履歴書テンプレートは無料でダウンロードできますが、厚生労働省の最新様式に対応したものを、自分の応募状況に合わせて選ぶことが失敗しないコツです。無料だからと安易に選ぶと、書式が古かったりレイアウトが崩れたりして、内容以前の印象で損をすることがあります。スマホでの入手手順や、採用担当者が実際に見ているチェックポイントまであわせて解説します。
結論|履歴書テンプレートは「状況別」×「最新様式」で選んでダウンロードする
結論:2つの条件を満たすテンプレートを選ぶ
無料の履歴書テンプレートを選ぶときの結論はシンプルです。①厚生労働省が2021年に公表した最新様式であること、②転職・新卒・アルバイトなど自分の応募状況に合った項目配分であること、この2点を満たすものを選んでください。
この2条件を外すと、内容を書き込む前の段階で「情報を確認せずに使っている」という印象を採用担当者に与えてしまいます。逆にこの2点さえ押さえれば、無料のテンプレートでも十分に選考を通過できる書類に仕上がります。
目的別の無料テンプレート早見表
| 応募状況 | 選ぶべきテンプレートの特徴 |
|---|---|
| 転職・中途採用 | 職歴欄・志望動機欄が広いタイプ |
| 新卒・第二新卒 | 自己PR欄・学歴欄が広いタイプ |
| アルバイト・パート | 1枚で完結するコンパクトなタイプ |
職歴が複数社にわたる転職活動では、転職用の履歴書テンプレートをダウンロードすると、職歴欄と志望動機欄のバランスが最初から整っており、入力する内容に迷いにくくなります。
学歴やこれまでの経験を中心に伝えたい新卒・第二新卒の場合は、新卒用の履歴書テンプレートのほうが自己PR欄に余白があり、書きやすい構成になっています。
迷ったら3分で作れる自社フォームも選択肢に
テンプレートをダウンロードしたあと、WordやExcelを開いて体裁を整える作業を面倒に感じる場合は、上記のテンプレートページ内にあるフォームに沿って入力するだけで、学歴・職歴を自動で整形しPDFとしてダウンロードできる方法もあります。ファイルを開いてレイアウトを直す手間が省けるため、履歴書作成に慣れていない人ほど時短になります。
無料テンプレートで失敗しやすい3つの落とし穴|採用担当者はここを見ている
無料のテンプレートは便利な一方で、配布元によって様式が古いままだったり、レイアウトが崩れていたりすることがあります。採用担当者は書式そのものより、こうした「確認を怠った形跡」から作成者の姿勢を推し量っています。
良い選び方
厚生労働省が2021年に公表した最新様式のテンプレートをダウンロードし、性別欄が任意記載になっていることを確認してから使用した。
NG例
ダウンロードしたテンプレートをそのまま使ったところ、通勤時間や扶養家族数の記入欄が残っていた。古い様式のまま提出すると、情報を確認せずに使ったという印象を与えてしまう。
採用担当者はここを見ている
- 通勤時間・扶養家族数の欄が残っているテンプレートは、更新情報を確認せずに使った印象を与えることがある
- セルからはみ出した文字や崩れたレイアウトは、内容を読む前の段階で完成度を下げる
- 志望動機欄が数行しかない簡易テンプレートは、アピールできる内容そのものが限られてしまう
迷ったときは、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを基準にすると、削除されたはずの項目が残っている心配がありません。
手書き提出などで従来型の書式を求められた場合は、JIS規格に沿った履歴書テンプレートから必要な項目だけを確認して使う方法もあります。
厚生労働省の新様式と旧JIS規格の違いをさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。

スマホだけで履歴書テンプレートをダウンロード・印刷する手順
パソコンを持っていない場合でも、スマートフォンだけでテンプレートのダウンロードから印刷まで完結できます。操作の流れを先に把握しておくと、当日の作業時間を大幅に短縮できます。
ダウンロードの手順
- ステップ1:ブラウザでテンプレートのダウンロードページを開く
- ステップ2:PDF形式かWord形式かを選び、端末に保存する
- ステップ3:保存したファイルをスマホの「ファイル」アプリで開き、文字や罫線が正しく表示されているか確認する
印刷までの流れ
ダウンロードしたデータは、そのままコンビニのマルチコピー機に送信すれば、自宅にプリンターがなくても印刷まで完結します。送信前にPDF形式へ変換しておくと、店舗の機種によるレイアウト崩れを防げます。
採用担当者は印刷場所を気にすることはありませんが、文字がかすれていたり用紙サイズがA4からずれていたりすると、内容を読む前の第一印象が下がります。印刷直後に必ずプレビューまたは実物で仕上がりを確認してください。
コンビニでの具体的な印刷手順は、以下の記事で店舗別に詳しく解説しています。

