店舗閉店のため退職した場合、履歴書には「一身上の都合」ではなく「店舗閉店のため退職」とそのまま書くのが正解です。自分の意思とは関係のない退職だからこそ、事実をそのまま明記したほうが採用担当者からの印象はむしろ良くなります。西暦・和暦での記載例、職務経歴書での書き方、面接で理由を聞かれたときの伝え方まで、状況別に具体的に確認していきましょう。
店舗閉店のため退職した場合、履歴書には「店舗閉店のため退職」と書くのが正解
結論|「一身上の都合」ではなく事実をそのまま書く
店舗の閉店・撤退による退職は、会社側の事情で発生した会社都合退職にあたります。にもかかわらず「一身上の都合により退職」とだけ書いてしまうと、自分の意思で辞めた人だと読み取られてしまいます。
履歴書の職歴欄には、退職した年月の横に「店舗閉店のため退職」と一行添えるだけで十分です。特別な言い回しを考える必要はなく、事実を簡潔に書くことが最も伝わりやすい方法です。
履歴書の職歴欄の記載例【西暦・和暦】
良い例文
- 西暦の場合:2026年3月 株式会社〇〇 △△店 店舗閉店のため退職
- 和暦の場合:令和8年3月 株式会社〇〇 △△店 店舗閉店のため退職
NG例
2026年3月 株式会社〇〇 △△店 一身上の都合により退職
閉店という事実を隠すと、自己都合退職と誤解されるうえ、離職票の記載と食い違ってしまう可能性があります。
状況別の書き方|アルバイト・パート/正社員・契約社員
雇用形態によって職歴欄の書き方に大きな違いはありませんが、伝え方のニュアンスを少し変えると印象が整います。
| 雇用形態 | 職歴欄の書き方 | 補足のポイント |
|---|---|---|
| アルバイト・パート | 入社月 勤務先名 店舗閉店のため退職 | 短期間でも隠さず記載する |
| 正社員 | 入社月 株式会社〇〇 入社/退社月 店舗閉店のため退職 | 入社・退社を分けて年数を明確にする |
| 契約社員 | 入社月 株式会社〇〇 入社(契約社員)/退社月 店舗閉店のため退職 | 雇用形態を併記すると経歴が伝わりやすい |
急な退職でまだ書式を用意できていない場合は、転職用の履歴書テンプレートをダウンロードすると、職歴欄の記入スペースに合わせてすぐに書き始められます。
なぜ「一身上の都合」と書いてはいけないのか
自己都合退職に誤解されるリスク
「一身上の都合」という表現は、本来は自分の意思で退職する場合に使う言葉です。店舗閉店という会社側の事情による退職に対してこの表現を使うと、採用担当者は計画性がなく辞めた人という印象を持ちかねません。
離職票の離職理由とズレると経歴詐称を疑われる
店舗閉店による退職は、ハローワークの離職票では「特定受給資格者」として会社都合退職に区分されるのが一般的です。この区分と履歴書の記載が食い違っていると、選考の過程で書類の整合性を確認された際に説明に詰まってしまいます。
採用担当者はここを見ている
- 退職理由と離職票の区分が一致しているか
- 閉店という事実を隠さず伝えられる誠実さがあるか
- 短期間の勤務でも、経緯を落ち着いて説明できるか
退職理由欄全体の書き方については、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

職務経歴書での書き方と例文
職務経歴書では、職歴欄より詳しく退職までの経緯を書けます。業務内容や実績を記載したあとに、退職理由を一文添える形が基本です。
良い例文
2023年4月〜2026年3月 株式会社〇〇 △△店
接客・販売業務、月間売上管理を担当。2026年3月、会社の経営方針により店舗が閉店したため退職。
NG例
2023年4月〜2026年3月 株式会社〇〇 △△店に勤務。一身上の都合により退職。
退職理由をぼかすと、なぜ辞めたのか面接で改めて質問されることになり、かえって話が長引く原因になります。
アルバイト・パートとして働いていた場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、職歴欄の書式に迷わず記入できます。
面接で「店舗閉店のため退職」を聞かれたときの伝え方
面接官は退職理由そのものより、その経験からどう次に活かそうとしているかを見ています。事実の説明と、前向きな一言をセットで伝えましょう。
良い回答例
「前職は店舗の経営方針により2026年3月に閉店となり、退職いたしました。在籍中は接客と売上管理を担当しており、その経験を次の職場でも活かしたいと考えています。」
NG回答例
「お店が潰れてしまって、辞めるしかありませんでした。」
事実は同じでも、投げやりな言い方は準備不足の印象を与えてしまいます。落ち着いたトーンで簡潔に伝えることを意識してください。
退職理由を「一身上の都合」と書くべきか迷う場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

店舗閉店による退職を選考で不利にしないためのポイント
閉店による退職は会社都合であり、本来は選考で不利になる理由にはなりません。ただし、書き方や伝え方次第で印象が左右されるケースがあります。
採用担当者はここを見ている
- 短期間の勤務に見える場合:「入社〇カ月で閉店」という経緯を一言添えると、定着性への懸念を先回りして解消できる
- 複数店舗を経験している場合:異動歴として整理すると、閉店による退職の印象が薄まる
- 離職票との整合性:会社都合退職の区分と履歴書の記載を事前に見比べておく
パートとして勤務していた方は、パート用の履歴書テンプレートを使うと、勤務日数や時間帯の記載欄も整った状態で記入できます。
応募先から書式の指定がない場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと、年齢や性別の記載欄も現行の基準に合わせやすくなります。
退職届の書き方も併せて整えておきたい方は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- 店舗閉店のため退職した場合は、履歴書に「一身上の都合」ではなく「店舗閉店のため退職」とそのまま書く
- 職務経歴書では業務内容と実績のあとに退職理由を一文添える
- 面接では事実と前向きな一言をセットで簡潔に伝える
- 離職票の離職理由区分と履歴書の記載を事前に見比べておく
閉店による退職は会社都合であり、事実をそのまま伝えることが最も評価される書き方です。
店舗閉店のため退職する場合の履歴書に関するよくある質問
- 店舗閉店のため退職は自己都合と会社都合のどちらになりますか?
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会社側の事情による退職のため、会社都合退職にあたります。ハローワークの離職票でも「特定受給資格者」として扱われるのが一般的です。履歴書にも「一身上の都合」ではなく「店舗閉店のため退職」と事実を明記してください。
- アルバイトでも「店舗閉店のため退職」と書いてよいですか?
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雇用形態にかかわらず、閉店による退職であれば同じ書き方で問題ありません。勤務期間が短い場合は、面接で経緯を一言添えられるように準備しておくと安心です。
- 職務経歴書にも同じ理由を書く必要がありますか?
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職務経歴書では業務内容や実績を記載したあとに、退職理由として一文添えるのが基本です。履歴書と表現を揃えておくと、書類全体の整合性が取れます。
- 複数の店舗で勤務したあとに閉店で退職した場合はどう書きますか?
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異動があった場合は異動先ごとに期間を分けて記載し、最終的な退職理由として「店舗閉店のため退職」を添えます。異動歴が整理されていると、勤務の連続性も伝わりやすくなります。

