スキルシートのテンプレートは、アプリ開発・インフラ・PM/PMOなど職種に合わせて選ぶのが正解です。汎用フォーマットをそのまま埋めただけでは、担当者に実務経験の中身が伝わりません。この記事では職種別の選び方と、案件担当者に評価される項目の書き方を、良い例・NG例とともに紹介します。
スキルシートのテンプレート|職種別の選び方とすぐ使える記載例
結論:職種に合ったテンプレートを選ぶのが最短ルート
スキルシートのテンプレートは無料で公開されているものを使って問題ありません。重要なのはフォーマットの見た目より、職種に合った項目構成になっているかどうかです。アプリ開発とインフラでは重視される情報が異なるため、汎用フォーマットを流用すると必要な項目が抜け落ちることがあります。
まずは応募先や登録するエージェントから指定フォーマットが渡されていないか確認します。指定がない場合は、次の職種別テンプレートを参考に選んでください。
職種別テンプレートの選び方
| 職種 | 選ぶべきテンプレートの型 | 重視すべき記載項目 |
|---|---|---|
| アプリ開発・システムエンジニア | プロジェクト単位の経歴一覧型 | 開発言語・フレームワーク・工程・チーム規模 |
| インフラ・ネットワークエンジニア | 環境構成・運用実績重視型 | OS・クラウド・監視ツール・障害対応件数 |
| PM・PMO・コンサルタント | マネジメント実績重視型 | 予算規模・体制人数・進行管理手法 |
| Webデザイナー・クリエイター | ポートフォリオ併用型 | 制作物URL・担当範囲・使用ツール |
| 未経験・実務経験が浅い場合 | シンプル項目型 | 学習実績・個人開発・保有資格 |
アプリ開発職向けのテンプレートを探している場合は、エンジニアの職務経歴書テンプレートも項目構成の参考になります。
プロジェクト経験の良い記載例・NG例
良い例文
2023年4月〜2024年3月|ECサイトリニューアル案件|フロントエンド開発担当。React・TypeScriptを用いたUI実装を5名体制のチームで担当し、ページ表示速度を30%改善。
NG例
React、TypeScript、AWS、Docker、Git 使用経験あり。プロジェクト多数経験。この書き方は担当範囲や成果が読み取れないため、案件担当者の評価につながりにくくなります。
スキルシートと職務経歴書・履歴書の違い
なぜIT・Web業界だけ別の書式があるのか
スキルシートは、保有する技術スキルとプロジェクト単位の実務経験を詳しく伝えるための書類です。職務経歴書が職歴全体を時系列で説明するのに対し、スキルシートは案件担当者が技術力とマッチ度を短時間で判断できるように作られています。フリーランス案件や派遣、IT系の転職で提出を求められることが多く、履歴書・職務経歴書とあわせて準備するケースもあります。
職務経歴書と混同すると起こる失敗
採用担当者はここを見ている
- プロジェクト単位で使用技術・役割・成果がセットで書かれているか
- 職務経歴書と同じ文章の使い回しになっていないか
- 直近の実務経験から新しい順に並んでいるか
詳しい書き方の違いはスキルシートの書き方|職務経歴書との違いと評価される例文を徹底解説でも確認できます。

スキルシートに書くべき項目
テンプレートの種類によって項目名は異なりますが、基本的に押さえるべき情報は共通しています。
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 氏名・稼働可能日・希望条件・保有資格 |
| 保有スキル・使用技術 | 言語・フレームワーク・ツール・経験年数の目安 |
| プロジェクト経験 | 期間・規模・役割・工程・使用技術・成果 |
| 自己PR | 得意領域・今後伸ばしたいスキル |
この中でも案件担当者が最初に目を通すのは保有スキル・使用技術とプロジェクト経験の欄です。項目名だけ埋めて中身が薄いと、他の応募者との比較で見劣りします。
ハローワーク経由での応募や公的な書式が求められる場面では、ハローワーク用の職務経歴書テンプレートの項目構成もあわせて確認しておくと安心材料になります。
状況別|スキルシートの書き方応用
未経験・実務経験が浅い場合
良い例文(未経験の場合)
2024年1月〜個人開発|在庫管理アプリをPython・Djangoで開発。要件整理からデータベース設計、実装までを1人で担当し、基本機能の実装を3か月で完成させた。
実務経験が少ない場合は、学習内容や個人開発の成果を具体的な行動として書くことで、ゼロから何を積み上げてきたかが伝わります。
フリーランス・派遣の場合
フリーランスや派遣での案件応募では、契約形態と稼働条件の記載も欠かせません。案件ごとの契約期間・稼働日数・単価の目安を明記すると、担当者が案件との相性を判断しやすくなります。派遣特有の項目構成は派遣の職務経歴書テンプレートでも確認できます。
転職でスキルシート提出を求められた場合
IT系企業への転職では、履歴書・職務経歴書に加えてスキルシートの提出を求める企業があります。三点で内容が重複しすぎないよう、履歴書は経歴の要約、職務経歴書は職歴全体、スキルシートは技術詳細と役割分担、という役割分けを意識すると整理しやすくなります。転職用の履歴書は転職用の履歴書テンプレートも参考にしてください。

案件担当者・採用担当者はここを見ている
採用担当者はここを見ている
- 定量的な実績(人数規模・期間・改善効果)が書かれているか
- 使用技術と担当した工程が一致しているか
- 直近のプロジェクトが具体的に書かれているか
NG例
使用ツール・資格名を一覧で並べただけで、どのプロジェクトで何を担当したかが書かれていないスキルシートは、技術力があっても実務での再現性が伝わらず評価されにくくなります。
運用・保守フェーズの実務経験をどう書くか迷う場合は、ネットワークエンジニアの職務経歴書の記載例も参考になります。

まとめ
- スキルシートのテンプレートは職種に合わせて選ぶ
- プロジェクト経験は期間・役割・技術・成果をセットで書く
- 未経験や経験が浅い場合は個人開発や学習実績を具体的に記載する
職種に合ったテンプレートを選び、担当者が知りたい情報から順に書き進めることで、実務経験がより正確に伝わるスキルシートに仕上がります。
スキルシートのテンプレートに関するよくある質問
- スキルシートのテンプレートは無料で使えますか?
-
多くの求人サイトやエンジニア向けサービスが、無料のExcel・Googleスプレッドシート形式のテンプレートを公開しています。まずは応募先や登録先のエージェントから指定フォーマットが渡されていないか確認し、指定がない場合は職種に合わせたテンプレートを選んでください。
- スキルシートと職務経歴書はどちらも提出が必要ですか?
-
IT・Web系の案件応募や転職では、スキルシートと職務経歴書の両方、またはどちらか一方の提出を求められるケースがあります。応募先の指示に沿って準備し、両方を提出する場合は記載内容が重複しすぎないよう役割を分けて整理してください。
- 未経験の場合、スキルシートに何を書けばいいですか?
-
実務経験が浅い場合は、個人開発の成果物や学習で取り組んだ内容、保有資格を具体的に記載します。使用した言語やツール名を並べるだけでなく、何を目的にどう取り組んだかまで書くと、実務経験がなくても意欲や理解度が伝わります。

