エントリーシートのボールペンは、黒の油性またはゲルインクで、太さ0.5〜0.7mmのものを選ぶのが正解です。カラーインクや消せるボールペンは正式書類にふさわしくないため避けます。この記事では、ペン選びの具体的な基準から、書き間違えたときの正しい対処法、採用担当者が実際にどこを見ているかまで解説します。
エントリーシートのボールペンは「黒の油性・ゲルインク」が正解【結論】
結論
エントリーシートに使うボールペンは、黒インク・油性またはゲルインク・太さ0.5〜0.7mmの3条件を満たすものを選べば間違いありません。黒は公式な書類として最も違和感がなく、油性・ゲルインクは裏写りやかすれが起きにくいためです。
青や赤などのカラーインクは、カジュアルな印象を与えてしまい、正式な提出書類には不向きとされています。迷ったときは、まず黒の油性・ゲルインクのボールペンを1本用意しておけば、ES以外の履歴書や封筒の記入にもそのまま使い回せます。
太さは0.5〜0.7mmが基準
太さの目安は、細字の0.3〜0.4mmから太字の1.0mmまで幅がありますが、ESの記入欄は限られたスペースに文字を収める必要があるため、0.5mmか0.7mmがもっとも扱いやすいとされています。
| 太さ | 向いている記入欄 | 特徴 |
|---|---|---|
| 0.3〜0.4mm | 写真横の小さな欄・注釈 | 細かい文字を収めやすいが、線が弱く見えることがある |
| 0.5〜0.7mm | ES本文・履歴書全般 | 読みやすさと書きやすさのバランスが良く、最も無難 |
| 1.0mm前後 | 封筒の宛名書き | 遠目でも読みやすいが、ES本文には太すぎることが多い |
場面別のペンの選び方(ES本文/封筒の宛名/添え状)
同じ黒の油性・ゲルインクでも、記入する場所によって最適な太さは少し変わります。
- ES本文:0.5〜0.7mmで、記入欄の枠内に収まる文字サイズを保つ
- 封筒の宛名:0.7〜1.0mmで、離れた場所からでも読める太さにする
- 添え状・送付状:ES本文と同じ0.5〜0.7mmで統一し、書類全体の印象を揃える
1本のペンで太さを使い分けるのが難しい場合は、ES本文用と封筒用でペンを分けても構いません。ただし、ES内で複数のペンを使い分けるのは避け、本文は同じペンで統一します。
履歴書全般でのペンの選び方や、書き損じが起きやすい箇所の考え方については、履歴書の手書き書き方|ペン選びと書き間違いの対処法を徹底解説でも詳しく取り上げています。

使ってはいけないボールペン3つのNG例
ペンの色や太さ以上に気をつけたいのが、種類そのものがNGなボールペンです。知らずに使ってしまうと、書き上げた後にすべて書き直しになるケースもあります。
消せるボールペン(フリクション等)はNG
NG例
フリクションボールペンで丁寧に書き上げたESを、摩擦熱や高温になる車内・郵便物の保管環境で放置し、文字が薄くなってしまうケースがあります。企業側がコピーを取って保管する際にも、熱や摩擦で文字が消えかけていると正式な記録として扱いにくくなります。
消せるボールペンは「書き直しができて便利」に見えますが、正式な提出書類ではこの特性がそのままリスクになります。下書きの段階でも、清書には必ず消せないタイプのペンを使ってください。
修正液・修正テープの使用はNG
NG例
誤字に気づき、修正テープで消してから書き直したESを提出する。修正の跡が残ること自体が「見直しをしていない」「書類作成に慣れていない」という印象につながります。
手書き書類は公的な記録として扱われるため、修正液・修正テープでの訂正は基本的に認められません。間違えた場合は、後述する「書き間違えたときの正しい対処法」に従って対応します。
インクがかすれる・薄いペンもNG
新品でも書き味を試していないペンや、長期間使っていない古いペンは、書いている途中でインクがかすれることがあります。提出直前に慌てて気づくと、そこだけ書き直しになりかねません。書き始める前に、別紙で数行試し書きをしておくと安心です。誤字そのものへの向き合い方は、履歴書の誤字は落ちる?採用担当者の本音と提出前後の正しい対処法を徹底解説も参考になります。

