履歴書の電話番号欄にある「局番」は、固定電話なら市外局番、携帯電話なら090・080・070などの先頭3桁を指します。どちらも省略せずハイフンで区切って書くのが正解です。この記事では、カッコ付きの欄への対応や、2026年7月に登場した新しい携帯番号「060」の書き方まで、採用担当者の視点で確認できます。
履歴書の電話番号・局番の書き方【結論】
結論:局番は省略せずハイフンで区切って書く
「局番」とは電話番号のうち地域や事業者を示す先頭部分のことです。固定電話であれば市外局番、携帯電話であれば090・080・070(2026年7月からは060も)の3桁がこれにあたります。記入時のルールはシンプルで、局番から一字も省略せず、ハイフンで3ブロックに区切るだけです。
良い例文(固定電話)
- 東京:03-1234-5678
- 名古屋:052-123-4567
- 地方(4桁局番):0123-45-6789
良い例文(携帯電話)
- 090-1234-5678
- 080-1234-5678
- 070-1234-5678
NG例
- +81-3-1234-5678(国際電話表記。市外局番の「0」が消えるため国内から発信できない)
- 3-1234-5678(先頭の「0」だけ省略したもの。採用担当者が発信できない)
採用担当者はここを見ている
- 桁数が正確かどうか(固定電話は10〜11桁、携帯は11桁)
- 局番から省略なく書かれているか
- ハイフンの位置が正しいか(「0901234-5678」のようなズレがないか)
フォーマットによって書き方の細部は変わります。転職活動用の書式で揃えたい場合は転職用の履歴書テンプレート、新卒での応募であれば新卒用の履歴書テンプレートもあわせて確認しておくと迷いません。
履歴書の「局番」とは何か
固定電話の局番(市外局番)の仕組み
固定電話番号は「市外局番-市内局番-加入者番号」の3ブロックで構成されています。市外局番は地域ごとに割り当てられており、都市部ほど桁数が短く、地方ほど桁数が多くなる傾向があります。
| 地域 | 市外局番 | 番号の例 |
|---|---|---|
| 東京(23区) | 03 | 03-XXXX-XXXX |
| 大阪市 | 06 | 06-XXXX-XXXX |
| 名古屋市 | 052 | 052-XXX-XXXX |
| 札幌市 | 011 | 011-XXX-XXXX |
| 福岡市 | 092 | 092-XXX-XXXX |
| 地方(4桁局番の例) | 0123 | 0123-XX-XXXX |
合計桁数は固定電話で10〜11桁になるよう設計されています。市外局番が長い地方では市内局番や加入者番号の桁数が短くなるため、内訳は地域によって異なりますが、履歴書には表示されている番号をそのまま省略せず書けば問題ありません。
携帯電話に「局番」はあるか
厳密には、携帯電話番号(090・080・070・060から始まる番号)に市外局番は存在しません。携帯番号は地域と無関係に発行される全国共通の番号だからです。ただし履歴書の記入においては、先頭の3桁を「局番に相当する部分」として扱い、固定電話と同じくハイフン区切りで書きます。「局番から書く」というルールは、携帯番号の場合も先頭3桁から省略しないという意味だと理解しておけば迷いません。

カッコ「( )」が印刷されている欄の書き方
古いフォーマットや一部の市販履歴書には、電話番号欄にあらかじめカッコ「( )」が印刷されています。カッコの位置によって書き方が変わるため、自分のフォーマットを確認してから記入しましょう。
カッコが左端にある場合
欄の左端に「( )」が印刷されているフォーマットでは、カッコの中に局番(固定電話は市外局番、携帯は先頭3桁)を記入し、残りの番号はハイフンでつなぎます。
記入例(カッコが左端)
- 固定電話:(03)1234-5678
- 携帯電話:(090)1234-5678
カッコが中央にある場合
「03( )5678」のように番号の真ん中にカッコが印刷されている場合は、局番を書いたあとにカッコ内へ市内局番(中間の番号)を記入し、最後に加入者番号を続けます。中央カッコのフォーマットでは、ハイフンを使わないのが一般的です。
記入例(カッコが中央)
- 固定電話:03(1234)5678
- 携帯電話:090(1234)5678
近年はJIS規格対応の履歴書や転職サイトのダウンロード版など、カッコのないシンプルなフォーマットが主流です。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使う場合は、カッコが印刷されていないためハイフン区切りだけで記入すれば問題ありません。
2026年7月開始「060」番号は履歴書にどう書く?
総務省は、携帯電話番号として長らく使われてきた070・080・090の番号が不足しつつあることを受け、2026年7月(令和8年7月)から新たに「060」から始まる携帯番号の提供を開始しました。すでに070・080・090の番号を使っている人が影響を受けることはなく、番号変更の必要もありません。
今後、機種変更や新規契約のタイミングで「060」番号を割り当てられるケースも出てきます。履歴書への書き方は090・080・070とまったく同じで、先頭3桁「060」を局番として省略せず、3桁-4桁-4桁のハイフン区切りで記入すれば大丈夫です。
良い例文(060番号)
- 060-1234-5678
「060」から始まる番号を見慣れない採用担当者もいるかもしれませんが、書式に不備があるわけではないため気にする必要はありません。カッコ付きの欄で運用する場合も、これまでの携帯番号と同じく先頭3桁をカッコ内に入れれば対応できます。
固定電話がない場合・電話番号欄が複数行ある場合
固定電話を持っていない場合
自宅に固定電話がない場合でも、携帯電話番号だけで問題ありません。採用担当者の目的は「確実に連絡が取れること」であり、固定電話か携帯かを問われることはほぼありません。
- 欄が1行のみの場合:携帯電話番号をそのまま記入する
- 「自宅」「携帯」で欄が分かれている場合:自宅欄に「なし」と記入し、携帯欄に番号を書く
- 「自宅」欄しかない場合:携帯番号を記入し、番号の前に「携帯」と書き添えると丁寧
電話番号欄が2行・3行ある場合
複数行の電話番号欄がある場合、自宅(固定電話)を上の行に、携帯電話を下の行に記入するのが基本です。どちらか一方しかない場合は1行目に記入し、残りの行は空白のまま提出して問題ありません。
連絡が取りやすい時間帯がある場合は、本人希望欄に「平日12時〜13時または18時以降であれば携帯に連絡いただけますと幸いです」のように補記しておくと、採用担当者が連絡のタイミングを合わせやすくなります。緊急連絡先の続柄や書き方に迷う場合は、あわせて次の記事も参考にしてください。

