履歴書の順番は、資格欄は取得年月の古い順、学歴・職歴欄は時系列の古い順、封筒は送付状を一番上にするのが正解です。「順番」で検索される場面は大きく3つに分かれます。この記事では、それぞれの正しい並べ方と、採用担当者が減点する書き方、間違えて書いてしまったときの直し方までまとめました。
履歴書で迷う順番は3つ|まず正解を一覧で確認
「履歴書 順番」と検索する人が知りたいことは、実はひとつではありません。資格欄の並べ方で止まっている人、学歴をどこから書くか迷っている人、書き終えて封筒に入れる直前の人。どれも同じ言葉で検索されます。まず自分がどれに当てはまるかを確認してください。
| 迷いやすい箇所 | 正しい順番 | 判断の軸 |
|---|---|---|
| 免許・資格欄 | 運転免許を先頭に、あとは取得年月の古い順 | 取得した時期 |
| 学歴・職歴欄 | 学歴をすべて書いてから職歴。どちらも古い順 | 時系列 |
| 封筒に入れる書類 | 送付状→履歴書→職務経歴書→その他 | 担当者が読む順 |
| 家族構成・続柄欄 | 世帯主を先頭に、年齢が高い順 | 世帯主と年齢 |
4つに共通するのは、読み手が情報をたどりやすい順に並べるという考え方です。書き手の都合で並べ替えると、その時点で読みにくい書類になります。
採用担当者はここを見ている
- 順番そのものより「慣習どおりに整えられる人か」を見ている
- 時系列が崩れた職歴欄は、経歴を隠している可能性を疑う入口になる
- 並び方が整っている書類は、それだけで読むスピードが上がる
そもそも書式が自分の状況に合っていないと、順番以前に書きづらくなります。転職なら職歴欄が広い転職用の履歴書テンプレート、新卒なら学歴欄が広い書式を選ぶところから始めてください。
資格・免許欄の順番|運転免許を先頭に取得年月の古い順
検索数がもっとも多いのが、この免許・資格欄の順番です。ルールは2段構えになっています。
基本ルールは「免許が先、資格があと」「それぞれ古い順」
- 運転免許を1行目に書く(応募先の業務に関係がなさそうでも記載する)
- その他の免許・資格を取得年月の古い順に続ける
- 年号は西暦か和暦のどちらかに統一し、履歴書全体でそろえる
- 正式名称で書く(「普通自動車第一種運転免許」など略称にしない)
末尾の表現は資格の性質で変わります。免許は「取得」、検定・試験は「合格」、講習は「修了」。ここを取り違えると、正式名称が合っていても不正確な書類になります。
資格欄の記載例
良い例文
2018年6月 普通自動車第一種運転免許 取得
2019年11月 日商簿記検定2級 合格
2021年3月 ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 合格
2023年8月 宅地建物取引士資格試験 合格
運転免許が先頭にあり、以降が取得年月の古い順で並んでいるのがポイントです。年号も西暦で統一されています。
NG例
2023年8月 宅建 合格
2019年11月 簿記2級 取得
平成30年6月 普通免許 取得
アピールしたい資格を上に持ってきたことで時系列が逆転しています。さらに略称、西暦と和暦の混在、検定なのに「取得」と書いた表現ミスが重なり、雑に書いた印象だけが残ります。
採用担当者はここを見ている
- 取得年月の並びから、学習を継続してきた人かどうかを読み取っている
- 略称で書かれていると、公的書類を扱う場面での正確さに不安を持つ
- 運転免許の記載がないと、通勤や外出業務の可否を面接で確認する手間が増える
応募先に関係する資格が多いときの並べ方
資格が多く、欄に収まりきらない場合があります。このときは全部を詰め込まず、応募先の業務に関係するものを優先して選んでください。時系列を崩さずにアピール度を上げる方法は次の2つです。
- 関連資格をまとめて記載する:同系統の資格(簿記3級と2級など)は連続して書き、その中で古い順にする
