バイト履歴書の学歴欄は、高校生も大学生も「中学校卒業」から書けば問題ありません。小学校まで遡る必要はなく、迷ったらここを起点にしてください。この記事では状況別の記入例と、採用担当者が実際に見ているポイント、学歴欄の後に続く職歴(バイト歴)の書き方までまとめました。
バイト履歴書の学歴はどこから書く?結論と正しい書き方
結論:高校生・大学生は「中学校卒業」から書けば失敗しない
学歴欄の書き始めは「中学校卒業」で統一するのが最も無難です。義務教育である小学校・中学校は入学まで書く必要がなく、中学校は「卒業」の1行だけで構いません。高校以降は入学・卒業を1行ずつ書きます。
社会人経験が長い方であれば高校入学からでも十分ですが、バイト応募の段階では書ける経歴自体が少ないため、中学校卒業から書いておくほうが欄が自然に埋まります。どちらでも不採用にはなりませんが、迷う時間が惜しいなら中学校卒業スタートで統一してください。
| 応募者の状況 | 学歴欄の書き始め |
|---|---|
| 高校生 | 中学校 卒業 |
| 大学生・専門学校生 | 中学校 卒業(高校入学からでも可) |
| 高卒フリーター | 中学校 卒業 |
| 社会人・主婦(職歴が長い) | 高校 入学 |
【状況別】学歴欄の記入例
年号は和暦・西暦どちらでも構いませんが、履歴書1枚のなかで必ず片方に統一してください。まずは高校生・大学生それぞれの記入例を見ていきます。
良い例文(高校2年生・在学中)
2024年 3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
2024年 4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
同校 在学中
NG例
H31年 3月 〇〇中 卒業
2019年 4月 〇〇高校 入学
〃 〃 在学
和暦と西暦が混ざり、学校名も略され、「〃」で省略されています。1行目から3つのルール違反が並んでいる状態で、内容以前に「確認せずに出した書類」と受け取られます。
書き出す前に用紙のフォーマットを整えておくと、行のバランスで悩まずに済みます。アルバイト用の履歴書テンプレートは学歴欄の行数がバイト応募向けに調整されているため、そのまま印刷して手書きできます。

採用担当者は学歴欄のどこを見ているか
学歴欄は「頭の良さを測る欄」だと思われがちですが、バイト採用の現場での使われ方は少し違います。中身そのものより、次の3点を見ています。
採用担当者はここを見ている
- 在学中か卒業済みか:平日昼に入れるのか、夕方以降だけなのか、シフトの組み方を逆算しています
- 学校の所在地:通学経路と店舗の位置関係から、無理なく通えるかを見ています
- 記入の正確さ:年号の統一や正式名称の記載は、指示どおりに作業できる人かどうかの手がかりになります
3つ目が見落とされがちです。学歴の中身そのもので落とされることはほとんどありませんが、書き方の粗さは「マニュアルを読まない人かもしれない」という不安に直結します。飲食や小売のように手順の正確さが求められる職場ほど、この見方は強くなります。
学校名・年号の書き方で気をつけたい3つのNG
学歴の内容ではなく、書き方で減点されるケースが大半です。応募前に次の3つを確認してください。
| NG | 正しい書き方 |
|---|---|
| 〇〇中、〇〇高校 | 〇〇市立〇〇中学校、〇〇県立〇〇高等学校 |
| H31年と2019年が混在 | 履歴書全体で西暦か和暦のどちらかに統一 |
| 「〃」「同上」で省略 | 毎行、学校名を書き切る |
特に見落としやすいのが、入学年・卒業年のずれです。高校は入学年+3年、大学は+4年が卒業年になります。生年月日から逆算し、1つでも合わない行があれば書き直してください。修正液での訂正は書類では認められていないため、書き損じたら新しい用紙を使います。
様式によって行数や欄の構成は変わります。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使えば、様式の妥当性を気にせず学歴欄の中身に集中できます。
学歴欄のあとは職歴?バイト経験の書き方とのつながり
学歴・職歴が同じ欄にまとまっている様式では、学歴が終わったら1行空け、中央に「職歴」と書いてから続けます。この見出し行を省くと、どこまでが学歴なのか読み取れません。
初めてのバイトで職歴がない場合
良い書き方(職歴なし)
職歴
なし
