エントリーシートは提出開始からできるだけ早く、遅くとも締切の5〜7日前までに出すのが基本です。締切当日ギリギリの提出はシステムエラーや評価面で不利になるリスクがあり、逆に急いで出しすぎて内容が薄くなるのも本末転倒です。この記事では、提出タイミングの正しい判断基準と、複数社のESが重なったときの優先順位、採用担当者が実際に見ているポイントまで解説します。
エントリーシートは「いつ出す」が正解?結論と提出目安
結論:提出開始から早めに、遅くとも締切5〜7日前
エントリーシートの提出は、募集開始からできるだけ早いタイミングで動き始め、遅くとも締切の5〜7日前には提出を終えるのが理想です。これは単なる目安ではなく、多くの企業が提出順に近い形でチェックを進める運用をしているためです。
「締切内であれば平等に扱われる」という建前と、「早いほうが有利」という実態は、実は矛盾していません。書類が届いた時点で受理される点は平等でも、その後の選考プロセスで先着順の要素が働く企業が一定数存在するというのが実情です。
提出時期の目安(インターン・早期選考・本選考別)
| 選考フェーズ | 提出の目安時期 | ポイント |
|---|---|---|
| サマー・秋冬インターン | 大学3年生の春〜秋 | 募集開始後、数日以内の提出が理想 |
| 早期選考 | 大学3年生の秋〜冬 | 外資系・ベンチャーは選考開始が早い |
| 本選考 | 大学4年生の3月〜5月がピーク | 締切5〜7日前を目標に準備を終える |
| 二次締切・追加募集 | 一次締切後に随時 | 枠が限られるため案内後は即対応 |
業界や企業によって選考開始時期は大きく異なります。募集要項が公開された時点で、自分が応募する企業群の締切を一覧化しておくと、後述する「重なったときの優先順位」で慌てずに済みます。
なぜ早く出すほうが有利なのか|採用担当者が見ている提出タイミング
エントリーシートの提出タイミングが評価に影響する理由は、選考の「仕組み」にあります。表面的なマナーの話ではなく、企業側の実務フローを知っておくと納得感が違います。
採用担当者はここを見ている
- 提出順にチェックする企業が多い:応募が集まるほど一人あたりの確認時間が短くなり、後半に届いたESほど審査が厳しくなりやすい
- 採用枠は選考期間中に埋まっていく:先着で特別選考ルートやリクルーター面談に案内する企業もあり、枠が残っているうちに届いたほうが機会が多い
- 初期の担当者はモチベーションが高い:選考終盤は確認件数がかさみ、良い内容でも読み飛ばされるリスクが上がる
つまり、締切そのものは全員に平等でも、締切までの「どこで出すか」によって見られ方が変わる仕組みが存在するということです。エントリーシートと履歴書の役割の違いを整理しておくと、どちらを先に仕上げるべきかも判断しやすくなります。

締切ギリギリで提出するとどうなるか|起こりやすいトラブルとNG例
締切当日の提出は「間に合えば問題ない」と思われがちですが、実際には見えにくいリスクが重なっています。良いタイミングとNGなタイミングを比較すると、避けるべき行動がはっきりします。
良い例文
締切の1週間前には一次原稿を書き上げ、一晩置いてから読み返して誤字や他社名の混入をチェックする。余裕があれば友人や大学のキャリアセンターに添削を依頼し、締切の2〜3日前には最終版を提出する。
NG例
締切当日の夜になって初めて本文を書き始め、見直しをせずそのまま提出する。志望動機を使い回した際に他社名を消し忘れるミスや、締切間際のアクセス集中による送信エラーも、当日提出者に集中して起こりやすいトラブルです。
証明写真の期限切れも見落としがちな点です。撮影から時間が経った写真を貼ったまま提出すると、履歴書と印象が食い違ってしまうことがあります。郵送で提出する場合は、封筒の選び方も採用担当者の印象に関わるので確認しておきましょう。

