルにまとめた添え状で十分です。
- テンプレートの写真欄は省略してもよいですか?
-
写真は必ず貼付してください。採用担当者が書類を手に取ったとき最初に目に入るのが写真です。コンビニの証明写真機(800円前後)で撮影したもので問題ありません。スマホアプリで撮影してコンビニ印刷する方法も一般的に認められています。服装はスーツまたはビジネスカジュアル、背景は白か薄いグレーが適切です。


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