履歴書の英検は何級でも書いてよいです。書いてよいかと、評価されるかは分けて考えます。空欄が怖くて3級を足す人も、2級未満を消して損する人もいます。法令上の下限はありません。一般企業の転職では2級以上が単独アピールになりやすく、準2級は学歴や職種で評価が分かれます。正式名称は実用英語技能検定で、語尾は合格です。級ごとの判断と記載例を先に示します。

履歴書の英検の書き方|何級から書くかと記載例
結論:何級でも書いてよい。評価は別
履歴書の英検に、何級から書いてよいかという法令はありません。合格していれば5級でも書いてよいです。迷うのは「書いてよいか」ではなく、「その級が応募先でどう読まれるか」です。
- 書いてよいか:何級でもよい。空欄ルールで消す必要はない
- 評価されやすいか:一般企業の転職では2級以上が単独アピールになりやすい
- 書き方:取得年月+実用英語技能検定〇級+合格。略称の英検は使わない
- 複数級:上位級だけ書く。3級と2級を並べない
転職で欄が狭い用紙を使うなら、転職用の履歴書テンプレートでも書き方は同じです。級名を短くするために「英検」へ略さないでください。
2級以上の記載例
2級・準1級・1級は、一般企業の転職でも単独で見てよい級です。年月は合格証書、または英検CSEスコア証明書の記載に合わせます。
良い例文
令和4年 10月 実用英語技能検定2級 合格
令和5年 6月 実用英語技能検定準1級 合格
NG例
令和4年 10月 英検2級 取得
略称と「取得」が重なると、検定の合格事実がぼやけます。正式名称と合格で揃えます。
準2級・準2級プラスの記載例
準2級は書いてよい級です。評価は学歴と職種で分かれます。2025年に加わった準2級プラスも、合格していれば同じ型で書きます。
良い例文
令和6年 2月 実用英語技能検定準2級 合格
令和7年 7月 実用英語技能検定準2級プラス 合格
NG例
令和7年 7月 実用英語技能検定準2級 + 合格
プラスを記号にすると、別の級に見えます。準2級プラスと続けて書きます。
3級以下を書く場合の記載例
3級・4級・5級も書いてよいです。優先度が下がるのは、大卒以上の転職で資格欄に他の免許があるときです。アルバイト、高卒、資格欄が空のときは、空欄より書いた方が伝わります。
良い例文(資格欄が空に近いとき)
令和3年 11月 実用英語技能検定3級 合格
NG例
平成28年 3月 実用英語技能検定5級 合格
平成30年 10月 実用英語技能検定4級 合格
令和3年 11月 実用英語技能検定3級 合格
下位級を積み上げると、いまの級が3級だと強調されます。複数級は上位だけ残します。
複数級があるときの見本
中学の3級と社会人の2級があるなら、2級だけです。古い級を残して「伸びた」と見せる必要はありません。年月は上位級の合格日です。
良い例文
令和4年 10月 実用英語技能検定2級 合格
以上
採用担当者はここを見ている
- 正式名称か、英検の略称になっていないか
- 語尾が合格か。取得だと免許と混ざる
- 年月が空欄になっていないか。古い級を隠していないか
級別の判断|書いてよいかと評価されるか
空欄が怖い人は、持っている一番下の級まで足しがちです。逆に「2級未満は消す」と決めつけると、準2級や準2級プラスを落とします。判断は二段階です。
| 級 | 書いてよいか | 一般企業の転職での目安 |
|---|---|---|
| 1級・準1級・2級 | 書いてよい | 単独アピールになりやすい |
| 準2級プラス・準2級 | 書いてよい | 学歴・職種で評価が分かれる |
| 3級 | 書いてよい | アルバイト・高卒・資格欄が空のとき以外は優先度が下がる |
| 4級・5級 | 書いてよい | 同上。下位級の積み上げはしない |
級の並びは1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級・4級・5級です。準2級プラスは2025年に追加されています。
空欄恐怖で3級を足す人
運転免許と2級があるなら、3級を足す必要はありません。上位級があるのに下位を並べると、確認不足に見えます。新卒で資格が英検だけのときは、新卒用の履歴書テンプレートでも、書く級は1つで足ります。
良い判断
- 2級がある:2級だけ書く
- 準2級だけ:消さない。職種に英語が少しでも触れるなら残す
- 3級だけ、ほかの資格もない:空欄より3級を書く
2級未満を消して損する人
「2級以上だけが履歴書に書ける」は通説です。書いてよいかの下限ではありません。準2級を消すと、英語に触れた事実まで消えます。営業事務や販売で英文メールがある会社では、準2級でも欄の材料になります。
消してよい/残す
- 消してよい:上位級がある下位級。英検Jr.
- 残す:いま持っている一番上の級。準2級プラスを準2級へ下げない
- 優先度を下げる:大卒転職で3級以下、かつ他資格で欄が埋まるとき

