証明写真の領収書は、ボックスなら発行ボタンか写真の余白印字、写真館なら窓口でのその場発行、コンビニ機なら印刷後の画面操作で受け取れます。もらい忘れた場合の対処法と、経費精算で差し戻されない宛名・但し書きの書き方まで、この記事でまとめて確認できます。
証明写真の領収書をもらう方法【結論】
結論:撮影方法によって受け取り方が変わる
証明写真の領収書は、自動で発行されるものと、自分で操作して発行するものに分かれます。証明写真ボックス・写真館・コンビニのマルチコピー機のどれで撮影したかによって、受け取り方の手順が変わります。
撮影前にどの方法で領収書が出るかを知っておけば、あとから慌てて店舗やメーカーへ問い合わせる手間を避けられます。
証明写真ボックスで受け取る方法
- 発行ボタンが付いている機種は、撮影後にボタンを押すと専用のレシート用紙で領収書が出ます
- 発行ボタンがない機種は、写真の余白部分に金額と店舗情報が印字されており、これを切り取って領収書として使えます
- 一部の機種は、専用アプリや問い合わせフォームから宛名を指定して後日発行を依頼できます
経理担当者はここを見ている
- 「証明写真代として」など用途がわかる記載があるか
- 撮影日と金額が読み取れる状態で保管されているか
- 写真の余白を領収書代わりにする場合、金額の桁が欠けていないか
写真館・スタジオで受け取る方法
写真館やスタジオでは、会計時にスタッフへ「領収書をお願いします」と伝えれば発行してもらえます。宛名を会社名にしたい場合や但し書きを指定したい場合も、その場で伝えれば対応してもらえるため、経費精算の書式に合わせやすい方法です。
写真の仕上がりや服装・背景の基準まで含めて撮影前に確認しておきたい場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

コンビニ証明写真(マルチコピー機)で受け取る方法
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの証明写真サービスは、印刷完了後の画面で「領収書を印刷」を選ぶと、レシート用紙で領収書が出ます。操作を進める前に画面を閉じてしまうと再発行できない機種が多いため、印刷が終わったらその場で確認してください。
手元に紙焼きの証明写真しかなく、データとして使い回したい場合は次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

領収書をもらい忘れた・出なかった場合の対処法
写真の隅の印字を領収書代わりに使う
ボックスタイプの証明写真機には、写真の余白に撮影日・店舗名・金額が印字されているものがあります。これは国税庁がインボイス制度で定める「自動販売機・自動サービス機特例」の対象です。代金の受け渡しと商品の受け渡しが機械だけで完結する取引にあたるため、税込3万円未満であれば適格請求書(インボイス)の交付義務が免除され、帳簿保存だけで経費として扱えます。証明写真代はこの金額を大きく下回るため、写真の印字を領収書代わりに使っても問題ありません。
良い例
撮影直後に、写真本体とは別に余白部分を切り分けて保管します。日付が変わらないうちに用途をメモしておくと、後から見返したときに何の代金か迷いません。
NG例
写真だけ使って余白を捨ててしまい、後から領収書が必要だと気づいて再発行を頼んでも、取引記録が残っていない機種では対応してもらえません。撮影直後の判断が後の手間を左右します。
撮影後でも領収書を発行してもらう方法
すでに写真を使ってしまった、または印字部分を捨ててしまった場合は、機種のメーカーサイトや店舗の問い合わせフォームから再発行を依頼できることがあります。撮影日・設置場所・金額をできるだけ具体的に伝えると対応してもらいやすくなります。ただし対応可否は機種やメーカーによって差があり、必ず発行できるとは限りません。
領収書をもらい忘れて精算が止まる人が多い理由
証明写真を撮る時点では、多くの人が「履歴書に貼るため」としか考えておらず、経費精算のことは後回しになりがちです。求人票に「交通費・証明写真代は実費支給」と書かれていても、領収書がなければ会社側は振込処理を進められません。撮影の段階で「精算するかもしれない」と一度考えておくだけで、あとから慌てる場面を減らせます。
就職活動中の学生で証明写真代の扱いに迷う場合は、新卒用の履歴書テンプレートとあわせて準備を進めてください。
使い回した写真の見た目が面接時の印象とずれていないかが気になる場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

