性格を短所として書くときは、そのまま並べるのではなく長所の裏返し+改善策の形にするのが基本です。心配性や優柔不断など性格タイプ別の言い換え例文と、採用担当者が短所欄で本当に見ているポイントを解説します。長所と矛盾しない書き方も具体的に紹介します。
性格の短所の書き方と例文
結論:長所の裏返し+改善策の型で書く
性格を短所として伝えるときの基本形は、「性格の傾向」→「それによって起こりやすいこと」→「現在取り組んでいる対策」の3段構成です。単に「心配性です」で終わらせず、その性格がどう仕事に影響するか、そしてどう向き合っているかまで書くことで、自己理解の深さが伝わります。
性格そのものを否定する必要はありません。多くの性格は見方を変えれば長所にもなります。短所欄では、その性格の弱い側面と、弱さを補うための具体的な行動をセットで書くことが評価につながります。
【性格タイプ別】短所の例文
心配性の場合
良い例文
私の短所は心配性なところです。物事を進める際に想定外のトラブルまで考えすぎてしまい、判断に時間がかかることがあります。そこで懸念点をリストにして優先順位をつけるようにし、考えすぎて手が止まらないよう工夫しています。
NG例
私の短所は心配性なところです。いつも不安になってしまいます。改善のための行動が一切書かれていないため、不安を抱えたまま業務に支障が出る人物という印象を与えかねません。
優柔不断の場合
良い例文
私の短所は優柔不断なところです。複数の選択肢がある場面で、それぞれの利点を考えすぎて決断が遅れることがあります。現在は判断基準をあらかじめ決めておくことで、迷う時間を減らすよう意識しています。
NG例
私の短所は優柔不断なところです。人に決めてもらうことが多いです。他責に見える表現になっており、自分で改善しようとする姿勢が伝わりません。
採用担当者はここを見ている
- 性格の弱い側面を自分の言葉で正しく認識できているか
- 短所を放置せず、日常的に工夫や対策を続けているか
- 短所を語る際に他人や環境のせいにしていないか
長所と短所を矛盾させない書き方
長所と短所は、同じ性格の別の側面として書くと一貫性が生まれます。たとえば長所を「慎重に物事を進められる」とした場合、短所は「慎重になりすぎて判断が遅れることがある」とすると、両方が同じ性格から来ていると伝わります。
反対に、長所で「行動力がある」と書きながら短所で「消極的になりがち」と書くと、読み手はどちらが本当の自分なのか判断できなくなります。長所を先に決めてから、その裏返しとして短所を考えると矛盾を防ぎやすくなります。
採用担当者が短所欄で本当に見ているポイント
短所を尋ねる目的は、応募者の弱点を探すことではなく、自分の課題をどれだけ客観的に把握し、改善に向けて行動できる人物かを確認することにあります。短所の内容そのものより、短所とどう向き合っているかという姿勢が評価を分けます。
採用担当者はここを見ている
- 自己認知の深さ:自分の性格の弱い側面を具体的に説明できているか
- 改善への行動:短所に対して現在どのような工夫をしているか
- 業務への影響度:応募する仕事の中核業務に致命的な支障が出ない内容か
NG例
- 「特にありません」と書き、自己分析を放棄しているように見える
- 「遅刻が多い」「協調性がない」など、業務遂行に直結する致命的な短所をそのまま書く
- 応募先の長所と正反対の短所を書き、志望度の低さを疑われる
特に「特にありません」という回答は、短所を書かない選択自体がマイナス評価につながりやすい表現です。多少ネガティブに見えても、具体的な性格と対策を示すほうが、自己理解の高さとして伝わります。
性格タイプ別 短所の言い換え早見表
自分の性格に近いタイプを見つけたら、そのまま使うのではなく、応募先の業務内容に合わせて言葉を調整してください。
| 性格タイプ | そのまま書くと弱く見える表現 | 好印象になる言い換え |
