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通信制大学中退の履歴書|学歴欄の書き方と記載例を徹底解説

通信制大学中退の履歴書|学歴欄の書き方と記載例を徹底解説

通信制大学の中退も学歴欄に書き、正式名称に通信教育課程を添えるのが正しい記入です。入学を隠すと空白期間になり、通学課程と誤解される書き方も避けます。科目等履修生は原則として学歴にせず、最終学歴は直前の卒業校です。働きながらの在籍でも2行は残します。記載例、課程名の確認、理由の扱いと面接の答え方まで順に示します。

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目次

通信制大学中退の履歴書の書き方と記載例

結論:通信制でも書く。課程名までそろえる

通信制大学は、文部科学省の認可を受けた大学の課程です。通学課程と学位の種類は同じ枠に入ります。中途退学した場合も、入学と退学の2行を残します。履歴書では会話の「通信制」だけにせず、証明書に出る通信教育課程または通信教育部を正式名称に合わせます。通信だから学歴欄の外へ出す、という扱いにはしません。通学課程と並べて見劣りする書き方を避けるより、証明書と同じ文言で出すほうが提出後の証明書確認が楽です。

  • 大学名・学部・学科は証明書と同じにする
  • 課程は(通信教育課程)を添えるか、通信教育部を学校名に入れる
  • 欄内の表記は中途退学。中退とは書かない
  • 卒業していないのに学士や大卒とは書かない

転職で学歴と職歴を同じ用紙に載せるなら、転職用の履歴書テンプレートの学歴欄でも、通信教育課程の一行は省略しません。行数が足りないときは用紙を変えて、課程名を削らないようにします。

通信教育課程の記載例

学校によって、証明書の肩書きは「通信教育課程」と「通信教育部」に分かれます。自分の在籍証明を見て、そちらに合わせます。どちらも通信で学んだ事実を隠す書き方ではありません。

良い書き方(通信教育課程)

令和2年 3月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業
令和3年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程) 入学
令和6年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程) 中途退学

良い書き方(通信教育部が正式名称の場合)

令和3年 4月 〇〇大学通信教育部 経済学部 経済学科 入学
令和6年 3月 〇〇大学通信教育部 経済学部 経済学科 中途退学

NG例

令和3年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
令和6年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業

課程を消して通学課程のように見せる書き方と、卒業していないのに卒業と書く書き方は、どちらも証明書と衝突します。

採用担当者はここを見ている

  • 成績証明書や在籍証明に「通信」とあるのに、履歴書だけ通学のように見えないか
  • 中途退学なのに学士・大卒と書いていないか
  • 働きながらの在籍なら、職歴の期間と入学・退学が重なっていても矛盾がないか

通信教育部と通信教育課程のどちらを書くか

学校の正式名称が「〇〇大学通信教育部」なら、履歴書も通信教育部まで書きます。「通信教育課程」と証明書にあるなら括弧で添えます。通学課程と同じ大学名だけだと、面接で「どちらで通っていたか」と確認が入ります。入学月は4月以外もあり、退学月も証明書を優先します。

良い例文

令和4年 4月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 入学
令和6年 9月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 中途退学

NG例

令和4年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
令和6年 9月 〇〇大学 中退

課程名がなく「中退」と略すと、通学課程の中途退学に読まれ、証明書とずれます。

証明書のどこを見て課程名を決めるか

履歴書を書く前に、在籍証明・成績証明・退学証明のいずれか1枚を開きます。学校名のあとに「通信教育部」とあるなら、履歴書も通信教育部です。「通信教育課程」とあるなら括弧で添えます。公式サイトの募集要項と証明書が違うときは、提出用は証明書側に合わせます。

  • 大学の通称(通信、通信制、オンライン)だけを学歴欄に置かない
  • 学部・学科の改称がある場合は、在籍当時の名称を証明書どおりに書く
  • 入学月が4月以外(10月入学など)なら、記憶の4月に直さない

通信制でも書く。隠すと空白になる

通信制だから学歴にならない、という扱いは誤りです。正規の大学通信教育に全科履修生など学位課程で入学した事実は、学歴欄に残します。入学行を消すと、高校卒業から次の職歴まで年が飛びます。空白の年数だけが残り、中途退学と書いた場合より疑われやすくなります。

  • 在籍証明・成績証明には通信教育課程と出ることが多い
  • 履歴書だけ通学課程のように書くと、後から突き合わせたときに信頼を落とす
  • 働きながらの在籍は珍しくない。職歴と学歴が重なっていても、両方書けば説明が付く