少額なら領収書なしでも精算できるケース
会社によっては、一定額以下の実費については領収書がなくても「支払証明書」や「出金伝票」への記入で処理できる規定を設けている場合があります。証明写真代のように数百円単位の支出はこの運用に該当することもあるため、領収書が手元にない場合はまず担当部署へ確認してください。
領収書の宛名・但し書きの書き方
宛名の書き方
個人で経費精算する場合は自分の氏名、会社宛てに提出する場合は正式な会社名を宛名にします。「上様」でも経費精算自体は可能ですが、精算担当者によっては個別名での再発行を求められることがあるため、迷ったら会計時に正式名称を伝えておくと二度手間になりません。
但し書きの書き方
良い例
但し書き:証明写真代として
何の支出かが一目でわかるため、精算担当者が用途を確認する手間が発生しません。
NG例
但し書き:品代
何の代金か分からず、精算担当者に用途を確認される原因になります。空欄も同様に差し戻しの対象になりやすい書き方です。
個人事業主・フリーランスが確定申告で使う場合の注意点
個人事業主やフリーランスが取材用・営業用の証明写真代を経費にする場合も、宛名と但し書きの考え方は同じです。プライベートの写真と混同しないよう、レシートの余白に用途をメモしておくと、確定申告のときに仕訳の根拠を説明しやすくなります。
領収書とあわせて履歴書全体の書式も確認しておきたい方は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを参考にしてください。
証明写真代は経費にできる?勘定科目と注意点
認められるケース・認められないケース
証明写真代が経費として認められるかどうかは、業務に必要な支出かどうかで判断されます。転職活動中の応募書類用や会社指定の身分証明書用であれば経費として扱われやすい一方、プライベートで使う写真を兼ねて撮影した場合は対象外になることがあります。
主な勘定科目
| 用途 | 勘定科目の例 |
|---|---|
| 転職活動・就職活動の応募書類用 | 就職活動費、消耗品費 |
| 会社支給の身分証明書・社員証用 | 消耗品費、福利厚生費 |
| 研修・出張時の提出書類用 | 研修費、旅費交通費 |
経理担当者はここを見ている
- 用途が「証明写真代として」など具体的に記載されているか
- 同じ月に複数枚分の領収書がある場合、用途ごとに分けて説明できるか
- 「雑費」でまとめず、目的が伝わる勘定科目を選んでいるか
証明写真とあわせて履歴書全体を整えたい場合は、転職用の履歴書テンプレートも確認しておくと準備が一度に済みます。
まとめ
- 証明写真の領収書は、ボックスの発行ボタンか写真の余白印字、写真館の窓口、コンビニ機の印刷後操作で受け取れる
- もらい忘れた場合は、写真の余白部分を領収書代わりに使えるケースが多い
- 宛名は氏名または会社名、但し書きは「証明写真代として」と具体的に書く
- 経費として認められるかは業務に必要な支出かどうかで判断される
撮影の段階で領収書の扱いを決めておくと、経費精算の手間を減らせます。
証明写真の領収書に関するよくある質問
- 証明写真ボックスで領収書は必ずもらえますか?
-
発行ボタンが付いている機種であれば押すだけで発行されます。ボタンがない機種は、写真の余白に金額と店舗情報が印字されているため、これを領収書代わりに使えます。
- 証明写真の領収書に宛名は必須ですか?
-
必須ではありません。「上様」でも精算は可能ですが、会社によっては正式名称での再発行を求められることがあるため、迷ったら撮影時に正式名称を伝えておくと安心です。
- コンビニで撮った証明写真の領収書はあとから発行できますか?
-
印刷直後の画面操作でのみ発行できる機種が多く、画面を閉じたあとの再発行には対応していないことがあります。必要な場合は印刷完了後すぐに「領収書を印刷」を選んでください。
- 証明写真代はいくらまで経費にできますか?
-
金額に一律の上限はなく、業務に必要な支出かどうかで判断されます。ただし会社や税理士によって基準が異なるため、高額な撮影費用を計上する場合は事前に確認しておくと安心です。

