履歴書と職務経歴書を郵送するときは、添え状→履歴書→職務経歴書の順に重ねて角形2号の封筒に入れるのが正解です。封筒に書くのは「履歴書在中」ではなく「応募書類在中」。切手代は重さで140円と180円に分かれます。順番・封筒・切手代の3点を、採用担当者が実際に見ているポイントとあわせて整理しました。
履歴書と職務経歴書を郵送するときの正解【結論】
結論:添え状→履歴書→職務経歴書の順に重ねる
封筒を開けた採用担当者が最初に目にする面から、添え状(送付状)→履歴書→職務経歴書→その他の書類の順に重ねます。あいさつ状にあたる添え状が一番上、次に応募者の基本情報である履歴書、その裏付けとなる職務経歴書が続く。担当者が読む順序をそのまま紙の順序にする、という考え方です。
重ねた書類は無色透明のクリアファイルにはさみ、封筒と書類の表面をそろえて入れます。ここまでが郵送の型です。
良い例
- 上から順に 添え状 → 履歴書 → 職務経歴書 と重ねる
- 3枚まとめて無色透明のクリアファイルにはさむ
- 封筒の表面と書類の表面をそろえ、折らずに角形2号へ入れる
NG例
- 職務経歴書を一番上にする(あいさつ状である添え状が埋もれ、応募職種が一目でわからなくなります)
- クリアファイルに入れず直接封入する(雨や仕分けでシワ・角折れが発生します)
- 色付き・柄入りのクリアファイルを使う(中身が読み取りにくく、事務用品の使い回しに見えます)
郵送までの5ステップ
- 角形2号(またはA4が折らずに入る封筒)と、無色透明のクリアファイルを用意する
- 添え状・履歴書・職務経歴書を印刷し、誤字と日付を確認する
- 添え状→履歴書→職務経歴書の順に重ね、クリアファイルにはさむ
- 封筒の表に宛名と「応募書類在中」、裏に自分の住所・氏名を書き、封をして〆を記入する
- 郵便局の窓口で重さを量り、正しい料金の切手を貼って差し出す
書類そのものの完成度に不安が残るなら、フォーマットから見直すのが早道です。転職用の履歴書テンプレートを使えば、郵送で求められる項目を落とさずに作成できます。
封筒は角形2号|サイズ・色と「応募書類在中」の書き分け
封筒サイズと色の選び方
履歴書と職務経歴書はA4で作成することが多いため、A4が折らずに入る角形2号(332×240mm)が基本です。B5サイズで作成した場合は角形3号でも構いません。色は白または茶色の無地を選びます。
| 項目 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| サイズ | 角形2号(A4用)/角形3号(B5用) | 書類を折らずに入れられる |
| 色 | 白または茶色の無地 | ビジネス文書として一般的。白のほうが宛名が読みやすい |
| ペン | 油性の黒ペン(在中の記載のみ赤) | 水性は雨でにじみ、消せるペンは摩擦で消える |
角形2号は長辺33.2cm・短辺24cmで、日本郵便の定形外郵便「規格内」(長辺34cm以内・短辺25cm以内・厚さ3cm以内・1kg以内)に収まります。この点はあとの切手代に直結します。
「履歴書在中」ではなく「応募書類在中」が正しい理由
多くの記事が「『履歴書在中』または『応募書類在中』と書く」とだけ説明していますが、判断軸はもっと単純です。封筒に入っているのが履歴書だけなら「履歴書在中」、職務経歴書など複数の書類が入るなら「応募書類在中」。職務経歴書を同封する時点で、正しいのは「応募書類在中」です。
封筒の表面左下に赤色で書き、赤い枠で囲みます。定規を使えば手書きでも十分整います。
採用担当者はここを見ている
- 在中の記載は装飾ではなく仕分けの目印。請求書や営業DMに紛れず採用担当まで届くかを左右する
- 「履歴書在中」なのに職務経歴書が入っていても不採用にはならないが、中身と表記が一致していないという印象は残る
- 宛名の「御中」と「様」の併用は目に付きやすい。部署宛なら御中、個人宛なら様のどちらか一方にする
在中の記載位置や囲み方をもう少し詳しく確認したい場合は、こちらもあわせてご覧ください。

