新卒の就活で選ぶべき履歴書は、大学指定があれば最優先、なければA4サイズの一般用(新卒用)です。市販品と無料テンプレート、厚生労働省様式や旧JIS規格との違いがわからず、どれを選べばいいか迷う就活生は少なくありません。選び方の基準から入手先、採用担当者が実際にチェックしているポイントまで解説します。
新卒就活でおすすめの履歴書は「A4一般用」|結論と3種類の選び方
結論:大学指定があれば最優先、なければA4一般用(新卒用)
就活の履歴書選びで最初に確認すべきは、大学指定の履歴書があるかどうかです。大学のキャリアセンターや生協で購入できる指定履歴書がある場合は、それを最優先で使ってください。大学名やロゴが入っているため、採用担当者が出身校を一目で把握でき、様式そのものへの不安もなくなります。
大学指定がない場合は、市販の履歴書のうちA4サイズの一般用(新卒用)を選ぶのが基本です。自己PRやガクチカを書く欄が広く確保されており、職歴がまだない学生でも学生時代の経験を十分にアピールできます。
市販の履歴書は主に4パターンある|特徴と新卒向き度
市販されている履歴書には、次の4つのパターンがあります。それぞれの特徴と新卒での使いやすさをまとめました。
| 種類 | 特徴 | 新卒向き度 |
|---|---|---|
| 大学指定 | 大学名・ロゴ入り。新卒向けの欄構成 | ◎ 最優先 |
| 一般用(新卒用) | 自己PR・志望動機欄が広め | ◎ おすすめ |
| 厚生労働省様式 | 2021年公表の現行標準。性別欄など一部が任意記載 | ○ 汎用的に使える |
| 旧JIS規格 | 学歴・職歴欄中心。規格自体は2020年に廃止済み | △ 転職者向け |
あまり知られていませんが、JIS規格の履歴書は2020年7月の規格改訂で様式そのものが廃止されています。性別欄など選考に直接関係のない項目が問題視されたことが背景です。現在、書店やコンビニで「JIS規格」と表記されて売られている用紙は旧様式を踏襲した商品であり、公的な標準ではありません。厚生労働省が2021年4月に公表した様式が、現在の履歴書の事実上の標準になっています。
新卒での使いやすさを踏まえると、新卒用の履歴書テンプレートで自己PR欄の広さを確認してから選ぶと失敗しにくくなります。金融・官公庁など伝統を重視する業界を志望する場合は、JIS規格に沿った履歴書テンプレートのような学歴・職歴欄中心の様式が好まれるケースもあります。
大学指定の履歴書がある場合の使い方
- 生協・キャリアセンターの窓口や購買部で早めに確保する
- 就活が本格化する4〜6月は在庫切れになりやすいため、早めの購入が安心
- 記入欄が独自レイアウトの場合は、記入例をキャリアセンターで確認しておく
履歴書はどこで買う?入手先別のおすすめ
大学生協・キャリアセンター(最優先)
大学指定の履歴書がある場合、購入場所は生協かキャリアセンターです。新卒採用に必要な項目が過不足なく揃っているため、様式選びに悩む時間そのものをなくせます。窓口の営業時間や在庫状況は大学ごとに異なるため、就活が本格化する前に一度確認しておくと安心です。
書店・コンビニ・100円ショップ
大学指定がない場合、書店や文具店、コンビニ、100円ショップでも購入できます。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートのような現行標準に近い様式を選べば、業界を問わず違和感なく使えます。価格の安さに不安を感じる就活生もいますが、採用担当者は用紙の価格ではなく記入内容を見ています。100円ショップの履歴書でも選考への影響はありません。
無料テンプレートダウンロード
パソコンで作成する場合は、無料テンプレートのダウンロードも選択肢になります。市販品と無料テンプレートの違いを整理しました。
| 項目 | 市販の用紙 | 無料テンプレート |
|---|---|---|
| 費用 | 数百円程度 | 無料 |
| 修正・複製 | 書き損じたら買い直し | 何度でも修正できる |
| 様式の種類 | 店頭にあるものに限定 | 職種・状況別に選べる |
| 提出形式 | 手書きが前提 | PC入力・PDF提出に対応 |
無料テンプレートを使うこと自体は選考で不利になりません。テンプレートの種類選びで迷う場合は、以下の記事で状況別の選び方を確認できます。

手書きとパソコン、新卒はどちらが評価される?