採用担当者が見て困る電話番号の記入ミス
電話番号欄は「正確さ」と「読みやすさ」が求められる欄です。書き方のルールを理解していても、次の4つのミスが原因で採用担当者からの連絡が届かないケースがあります。
①局番の「0」を省略している
国際電話の表記(+81から始まる形式)を参考にしてしまい、局番の先頭「0」を省略して書くミスがあります。採用担当者は国内から電話をかけるため、「0」が抜けていると発信できません。
NG例
- +81-3-1234-5678(国際形式のまま。局番の「0」が消える)
- 3-1234-5678(先頭の「0」が抜けている)
国内向けの履歴書に書く電話番号は必ず「0」から始まると覚えておくと、このミスを防げます。
②会社支給の電話番号を書いている
在職中に転職活動をしている場合、うっかり現職の会社支給端末の番号を書いてしまうケースがあります。採用担当者から在籍中の会社に電話が入る可能性があるため、必ず私用の電話番号を記入してください。
③着信拒否・非通知設定のままにしている
番号が正確でも、非通知着信の拒否設定が有効なままでは採用担当者からの電話がつながりません。履歴書を提出したら、以下の設定を確認する習慣をつけましょう。
- 非通知着信の拒否設定をオフにする
- 見知らぬ番号を着信拒否リストに誤って追加していないか確認する
- 留守番電話のメッセージ録音容量がいっぱいになっていないか確認する
④手書きで数字が読めない
手書き履歴書の場合、数字が不鮮明だと採用担当者が電話番号を正確に読み取れません。特に間違いやすい数字の組み合わせがあります。
- 「1」と「7」の区別がつかない(7に横棒を入れる書き方の人は特に注意)
- 「6」と「0」「8」の区別がつかない
- ハイフン「-」が短すぎて数字に見える
採用担当者は記入された番号を実際に打ち込んで発信します。電話番号欄は、履歴書の中でも特に丁寧な字で書きたい場所です。メールアドレス欄の整え方まで含めて連絡先全体を見直したい場合は、あわせて次の記事も確認しておくと安心です。

まとめ
- 「局番」は固定電話なら市外局番、携帯電話なら090・080・070・060の先頭3桁を指す。省略せずハイフン区切りで書く
- 基本形式は「局番-市内局番(または中間番号)-加入者番号」(例:03-1234-5678)
- カッコが左端の欄→局番をカッコ内に(例:(03)1234-5678)
- カッコが中央の欄→市内局番をカッコ内に、ハイフンなし(例:03(1234)5678)
- 2026年7月開始の「060」番号も090・080・070と同じ書き方でよい
- 固定電話がなければ携帯番号のみでOK。提出後は着信拒否・非通知設定の確認も忘れずに
電話番号欄は採用担当者との最初の接点です。正確に、読みやすく記入しておくことで、連絡ミスによる機会損失を防げます。
履歴書の電話番号・局番に関するよくある質問
- 履歴書の「局番」は市外局番のことですか?
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固定電話の場合は市外局番を指します。「03」(東京)「06」(大阪)などがこれにあたります。携帯電話には市外局番が存在しませんが、先頭3桁(090/080/070/060)を局番と同じ位置に書く、と理解しておくと混乱しません。
- 局番の「0」は省略してもいいですか?
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省略は厳禁です。国際電話表記(+81-3-…)では先頭の「0」を省きますが、国内向けの履歴書では「03-1234-5678」のように必ず「0」から始める全桁の記入が必要です。「0」がないと国内から発信できません。
- 電話番号欄のカッコには何を書けばいいですか?
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カッコの位置によって異なります。カッコが左端にある場合は局番をカッコ内に書きます(例:(03)1234-5678)。カッコが中央にある場合は市内局番をカッコ内に書き、ハイフンは省略します(例:03(1234)5678)。
- 2026年7月から始まった「060」番号も同じ書き方でいいですか?
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問題ありません。「060」は070・080・090に加わった新しい携帯番号の先頭3桁で、書き方のルールは同じです。省略せずに「060-1234-5678」のようにハイフン区切りで記入してください。
- 固定電話がない場合、携帯番号だけで問題ありませんか?
-
問題ありません。現在は携帯電話番号のみの記入が一般的です。電話番号欄が「自宅」「携帯」に分かれている場合は自宅欄に「なし」と記入し、携帯欄に番号を書いてください。欄が1行しかない場合は、携帯番号をそのまま記入すれば大丈夫です。

