履歴書の趣味「ゲーム」は、別の言葉に置き換えるのではなく「ゲーム+続けている行動」の形で書くのが正解です。この記事では、ジャンル別の言い換え早見表と、転職・新卒・アルバイト別の例文、採用担当者が引っかかるNG例をまとめています。
趣味「ゲーム」の言い換え表現一覧【ジャンル別早見表】
結論:ゲームを消すのではなく「ゲーム+行動」で言い換える
「ゲーム」という単語を消して、まったく別の趣味に置き換える必要はありません。むしろ、「戦略的思考を鍛える活動」のような抽象的な言葉に逃げると、面接で中身を聞かれたときに答えられなくなります。採用担当者は趣味欄を読んで質問を組み立てるため、実体のない言葉が書いてあると質問すらできません。
言い換えの正しい形は、ゲームという言葉を残したまま「何のジャンルを」「どう続けているか」を添えることです。この一手間だけで、趣味欄は遊びの申告から人柄の説明に変わります。
言い換えの基本形
ジャンル名のゲーム(具体的な行動・続けている期間)
例:対戦型のオンラインゲーム(チームでの役割分担を担当し、5年継続)
ジャンル別の言い換え早見表
ジャンルによって、伝わる人物像は大きく変わります。自分が実際に遊んでいるジャンルの行から選んでください。
| ジャンル | 履歴書での言い換え表現 | 伝わる人物像 |
|---|---|---|
| RPG・シミュレーション | 長期育成型のシミュレーションゲーム(目標から逆算した計画づくり) | 計画性・継続力 |
| 対戦・FPS・MOBA | チーム対戦型のオンラインゲーム(役割分担と振り返りの共有) | 協調性・役割意識 |
| パズル・数独系 | 思考型のパズルゲーム(記録更新に向けた手順の検証) | 集中力・粘り強さ |
| ボードゲーム・カードゲーム | 対面のボードゲーム(月1回の集まりで初対面の方とも対戦) | 社交性・場を作る力 |
| 建築・クラフト系 | ものづくり要素のあるゲーム(設計図を描いてから制作) | 創造性・段取り力 |
| 音楽・リズムゲーム | 音楽ゲーム(週2回のペースで練習し、上位ランクを維持) | 反復の継続力 |
| レトロ・収集系 | 家庭用ゲーム機の収集(動作確認と修理も自分で実施) | 探究心・手を動かす力 |
この表の右側だけを書いてはいけません。「計画性があります」と自称するのではなく、左と中央を書いて、右は採用担当者に読み取ってもらう。これが趣味欄の使い方です。
言い換えに使える動作の言葉
括弧の中に入れる行動が思いつかない場合は、次の動詞から選ぶと具体性が出ます。
- 記録する:勝率やクリア時間を記録して改善点を探している
- 調べる:攻略情報を集めて自分の環境で検証している
- 教える:初心者の友人に操作を教える役をしている
- 作る:攻略メモやマップを自作して共有している
- 続ける:同じタイトルを◯年遊び続けている
書式が整った用紙に清書すると、短い一文でも印象が変わります。手元に用紙がない場合は転職用の履歴書テンプレートをそのまま使えます。
そのまま「ゲーム」と書くと落ちるのか
趣味欄に「ゲーム」と書いたことだけを理由に不採用にする企業は、現在ではかなり少数です。ただし、一語だけで終わっている趣味欄は、書類全体の印象を薄くします。
採用担当者が趣味欄で見ている3つのこと
採用担当者はここを見ている
- 面接で話を広げられるか:趣味欄は質問の材料。答えやすい話題を用意してくれた応募者は面接が進めやすい
- 職場になじめそうか:一人で完結する趣味か、人と関わる趣味かで会話の入り口が変わる
- 説明する力があるか:狭い欄に何をどう収めたかで、要点をまとめる力が見える
印象が下がるのはゲームではなく「書き方」
マイナスに働くのは、ゲームという単語そのものではありません。生活に支障が出ていそうな書き方と、中身のない書き方の2つです。
| 書き方 | 受け取られ方 |
|---|---|
| ゲーム(毎日朝までプレイ) | 勤怠に不安がある |
| ゲーム | 埋めただけ。質問できない |
| 戦略的思考を高める活動 | 実体が不明で不自然 |
| チーム対戦型のオンラインゲーム(作戦の共有役を5年継続) | 役割を持てる人だと伝わる |
年齢層の高い面接官や、伝統を重んじる社風の企業では、ゲームという単語に古い印象を持つ方がいるのも事実です。その場合でも、続けている期間と行動が書いてあれば「熱中しすぎる人」ではなく「一つのことを続けられる人」として読まれます。