調査データで見る採用担当者の本音
手書きとパソコンのどちらで作成すべきかは、多くの就活生が迷うポイントです。企業の採用担当者を対象にした調査では、パソコン作成を支持する声が多数派という結果が出ています。手書きを絶対視する必要はなく、内容の充実度で判断されると考えてよいでしょう。企業から指定がある場合は、必ずその指定に従ってください。
業界別の判断基準
企業指定がない場合は、応募先の業界の特性を踏まえて判断します。以下の目安を参考にしてください。
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| IT・Web系・ベンチャー企業への応募 | PC作成(ネットリテラシーが評価されやすい) |
| 大手・伝統的な業界(金融・製造・官公庁など) | 手書き(誠実さが評価される場合がある) |
| 応募数が多く、効率よく対応したい | PC作成(修正・複製が容易) |
採用担当者が履歴書選びで本当に見ているポイント
採用担当者はここを見ている
- 種類そのものより中身:自己PR・志望動機欄が具体的な内容で埋まっているか
- 基礎的なミスの有無:誤字脱字や不自然な空欄がないか
- 使い回しの痕跡:企業名や職種名が他社のものになっていないか
NG例
「とりあえず手元にあった転職用の履歴書を使った」というケースです。職歴欄が中心の様式のため、新卒の学生が使うと欄が余り、自己PRを書くスペースが逆に足りなくなります。結果として「準備不足」という印象を与えかねません。
良い例
大学指定またはA4一般用(新卒用)を選び、自己PR・志望動機・ガクチカの欄を具体的なエピソードで埋めているケースです。様式選びに時間をかけすぎず、記入内容の質に時間を使えている状態が理想です。
学歴欄の書き方で迷う場合は、以下の記事も参考にしてください。

提出前の最終チェックリスト
履歴書を選び終えたら、記入・提出前に以下の項目を確認しましょう。
- 大学指定、またはA4一般用(新卒用)を選んでいるか
- 誤字脱字、特に企業名・大学名・資格名に誤りがないか
- 空欄がないか(資格なしなら「特になし」と記入されているか)
- 証明写真のサイズが指定(縦4cm×横3cm)に合っているか
- 企業名の使い回しミスがないか
- 第三者(家族・友人・キャリアセンターの担当者)に確認してもらったか
まとめ
- 大学指定の履歴書があれば最優先。なければA4サイズの一般用(新卒用)を選ぶ
- 旧JIS規格は2020年に規格自体が廃止済み。現行標準は厚生労働省様式
- 購入場所や無料テンプレートの利用有無は選考結果に影響しない
- 手書き・PCは企業指定を最優先し、指定がなければ業界の傾向を参考にする
- 採用担当者が見ているのは種類ではなく自己PR・志望動機の中身
履歴書の種類選びに正解は一つではありませんが、大学指定またはA4一般用(新卒用)を基準にすれば迷う時間を減らせます。浮いた時間は、自己PRや志望動機の中身を磨くことに使いましょう。
就活の履歴書おすすめに関するよくある質問
- 新卒の履歴書はコンビニで買っても選考に影響しますか?
-
影響しません。採用担当者が確認するのは記入内容であり、購入場所や用紙の価格ではありません。A4サイズの一般用(新卒用)であれば、コンビニや100円ショップの履歴書でも問題なく使えます。
- 大学指定の履歴書がない場合はどうすればいいですか?
-
市販のA4サイズ一般用(新卒用)を選んでください。自己PRやガクチカの記入欄が広く確保されており、職歴がまだない新卒でも学生時代の経験をアピールしやすい様式です。
- 履歴書はA4とB5どちらを選べばいいですか?
-
A4サイズが基本です。記入スペースが広く、志望動機や自己PRの内容を十分に書き込めます。B5は用紙が小さく欄が窮屈になりやすいため、新卒の就活にはあまり向いていません。
- 無料テンプレートを使うと選考で不利になりますか?
-
不利になりません。パソコンで入力できるため修正がしやすく、誤字脱字を防ぎやすいという利点もあります。企業からの指定がある場合は、その指定に従ってください。

