日本の履歴書は、厚生労働省が推奨する新様式をベースに、ふりがな・国籍・在留資格の記入欄があるものを選ぶのが基本です。海外のレジュメとは書き方も項目も大きく異なるため、初めて日本の履歴書に触れる方は戸惑うことが多いはずです。この記事では、無料でダウンロードできる信頼できる入手先から、外国人が特に注意すべき記入項目まで、採用担当者の視点でまとめます。
日本の履歴書はここからダウンロードする【結論】
結論:厚生労働省推奨様式+外国人向け項目の有無で選ぶ
日本の履歴書は現在、2021年に厚生労働省が公表した新様式が標準になっています。性別欄は任意記載となり、通勤時間・扶養家族数・配偶者の有無の欄は削除されました。企業から様式の指定がない限り、この新様式に対応したテンプレートを選べば問題ありません。
外国人の場合はさらに、氏名のふりがな欄・国籍欄・在留資格を書ける備考欄があるかどうかを確認してください。日本人向けの一般的なテンプレートにはこれらの専用欄がないことが多く、空いているスペースに追記する必要が出てきます。
採用担当者はここを見ている
- 日本式の様式を正しく使えているか(日本のビジネス慣行への理解度を測る材料になる)
- 在留資格や国籍の記載漏れがないか(採用後の就労可否に直結するため必ず確認される)
【比較表】主要な無料ダウンロード先とファイル形式
履歴書のフォーマットは、以下のような信頼できる配布元から無料でダウンロードできます。用途に応じてWord・Excel・PDFを使い分けてください。
| 配布元 | 対応形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 厚生労働省 公式サイト | Word・PDF | 2021年新様式の原本。企業指定がない場合の標準 |
| 大手転職サイト(doda・マイナビ転職 等) | Word・Excel・PDF | 転職・新卒・アルバイトなど用途別に複数種類 |
| 外国人向け就職支援サイト | Word・Excel | ふりがな・国籍・在留資格欄を備えたものが多い |
迷った場合は、まず厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートをダウンロードし、記入する中で外国人向けの項目が足りなければ備考欄で補うのが確実な方法です。
状況別のおすすめテンプレート
- 転職活動中の方:職歴欄が広い様式が向いています。転職用の履歴書テンプレートを参考にしてください。
- 留学卒業後に就職活動を始める方:自己PR欄が広い新卒用の履歴書テンプレートを選びます。
- アルバイト・パートから始める方:アルバイト用の履歴書テンプレートのようなコンパクトな様式で十分です。
日本の履歴書は海外のレジュメと何が違うのか
海外で一般的なレジュメは、経歴や実績を自由な書式でアピールする書類です。一方、日本の履歴書は決まった様式に沿って事実を正確に記入する書類という位置づけが強く、性質がまったく異なります。
顔写真・学歴・職歴の書き方が根本的に違う
| 項目 | 海外のレジュメ | 日本の履歴書 |
|---|---|---|
| 顔写真 | 基本的に不要(国によっては禁止) | 証明写真の貼付が必須 |
| 学歴・職歴 | 新しい経歴から書く(逆年代順) | 古い経歴から書く(年代順) |
| 分量 | 実績を自由に記述(1〜2枚以上も可) | 決まった欄に収まる分量で簡潔に |
特に学歴・職歴を新しい順で書いてしまうミスは、母国のレジュメに慣れている方に多く見られます。日本の履歴書は古い経歴から時系列順に記入するルールがあるため、テンプレートの記入例を見ながら順番を確認してください。
採用担当者はここを見ている
採用担当者は、書式の正しさそのものよりも「日本のルールを事前に調べて対応しているか」という姿勢を見ています。海外レジュメの書式のまま提出された場合、能力が高くても準備不足という印象が先に立ってしまうことがあります。
【項目別】外国人が特に注意すべき履歴書の書き方
氏名・ふりがな・国籍の書き方
氏名は在留カードやパスポートの表記に合わせて正確に記入します。ふりがな欄は「フリガナ」ならカタカナ、「ふりがな」ならひらがなで書くのが基本ルールで、これは日本人・外国人を問わず共通です。外国人の氏名は読み方自体がカタカナ表記になることが多いため、欄の指示に沿って記入してください。
良い例文