空欄のまま残すと「書き忘れ」と誤解されます。中央に「職歴」と書いた次の行に「なし」と1行書けば十分です。
複数のバイト経験がある場合
良い書き方(バイト歴が複数)
2023年 7月 〇〇カフェ アルバイト入社
2024年 3月 〇〇カフェ 退職
2024年 6月 〇〇コンビニ アルバイト入社
現在に至る
短期間で辞めたバイトも、隠さず時系列で書きます。1日だけの勤務であっても、雇用契約が発生していれば省略せず記載するのが原則です。件数が多く欄に収まらない場合は、直近2〜3件に絞り「以下、別紙参照」と添えても問題ありません。
バイト経験を職務経歴書としてまとめて提出を求められる場合は、項目立てで迷いやすくなります。アルバイト用の職務経歴書テンプレートの項目立てが参考になります。

中退・転校・休学・浪人がある場合の学歴欄の書き方
経歴に区切りがある場合も、隠さず事実どおりに書きます。バイト採用で中退を理由に落とされることはまずありませんが、後から食い違いが発覚したときの心証は大きく変わります。
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 中退 | 「〇〇高等学校 中途退学」と記載。理由の記入は不要 |
| 転校・転入 | 元の学校を「転学」、新しい学校を「転入学」として2行に分ける |
| 浪人 | 浪人期間は書かない。卒業年と入学年が空くだけでよい |
| 休学 | 「〇〇年〇月 休学」と記載。復学済みなら復学年月も添える |
| 留学 | 1年未満の語学留学は学歴欄でなく自己PR欄で触れる |
浪人期間をわざわざ書き足す方がいますが、記載欄はありません。卒業年と入学年が1年空いていれば、採用担当者はそれだけで状況を把握します。無理に説明を書き加える必要はありません。
学歴欄の行が余る・書くことがないときの対処法
高校生の場合、学歴は3行程度で終わります。用紙によっては半分以上が空白になり、「スカスカで手抜きに見えないか」と不安になるところです。結論として、空白そのものが減点されることはありません。むしろ無理に埋めようとした結果のほうが悪目立ちします。
やっていい対処・やってはいけない対処
- 行数の少ない様式に変える(最も確実)
- 職歴欄にアルバイト経験を書き足す(未経験なら「なし」と1行)
- 小学校卒業から書き足して埋める → 不要。情報価値がなく、冗長な印象になります
- 部活動や委員会を学歴欄に書く → NG。学歴欄は在籍記録の欄で、活動内容は自己PR欄に書きます
行数の多さで悩むなら、進学予定がまだ少ない方向けに欄を調整した新卒用の履歴書テンプレートのように、学歴欄の行数そのものが少ない様式に切り替えるのが手っ取り早い解決策です。
まとめ
- バイト履歴書の学歴は「中学校卒業」から書けば、高校生・大学生・フリーターのいずれでも問題ない
- 採用担当者は学歴の中身より、記入の正確さと通学・シフトの見通しを見ている
- 学歴欄の後は1行空けて「職歴」。バイト経験は短期でも隠さず書く
- 中退・転校・休学があっても事実どおりに書けば不利にはならない
- 行が余っても減点にはならない。無理に埋めず、様式変更や職歴欄で調整する
書き始める前に学校の正式名称と入学年を確認しておけば、学歴欄は10分ほどで書き終わります。
バイト履歴書の学歴に関するよくある質問
- 中学校は「入学」も書いたほうがいいですか?
-
不要です。義務教育である小学校・中学校は「卒業」のみを記載します。中学校入学まで書くと行を消費するだけで、採用担当者にとっての情報量は変わりません。高校以降は入学・卒業を1行ずつ書きます。
- 高校3年生ですが「在学中」と「卒業見込み」のどちらを書きますか?
-
バイト応募なら「在学中」で問題ありません。「卒業見込み」は卒業後に就職することを前提とした表現のため、在学しながら働くバイト応募では実態に合いません。卒業後も継続して働く前提であれば、面接時に口頭で伝えれば十分です。
- 中退した学校は書かないほうが有利ですか?
-
書いてください。バイト採用で中退そのものが不利に働くことはほとんどありません。在籍していた事実を伏せると入学年と卒業年に不自然な空白が生まれ、かえって説明を求められます。「中途退学」と事実だけを書き、理由は記載しなくて構いません。
- 学歴欄はパソコンで作成してもいいですか?
-
問題ありません。手書き指定がある応募先を除けば、パソコン作成でも評価は変わりません。パソコンなら入学年・卒業年の修正が容易で、書き損じによる書き直しも避けられます。