- 業務に無関係な資格を落とす:趣味の色が強い資格は書かず、その分の行を関連資格の説明に使う
勉強中の資格は「2026年11月 〇〇検定2級 取得に向けて勉強中」と最終行に書けます。取得見込みがはっきりしている場合は「取得見込み」と書き分けてください。
学歴・職歴欄の順番|古い順の時系列が唯一の正解
学歴・職歴欄は「見せたい順」で並べ替えてはいけない欄です。職務経歴書ではアピール順の書き方も選べますが、履歴書は経歴を証明する書類なので、上から古い順の時系列で固定されています。
学歴をすべて書き終えてから職歴に移る
学歴と職歴が同じ欄にまとまっている書式では、1行目に「学歴」と中央寄せで見出しを入れ、学歴を古い順に並べます。学歴が終わったら1行空け、「職歴」の見出しを入れてから職歴に移ります。学歴と職歴を混ぜて時系列だけでつなげるのは誤りです。
| 状況 | 学歴の書き始め |
|---|---|
| 新卒・アルバイト応募 | 中学校卒業から |
| 転職(社会人経験あり) | 高校入学から(義務教育は省略が一般的) |
| 最終学歴が大学院 | 高校入学からで問題ない |
学歴・職歴欄の記載例
良い例文
学歴
2014年4月 東京都立〇〇高等学校 入学
2017年3月 東京都立〇〇高等学校 卒業
2017年4月 〇〇大学経済学部経済学科 入学
2021年3月 〇〇大学経済学部経済学科 卒業
職歴
2021年4月 株式会社〇〇 入社
2024年9月 一身上の都合により退職
2024年10月 株式会社△△ 入社
現在に至る
以上
学歴と職歴が見出しで区切られ、それぞれの中で古い順に並んでいます。最終行の右寄せ「以上」まで含めて1セットです。
NG例
2024年10月 株式会社△△ 入社
2021年4月 株式会社〇〇 入社
2021年3月 〇〇大学 卒業
直近の勤務先を目立たせようと新しい順に並べた例です。在籍期間や空白期間を意図的に見えにくくしていると受け取られるため、アピールどころか警戒される書き方になります。学歴の見出しがない点も減点対象です。
転職回数が多い場合・在職中の場合
転職回数が多くても、省略や順番の入れ替えはできません。行数が足りないときは、退職理由の記載を「一身上の都合により退職」に統一して行を節約するか、職歴欄が広い書式に変えてください。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートは職歴欄の行数に余裕があります。
在職中の場合は、最後の職歴の次行に「現在に至る」と書き、さらに次行の右端に「以上」を書きます。退職済みなら「現在に至る」は不要で、「以上」だけを右寄せで入れてください。
アルバイト応募では学歴の書き始めが変わります。アルバイト用の履歴書テンプレートを使う場合も、時系列のルールは同じです。

封筒に入れる順番|送付状→履歴書→職務経歴書
書き終えたあとに迷うのが、複数の書類を重ねる順番です。ハローワークの案内でも、上から送付状→(紹介状)→履歴書→職務経歴書の順とされています。
重ねる順番と書類の向き
- 送付状(添え状):何を何枚送ったかを最初に伝える
- ハローワークの紹介状:紹介経由の応募のみ
- 履歴書:基本情報を先に確認してもらう
- 職務経歴書:経歴の詳細はあとから読ませる
- その他の書類:自己PR書、成績証明書など
向きにもルールがあります。書類の表面と封筒の表面をそろえ、封筒から出したときに担当者がそのまま読める状態にしてください。上下逆や裏返しで入っていると、読む前にひと手間かけさせることになります。
採用担当者はここを見ている
- 送付状が最上部にあると、同封物の過不足をその場で確認できる
- 職務経歴書が一番上だと、応募者の氏名確認から始める順序が崩れる
- 折れ・濡れのある書類は、そのままでは他の選考担当に回覧しにくい
クリアファイルの使い方