太さ・インクの種類を比較して選ぶ
ボールペンのインクには油性・水性・ゲルインクの3タイプがあり、それぞれ書き味や耐水性が異なります。
| インクの種類 | 特徴 | ESへの向き不向き |
|---|---|---|
| 油性インク | 耐水性が高く裏写りしにくい。筆圧が必要でかすれやすい面もある | 向いている(定番) |
| ゲルインク | なめらかな書き味で、少ない筆圧でもくっきり書ける | 向いている(読みやすさ重視ならおすすめ) |
| 水性インク | 書き味は軽いが、水濡れや汗でにじみやすい | 避けた方が無難 |
用途別おすすめ太さ早見表
先ほどの太さの目安を、実際によく使われる書類別に整理すると次のとおりです。
- ES・履歴書本文:0.5〜0.7mm(油性またはゲルインク)
- 封筒の宛名:0.7〜1.0mm(油性)
- 注釈・小さい記入欄:0.3〜0.4mm(ゲルインク)
迷ったときは、0.5mmまたは0.7mmの黒ボールペンを1本持っておけば、ほとんどの記入欄に対応できます。書き味に不安がある場合は、事前に同じ紙質の用紙で試し書きをしておくと失敗を防げます。
封筒・送り状もボールペンで書いていい?
結論として、封筒の宛名や添え状も同じ黒の油性ボールペンで問題ありません。ただし、宛名は郵便物として扱われるため、ES本文よりもやや太めの0.7〜1.0mmを使うと視認性が高まります。
封筒の書き方や添え状の様式まで気を配れているかどうかも、書類全体の印象を左右するポイントです。テンプレートを使うと、記入欄の位置や項目の抜け漏れを防ぎやすくなります。新卒での応募であれば新卒用の履歴書テンプレート、より公式な書式が求められる場面ではJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、記入欄のバランスに悩まずに済みます。
企業から様式の指定がない場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選んでおくと、どの業界に提出しても違和感のない書式に仕上がります。
書き間違えたときの正しい対処法
訂正印はNG、一から書き直すのが鉄則
履歴書の記入欄で使われる「二重線+訂正印」による訂正は、ESでは基本的に使いません。ESは1文字の誤字であっても、その欄全体を新しい用紙に書き直すのが原則です。
良い対処法
- 記入前に鉛筆やシャープペンで下書きをし、内容を確定させてから清書する
- ESの用紙は予備を含めて複数枚用意しておき、間違えたら新しい用紙に書き直す
- 手書き前に、パソコンやメモで文章を確定させ、文字数を数えておく
NG例
下書きをせずいきなり清書を始め、途中で誤字に気づいて修正液で消して書き直す。用紙を1枚しか用意していなかったため、そのまま提出してしまう。
ES以外の履歴書全般での訂正の考え方や、二重線・訂正印の使い分けについては、履歴書の二重線訂正はOK?訂正印の使い方と書き直しの基準を徹底解説で詳しく解説しています。

採用担当者はボールペン選びのどこを見ているのか
ボールペンの銘柄そのものを採用担当者が気にすることはほとんどありません。見られているのは、ペン選びの結果として書類に表れる「準備の丁寧さ」です。
採用担当者はここを見ている
- 文字の大きさが記入欄の中で揃っているか(不揃いだと計画性のなさが伝わりやすい)
- 正式な書類として扱えるペンで書かれているか(消せるペンでの記入は避けているか)
- 下書きをした形跡があるか(一発書きで空白や消し跡が目立たないか)
つまり、ペン選びそのものよりも「なぜそのペンを選んだのか」という判断プロセスの方が、結果的に文字の丁寧さとして表れます。黒の油性・ゲルインクで太さ0.5〜0.7mmという基準は、この「揃った読みやすい文字」を実現しやすくするための目安と考えると納得しやすいはずです。
字の上手さよりも、段落や記入欄ごとに文字サイズが揃っているかどうかの方が、第一印象に大きく影響します。書き始める前の下書きの段階で、1行あたりの文字数を決めておくと、清書の際に文字サイズがぶれにくくなります。
まとめ
- エントリーシートのボールペンは黒の油性・ゲルインク、太さ0.5〜0.7mmが基本
- 消せるボールペンと修正液・修正テープの使用はNG
- 書き間違えたら訂正印ではなく、下書きを準備した上で用紙ごと書き直す
- 採用担当者が見ているのは、ペン選びの結果としての文字サイズの均一さと準備の丁寧さ
ペン1本の選び方から書き直しの手順まで整えておけば、ES記入で焦って手が止まることはなくなります。
- エントリーシートのボールペンは何色を使えばいいですか?
-
黒一色を使います。青や赤などのカラーインクはカジュアルな印象を与えるため、正式な提出書類には使いません。黒の油性またはゲルインクを選べば間違いありません。
- エントリーシートに消せるボールペンを使ってもいいですか?
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使用は避けてください。熱や摩擦で文字が消えてしまう性質があり、企業がコピーを取って保管する際に記録として扱いにくくなります。清書には必ず消せないタイプのペンを使います。
- ボールペンの太さはどれくらいがおすすめですか?
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ES本文は0.5〜0.7mmが基準です。封筒の宛名など離れた場所から読む箇所は0.7〜1.0mmとやや太めにすると視認性が高まります。
- 書いている途中で間違えたときはどうすればいいですか?
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修正液や修正テープは使わず、新しい用紙に書き直します。事前に鉛筆で下書きをし、内容を確定させてから清書すると、書き直しの回数を減らせます。