様式の指定がある応募でも、学歴の事実は変わりません。厚生労働省の履歴書テンプレートでも、通信教育課程の入学と中途退学は2行で残します。

採用担当者はここを見ている

  • 通信という言葉を恥ずかしそうに消していないか
  • 空白の2〜3年を、在籍で説明できるのに空欄にしていないか
  • 中退後も仕事が続いているなら、学業より職歴の中身を見たい

働きながらの在籍は職歴と重ねて書く

通信制大学は、在職のまま入学する人が多いです。学歴欄に入学と中途退学を置き、職歴欄にはその期間の勤務を普通に残します。片方だけ書くと、空白か、仕事を辞めて通学したように見えます。両方書けば「働きながら履修していた」と読めます。

良い書き方(学歴と職歴が重なる)

学歴:令和3年4月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程)入学/令和6年3月 中途退学
職歴:令和2年4月 株式会社〇〇 入社 (在職中)

職歴を「学業に専念するため退職」と書いてあるのに、実際は在職のまま通信制に通っていた、という食い違いは避けます。辞めていないなら退職理由は不要です。通信制を辞めた理由と、会社を辞めた理由は別の行です。

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科目等履修生は学歴にしない

通信制大学には、学位取得を目指す正科生と、科目だけ取る科目等履修生が分かれます。履歴書の学歴欄に置くのは、原則として学位課程への入学です。科目等履修生は好きな科目を履修する区分で、学位課程ではありません。

区分学歴欄補足
正科生・全科履修生書いてよい学位を目指す入学。中途退学でも入学と退学を残す
科目等履修生原則書かない科目履修であり、学歴の入学行にはしない
選科履修生など短期区分原則書かない単位取得の証明は資格欄や職務経歴書で示す
履修証明・認証状学歴欄ではなく資格・免許欄特定分野の履修証明として書ける

科目等履修生として取った単位を、大学入学のように学歴欄へ置くと、学位課程に在籍したと読まれます。聞き取りや証明書で履修区分が分かったとき、学歴の水増しに見えます。

全科履修生へ移ったあとに辞めた場合

科目等履修で取った単位を、正科生へ入学したあとに卒業単位へ認定できる大学があります。学歴欄に置くのは、学位課程としての入学以降です。科目履修だけの期間を大学入学行にしない点は、途中で区分が変わっても同じです。

良い例文

令和4年 4月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 入学
令和6年 9月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 中途退学

科目履修だった半年は学歴欄に置かず、全科履修生になった年月を入学にします。

全科履修生になる前の科目履修を「入学」と書くと、在学期間が証明書より長くなります。認定単位の話は面接で足せば足り、学歴欄の入学月は学位課程の開始月です。

良い例文

学歴欄:高等学校卒業までを書く(科目履修のみの場合)
資格・免許欄:令和6年 〇〇大学 履修証明プログラム 修了

NG例

令和5年 4月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 入学
令和5年 9月 〇〇大学 通信教育部 経済学部 経済学科 中途退学

実際が科目履修生の半年間だけだった場合、この2行は学位課程への入学に見えます。履修区分と証明書が一致しません。

採用担当者はここを見ている

  • 半年間だけの在籍が、大学中退と同じ重さで書かれていないか
  • 全科履修生への入学と、科目履修を混同していないか
  • 学びの成果があるなら、資格欄や職務経歴書の一文で足りるか

最終学歴は前の卒業校

通信制大学を中途退学し、その後に別の大学や専門学校を卒業していなければ、最終学歴は直前の卒業校です。高校を出てから通信制大学だけを中退した人は、最終学歴は高校卒業です。通信制だから特別な最終学歴名になる、という扱いはありません。

  • 高校卒業 → 通信制大学中退 → 最終学歴は高校卒業
  • 専門学校卒業 → 通信制大学中退 → 最終学歴は専門学校卒業
  • 通学制大学中退 → 通信制大学中退 → 最終学歴は高校卒業(どちらも卒業していない場合)
  • 通信制大学を卒業した場合のみ、最終学歴は大学卒業

良い例文

最終学歴:〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業
学歴欄の続き:〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程)入学/中途退学

NG例

最終学歴:〇〇大学(通信教育課程) 中退

中退は最終学歴の名称ではありません。大卒条件の求人に、通信制大学中退を大学卒業と書いて出すのも避けます。

JIS規格の用紙でも、最終学歴の考え方は同じです。JIS規格の履歴書テンプレートの学歴欄でも、卒業校と中途退学の学校を混同しないように2行以上で分けます。

通信制を辞めたあと、別の学校へ入り直す場合

中途退学のあとに通学制の大学や別の通信制へ入学した場合は、古い中途退学を消さず、その下に新しい入学を続けます。単位認定を受けて編入学したときは、編入学と分かる行を証明書の文言に合わせます。前の通信制大学を「なかったこと」にすると、認定単位の出所が説明できなくなります。