切手代はいくら?140円と180円の分かれ目
定形外郵便(規格内)の料金表
角形2号での応募書類は定形外郵便の「規格内」にあたります。50g以内なら140円、50gを超えて100g以内なら180円。ここは2024年10月の料金改定で変わった部分で、改定前の「100gまで140円」を掲載したままの解説記事がいまも残っています。古い金額のまま切手を貼ると、料金不足で返送されます。
| 重さ | 定形外郵便(規格内)の料金 |
|---|---|
| 50g以内 | 140円 |
| 100g以内 | 180円 |
| 150g以内 | 270円 |
| 250g以内 | 320円 |
出典:日本郵便「国内の料金表(手紙・はがき)」(2026年7月時点)
封筒とクリアファイル、書類3枚を合わせると50g前後になり、140円と180円のちょうど境目に乗ります。書類が4枚以上あるときや厚手のクリアファイルを使ったときは50gを超えることが珍しくありません。
迷ったときの確実な方法
自宅で重さを推測して切手を貼るのではなく、郵便局の窓口に持ち込んで量ってもらい、その場で料金を払うのが最も確実です。ポスト投函は料金不足のリスクがあり、不足分は差出人に返送されるか、受取人である応募先企業に請求されます。企業に切手代を負担させる事態だけは避けたいところです。
期限が迫っているときの速達という選択肢
普通郵便の翌日配達は2021年10月に廃止され、土曜の配達も休止されています。金曜にポストへ入れた書類が週明けまで動かない、ということが実際に起こります。
提出期限まで日がないなら、速達を使います。料金は基本料金に250gまで+300円。180円の書類なら合計480円です。確実に届いた記録を残したい場合は簡易書留(+350円)という手もありますが、受け取りに押印が必要になり企業側の手間が増えるため、指定がなければ速達で十分です。
| オプション | 加算額 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 速達(250gまで) | +300円 | 提出期限まで日がないとき |
| 簡易書留 | +350円 | 企業から指定があったときのみ |
| 特定記録 | +210円 | 投函記録を残したいとき |
出典:日本郵便「国内の料金表(オプションサービス)」(2026年7月時点)
ハローワークの紹介状がある場合の入れる順番
ハローワーク経由で応募する場合は紹介状が加わります。ハローワークが配布している応募書類の手引きでは、上から「送付状」→「ハローワーク紹介状」→「履歴書」→「職務経歴書」の順とされています。紹介状を履歴書の後ろに回してしまう人が多いのですが、正しくは履歴書より前です。
紹介状は「ハローワークの紹介で応募してきた人である」ことを企業に示す書類で、企業は紹介状をもとに採用の可否をハローワークへ報告します。事務処理の起点になるため、担当者が最初に確認できる位置に置きます。
応募ルート別の重ね順
- 一般応募・求人サイト経由:添え状 → 履歴書 → 職務経歴書
- ハローワーク経由:送付状 → ハローワーク紹介状 → 履歴書 → 職務経歴書
- 指定書類がある場合:上記の後ろに、企業が指定した書類を続ける
紹介状に記載された職種と、添え状・履歴書に書いた応募職種は必ずそろえてください。ハローワーク応募の書式に合わせて職務経歴書を整えるなら、ハローワーク用の職務経歴書テンプレートが使えます。履歴書側を厚生労働省が示す様式にそろえたい場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを利用してください。
採用担当者が郵送で本当に見ている3つのポイント
封筒の書き方に時間をかける応募者は多いのですが、担当者が見ているのは別のところです。書類選考の実務に沿って3点に絞ります。
採用担当者はここを見ている
- 期限内に届いたか:封筒の美しさより到着日。締切を過ぎた書類は中身を読まずに見送る企業もある
- 書類が揃っているか:指定された書類が欠けていないか。不足があれば連絡の手間が発生し、その時点で印象が下がる
- 応募職種が即座にわかるか:複数職種を募集している企業では、添え状に職種名がないと仕分けができない
3つ目は見落とされがちです。添え状に「貴社の求人に応募いたします」とだけ書く人がいますが、営業職と事務職を同時に募集している企業では、担当者はどちらの選考に回すか判断できません。添え状には応募職種名と同封書類の一覧を必ず入れてください。
NG例(添え状の書き出し)
「この度、貴社の求人を拝見し、応募させていただきました。何卒よろしくお願い申し上げます。」
——職種名も同封書類の記載もなく、担当者がどの選考に回せばよいか判断できません。求人サイト名や求人番号も添えると仕分けが速くなります。
良い例(添え状の書き出し)
「この度、貴社ホームページに掲載の営業職(求人番号:○○)に応募いたしたく、下記の書類をお送りいたします。ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。
記 1. 履歴書 1通/2. 職務経歴書 1通」
期限と封筒、どちらを優先すべきかという観点をさらに掘り下げた記事もあります。

郵送後の報告メールは送るべきか
必須ではありません。ただし応募先から「郵送したら連絡してください」と指示があった場合や、期限ぎりぎりの投函になった場合は、投函した当日に短いメールを送っておくと確実です。
担当者にとっては「期限内に発送された」という記録が残る意味があります。到着が数日後になっても、期限を守った応募であることが伝わります。長文は不要で、投函日と同封書類がわかれば十分です。

建設・施工管理など職種特有の実績の書き方に迷っている場合は、建設業界の職務経歴書テンプレートのように業界別の型から作ると、郵送前の手戻りが減ります。
まとめ
- 重ね順は添え状→履歴書→職務経歴書。ハローワーク経由なら送付状の次に紹介状を入れる
- 封筒は角形2号。職務経歴書を同封するなら表記は「応募書類在中」
- 切手代は50g以内140円・100g以内180円。窓口で量って払うのが最も確実
- 期限が迫っているなら速達(+300円)。普通郵便に翌日配達はない
- 担当者が見るのは封筒の美しさではなく、期限・書類の過不足・応募職種の明示
郵送の型は30分で身につきます。残った時間は、中身である職務経歴書の実績欄に使ってください。
履歴書と職務経歴書の郵送に関するよくある質問
- 履歴書と職務経歴書は別々の封筒で送るべきですか?
-
1つの封筒にまとめて入れます。同じ応募に対する書類なので、分けて送ると担当者が突き合わせる手間が生じ、片方だけ紛失するリスクもあります。角形2号なら折らずに同封できます。
- 封筒には「履歴書在中」と「応募書類在中」のどちらを書きますか?
-
職務経歴書を同封するなら「応募書類在中」です。封筒に入っているのが履歴書だけのときに「履歴書在中」を使います。どちらも表面左下に赤字で書き、赤枠で囲みます。
- 切手代は140円と180円のどちらを貼ればよいですか?
-
重さで決まります。定形外郵便の規格内で50g以内なら140円、50gを超えて100g以内なら180円です。応募書類一式は50g前後で境目に乗るため、郵便局の窓口で量って支払うのが確実です。2024年10月の改定前の「100gまで140円」と案内している情報は古いので注意してください。
- 添え状は必ず入れないといけませんか?
-
入れなかったことだけで不採用になることはほぼありません。ただし複数職種を募集している企業では、添え状に応募職種と同封書類が書かれていないと仕分けに手間がかかります。1枚で済むので入れておくのが無難です。