|---|---|---|
| 心配性 | いつも不安になる | 慎重に確認を重ねる分、判断に時間がかかることがある |
| 優柔不断 | なかなか決められない | 複数の選択肢を検討しすぎて結論を出すまでに時間がかかる |
| マイペース | 周りに合わせられない | 自分のペースを保つ分、急な方針転換への対応に時間がかかる |
| こだわりが強い | 融通が利かない | 細部にこだわる分、作業のスピードより正確さを優先しがち |
| 人見知り | 人と話すのが苦手 | 初対面では慎重になる分、関係を築いた相手には深く向き合える |
言い換え自体は完成形ではなく出発点です。採用担当者は言い換えの上手さより、エピソードの具体性を見ています。自分が実際に経験した場面や、現在取り組んでいる対策を1〜2文加えることで、テンプレートの言葉ではなく自分自身の説明として伝わります。
性格から短所が思いつかないときの見つけ方3ステップ
自己分析の3ステップ
- ステップ1:長所を先に書き出す 自分の長所を1〜3個挙げ、それぞれがどんな場面で発揮されるかを具体的に思い出す
- ステップ2:長所の裏側を考える その長所が行き過ぎたとき、周囲からどう見られるかを想像する
- ステップ3:過去の指摘を思い出す 友人や上司から言われた指摘、失敗した経験の中にある共通点を探す
この3ステップで見つかった短所は、自分の実体験に基づいているため、面接で深掘りされても答えに詰まりにくいという利点があります。採用担当者は、深掘り質問への一貫した回答があるかどうかも見ています。言い換え早見表はあくまで表現を整えるための参考として使ってください。
職種によって短所の伝え方を変えるコツ
同じ短所でも、応募先の職種によって受け取られ方が変わります。営業・接客職で「慎重すぎる」と伝えると判断の遅さを不安視されやすい一方、経理・事務職では正確さの裏付けとして好意的に受け取られる傾向があります。
- 営業・接客職:判断のスピードに関わる短所は、対策とセットで簡潔に伝える
- 事務・経理職:慎重さやこだわりの強さは、正確な作業につながる側面として伝えやすい
- エンジニア・専門職:コミュニケーション面の短所は、成果物や作業手順で信頼を補っている点を添える
転職活動中の方は転職用の履歴書テンプレート、新卒の方は新卒用の履歴書テンプレートを使うと、性格欄・短所欄のフォーマットに迷わず記入を進められます。
アルバイトの応募にはアルバイト用の履歴書テンプレート、様式に迷ったときは厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと安心です。
まとめ
- 性格を短所にするときは「性格の傾向→影響→対策」の3段構成で書く
- 長所と短所は同じ性格の裏表として書くと矛盾が生まれない
- 短所が思いつかないときは長所の裏側や過去の指摘から探す
性格タイプ別の言い換えはあくまで表現の参考です。自分の経験と対策を添えて、自分の言葉で短所を伝えてください。
性格の短所に関するよくある質問
- 性格を短所として書くとき、正直に書いても大丈夫ですか?
-
仕事の遂行に致命的な支障が出るレベルの短所でなければ、正直に書いて問題ありません。ただし言葉選びと改善策の有無で印象は大きく変わるため、長所の裏返しとして表現し、現在の対策を添えることが大切です。
- 短所が思いつかない場合はどうすればいいですか?
-
周囲から言われたことのある指摘や、過去の失敗で感じた自分の傾向を振り返ると見つかりやすくなります。長所を先に書き出し、その裏側にある注意点を考える方法も有効です。
- 性格欄と自己PR欄で短所を書き分ける必要はありますか?
-
性格欄では簡潔な特徴の記載が求められるのに対し、自己PR欄ではエピソードを添えた具体的な説明が求められます。同じ短所を扱う場合でも、欄の目的に合わせて情報量を調整してください。
あわせて読みたい