良い例文

令和3年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程) 入学
令和5年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程) 中途退学
令和5年 4月 △△大学 経営学部 経営学科 編入学

編入学後に卒業していれば、最終学歴はその卒業校です。編入学後も辞めた場合は、最終学歴はさらに前の卒業校へ戻ります。通信制を経由した事実は、学歴欄に残したままにします。

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理由の扱いと面接での答え方

通信制大学の中退理由も、学歴欄では任意です。仕事との両立が難しくなった、学費、進路変更など、短く事実で言える理由だけ括弧にします。単位が足りなかった、レポートを出せなかった、といった経緯は学歴欄に書かず、面接で聞かれた範囲で答えます。

良い例文

令和6年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科(通信教育課程) 中途退学(仕事との両立が難しくなったため

面接の答え方

令和3年に〇〇大学の通信教育課程へ入学し、令和6年3月に中途退学しました。当時の勤務時間が長く、レポート提出の期限を安定して守れなくなったためです。退学後は業務の優先順位の付け方を変え、資格の勉強は夜間の短時間に切り替えています。

採用担当者はここを見ている

  • 通信制を選んだ理由と、辞めた理由が矛盾していないか
  • 仕事を続けながらの在籍なら、時間の使い方を今どう変えたか
  • 学位が欲しくて再入学を考えているなら、応募職種との順番が分かるか
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提出前に証明書と並べて見る点

  • 学校名が通信教育部か、括弧の通信教育課程か
  • 学部・学科が証明書と同じ正式名称か
  • 全科履修生の入学か、科目履修だけではないか
  • 職歴の在職期間と、通信制の在学期間が矛盾していないか
  • 最終学歴を大学卒業と書いていないか

通信制という語を消したくなる気持ちは分かりますが、消す対象は通称であって、在籍の事実ではありません。課程名を正式に残し、入学と中途退学を2行にした時点で、学歴欄は出せる状態です。科目履修だけだった人は、学歴欄を増やさず資格欄へ回します。

通学課程と並べて書くとき

最初に通学制の大学へ入り、辞めたあと通信制へ移った人は、両方の入学と中途退学を残します。通学の大学を消して通信制だけ残す、通信制を消して通学だけ残す、どちらも空白か詐称の材料になります。学部が同じでも、学校名と課程が違えば別の2行です。

良い例文

平成30年 4月 △△大学 法学部 法律学科 入学
令和2年 3月 △△大学 法学部 法律学科 中途退学
令和3年 4月 〇〇大学 法学部 法律学科(通信教育課程) 入学
令和6年 3月 〇〇大学 法学部 法律学科(通信教育課程) 中途退学

最終学歴は、どちらも卒業していなければ高校卒業です。通信制へ移った理由は学歴欄に必須ではなく、面接で「働きながら学び直した」と一句で足せば足ります。通学を消して通信だけ残すと、最初の大学の在籍証明が出たときに説明が追いつきません。

まとめ

  • 通信制大学の中退も学歴欄に書く
  • 正式名称に通信教育課程または通信教育部を付ける
  • 正科生・全科履修生の入学だけを学歴にする
  • 科目履修生・選科履修生は原則として学歴欄に置かない
  • 入学を隠すと空白になり、課程を消すと通学課程と誤解される
  • 最終学歴は直前の卒業校。大学中退だけでは大卒にならない

通信教育課程の正式名称と、入学・中途退学の2行がそろっていれば、学歴欄は提出できる状態です。

通信制大学中退の履歴書に関するよくある質問

通信制大学の中退は履歴書に書きますか?

学位課程へ入学した事実があるなら書きます。隠すと空白期間になり、在籍証明と食い違います。

通信教育課程と書かないと学歴詐称になりますか?

法律の条文で一概には言えません。ただし証明書には通信教育課程や通信教育部と出ることが多く、履歴書だけ通学課程のように見せると誤解されます。正式名称に課程を添える書き方が安全です。

科目履修生は学歴欄に書いてよいですか?

原則として書きません。科目等履修生や選科履修生は学位課程ではありません。学びの証明は資格欄や職務経歴書に置きます。

通信制大学を中退した人の最終学歴は何ですか?

その後に卒業した学校がなければ、直前の卒業校です。高校卒業後に通信制大学だけを中退した人は高校卒業です。

この記事を書いた人

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 著者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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