【状況別】履歴書に書ける言い換え例文
同じゲームでも、応募先によって書くべき長さと切り口が変わります。自分の状況に近いものを土台にして、ジャンルと行動を入れ替えてください。
転職の場合
転職では、仕事との両立ができている点が伝わるかが分かれ目です。時間の使い方を一言添えます。
良い例文(転職)
趣味:チーム対戦型のオンラインゲーム
週末に固定メンバー4名で参加しており、作戦の共有と振り返りのまとめ役を5年続けています。平日は1日1時間までと決めて楽しんでいます。
NG例(転職)
趣味:論理的思考力を養うゲーム
何のゲームなのかが最後までわからず、面接で質問を作れません。自己PRのような言葉を趣味欄に入れると、かえって不自然に映ります。
職務経歴書とセットで提出する場合は、趣味欄の内容と職務経歴の人物像がずれないようにしてください。書式はJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使うと欄の大きさが揃います。
新卒・就活の場合
新卒では実務経験がない分、趣味欄が人物像を伝える数少ない欄になります。学業との両立と、人と関わっている点を出します。
良い例文(新卒・就活)
趣味:ものづくり要素のあるゲーム
建築系のゲームで、設計図を描いてから制作する進め方を続けています。学内のサークルでも制作物を共有し、意見をもらって作り直す過程を楽しんでいます。
NG例(新卒・就活)
趣味:ゲーム(学生時代はほとんどの時間を費やしました)
学業への影響を面接官が心配する書き方です。費やした時間の量ではなく、続けている中身を書いてください。
提出前の清書には新卒用の履歴書テンプレートが使えます。
アルバイト・パートの場合
アルバイトの履歴書では、趣味欄は数行しかありません。長文にせず、シフトに入れる印象を損なわない書き方に絞ります。
良い例文(アルバイト・パート)
趣味:音楽ゲーム(週2回のペースで通い、常連の方と情報交換をしています)
店舗の仕事では、初対面の人と話せる人かどうかが見られます。人と関わる要素があるジャンルを選ぶと、そのまま接客の適性の話につながります。
用紙はアルバイト用の履歴書テンプレートが欄の数もちょうど良く扱いやすいはずです。
言い換えで失敗する3つのパターン
言い換えを意識しすぎた履歴書には、共通した失敗があります。書き終えたら次の3点を確認してください。
- 抽象語だけで終わっている:「思考力を鍛える活動」のように、実物が見えない言葉は面接官が質問できません
- やっていないことを書いている:読書や登山に差し替えると、面接での深掘りに答えられず信頼を失います
- スキル自慢になっている:趣味欄は自己PR欄ではありません。「協調性があります」と書くのではなく、協調している事実だけを書きます
採用担当者はここを見ている
- 書類の言葉と面接での話が一致しているか。ここがずれると、他の欄の記述まで疑われます
- 趣味欄だけ文体が硬い応募者は、どこかから借りてきた表現だと見抜かれます
特技欄や得意分野の欄でも同じ考え方が使えます。言葉選びに迷ったときは、次の記事も参考にしてください。

趣味がゲームしかないときの書き方
ほかに書けるものがないという理由でゲームを選ぶのは、まったく問題ありません。むしろ、無理に別の趣味を作り出すより通過率は安定します。
書くことが見つからない場合は、ゲームを起点に周辺の行動へ視野を広げてみてください。多くの方が、書けることを持っているのに気づいていないだけです。
| 思い当たること | 趣味欄に書ける形 |
|---|---|
| 攻略サイトをよく読む | 情報を集めて自分の環境で検証するのが習慣 |
| 友人に操作を教えている | 初心者に手順を説明する役を担当 |
| 実況動画を見る | 他人の手順を見て自分の進め方に取り入れている |
| 同じタイトルを長年続けている | ◯年継続。飽きずに続く数少ない習慣 |
| ゲーム機やパーツを自分で選ぶ | 用途に合わせて機材を調べて選定 |
それでも欄が埋まらない場合は、空欄のまま出すより一行でも書いたほうが確実です。「特になし」の扱いに迷ったときの考え方は、特技欄の記事にまとめています。

面接で「趣味はゲームですか」と聞かれたときの答え方
履歴書に書いた以上、面接で聞かれる前提で準備しておきます。答え方の型は、結論・具体・仕事との接点の順に30秒程度でまとめる形です。
回答例(30秒)
はい、チーム対戦型のオンラインゲームを5年続けています。固定メンバーで参加していて、私は作戦をまとめて試合後に振り返りを共有する役を担当しています。うまくいかなかった原因を人のせいにせず手順に落とす習慣は、仕事の進め方にも役立っていると感じています。
「休日は何時間くらいですか」と時間を聞かれることもあります。この質問は勤怠の確認なので、生活が回っている事実を短く答えれば十分です。多くの時間を使っている場合でも、平日と休日を分けて伝えると印象が変わります。
- 好きなタイトル名は1つだけ挙げる。複数並べると話が散らかります
- 専門用語は使わず、知らない人にも通じる言葉に置き換えて話します
- 暴力表現の強いタイトルは、名前を出さずジャンルで答えます
まとめ
- ゲームを別の言葉に置き換えるのではなく、「ジャンル+行動+継続期間」の形で書く
- 抽象的な言い換えは面接で説明できず、かえって不利になる
- 転職は両立、新卒は人との関わり、アルバイトは接客への接点を出す
- やっていない趣味への差し替えは、面接での深掘りで必ず崩れる
趣味欄で合否が決まることはありませんが、面接で話しやすい応募者だと思われる材料にはなります。今の一行に、ジャンルと行動を足すところから始めてください。
履歴書の趣味「ゲーム」の言い換えに関するよくある質問
- 「ゲーム」と書かずに別の趣味に差し替えてもいいですか
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実際にやっていない趣味を書くのは避けてください。面接で具体的な内容を聞かれたときに答えられず、書類全体の信頼性が下がります。ゲームを残したまま、ジャンルと続けている行動を添える形が安全です。
- スマホゲームでも履歴書に書けますか
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書けます。機種で評価が変わることはありません。ジャンルと、何を続けているかを添えてください。通勤中の短時間で遊んでいる場合は、その時間の使い方を書くと生活とのバランスも伝わります。
- 趣味欄はどのくらいの長さで書けばいいですか
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欄の大きさによりますが、転職用の履歴書なら2行程度、アルバイト用なら1行で十分です。欄からはみ出す長さになる場合は、行動を1つに絞ってください。
- eスポーツの大会実績は書いてもいいですか
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入賞や上位ランクの実績があれば、数字とともに書いて構いません。「全国大会出場」「上位1%を維持」のように客観的な事実が入ると、継続力の裏づけとして読まれます。ただし業界用語は使わず、誰にでも伝わる言葉に直してください。