状況別|これって早い?遅い?よくある疑問への回答
複数社のESが同時期に重なったとき
複数社の締切が同じ週に集中する時期は、就活では珍しくありません。優先順位をつけるなら、締切が近い企業から着手し、志望度が高い企業ほど早めに仕上げて見直す時間を確保するのが基本です。
- 締切日が近い順にリスト化し、着手日を逆算して決める
- 設問が似ている企業はまとめて下書きし、企業ごとの言葉づかいに調整する
- 志望度が高い企業は最低でも提出2日前に仕上げ、見直しの時間を残す
会社説明会の前に出すべきか
説明会の内容をES作成に反映させたい気持ちは自然ですが、説明会の情報がないと書けない設問でない限り、待つ必要はありません。企業研究は募集要項や採用サイトでもある程度進められるため、説明会を待たずに準備を始めるほうが、結果的に締切前の余裕につながります。
二次締切・追加募集がある場合
一次締切に間に合わなかった場合でも、二次締切や追加募集を用意している企業があります。ただしこの段階は残り枠が少なく、選考基準も一次より厳しくなる傾向があるため、「二次があるから大丈夫」と後回しにする考え方はおすすめできません。案内が出たら即座に対応する姿勢が重要です。
設問への答え方に自信が持てない場合は、書き方そのものを見直すことで結果的に準備時間の短縮にもつながります。

エントリーシートを早めに仕上げるための準備術
早期提出を実現するには、書き始める前の準備段階でどれだけ動けるかが分かれ目になります。フォーマットや基本情報の入力を先に済ませておけば、募集開始後は設問への回答に集中できます。
新卒での就職活動では、企業指定のESとは別に履歴書の提出を求められる場合もあります。募集開始前に新卒用の履歴書テンプレートを用意しておくと、基本情報の記入に時間を取られず設問対策に時間を回せます。
公的機関の様式を指定される企業もあるため、迷ったときは厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを確認しておくと安心です。
まだ志望動機が固まっていない段階でも、先に他の項目を埋めておく方法があります。志望動機なしの履歴書テンプレートを使えば、志望動機だけを後から書き足す形で準備を前倒しできます。
早期提出のための準備リスト
- 証明写真を撮影しておく(提出時に3ヶ月以内のものが目安)
- ガクチカ・自己PRの下書きを企業別にアレンジできる形で用意する
- 提出方法(郵送・Web・メール)ごとの締切と所要日数を確認する
- 提出前に他社名が残っていないか、送信直前に必ず見直す
まとめ
- エントリーシートは提出開始から早めに動き、遅くとも締切5〜7日前の提出を目指す
- 提出順にチェックする企業が多く、早いほど選考基準が緩い段階で見てもらいやすい
- 締切当日の提出は送信エラーや他社名の消し忘れなどのミスが起きやすい
- 複数社が重なる場合は締切が近い企業から着手し、志望度が高い企業ほど早めに仕上げる
提出タイミングは、内容の質と並んで選考結果を左右する要素です。今日から逆算スケジュールを立てて、余裕を持った提出を目指しましょう。
エントリーシートの提出タイミングに関するよくある質問
- エントリーシートは締切当日の提出でも問題ありませんか?
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締切時間内であれば受理はされますが、提出順にチェックする企業では選考基準が厳しくなっている可能性があります。送信エラーのリスクも当日は高まるため、可能な限り締切5〜7日前の提出を目指してください。
- 早く出しすぎると準備不足に見られませんか?
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早さそのものが評価を下げることはありません。問題になるのは「早さを優先して内容の見直しを省略すること」です。書き上げてから一晩置いて読み返す時間を確保したうえで、早めに提出しましょう。
- 複数社のエントリーシートが同じ週に重なったらどうすればいいですか?
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締切日が近い企業から着手するのが基本です。設問が似ている企業はまとめて下書きし、企業ごとに言葉づかいを調整すると効率よく進められます。志望度が高い企業ほど早めに仕上げて見直す時間を残してください。
- 二次締切があるなら一次締切に間に合わなくても大丈夫ですか?
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二次締切は残り枠が少なく、選考基準も一次より厳しくなる傾向があります。「二次があるから大丈夫」と後回しにせず、一次締切を第一目標として準備を進めることをおすすめします。