正式名称と「合格」の書き方
正式名称は実用英語技能検定です。主催は公益財団法人日本英語検定協会、文部科学省後援です。履歴書では英検と略しません。
- 型:取得年月 実用英語技能検定〇級 合格
- 語尾は合格。免許の取得と混ぜない
- 年月は合格証書、または英検CSEスコア証明書の記載
- 有効期限はない。古い級も書いてよい。年月は隠さない
従来型と英検S-CBT、S-Interview
従来型と英検S-CBTは、履歴書上は同じ正式名称です。「S-CBT」を括弧で足す必要はありません。S-Interviewで合格した場合だけ、名称を分けます。
良い例文(S-Interview)
令和6年 9月 実用英語技能検定S-Interview2級 合格
NG例
令和6年 9月 英検S-CBT2級 取得
S-CBTは従来型と同じ実用英語技能検定〇級 合格です。試験方式を資格名の前に出す必要はありません。
英検Jr.と古い級
英検Jr.は児童向けです。履歴書の資格欄には通常書きません。社会人の欄に残すと、対象年齢を取り違えた印象になります。
級そのものに有効期限はありません。10年前の2級も書いてよいです。年月を空欄にすると、最近取ったように見えます。厚生労働省の履歴書テンプレートでも、年月欄は空にしない方がよいです。
NG例
実用英語技能検定2級 合格
年月を消すと、証明書と突き合わせたときにずれます。古いこと自体は書けます。隠す必要はありません。
採用担当者が英検欄で見る点
採用担当者は、級の数字だけを見て合否を決めません。正式名称と語尾、年月、他の英語資格との重なりを見ます。JIS規格の用紙でも見る位置は同じです。JIS規格の履歴書テンプレートでも、免許のあとに資格が並びます。
採用担当者はここを見ている
- 書いてよいかと評価を混同していないか。3級を「書けない」と空欄にしていないか
- 2級があるのに3級を並べていないか
- 略称、取得、S-CBTの重複表記がないか
- 古い級の年月を消して、新しい資格に見せていないか
英語を使う職でも、級の自己申告だけでは足りません。面接で「いつ頃、何のために受けたか」を聞かれたとき、証書の年月と話が一致すれば足ります。逆に、欄を埋めるためだけに4級を足すと、質問の入口が増えます。

まとめ
- 何級でも書いてよい。法令上の下限はない
- 書いてよいかと、評価されるかは分ける。一般企業の転職では2級以上が単独アピールになりやすい
- 準2級は書いてよい。学歴・職種で評価が分かれる。3級以下はアルバイト・高卒・資格欄が空のとき以外は優先度が下がる
- 正式名称は実用英語技能検定。語尾は合格。英検・取得は使わない
- 複数級は上位だけ。従来型とS-CBTは同じ名称。S-Interviewは名称に入れる
- 有効期限はない。年月は証書どおり。英検Jr.は通常書かない
空欄を埋めるための下位級と、持っている一番上の級を混ぜないようにします。提出前に、正式名称・合格・年月の3点だけ見直します。
履歴書の英検に関するよくある質問
- 英検は何級から履歴書に書いてよいですか
-
何級からという法令はありません。合格していれば書いてよいです。一般企業の転職で単独アピールになりやすいのは2級以上です。準2級は書いてよく、3級以下は状況によって優先度が下がります。
- 「英検2級 取得」と書いてよいですか
-
略称の英検と、語尾の取得は使いません。実用英語技能検定2級 合格と書きます。取得は運転免許など、免許の語尾です。
- 中学の3級と社会人の2級は両方書きますか
-
上位の2級だけ書きます。下位級を並べると、いまの級が下がって見えます。年月は2級の合格日です。
- 10年前の英検は書けますか
-
書けます。級に有効期限はありません。年月は合格証書または英検CSEスコア証明書の記載を使い、空欄にして新しく見せないようにします。
- 英検Jr.は資格欄に書きますか
-
通常書きません。児童向けのため、就活・転職の資格欄には置きません。実用英語技能検定の級だけを対象にします。