重ねた書類はクリアファイルに入れてから封筒に納めます。輸送中の折れや雨濡れを防ぐためで、手渡しの場合も同様です。無色透明で新品のものを使い、使用感のあるファイルやキャラクター入りのものは避けてください。書類の上端をファイルの開口部側に向けると、担当者は取り出さずに読み始められます。

家族構成・続柄欄の順番|世帯主を先頭に年齢順
家族構成欄がある書式では、世帯主を先頭に置き、そのあとは年齢が高い順に並べます。厚生労働省の様式には家族欄がありませんが、企業独自の書式や身上書では今も使われています。
| 世帯主 | 並べる順番 |
|---|---|
| 自分 | 配偶者 → 子ども(年齢が高い順) |
| 父または母 | 父 → 母 → 兄弟姉妹(年齢が高い順) |
続柄は本人から見た関係で書き、「父」「母」「妻」「長男」「長女」のように正式な表記を使います。「お父さん」「息子」といった書き方は避けてください。本人を含めるかどうかは書式の指示に従い、指示がなければ自分を除いた家族を記載します。

順番を間違えて書いたときの直し方
資格欄を書き終えてから並び順の誤りに気づく人は少なくありません。対応は「提出前か、提出後か」で変わります。
| 状況 | 取るべき対応 |
|---|---|
| 提出前・時間に余裕がある | 新しい用紙に最初から書き直す |
| 提出前・時間がない | 二重線+訂正印。全体で1か所までに留める |
| 提出後に気づいた | できるだけ早く応募先へ連絡し、指示を仰ぐ |
修正液・修正テープ・消せるペンは使えません。書類の改ざんを防ぐ観点から公的書類では認められておらず、履歴書も同じ扱いです。訂正する場合は定規で二重線を引き、線にかかるように姓の印鑑を押し、正しい内容を二重線の上か下に書きます。
採用担当者はここを見ている
- 訂正が複数あると、提出期限ぎりぎりに慌てて作った印象が残る
- 修正液で消した跡は光の角度で見える。隠そうとした行為のほうが響く
- 提出後の自己申告は、ミスそのものより誠実さとして評価されることがある
書き直す前提なら、下書きの手間を減らせる書式を選んでおくと負担が軽くなります。新卒の応募で学歴中心に書くなら新卒用の履歴書テンプレートが使いやすいです。
まとめ
- 免許・資格欄は運転免許を先頭に、あとは取得年月の古い順に並べる
- 学歴・職歴欄は見せたい順にせず、学歴→職歴の中でそれぞれ古い順にする
- 封筒は送付状→履歴書→職務経歴書の順に重ね、クリアファイルに入れて表面をそろえる
- 家族構成欄は世帯主を先頭に、年齢が高い順に続柄を正式表記で書く
- 順番を間違えたら書き直しが基本。修正液・修正テープは使わない
順番のルールはどれも「読み手がたどりやすい並びにする」という一点に集約されます。提出前に4つの欄を上から見直せば、そのまま通用する書類になります。
履歴書の順番に関するよくある質問
- 資格は新しい順に書いてもいいですか
-
履歴書では取得年月の古い順が基本です。新しい順に並べると、学習の積み重ねが読み取りにくくなります。アピールしたい資格がある場合は、順番を変えるのではなく自己PR欄や志望動機で触れてください。
- 履歴書と職務経歴書はどちらを上にしますか
-
履歴書が上、職務経歴書が下です。さらに上に送付状を重ねます。採用担当者は氏名や連絡先などの基本情報を確認してから経歴の詳細に進むため、この順番が読みやすくなります。
- 職務経歴書も古い順に書く必要がありますか
-
職務経歴書は履歴書と異なり、時系列に加えて「新しい順(逆編年体)」や「業務内容ごと(キャリア式)」も選べます。直近の経験を強く見せたい場合は新しい順が向きます。ただし履歴書の職歴欄は古い順で固定です。
- 運転免許は業務に関係なくても書くべきですか
-
書いておくのが無難です。通勤手段や急な外出業務の判断材料になるためで、資格欄の1行目に「普通自動車第一種運転免許 取得」と正式名称で記載します。AT限定の場合は「(AT限定)」を添えてください。