氏名:ジョン・スミス/フリガナ:ジョン スミス/国籍:アメリカ合衆国
NG例
氏名の表記が在留カードと一致していない、または国籍欄が空欄になっている。国籍は就労可否の確認に直結するため、必ず正式名称で記入します。
在留資格・ビザ情報の書き方
一般的な履歴書テンプレートには在留資格を書く専用の欄がありません。そのため、備考欄や本人希望欄の余白を使い、現在の在留資格の種類と在留期限を明記します。
良い例文
在留資格:技術・人文知識・国際業務/在留期限:2028年3月31日
NG例
在留資格の記載が一切ない状態で提出する。採用担当者は就労の可否を確認できないため、選考の前段階で問い合わせが発生し、対応が遅い印象につながります。
証明写真の準備
- 直近3ヶ月以内に撮影したものを使用する
- 背景は白または薄いグレー、スーツなど清潔感のある服装で撮影する
- サイズは縦4.0cm×横3.0cmが一般的な規格
志望動機・自己PR欄の書き方【外国人向け例文】
志望動機・自己PR欄は、採用担当者が最も時間をかけて読む箇所です。「日本で働きたい理由」を漠然と書くのではなく、具体的な経験と応募先との接点を示すことが通過率を左右します。
良い例文
母国の大学で日本語を専攻し、日本企業でのインターンでは接客業務を担当しました。その経験から、御社が展開する訪日観光客向けサービスに関心を持ち、語学力と異文化対応の経験を活かして貢献したいと考えています。
NG例
「日本が好きだから」「日本で働きたいから」だけで終わる志望動機。なぜこの会社なのかが書かれていないと、他の企業にも使い回せる内容だと判断されます。
採用担当者はここを見ている
- 日本語力そのものより、経験と応募先の業務内容がつながっているか
- 入社後にどう貢献したいかまで書かれているか
提出前に確認すべきポイント
記入が終わったら、提出前に必ず以下の項目をセルフチェックしてください。細かい表記の統一漏れは、内容がどれだけ良くても第一印象を下げる原因になります。
- 年号は西暦・和暦のどちらかに統一されているか
- 学校名・企業名は正式名称で記載されているか(カタカナ表記も含む)
- 空欄がないか(該当がない項目は「特になし」と明記する)
- 国籍・在留資格・在留期限の記載に漏れがないか
テンプレート選びや作成方法をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。



まとめ
- 日本の履歴書は厚生労働省推奨の新様式が基本。外国人はふりがな・国籍・在留資格を書ける欄の有無を確認する
- 海外レジュメとは学歴・職歴の記載順序や写真の扱いが根本的に異なる
- 氏名・国籍・在留資格は在留カードの表記に沿って正確に記入する
- 志望動機は「なぜこの会社か」を具体的な経験と結びつけて書く
- 提出前に年号統一・空欄・在留資格の記載漏れを必ずセルフチェックする
正しい様式を選び、国籍・在留資格・ふりがなといった外国人ならではの項目を一つずつ埋めていくことが、書類選考を突破する第一歩になります。
日本の履歴書ダウンロードに関するよくある質問
- 日本の履歴書テンプレートはどこで無料ダウンロードできますか?
-
厚生労働省の公式サイトのほか、doda・マイナビ転職などの大手転職サイト、外国人向け就職支援サイトから無料でダウンロードできます。厚生労働省の新様式に対応しているかどうかを確認してから選んでください。
- 外国人用の履歴書テンプレートと日本人向けテンプレート、どちらを使うべきですか?
-
企業から指定がなければ日本人向けの標準テンプレートでも問題ありません。ただし国籍・在留資格を書く欄がない場合は、備考欄を使って追記するか、外国人向けの欄が用意されたテンプレートを選ぶと記入漏れを防げます。
- ふりがなはひらがなとカタカナのどちらで書けばいいですか?
-
欄の表記に従うのが基本です。「フリガナ」と書かれていればカタカナ、「ふりがな」であればひらがなで記入します。外国人の氏名は読み方自体がカタカナになることが多いため、欄の指示にそのまま合わせてください。
- 在留資格はどこに書けばいいですか?
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多くのテンプレートには専用欄がないため、備考欄や本人希望欄の余白に在留資格の種類と在留期限を明記します。就労の可否に直結する情報のため、記載漏れがないようにしてください。