Word・Excel・PDF|提出方法に合わせた正しい形式の選び方
ダウンロードしたテンプレートは形式によって向き不向きがあります。提出方法に合わせて形式を選ぶことで、相手先での表示崩れを防げます。
| 提出方法 | おすすめの形式 | 理由 |
|---|---|---|
| メール添付 | Word・ExcelでいったんPDFに変換 | 受け取り側の環境に関係なくレイアウトが固定される |
| 印刷して郵送・持参 | PDFで印刷 | フォントや余白がずれない |
| Webフォームへの提出 | 求人サイトの指定形式に従う | システム要件への適合が最優先 |
WordやExcelのまま送付すると、受け取る側のソフトのバージョンによって行間やフォントがずれることがあります。保存時は必ずPDF形式に変換してから提出するのが安全です。
採用担当者はWordファイルがそのまま届くと、開いた環境によってレイアウトが崩れて表示される負担を感じることがあります。編集可能な状態のまま送るより、PDFで固定して送るほうが「準備が整っている」という印象につながります。
形式ごとの特徴や、電子テンプレートを使った作成手順をさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。

状況別|転職・新卒・アルバイトで選ぶべきテンプレートの違い
同じ「無料テンプレート」でも、応募状況によって選ぶべき項目の配分は変わります。自分の状況に近いものを確認してください。
- 転職・中途採用:職歴欄が複数社分書けるタイプを選ぶ。退職理由や在籍期間を正確に記載できる余白があるか確認する
- 新卒・第二新卒:学歴欄がコンパクトで、自己PR・志望動機欄が広いタイプを選ぶ
- アルバイト・パート:勤務可能な曜日・時間帯を書ける本人希望欄があるタイプを選ぶ
アルバイト・パートで応募する場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを選ぶと、シフト希望などを書く欄が最初から用意されており、記入漏れを防げます。
採用担当者は本人希望欄が空白のままかどうかで、応募への準備度合いを判断することがあります。テンプレートの段階で該当欄が用意されているものを選んでおくと、書き漏らしを防げます。
ダウンロード後に必ず確認する提出前チェックリスト
テンプレートへの記入が終わったら、提出前に次の項目を確認してください。採用担当者は内容の良し悪し以前に、こうした見落としから第一印象を判断します。
- 性別欄・通勤時間欄など、削除されたはずの項目が残っていないか
- 文字がセルや欄からはみ出していないか
- 西暦と和暦が混在していないか
- 空欄がないか(該当がない場合は「特になし」と記入する)
- メール提出の場合、PDF形式に変換されているか
まとめ
- 2つの条件で選ぶ:厚生労働省の最新様式か、自分の応募状況に合った項目配分かを確認する
- 古い様式に注意:通勤時間・扶養家族数の欄が残っていないかダウンロード時に確認する
- スマホだけでも完結できる:ダウンロードからコンビニ印刷まで一連の手順を覚えておく
- 提出形式はPDFが基本:メール添付は必ずPDFに変換してから送る
テンプレート選びの2条件を押さえれば、無料でも十分に選考を通過できる書類に仕上がります。
履歴書テンプレートの無料ダウンロードに関するよくある質問
- 無料の履歴書テンプレートを使うと手を抜いた印象になりませんか?
-
採用担当者が見ているのはテンプレートの入手方法ではなく、書かれている内容と様式の新しさです。厚生労働省の最新様式に対応したテンプレートを選び、正確に記入していれば、無料であることが不利に働くことはありません。
- 履歴書テンプレートはWord・Excel・PDFのどれをダウンロードすればいいですか?
-
パソコンで文字を入力する場合はWord、表形式で整理したい場合はExcelが向いています。どちらの形式でも、提出時は必ずPDFに変換してから送付してください。手書きで記入する場合は、印刷用にPDF形式をダウンロードするのが確実です。
- 厚生労働省の様式とJIS規格の様式、どちらをダウンロードすべきですか?
-
企業から様式の指定がなければ、2021年に厚生労働省が公表した新様式を選んでください。性別欄が任意記載になり、通勤時間や扶養家族数の欄が削除されているため、現在はこちらが標準的な様式です。
- スマホだけで履歴書テンプレートをダウンロードして印刷までできますか?
-
できます。スマホでテンプレートをダウンロードしてPDF形式で保存し、コンビニのマルチコピー機にデータを送信すれば、自宅にプリンターがなくても印刷まで完結できます。

